こんにちは!
お元気ですか?
先日、映画『グッバイ、ドン・グリーズ』を見ました。大好きなアニメ『宇宙よりも遠い場所』のスタッフ陣が作った作品でとても良かったです!!!最っっ高のロードムービーで友達って良いなぁと奇跡って良いなぁと!
さて、今回は映画です。アニメ同様、忙しくてなかなか映画を見れず…。いや、ちょっと違いますね。映画とかドラマとか配信で色々と見てはいました。ただ2021年公開の新作映画はほぼ手を付けられず……。映画館に足を運ばなくなったし、レンタルビデオ屋にも行かなくなりましたね……。
ということで、数は少ないしジャンルもだいぶ偏ってはいますが、2021年に見た新作映画の感想まとめです!!
2021年に見た新作映画は22作品でした。
劇場で見た作品と、配信で見た作品を合わせた数です。もうちょっと見ていそうな気もしますがたぶんこれで全部。
やっぱりアニメ優先になってます。自分が好きというのもあるし、アニメ好きの友達と一緒に映画館に足を運んだ作品も結構あるのでその傾向は当然ですね。
世間的にもアニメ映画が強かったですね~~。年初に公開された『シン・エヴァ』は興行収入100億円を突破して、2021年の興行収入No.1になりました。かと思ったら、年末の『呪術廻戦0』があれよあれよと勢いを伸ばして、22年2月には100億円突破しました。ちなみに、21年の興行収入はエヴァ、コナン、竜とそばかすの姫、と上位3位がアニメ作品だったようです。
あとは配信サービスオリジナル作品が大奮闘でしたね。私はNetflixユーザーなのでネトフリオリジナルを何本も見ましたが、どれもクオリティ高くて本当にすごい……。『ドント・ルック・アップ』とか超面白かったです!
鑑賞した映画
- 映画大好きポンポさん
- 劇場版 呪術廻戦 0
- シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
- 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
- JUNK HEAD
- ドント・ルック・アップ
- ノマドランド
- サイダーのように言葉が湧き上がる
- THE GUILTY/ギルティ
- ARIA The CREPUSCOLO
- レッド・ノーティス
- シドニアの騎士 あいつむぐほし
- Fate/Grand Order -終局特異点 冠位時間神殿ソロモン-
- フリー・ガイ
- パワー・オブ・ザ・ドッグ
- マトリックス レザレクションズ
- 騙し絵の牙
- キングスマン:ファースト・エージェント
- Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編 Paladin; Agateram
- ワイルド・スピード/ジェットブレイク
- ブラック・ウィドウ
- ジャングル・クルーズ
- ゴジラvsコング
- プラットフォーム
- シャン・チー/テン・リングスの伝説
- 竜とそばかすの姫
- エターナルズ
1位 映画大好きポンポさん
幸福は創造の敵――
敏腕映画プロデューサー・ポンポさんの下で製作アシスタントをしている映画オタクのジーンが、初めて監督としてメガホン手に映画を撮っていく。
原作は映画マンガとして有名な同名作。めちゃくちゃ面白かった! 映画が持つ「ワクワク」「興奮」「緊張」「感動」といった魅力が90分にギュッと詰まった傑作でした!!! 登場人物たち皆んなが“映画や演技を愛する人”だったからこそ、熱意みたいなのがビンビンで最高でした!!!
引っ込み思案なジーンが初監督として試行錯誤を続けて「最高の1本」を追求する姿は最高に格好良かったし、主演女優に抜擢された新人のナタリーが成長していく姿も応援したし、ベテラン俳優マーティンとの掛け合いも見事過ぎる…!!! 「良いシーン」を求める姿勢が超良かった! そして終盤では親友の大活躍にもう感動の涙……。
アニメーションとしても見事だったし、劇中で実際の映画作品を取り上げるなど、映画ファンでもなくても楽しめる傑作でした!!!
