こんにちは。
重そうな題名なのに、記事を開いてくださった方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございます!!
新型コロナウイルスに関するコメントを書いていたら、思いの外に長くなってしまったので、新しく記事を投稿しました。
新型コロナウイルス肺炎の流行が収まらず、自粛ムードが高まり、イベントや展覧会が中止になる悲しい残念な状況が続いていますね。
人命と健康が最優先なのは当然のことです。それでも、声を大にして言いたいです。
「”不要不急”というものは無い!!」と。
結局は、個々人の価値観の比較と対立の問題だし、それが”生業”の人もいるし、それが”生きがい”の人もいるし。
イベントの萎縮や自粛は悲しいけど、いつまでも応援していたいです!
新型コロナ肺炎「COVID-19」
この記事のきっかけ。
新型コロナが流行する中で、政府からのイベント中止要請や美術館の休館等が続く中、2月28日に都内の展覧会めぐりをしてきました。
その過程で、色々と思ったことをツイートしていたので、そのまとめです。
自覚していますけど、ツイートの方は少しネガティブな印象を抱く内容なので、苦手な方はあまり見ない方が良いかもしれませんね。
最初に四角枠で囲った部分は、2月28日の鑑賞まとめ記事の冒頭で書いた文章です。簡潔にまとまっていたいい文章だと思った(←自画自賛)なので、こちらにも掲載しました。
今年は、東京オリンピックの年。
様々なイベントや企画、五輪関連の事業まで中止や延期、観客なしでの開催になって、本当に「中止」にならないか心配です。
現時点では、コロナウイルスそのものよりも、その影響による経済的なダメージの方が日本社会や日々の生活にとっては喫緊の課題なのかもしれません。
※ちなみに、この記事でTwitterの引用が多いのは、「見た目が目立つから」という単純な理由なので、気にしないでください(笑)
新型コロナの状況を把握する
まずは、新型コロナ肺炎の現状の把握。
やっぱり、ちゃんとした情報を知るのは大切だと思います。本当に「情」の力って計り知れませんよ(あいちトリエンナーレ2019の受け売り)
と言っても、放っておいても報道に病的なくらい溢れかえっているので、普通に生きていれば情報は届くんですけどね。
不謹慎だとは思うけど……。
新型コロナの報道が多すぎる気が。NHKの「ニュースウオッチ9」なんて、60分番組のうち30分をコロナ関連だもん。(結局見るんだけどね……
その点、日経系のテレ東「WBS」は経済と絡めた視点だから面白い。他にもっと報道する事あると思うけどなぁ。
— ArA-1 (@1_ARA_1) February 23, 2020
新型コロナ肺炎・感染者マップ
日本国内の感染者マップがいくつか公開されています。
政府が公開する「RESAS」とかもですけど、地図上にマッピングされたデータて、それだけでかなりイケてますよね。というか、地図がそもそも格好いい!
日本経済新聞社
まずは、日本経済新聞社が2月7日に公開した地図。
世界規模での感染者数の推移が分かります。
新型ウイルス感染3万人超 マップで見る拡大 https://t.co/YnSaPcoXZi
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) February 7, 2020
ジャッグジャパン
次はジャッグジャパンが2月16日に公開したツール。
ArcGISを使用していて、行政発表を基に、日本国内の自治体単位で感染者数の変遷が分かります。(以下サイトではその他の各国状況が分かるマップも紹介されています)
感染が拡大する新型コロナウイルスの感染状況を国や地域別に可視化するWebアプリを紹介します。日本国内版では都道府県別の感染者数を確認することができます(制作:ジャッグジャパン様)。 / 新型コロナウイルス 各国の感染状況マップ – https://t.co/CKB61idk2m pic.twitter.com/ZKNXw2lDQy
— ESRIジャパン ブログ (@EsriJapanBlog) February 20, 2020
東洋経済オンライン
最後は、東洋経済オンラインで2月27日に公開されたマップ。厚労省の発表資料をビジュアル化したものです。
【国内「新型コロナウイルス」患者の発生状況】 厚生労働省の報道発表から確定情報を整理#東洋経済オンラインhttps://t.co/pafV3ARN86
— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) February 26, 2020
Goole検索の推移で見る
