※ネタバレなし。
※画像は予告映像のキャプチャです。
2018年6月1日鑑賞
デッドプール2
(原題:Deadpool 2)
【評価:5.0/5.0】
何も非難するところが無いどころか、称賛すべき場所が多すぎる! 本当に楽しませてもらった映画です!
【一言】
最強爆笑感動ヒーロー、復活!!
パロディとネタとギャグのメタ要素オンパレードで、映画観てて終始爆笑!
ハチャメチャさを存分に活かした素晴らしい“クソ映画”で称賛の言葉しか出てこない! いやぁ、もう、本当に楽しかった!
【Twitter140文字感想】
【 #デッドプール2 】
MARVEL発、クソ無責任ヒーロー再び!
材料はギャグ。過激アクションでパンチを効かせ、音楽で香り付け。下ネタを箸休めに、風味付は感動物語。
パロディ倍増、ギャグ増し増し、メタ要素を増強、自虐と皮肉がキレッキレの本作は、爆笑哄笑待ったなし!
最高のヒーロー映画! pic.twitter.com/ZZ3EuHNWlL
— ArA-1 (@1_ARA_1) 2018年6月1日
ストーリー
ウェイドはデッドプールとして世界の悪を倒していた。
忙しい彼だったが、記念日の今日は彼女のヴァネッサと一緒に幸せな時間を過ごす………はずだった。
悪党どもが自宅を襲撃したのだ。ウェイドは復讐の怒りを覚える。彼は復讐心に燃えるのだった。
予告動画
感想
感想外観
ギャグ:55%
アクション:30%(うち20%はグロ)
物語の中身:15%
………観終わった感想はこんな感じですよ(笑)
破天荒ヒーローのデッドプールが帰ってきた!
さすがデップー、初っ端からぶっ飛ばしてそのままエンドロール!
爆笑と感動と少しグロい最強の家族映画!
まず、とにかく面白すぎですよw
映画を観ていて、ひたすら爆笑と言っても過言ではない! 劇場でここまで心から笑ったの久しぶりです!
普通のシーンでも、重要なシーンでも、お涙頂戴の感動シーンでも、何時何処でも“おふざけ”を欠かさないデップー映画。
特に本作は、前作以上にパロディ、オマージュ、ギャグ、ネタ、皮肉に自虐、「アウトじゃね?」と心配になるほど過激な勢いで抱腹絶倒(笑)
何をしても死なない不死身のヒーロー。
前作以上にグロい描写多め。関節のエグい曲がり方とか観ていて痛々しくなってきます……。
もちろん、そこを期待しているんですけどね(笑)
前作も、そして本作も。何だかんだ言ってファミリー映画的な感動要素入れるから凄いですよね。
ネタバレになるので書きませんが、“彼なりの正義?”というか“正しさ?”が、他のヒーローと違って世俗的で低レベルだから何故か引き込まれるんですかね?(笑)
正直、各内容ってこれだけな気が……もう、「面白かったw」って感想しか浮かんで来ないです(笑)
これは是非とも映画館で、他のお客さんと一緒に観て、笑うのが楽しいだろうな〜と思います!
やっぱりデップー最高!
もちろん期待していましたが、その期待をはるかに凌駕する最高の映画でした!
映画本編が上映開始されると同時に「こいつマジかよw」って称賛の空気と爆笑が劇場内に満ちます。
初っ端からぶっ飛ばすデップー映画ですが、その勢いとノリと空気をそのままエンドロールまでしっかりと保っていくから最高!
シェフ(デッドプール)の気まぐれ料理。
映画の構成材料はほぼ爆笑要素。パンチ付けにグロ描写&アクションシーンが挿入され、味付けはちょっぴり感動する物語。
下ネタを箸休めに、香り付けは音楽で。
120分の映画の中に、かなり詰め込まれていて充実!
でも、観終われば、頭と心に残っているのは「あーめっちゃ笑ったw」という楽しい思い出がほぼ9割という恐ろしい映画(笑)
映画館の会場内にいる誰もが分かる、楽しめるから皆んなで一緒に笑えて最高に面白かったです!
爆笑不可避のヒーロー映画!
ヤバイっす。めちゃくちゃ笑いました(笑)
映画館で映画を観ながらここまで大爆笑をしたのは本当に久しぶりで超楽しかったです!
前作同様、いや、それ以上にレベルアップしていて最高でした!