劇場アニメ『映画大好きポンポさん』本予告
2位 劇場版 呪術廻戦 0
これは、呪術廻戦の原点の物語であり、“愛と呪いの物語”
幼なじみの少女を亡くしたことで絶望の淵にいた乙骨憂太は、呪術師・五条悟の推薦で呪術高専に入学。時を同じくして、呪詛師・夏油が「百鬼夜行」の実行を宣言。一般人の大量虐殺を防ぐ戦いが幕を開ける。
大人気を博したTVシリーズの前日譚。そして、傑作。あまりにも素晴らしい物語で、終盤は衝撃とともに切なく感動的で泣きそうだった……。この映画は、芥見下々先生が本編連載前に執筆した短編を映画化したもの。この世界観と物語を、本編前に構築していたとか天才過ぎる。マジで凄すぎ、驚き。
物語は2つのストーリーが絡まり合います。1つ目は、シンジくん乙骨憂太の成長に焦点を当てたパート。好きな人の死を前に、生きることを諦めた彼が心も力も強くなる姿が素晴らしかった。ラストも最高だった…。
2つ目は百鬼夜行の阻止。五条悟をはじめとした呪術師たちが大量の呪霊と戦う様子は格好良すぎて言葉が出ない! まさに劇場版クオリティ!!! 戦闘シーンが良きだった!
『劇場版 呪術廻戦 0』予告
3位 シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
さらば、全てのエヴァンゲリオン。
『エヴァンゲリオン』の完結。
あまりにもエヴァだった。そして、まさに“現代の神話”がこれで終幕なのだから凄いわけがない。
劇場アニメーションとしてこれ以上ないくらいのクオリティ。瞬きすら惜しいアニメーション、震える程格好良い劇伴、超絶に美麗な背景、溜息つくほど美しい世界観やメカ類のデザイン、なんかよく分からないけど超好きな画面構成や構図、声優さんの迫真の演技、どこまでも深く広く壮大な物語。傑作ですよ。
正直なところ『シン・エヴァ』に関しては物語は表層部分しか理解できていないと思います。でもシンジたちの歩みを終えたし、最後まで見届けられたし。エヴァ特有の専門用語を浴びるほど聞けたし、深すぎる世界観を覗けたし。思い残すことはないです。
ネタバレは避けますが、個人的には全編を通して最も好きだったのはた「冒頭12分10秒10コマ」でした。VILLE一行が、赤く染まったパリの復元作戦に取り組むパート。私が思う“エヴァの格好いいところ”が全部詰まっているんですよね~。リツコたち作業員がPCを叩き、エヴァが活躍して、使徒っぽい敵を倒して、赤かったパリが元の色に戻る――最高じゃないですか。鷺巣詩郎さんのBGMも超絶格好良くて。最高のシーンですよ。(サントラの1~3曲目が冒頭シーンの劇伴)
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』本予告
4位 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
スペクターとの戦いに決着を付けて引退生活を送っていたボンドが、再び前線に呼び出される。イタリア、キューバ、ノルウェー、日本を舞台に世界の危機を救うために大立ち回りを演じる。
ダニエル・クレイグがボンド役から降りる引退作品。有終の美を飾ったと思う。最後、胸いっぱいで涙が出るほど良いラストだった。もっと“ボンドらしい”エンディングもあっただろうけど、クレイグ演じるボンドにはピッタリだったと思う。
映画のストーリーは個人的には微妙。ただアクションが本当に最高だった! 殴ってカーチェイスして銃撃戦をかまして爆発して…と。特にキューバでの戦いが最高すぎた! 美女エージェントとの連携や鮮やかな銃捌きを見れて感無量よ……。
ラミ・マレックの無慈悲な悪役っぷりも素晴らしかった……。悪の組織の秘密基地が芸術的すぎて惚れ惚れよ(笑)
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』予告
5位 JUNK HEAD
人工生命体マリガンが支配する地下世界の調査に降り立った調査員が、マリガンとの交流や凶暴種との戦闘をしていく冒険活劇。
映画はストップモーションアニメ。脚本や撮影などすべて一人で約7年間かけて作った超大作。そして、めちゃくちゃ面白い!