Google検索で「コロナ」と検索された回数を、最も多かった日を100として、過去90日間の推移を割合で表記したものです。日に日に増加しているのが一目瞭然だと思います。
こちらは、その検索ワードです。
地域別ではこんな形。その都道府県における検索全体のうち、「コロナ」が含まれる割合が高い地域が表示されています(地図は見れないかも)
新型コロナへの私の意見
「”不要不急”というものは無い!!」
と、この記事の冒頭で書きました。
健康面でも、倫理・道徳的にも「人命最優先」という点を否定することはできないし、当然否定する気もありません。
それに、苦渋の決断で中止判断をしたイベント主催側の方々には頭が上がりませんし、その断腸の思いをしたであろう方々を批判するなんてとんでもないです。
ただ、全てを頭ごなしに否定したり、状況を理解せずに非難するのには怒りが湧くし、逆に呆れます。
結局は個人の価値観と尺度の問題だし、その対立と調整の問題であり、優先順位と取捨選択の問題ですから。
この状況でイベントや展覧会が中止になるのは仕方ないことだと思うし、それについては割り切るしかない。
けど、それを死ぬ気で準備してきて、本気で楽しみにしていた人たちが、いるということを軽んじるのはダメだと思います。
少なくとも、私にとっては、美術館に行ったり、映画館に行ったりすることは、すでに”生きがい”の1つなので、本当に残念だなと、そう強く思います。
以下、社会一般でのこと、イベント等の中止に関すること、家族会議を経てのこと等々を含めてのツイートです。
新型コロナウイルス。
難しい。
行きたい美術館・展覧会の価値を、
他人や興味ない人に伝えるのは。「不要不急」なんてないんだよ……。
調べて選んで絞った“観たい展示”。
決して“不要”ではない!!アーティストさんや、
キュレーターさん方々が、
作って準備したものを“不要”だなんて…— ArA-1 (@1_ARA_1) February 27, 2020
新型コロナウイルス。
「矛盾」と「価値観」の問題。
人混みを避けろと言われれば、
満員電車はどうなるんだ?と。その展示は必要か?と聞かれれば、
私にとっては本当に重要なこと。
でも、それは価値観の問題。本当に難しい。
— ArA-1 (@1_ARA_1) February 27, 2020
新型コロナウイルス。
事態の重要性や緊急性は理解してる。
でも、正しい知識なく
「反対!自粛!我慢!」
を叫ぶのは泣きたくなる。イベント全部が危険じゃないし、
主催者が悪いわけじゃないし、
都内全域が汚染されてるのでもない。ただ、「感染の可能性」という危険性は考えなきゃダメ。
— ArA-1 (@1_ARA_1) February 27, 2020
新型コロナウイルス。
今、出る必要があるのか?
それは生死に関わることなのか?と言われたけど。
私にとっては〝生きがい〟。
「チェーンソーの振動が見たくて死にかかってる人」だっているんだよ……。
ただ、当然に家族や友達の健康・安全は守らねばならないし、それは最優先事項!!
— ArA-1 (@1_ARA_1) February 27, 2020
なんか、めっちゃツイートした(笑)
まぁ、クヨクヨしても仕方がない。
前向きに考えないとダメですね!
せっかく行けることになったし😃、
中止しなかった展覧会に感謝だし😄、
まだコロナに感染してないし😆😆!(また明日の行動記録ブログにツイートとかはまとめます)
— ArA-1 (@1_ARA_1) February 27, 2020
展示中止と、いま出来ること
様々な展覧会が中止・休止になりました。
東京国立博物館は丁度28日に行く予定だったので休館の知らせを聞いてガッカリしたし、他にもイベントやギャラリートークを中止した所は数しれず。
また、卒業制作展の多くも中止に。
実は、ある学校の友達から、卒展の招待状DMを頂いていたのですが、そこも中止に。本当に「残念」としか言いようがないです……。
私のような観る立場の人間にとっても残念ですけど、それ以上に、制作してきた方とか、準備をしてきた方の”残念”は本当に大きいものなのだろうな、と。(なんて言葉を掛ければいいのが分からないのが、とても辛いです)
そんな状況の中で、出来ること。
まずはやっぱり、観に行きたい。
外出するのが難しいとは思うけど、できるなら作品の実物を、実際の会場で観に行きたいです。芸術品に限らず、様々なイベントも実際に行くのが一番だと思います。
そして、それは行く側にとっても楽しいことだし、制作側・開催側にとっても嬉しいことなのではないのかな、と思います。
それから、ネット上での活動。
インターネットを利用した展覧会や、アーカイブ事業、ツイッター上での開催など、様々な方が色々な取り組みをされていて、本当に嬉しくなってきます!!