普通の会話のシーンも、デップーのモノローグでも、激しい戦闘シーンでも、感動のシーンでも……ありとあらゆる場面で“おふざけ”を忘れず、観客を笑わせてくるデップーが最高すぎます!!
前作以上にノリが良くて嬉しい!
パロディは増し増し、物語内のギャグは倍増。メタ要素は相変わらずキレッキレで、ネタは山盛り。自虐も中の人ネタも、他作品ネタもとにかく最高!!
本当に、書きたいけど書けないのが辛い!
序盤から狂ってるし、中盤は頭おかしい展開だし、終盤は意味不明レベルに面白いし……。
誰か友達と一緒に観て、この楽しさを共有したかったです!
痛々しいアクション
前作『デッドプール1』を観てる方なら分かると思うんですが、彼の戦い方は観ていて痛々しいんですよね……。
何をされても死なないから、すごく無鉄砲でハチャメチャな戦いになり、消耗戦というか「怪我しても問題ねぇし」スタイルの戦いは、雑で大雑把で楽しいけど、痛々しい…。
銃弾撃ち込まれるならまだマシな方で、身体が千切れたり、関節がありえない方向に曲がったりするのを観ていると、耐えられないくらい観てて痛いです(笑)
この、他ヒーローには決して真似出来ない、負傷上等の破天荒で無茶苦茶な戦い方は観ていて斬新というか、過激で楽しいけです!
ファミリー映画?
笑いとバトルと若干グロという組み合わせの中、しっかりとヒーロー映画として「感動」を物語に組み込むのがさすがMARVELです。
まぁ、感動するかどうかは一人ひとり個々人の問題として、そのようなエピソードをしっかり挿入してくるのが凄いです。
内容と性格がメチャメチャなデッドプールだけに、結構ジーンとしちゃったり、しなかったり(笑)
「ファミリー映画」なんてタイトルつけてますけど、下ネタ盛り沢山な時点で、というかR15指定作品な時点でどうかと思いますけどね(笑)
ネタバレあり感想
以降、映画本編のネタバレあり
ネタバレあらすじ&感想
序盤
『LOGAN/ローガン』ネタで開幕。
デッドプールは自宅にガソリンのドラム缶を並べ、それに自ら火を放って大爆発を引き起こした。
6週間前。
デッドプールとして世界中の悪党を倒しまくっていたウェイド。調子よく成敗を続ける中、今日はヴァネッサとの記念日。
帰宅したウェイドはヴァネッサの記念日を祝い、彼女と子供が欲しいと話をしながら幸せな時間を過ごす。
しかし、そこを襲ったのはウェイドが倒しそこねた悪党達。応戦するもヴァネッサが凶弾に倒れ、息を引き取ってしまう。
ウェイドは彼女を失った悲しみを抱え、そして復讐心に燃える。
007をオマージュしたオープニング。
前半
ヴァネッサを殺した敵は倒したが、彼女を死なせる原因となった自分自身を殺す事が出来ず悩むウェイド。
自宅にガソリンが入ったドラム缶を並べ、自ら火を放って自殺。身体が木っ端微塵になったが、それでも死ぬ事はできず、コロッサスによって彼の肉片が回収された。
「恵まれし子らの学園」に連れてかれたウェイドは、コロッサスにX-MEN加入の勧誘をされる。
悩んだ末、彼はX-MENの見習いとして活動する事に。
事件が発生。
ミュータント養護施設で炎を操る能力の少年が暴走しており、警察も手を焼いてた。
出動したX-MENのコロッサス、ネガソニック少年を止めようとするが失敗。
見習いのデッドプールが半ば無理やり彼を落ち着かせ、話しを聞く。ラッセルという少年は、施設で虐待が行われていると暴露し、復讐しようとしていたのだ。
話しを聞いたデッドプールは、「ヒーローの正義は時に汚れ仕事になる事もある」と高らかに宣言すると、虐待を行っていた施設職員を次々に撃ち殺していった。
捕らえられたデッドプールもラッセルは、超能力を抑える首輪をはめられた上で、ミュータント専用の収容施設「アイスボックス」へ送られることに。
中盤
アイスボックスに送られたウェイドとラッセル。
首輪により不死身の能力を抑えられたウェイドは、ただのガン患者に。弱々しく、「これで死ねる」とまで考えるように。
一方、ラッセルは強いミュータントを味方につけて、収容所を抜け出したら、施設の理事長に復讐すると強く心に決めていた。