地下調査というシンプルな構成ながらすごく深くて面白い! 物語自体に引き込まれる魅力があるし、先の展開が気になって引き込まれました。めちゃくちゃ素晴らしい脚本です!
そして何と言っても作り込みがすごい! 配管や機械部品だらけの地下世界を全てミニチュアで作り上げた根気が凄すぎますって……。マリガンとの会話は終始未知の言語で、それ故に身振り手振りが面白い。コミカルなのに緊張感ある展開もすごいし、マリガンとの戦闘シーンは緊迫感が溢れ出ていて最高! ストップモーションでここまでの作品を作り上げるとかすごすぎです……。
B級っぽいけど、どんな人でも楽しめる傑作です! 特にSF作品が好きな人、『BLAM!』とか『エイリアン』とかが好きな人はハマるはず!
映画『JUNK HEAD』予告編
6位 ドント・ルック・アップ
実話に基づくかもしれない物語
地球に衝突する巨大な彗星を発見した科学者は、危機を米大統領に報告。遅々として進まない対策にしびれを切らし、ネットで暴露、ワイドショーに出演、抗議デモ……あらゆる手を尽くすが――人類の命運やいかに。
めちゃくちゃ面白かった! ドキュメンタリーであり、風刺映画であり、ディザスター映画であり、ブラックコメディでもある。この作品を一言で表すのは難しいし、ジャンル分けせず純白の状態でまず見てほしい。
彗星が迫る危機感にハラハラして、でも無能な大統領の対応に笑うしかないし、主人公たちの必死の活動には手に汗握り、最後はもう最高だった!!!(笑)
さすがNetflix。出演陣が豪華過ぎる。主人公の科学者を演じるのはレオナルド・ディカプリオとジェニファー・ローレンス。大統領役はメリル・ストリープ、補佐官はジョナ・ヒル。アリアナ・グランデも堂々と登場。凄すぎ。
監督はアダム・マッケイ。彼の作品は大好きなのよ……。本作もドハマリでした!!
『ドント・ルック・アップ』予告編
7位 ノマドランド
企業の倒産によって住宅を手放すことを余儀なくされ、ノマド(遊牧民)になった高齢労働者たちの交流を描く。
心に染み入るような素晴らしい作品だった! フランシス・マクドーマンド演じる主人公がキャンピングカーを家代わりに各地を放浪しながら、同じノマドワーカーたちと交流をしていく。日雇労働の大変さや車の故障など困難なことは多けれど、皆んな悲壮感漂っておらず、“自分の人生”を誇りを持って日々過ごしていた。コミュニティでは笑い声も生まれるし、身の上話を聞いてくれる人もいる。必ずしも否定すべきものではないのかもなって。これを「自由」と呼べるのか分からないけど、本人たちはとても幸せそうに見えた。
各地を巡る中、その映像もとても良かった。ポスターにもなっている夕暮れの荒野が綺麗だったし、昼も夜も良かった。Amazon.comの倉庫で働くシーンすら良かった……。あと、劇伴がとても良かった!とても好き。
この映画を見ると、人生の選択肢って本当に色々とあるというか、家を持って暮らすことだけが幸せの形ではないと思わせられる。
『ノマドランド』予告編
8位 サイダーのように言葉が湧き上がる
17回目の夏、君と会う⸺。
タイトルがとても好きな作品。
公式サイトのあらすじ紹介が素敵でした。
人とのコミュニケーションが苦手な俳句少年と、コンプレックスを隠すマスク少女。
何の変哲もない郊外のショッピングモールを舞台に出逢ったふたりが、言葉と音楽で距離を縮めていく、ボーイ・ミーツ・ガールStory。
舞台は何の変哲もない郊外の田舎町。目立たないような2人がひょんなことから出会って、夏、色々なことを体験していく。田んぼの青い稲など季節の風景や、主人公たちの日常などがとても瑞々しくて素晴らしかった! 青春の時間って感じ。
映像も良かったなぁ~! アニメーションは柔らかくて優しかったし、背景美術がとても好き! 永井博と江口拓也を足して二で割ったような……こういう画風の呼び方を知らないんですけど、とても良い感じでした!