卒展中止でSNSに盛り上がり。#かってに卒制展 や #桑沢2020 など誕生https://t.co/XTcrxuYyp4
— ウェブ版美術手帖 (@bijutsutecho_) February 29, 2020
作品を観る立場の人間からすると、そもそも中止や休館によって「観る”場”」や「出会う”場”」そのものが失われてしまうのが一番残念だし、厳しいことだと思います。
そういう中で、こうしてネット上にその「”場”」を作ってくれたのは本当に嬉しいことで、有り難いことと、感謝でいっぱいです。
正直、何が、誰の「応援」になるのか分からないですけど、やっぱり作品を観て、感想を書いたり、呟いたり、伝えたりすることが一番なのではないかな、と思います。(それってなかなか照れくさいですけどね笑)
以下、少しだけ、そういうネット上での「”場”」を紹介します。
作品を観ることも出来るし、コロナウイルスで外出できない時間の暇つぶしにもなりますし!(大半は美術手帖さんが紹介済みですけど)
Googleのサービス
Googleストリートビューでは、世界各国の美術館や博物館の内部まで観ることができます。東京国立博物館(以下の画像)や、大英博物館などが見られます。(ストリートビュー一覧はこちら)
また、Arts&Cultureでは様々な芸術作品を高画質でアーカイブしており、作者や色、素材や技法、地域など様々な視点から美術品を楽しめます!
これ、本当にイチオシのサービスです! 世界中のアートが観れるし、GoogleならではのAIを駆使した分類とか、芸術・文化・歴史等のストーリー特集があるし、いつまでも眺めていられます!!!
休館中はオンラインで美術館へ。ストリートビューで見られる美術館リストhttps://t.co/6K2UIBCA0q
— ウェブ版美術手帖 (@bijutsutecho_) February 28, 2020
ニコニコ美術館
これまでも専門家をや学芸員の解説・トークを交えながらの展覧会・企画展のネット配信を行ってきた「ニコニコ美術館」。コロナ肺炎で休館した展示を、費用負担はドワンゴがして、ネット配信を提案するものです。
【臨時休館される美術館・博物館さまへ】
展示をネット上で紹介しませんか?-ニコニコ美術館-https://t.co/y63ttO9yn1
※ニコニコ美術館とは
全国の美術館・博物館の展示を専門家等による解説とともに巡るニコニコ公式生放送番組です。 pic.twitter.com/5U34GvDrWX— ニコニコニュース (@nico_nico_news) February 28, 2020
HASARD「#超合同オンライン卒展」
超高精細画質で絵画を公開する無料のオンライン美術館「HASARD」。今は、ゴッホやミュシャなどの企画展示が開催中です。そのHASARDの提案で、卒業制作の作品の画像を送り、ネット上で卒展を開催する、という試みです。
コロナウイルスの影響で、アートやデザイン系の学校の卒展が軒並み中止になっていると聞き、
何かできないかと考え、今回の展示を企画させていただきました。
応募方法や締め切り等は、リンク先をご確認ください!
もちろん無料です!#超合同オンライン卒展#拡散希望RThttps://t.co/Z1zbRhiQa2
— オンライン美術館 HASARD (@wamhasard) February 27, 2020
「#かってに卒制展」
有志の方の試み。Twitterへの作品写真と解説文の投稿で、卒展を開催してしまおう、というものです。140文字という短い解説なので読みやすいし、テンポよく追うことが出来るので嬉しいです!
各地の卒制展が中止になってがっかりしてるそこの建築学生!!
もうTwitterで卒制展やっちゃいましょう!!!!!みんなの作品が見たいな!!お気軽に参加待ってます! pic.twitter.com/s4atDilnTo
— Mitsuki Nakamura(あさぎ) (@cryforthemoon_M) February 28, 2020
卒業制作の発表
SNS上で作者が発表していたりも。ここでは先に載せた美術手帖で紹介していた桑沢デザイン研究所の「#桑沢2020」と、文化服装学院を。Instagramでの発表の方が多いのかな? 「#かってに卒制展」は建築系が多いのに対して、こちらは色々なジャンルの作品が集まっていて、やっぱり、眺めているだけで楽しいです!!