そんな時、未来から、機械と身体が融合した男ケーブルがこの時代にタイムスリップしてきた。彼はアイスボックスを襲撃し、ラッセルを殺そうとする。
ラッセルを助ける為、ウェイドは瀕死の身体ながらケーブルに立ち向かう。そんな中、首輪が外れて不死身の能力を取り戻したのだった。
2人は激しい戦闘を繰り広げ、最終的に施設内にまで転げ落ち、ウェイドはそのまま冷たい湖の底へと沈んでいった。
湖の中、ウェイドの意識は朦朧とし、その中でヴァネッサと会う。彼女が何を言ったのか、彼は「ラッセルを助けろ」という事だと気がつく。
そして、ラッセルを救う為に最強チームを結成する事にした。
一方、アイスボックスでは襲撃の騒ぎが沈静化し、囚人達をより厳重な警備の収容施設に移送することが決定。
そんな中、ラッセルはアイスボックスの地下で厳重に警備されている最凶と噂されるミュータントに接触し、仲間に引き込んだ。
求人によって最強チームを結成したデッドプール。名前を「Xフォース」とし、囚人の護送車両を襲ってラッセルを助け出す計画を立てる。
しかし計画実行した直後、上空からの降下による襲撃のはずが、Xフォースのほぼ全員が降下に失敗して死亡。
生き残ったのはデッドプールと、強運が武器のドミノだけだった。
紆余曲折を経て、護送車に運良く乗り込んだドミノ。しかしそこにケーブルが現れ、デッドプールも加わっての激しい戦闘が繰り広げられる事に。
戦闘の最中、ラッセルは拘束を解くと最も厳重に警備されていれ移送独房へ。中にいたのはジャガーノートだった。彼と仲間になっていたラッセルはジャガーノートを独房から逃してしまう。
その結果、護送車は高架から落下して大破。
デッドプールはラッセルを助ける為、ジャガーノートと戦うが全く敵わず、脚と胴体を千切られ敗北した。
後半
アルの家で脚の再生を全くウェイドの元に、ウィーゼルらがお見舞いに来た。談笑していると、そこにケーブルが現れる。
緊張した空気が流れるが、ケーブルはウェイドにジャガーノートを倒す協力を頼みに来たという。
ケーブルが話した内容。
それは、未来の世界でラッセルがケーブルの家族を殺した為、彼は復讐を誓ったというものだった。養護施設の理事長への復讐を果たしたラッセルは、人を殺す快感を覚えてしまうという。
ラッセルを殺そうとするケーブルに対し、ウェイドは彼を説得して引き止めると提案。30秒だけ時間を貰うことを条件に、協力する事に。
早速、養護施設へ向かうデッドプールら。そこにはすでにラッセルもジャガーノートが到着していた。
ジャガーノートとの激しい戦いが繰り広げられ、そこにはX-MENのコロッサス、ネガソニック、ユキオらも加勢。
何とかジャガーノートを倒す事に成功。
理事長を追い詰め、燃やし殺そうとするラッセルを止めようとするデッドプールとケーブルだったが、彼の力になかなか歯が立たない。
デッドプールは超能力抑制の首輪をつけ、決死の覚悟で説得し、落ち着きを取り戻したように見えたラッセルだったが、「信用できない」とデッドプールを攻撃。
しびれを切らしたケーブルがラッセルに向かって銃弾を放った。デッドプールはそれを防ごうと身体を投げ出し、胸に命中。
終盤
デッドプールの自己犠牲により目を覚ましたラッセルは、デッドプールに駆け寄ると謝罪する。
「これでようやく死ねる」と言ったデッドプールは長々と“最後の言葉”を述べた後で本当に死んでしまった。
天国で、ようやくヴァネッサと出会う事ができたウェイド。やっと安らかな幸せを手にできたと思った。
しかし、ヴァネッサは「まだ死ぬ時じゃない。待ってる家族がいる」と諭す。
ウェイドは生き返った。
ケーブルが時間を巻き戻して若干の改変を行った事で、ウェイドが死なずに済んだのだった。
デッドプール、ケーブル、ラッセル、ドミノ、ドーピンターは家族として、チームとして歩み出す。
エンドロール。
壊れたはずの、ケーブルの時間移動装置を直したデッドプールは、それを使って黒歴史の改変に挑む。
ヴァネッサの死を回避し、ウルヴァリンと共演したり、『グリーンランタン』出演を無かったことにしたり。
そして、終幕。
最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました!!