物語の展開も緩急合ってよかったし、最後には背中を押すような強さもあって。イシグロキョウヘイ監督好き!
映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』予告映像
9位 THE GUILTY/ギルティ
ある日、911への通報を受け取った警官の主人公。通報者が誘拐されそうになっていると判断したオペレーターの彼は、電話1本で被害者を救おうと奔走する。
凄すぎるサスペンス映画。映像として観客が見れるのはオペレーターが電話を通して行うやり取りだけ。電話向こうの様子は会話から補うしかなく、そのことが一層緊迫感を高めます。めちゃくちゃ緊張した……。
そして、主演の怪演が凄すぎ。大好きな俳優ジェイク・ギレンホールはやっぱり凄いわ。こういう人間の本性みたいなのをむき出しにして緊迫感を煽るような芝居で見せつけられる彼の演技力が恐ろしすぎる。見事でした。
Netflix映画なので基本的には家で見ることになると思う。けど、スマホ見ながらとかムリ。あまりに緊迫しすぎて展開が気になって、通報者との会話に耳をそばだててしまいます。被害者の顔が見えないのは、配信映画に合っているのかも。
『THE GUILTY/ギルティ』予告編 – Netflix
10位 ARIA The CREPUSCOLO
あなたの笑顔に、また会える。
『ARIA』の劇場アニメ3部作「蒼のカーテンコール」の2作目。主人公は「オレンジぷらねっと」の3人。忙しくてなかなか会う機会がないアテナさんとアリスちゃん。そんな2人のためにアーニャちゃんが頑張ってみる、そんなお話。
3人とも自分に厳しくて人一倍頑張り屋で、不器用だけど真剣に悩みに向き合って、ゆっくりと前に進んでいく。そんな姿は感動を誘われます。3人とも歌が上手いから、いいところでカンツォーネを謳うから余計に涙です……。
大好きな作品。アテナ先輩の言葉が大好きです。
ねえ、アリスちゃん。もしかして大人になるのはつまらないって思ってる? それって、とってももったいないわよ。確かに子供の頃は楽しいことが向こうからどんどんやってくるわ。でもねいつもいっぱいいっぱい。
でも、大人になればそれまで見えなかった素敵な世界に気付くことができる。いつも、いつでも、いつまでも。どこでも、どんなことでも、どこまでも。自分の心ひとつで自由自在の変幻自在で楽しめるのよ。
……素敵な大人になれば いつもただ待っているだけじゃない。魔法をかけて魔女のベファーナ自身にだってなれるのよ
アテナ先輩
あ
サイト
『ARIA The CREPUSCOLO』本予告映像
11位 レッド・ノーティス
国際指名手配犯の美術品泥棒を追い詰めるFBIプロファイラー。そこに現れたお尋ね者を出し抜くべく、敵対する2人が手を組むことに。“お宝”争奪レースの結末やいかに。
ライアン・レイノルズ、ドウェイン・ジョンソン、ガル・ガドットの3人が主演の豪華な映画! お調子者、脳筋、美女というそれぞれの特長が最大限に生きた映画で皆んなキラキラ輝いていた!!
物語は、お宝争奪レース。諜報合戦に探り合いにアクションにと盛り沢山で見どころ満載で飽きずに楽しめました! テンポが素晴らしいし、レイノルズとロック様のギャグも軽快でノリノリで最高! ラストの結末もなるほどなと笑えるもので良い映画! 超面白かった!