開催中止のため、披露できなかった
#文化服装学院 卒業ファッションショー・展示 作品のインスタグラム専用アカウントを制作しました。
学生たちが作品に込めたそれぞれの想いをぜひご覧ください!!https://t.co/9xVzaIfoEG@bunka_fc#文化服装学院#文化服装学院卒業制作 pic.twitter.com/B2fxG5CVkv— 文化服装学院【公式】 (@bunka_fc) February 29, 2020
本日から開催予定だった桑沢デザイン研究所の卒展が中止となりました。
私は新潟県十日町市の雪解け水とお米から作られる日本酒のボトルと
飲み終えたあとも使えるお皿とお猪口をデザインしました。
「波紋」をテーマに自分なりの美しさを追求しました。#桑沢2020 #桑沢デザイン研究所 pic.twitter.com/YhHhVfl8oi— そよか (@rikka_infinity) February 28, 2020
「#TLを国立科学博物館にしよう」
ツイッターのハッシュタグ「#TLを国立科学博物館にしよう」。素敵な写真がたくさん集まっています! あの広い科博の「どこを切り取るか」という部分を観るのも面白い!
【 #TLを国立科学博物館にしよう 】#かはくファン の皆さま、素敵なハッシュタグをありがとうございます😭💓
明日2/29(土)より臨時休館となりますが、休館中も #国立科学博物館 をお楽しみいただけますよう、公式Twitterもどんどんツイートしていきたいと思います‼️#誰もいない展示室 #かはく pic.twitter.com/kUIrgdl1tD— かはく【国立科学博物館公式】 (@museum_kahaku) February 28, 2020
「#TLを東京国立博物館にしよう」
「科博」の方が先にできて、こちらはその亜種。とはいえ、他人が切り取った博物館を観るのは面白い! 「東博」は全部写真撮影OKだから凄いし、日本美術から東洋美術まで揃っているから本当に凄い! 京都とかなかなか行けないしね!
特別展が注目されがちだけど
常設展も季節毎に変わったり
建物自体も美しく最高の額縁
何が良いって週末の18時以降
貸切状態♡ナイトミュージアム#カビゴーヌと行く文化財巡り pic.twitter.com/lYhX9KM4bf
— カビゴーヌ (@Osanpo_kabigone) February 28, 2020
「#ツイッターで楽しむ展覧会」
こちらは、タグ「#ツイッターで楽しむ展覧会」に様々なアーティストが投稿したもの。ジャンルも何もかもバラバラだけど、逆にそれが面白かったり楽しかったりします!(以下の貼付けは一例です)
京都の四季折々の写真を展示してます。
どうぞ見ていってくださいな。パノラマ写真なのでスマホを横にして見てみてください。#スマホを横にして見ると幸せになれる pic.twitter.com/AdvKhDnEqI
— 夜桜写真のうさだぬ (@usalica) February 26, 2020
おわりに
長々と書いてしまいました。
まとめるのも難しいですね。
やっぱり「不要不急」なんて一概には言えないし、その背後には好きなものを諦めたり、作ってきたものが中止になったりする状況があって、でもそれは特定の人たちに限らず、日本の、世界の人たち誰もがそうなのだろうなーと。
なので、まずは一刻も早く新型コロナウイルスによる混乱と経済停滞が収まることを祈るばかりだし、感染した方の安全を願うばかりです。
とはいえ、やっぱり本物を実際の会場で、間近に観たい!
ネットでも観られるけど、雰囲気とかは感じられないですからね。
それに私は「コンセプト大好き人間」なので、どうしても作品の文章説明から読んでしまう癖が。
展覧会場でなら、「最初に作品を観て、第一印象をしっかり持った上で、作者のコンセプトや解説パネルを観る」という流れが出来るんですけど、どうしてもSNSの場合は文章を先に読んでしまうのでね……..。
あとは、前向きなのも大切かも。
大好きな声優さん・悠木碧さんのツイート。こういう明るい雰囲気を皆んなで醸成していくことも大事なのかもしれません!!
今から今日いっぱいまで、このツイートにリプライしてくれた人の中からランダムに、私がめちゃくちゃ褒めちぎります!朝ちゃんと起きれたとか、元気に挨拶できたとか、なんでもいいから、褒めて欲しいことをリプライしてみてね✨世の中がくらい空気の時こそ、私たちの出番じゃんな!気分あげてくぜぇ!
— 悠木碧【公式】 (@staff_aoi) February 27, 2020
今年は、東京オリンピックです。
それに合わせて、色々なイベントがあります。
中でも日本の文化・伝統を国際発信する「日本博」はとても楽しみにしているので、様々な企画・展示が無事に開催できると嬉しいです!
(中でも国立新美術館で開催の「MANGA都市TOKYO」が超期待!!!!)
7/8開幕『MANGA都市TOKYO』展(六本木・国立新美術館)PR映像
ということで、
最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました!!