『レッド・ノーティス』予告編 – Netflix
12位 シドニアの騎士 あいつむぐほし
身長差15メートルの恋
ガウナとの戦いを続けるシドニア。人類の存亡をかけてガウナ殲滅へと最終決戦に挑む人類を描く。同時に語られるのは、長道とつむぎの愛の物語。
戦闘は凄まじい。これまでTVシリーズで描かれてきた対ベニスズメ戦やレム恒星系第九惑星での戦闘も激しかったものの、本作で描かれるシュガフ船との戦いは桁違い。シドニア側の被害も甚大で、訓練生たちが次々と撃墜され、シドニア本体にも攻撃が及ぶ姿は悲惨だし辛いし……。最終決戦に相応しい激しさでした。
そして、つむぎとの愛の物語。この異形なもの同士の恋愛がとても美しくて、素晴らしかった。戦争×恋愛ってお涙頂戴になりがちだけど、そうではなくて、長道とつむぎ2人だけの愛情みたいな強い意志がきちんとあって素晴らしかった!
バトルシーンを含めてCGでのアニメーションはクオリティが格段に上がっているし、最高だった!
シドニアの騎士 あいつむぐほし』劇場アニメーション映画 特報
13位 Fate/Grand Order -終局特異点 冠位時間神殿ソロモン-
未来を取り戻す――その、終局の戦い。
敵は、魔術王ソロモン――焼却された人類史を取り戻して未来を救うため戦ってきたカルデアが挑む終局特異点。『Fate/Grand Order』第一部の最終章の劇場アニメ。
いや~色々と凄かった! まずもって物語ですよ。人理焼却を遂げてきた“ソロモン”の真意をようやく拝むことができたわけですから。FGO未プレイの私としてはやはり戦いの帰結がめちゃくちゃ気になっていたので。「えぇあのキャラって実は!?」「えぇそんな前から……」「えぇお前マジかよ」と驚くことばかり(笑) そして藤丸くんの熱すぎる思いが本当に強かった……。彼の台詞は全部心がこもっていて素晴らしいと思う!
そして最終決戦だけに、バトルも凄かった! マシュを含めて藤丸くんが使役するサーヴァントに加えて、これまで登場したサーヴァントたちが一堂に会して魔神柱と戦うシーンはすごかった!
個人的にはFGOアニメだと『バビロニア』の内容が濃かったかなぁと。次点で『キャメロット』、次いで『ソロモン』という感じでした。
アニメ『Fate/Grand Order -終局特異点 冠位時間神殿ソロモン-』
14位 フリー・ガイ
舞台はフリーシティー。銀行強盗や銃撃戦が日常的に繰り広げられる街で、平凡な銀行員の主人公が街を救うため立ち上がる――実は、ここはゲームの世界。モブキャラの主人公が大活躍する痛快ムービー!
自分がゲームのキャラとは知らずに毎日の生活を送っている主人公が、突然目覚めて街にはびこる悪役=ゲームプレイヤーを退治していく。『レゴ・ムービー』に通じるものがある愉快で痛快で楽しいアクション映画!
見せ方がまたうまかった! 突如自我を持ったNPCを、世界中の人がYouTube配信で応援する流れとか最高だし、“ゲームっぽい”カクついた動作とかCG風の映像を挟むとかこだわりが凄かった。
あとはやっぱり、ライアン・レイノルズのキャラクターよね。デッド・プールで築き上げたおちゃらけキャラがすごく生きている!!!
映画『フリー・ガイ』本予告
15位 パワー・オブ・ザ・ドッグ
アメリカ西部の牧場が舞台。乱暴で厳しい牧場主ベネディクト・カンバーバッチと、温厚な弟ジェシー・プレモンスを主人公にした人間ドラマ。
とにかくカンバーバッチが格好良すぎる作品。凄すぎ。荒く髭を伸ばして汚れた服にカウボーイハットをかぶる姿が似合いすぎている! “ちょっと常人とは違う”ような役を演じるのが得意なのかもしれない。
物語は、荒くれ者のカウボーイたちの日常を描くって感じ。砂埃が舞う中で荒々しく生きるカンバーバッチが出会った、ひ弱な少年との交流が色々と凄い。本当に、色々と。
直接的に描かれてはいないけど、きちんとシーンを見ているとかなり深いというか、人間ドラマが濃いというか、濃密。ちょっと『ミッドサマー』っぽい感じも(オカルト的という意味ではない)。
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』予告編 – Netflix
16位 マトリックス レザレクションズ
機械との戦いで死亡したネオは、アンダーソンとして蘇生させられてマトリックスの中で生きていた。ある時、赤いピルを差し出された彼は、再び現実世界への帰還を決め、再度機械と戦うことになる。
『マトリックス』前作から約20年、シリーズの正統な続編。かなり楽しみにしていたものの、悪くはなかったけどう~ん……という感じ。
「マトリックスが実はゲームだった」という驚きの設定で始まる物語はかなり面白かった! 現代的なゲームやメタバースの流れを考えれば上手く時流に乗った展開だと思う。
けど、また機械と戦う流れはどうなのかな~と。過去3作では人間の存続を懸けた大義名分があったものの、今回はなんか私的な内容で正直ガッカリした部分も……。
バトルも過去作みたいにキレッキレな印象はなくて、むしろ「平凡なキアヌ・リーブス」というレア物を見れたような(笑)
映画『マトリックス レザレクションズ』本予告
17位 騙し絵の牙
逆風吹き荒れる出版業界で廃刊の危機に立たされた雑誌の編集長が、敏腕ぶりを発揮して逆転を掴み取る――かのように展開する騙し合いムービー。
原作小説が大泉洋を当て書きしたとあって、すごくピッタリだったというか、生き生きしていた(笑) 敏腕編集長っぷりが板に付いていたし、他人を出し抜く手腕も華麗だった!
物語が面白かった! というか最終的な結末がどうなるのかだけがとにかく気になって見てしまった……。こうう騙し合いバトルは腹のさぐりあいが面白いもので、大手出版社内での権力闘争も絡まって緊張感あって良かったです!! 最終的な結末は確かに予想外というか「そんな落とし所にするのか」と腑に落ちたというか納得というかしてやられたというか!
映画『騙し絵の牙』【予告編】
18位 キングスマン:ファースト・エージェント
英国のスパイ組織「キングスマン」の誕生を描く映画。第一次世界大戦が勃発する中、世界大戦を止めようと立ち上がった英国貴族が主人公!
これまでにも様々な過激アクションとそれを映画にする映像力で魅了されてきた『キングスマン』シリーズ。今回はその誕生ということで期待していたけど、個人的にはイマイチだったなぁと。そもそもスパイ映画というより戦争映画。地道な諜報活動や戦況報告がメインで、過去シリーズみたいに戦いメインじゃなかったのが期待外れでした……。
凄かったのは、歴史上の登場人物が本人そっくりだったこと! ラスプーチンやチャーチルなどあまりに似すぎていて笑いました(笑) この辺はやっぱりこだわっている映画なのだなぁと。
『キングスマン:ファースト・エージェント』本予告編
19位 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編 Paladin; Agateram
そして、この旅の終わりを知る
『FGO 6章』の劇場アニメ後編。
エルサレムを舞台に、円卓の騎士、山の民、太陽王それぞれが三つ巴で睨み合う中、カルデア一行も戦いに身を投じる。
とにかくバトルが凄かった! 正直、前編は世界観説明に終始していたからバトルがあまりなかったのよね……。後編は円卓の騎士を中心に、数々のサーヴァントが戦闘を繰り広げてくれたから見応え抜群で最高だった!! 宝具も打ち放題でまさに劇場版クオリティ!
物語の核は、ベディヴィエールと獅子王アーサーの関係性というか禍根にどう落とし所を付けるか。アーサー王の最後を看取ったベディヴィエールの“思い”みたいなのがきちんと物語に反映されていたのはとても良かった!
Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編
20位 ワイルド・スピード/ジェットブレイク
今回の“ファミリー”の敵は、ドミニクの弟。世界を滅ぼす力を持つ最新兵器を巡る争奪戦レース!
なんかもう本当に頭の悪い映画で最高すぎるwww 「実は弟がいた」「実はあのキャラが生きていた」なんて後付け設定にもほどがあるのに、そんなの気にならなくなるくらいぶっ飛んだアクションを見せてくれるから最高! 物語がめちゃくちゃでも成立するのは『ワイスピ』くらいよww
アクションも作品が出る度に大掛かりになって最高w 戦車とも潜水艦とも戦って、さらにその上を超えてくるんだから……。もはやニトロの加速とか当たり前になっちゃったもんな……。
今回のラストは微妙というかやり過ぎな気もするけど、なんとかなってるから凄いw この次の作品で何を仕掛けてくるかがすでに楽しみ!
『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』|本予告
21位 ブラック・ウィドウ
アベンジャーズの一員、冷徹な女暗殺者「ブラック・ウィドウ」が主役の本作。スパイ組織「レッドルーム」の陰謀阻止に対する戦いを軸に、彼女の過去や家族の話を描く。
ヒーローアクション映画というよりは、スパイ映画やドラマシリーズのような感じ。ナターシャの生い立ちや人間味が描かれたのは面白かった一方で、映画として物足りなさを感じたような……。でも、おかげで彼女のこれまでの決断や「なぜアベンジャーズであの判断をしたのか」みたいなところをきちんと理解できたのはとても良かった。
アクションは、さすがマーベル! ナターシャのしなやかな身のこなしが映えるバトルばかりで映像の撮り方も綺麗で文句なし! 常人離れした強さは違和感もあるけど、アメコミならお約束って感じ。
「ブラック・ウィドウ」9.15 MovieNEX 発売 予告編
22位 ジャングル・クルーズ
アマゾン奥地に咲く「不老不死の花」を巡る争奪戦。リリー博士が雇ったのは、オンボロ観光船の船長フランク。2人の冒険を描く!
ディズニーランドの名物アトラクションを基にした映画。アトラクションが大好きなだけに期待大だったけどイマイチかな……。
映画冒頭のフランク船長が観光案内するシーンはアトラクション通りで面白かったけど、あとはう~んという感じ。というか正直『パイレーツ・オブ・カリビアン』何だよなぁ……。伝説の花を巡って荒くれ者と戦う、かつゾンビが登場したり船で戦ったりって、まんまパイレーツ・オブ・カリビアン。「ジャングルの冒険」感があんまり無かったのが微妙でした……。
『ジャングル・クルーズ』予告編
23位 ゴジラvsコング
大怪獣ゴジラとキングコングの対決。
「モンスター・バース」としてこの対決が実現したのは非常に喜ばしいこと! 「引き分けでした!」で終わるのではなく、勝者と敗者をきちんと分けて決着を付けていたのも拍手です!
ただ実際に映画見ている時はう~ん……という感じ。まずゴジラが悪者にされているのが微妙だし、ゴジラとコングって釣り合いが取れないんですよね。口から放射能たっぷりのビームを放つゴジラと、殴るしか能のない猿のコングとでは戦力差は歴然。なので怪獣バトルがまったく映えませんでした……。前作『キングオブモンスターズ』のほうが良かった!!!
映画『ゴジラvsコング』予告編
24位 プラットフォーム
階層構造の巨大なビル、上下に延々と続く各層に2人の同居人。食事は上層の人が食べ残した残飯のみ。極限状態での生き残りを描くスペイン映画。
胸糞映画だった…でも面白かった。内容に惹かれて見たけど、極限状態で人間が何をするのか、どう豹変するのかが最低な姿で描かれていて気持ち悪かった。ただただ感情を害する内容で、でもよく作ったと思う。
上層階の人は満足に食事にありつけるけど、下層にいくほど残飯は少なくなり、最下層部では空腹状態が続くだけ。気が狂って同居人を殺して食べる者、上層階に食事を分け与えてくれるよう懇願する者……ヤバい。
良識ある主人公がこの場所でどう過ごすのかすごく見もの。最後の決断とか凄い。目的を見出した人は、鬼にでもなれるんだなって。
「プラットフォーム」という題名からも社会風刺をイメージしてたけど、その遥か上をいく内容だった。
映画『プラットフォーム』予告編
25位 シャン・チー/テン・リングスの伝説
最強の武術を身に付けたシャン・チーが、伝説の腕輪《テン・リングス》を巡って戦うマーベル映画。
正直つまらなかった……。身の上話とか家督相続とかの話が多くてう~ん…。テン・リングスによって世界滅亡の危機になるのに、最終決戦がなんかショボい。だだっ広い荒野で戦ってるからインパクトも薄め(街なかの戦闘だと破壊シーンが多くて迫力あるのに)。加えて、武術メインだからこそショボくなってしまっていた気がします。
中国人ヒーローということで、武術の技は期待していたし、確かにそこは凄かったけど見せ方の問題なのかな?とかなり微妙でした。全体的に印象も薄いし、他のマーベル映画とのつながりも薄めなので、う、う~んという感じ……。
「シャン・チー/テン・リングスの伝説」
26位 竜とそばかすの姫
仮想世界「U」で人気を博す歌姫ベル。実は彼女は平凡な女子高生。そんな彼女が出会ったのは、Uのお尋ね者「竜」。2人の交流のお話。
細田守監督の最新作。もともと細田監督の作品は好きじゃないんですよね……。『サマーウォーズ』は大好きで、今回は仮想世界が舞台ということもあり見に行ったものの、残念。言いたいことがいっぱい&ツッコミどころ満載で映画に集中できませんでした……。
仮想世界Uでの出来事はまだ良いです。ネット上なので何でもできるし、その可能性の広さが魅力でもありますし。ベルの歌声も綺麗だったし!
良くないのは現実世界のほう。物語の終盤の展開とか「?」が満載で、ご都合主義というかそれ通り越して現実感がなさすぎというかテキトーすぎというか…。やっぱり最近の細田作品は私には合わないんだなって。
『竜とそばかすの姫』予告
27位 エターナルズ
地球誕生初期から人類を見守ってきた守護者エターナルズ。地球滅亡が迫る中、人類を守る戦いを描くマーベル映画。
個人的にはとても微妙だった……。他のMCU作品とのつながりが薄くて蚊帳の外な感じが強いのもあるし、ストーリー全般的に概念的すぎてふわふわしている感もあるし。あと、仲間内での痴話喧嘩というか仲違いの話がずっと続いていて、ヒーロー映画やアクション映画とは見られなかったかな、と。
あとジェンダーだかウーマンリブだか分からないけど、ポリコレがちがちというか、そんな感じがひしひし伝わってきたのも微妙だったなぁ……。
「エターナルズ」予告編
今回は2021年の新作映画についてでした!
……とかいいながら、もう2022年も3月。遅すぎますね…。あと、2022年は見た映画をきちんと記録しきれていなかった気もするので、抜けや漏れがあるかもです……。特に配信で見た作品は抜けがちなので、感想一覧に入れ忘れてる作品あるでしょうね……。
それにしても、めっきり映画館にいかなくなりました。代わりに配信で映画やドラマなどを見れているのは有り難いし、手軽で安くて。でもやっぱりスクリーンで見る映画は良いなぁと思います。
あと昨年は友達と見に行った映画も何本かあって。やっぱり誰かに誘われたり誘ったり、一緒に見るのは良いものだなぁと。
そんな感じでしょうか。
ではでは、このへんで失礼します!!!