2016年2月21日
【評価:2.9/5.0】
【一言】
ノーCGアクションだからこその映像美と爽快感!
スタントをしたアスリート達に拍手。
ノーCGアクションだからこその映像美と爽快感!
スタントをしたアスリート達に拍手。
『エクストリームスポーツ犯罪集団に、潜入せよ!』
X-ミッション
(原題:Point Break)
目次
【STORY】
元トップアスリートのFBI捜査官ユタはエクストリームスポーツ(Xスポーツ)スキルを駆使する犯罪集団の実態解明と逮捕を命じられる。
見事潜入に成功したユタ。彼らには犯罪以外にももう1つ目的が。それは大自然の中で8つの困難に挑戦する事だった。
次第に彼らと命知らずで危険な行動を共にするうちに心が揺れ始め、のめり込んでいき………。
果たして彼は組織を暴き、逮捕できるのか?
【詳細】
監督:エリクソン・コア
上映時間:114分
日本公開:2016年2月20日
出演:エドガー・ラミレス
HP:
【感想】
★
これが全部ノーCGで、実際に行ったというのが信じられない!
“本物”だからこその映像の美しさ、爽快感、緊張感、迫力が出てました!
これが全部ノーCGで、実際に行ったというのが信じられない!
“本物”だからこその映像の美しさ、爽快感、緊張感、迫力が出てました!
一方で様々なレビューにもあるように本編全体を通しての内容、ストーリーという点では弱かったですね…。
まぁ、描きたいのがXスポーツで物語はそのためのものなんでしょうが。
まぁ、描きたいのがXスポーツで物語はそのためのものなんでしょうが。
これは『アクションが全て本物』というのを知らないでみるともの凄くつまらない映画だと思います。
でもこれが分かっていれば楽しめますよ!
全編を通しての軸となるようなものが揺らいでいた気がします。
人物関係、ストーリー、感情、信念…。
メイキング映像を見るとわかりますが本物のアスリート達が参加しているガチ映画。
凄いですね〜。
凄いですね〜。
★
とにかくXスポーツのシーンが本当に凄い!
とにかくXスポーツのシーンが本当に凄い!
バイク、サーフィン、スカイダイビング、スノーボード、ウィングスーツ……。
どれもTVでは観たことあるけど映画館のスクリーンで、3Dで見るのとでは大違い!
迫力が全く比べ物になりません!
迫力が全く比べ物になりません!
公式の動画を載せたのでネタバレが気にならない方、映画はみないケドそのシーンだけ観たいという方は是非!
★
何度も言うようにこれが全てリアルというのが本当に驚き。
これを撮るために世界中を飛び回ったとか。
スタントをしたアスリート達に拍手です!
何度も言うようにこれが全てリアルというのが本当に驚き。
これを撮るために世界中を飛び回ったとか。
スタントをしたアスリート達に拍手です!
道と呼べる程の幅のない岩山や木だらけの森林をバイクで疾走し、25mをも超える波に乗り、垂直に近い雪山をスノボで滑降。絶壁を素手で登り、ウィングスーツで滑空。
どのアクションも本当に凄かった!
中でもウィングスーツのシーンはとにかく美しかったです飛んでいるという爽快感と、景色の綺麗さが最高でした!
★
ただ、ストーリーという点では弱いですね…。
全編を貫く軸が歪んでしまっているというか、2つの作品を無理やり1つにまとめたような感じがしました。
ただ、ストーリーという点では弱いですね…。
全編を貫く軸が歪んでしまっているというか、2つの作品を無理やり1つにまとめたような感じがしました。
また犯罪を犯す動機と、Xスポーツをする理由がイマイチ一致していなかったのももったいなかったですね…。
まぁ、メインはXスポーツであって犯罪捜査ではないからしょうがないとは思いますが…。
別にこれは犯罪捜査を無理やりさせなくても良かったと思いますよ。
主人公が8つの試練(8種のXスポーツ)をこなす為にチームで頑張る……的な内容のほうがもっと上手く描けたと思います。
主人公が8つの試練(8種のXスポーツ)をこなす為にチームで頑張る……的な内容のほうがもっと上手く描けたと思います。
●
見事にやり切った後に皆が雄叫びをあげたり、ガッツポーズしたり、抱き合ったりしているシーンを見て「やっぱりスポーツは楽しんでなんぼだなぁ〜」と切実に思いました。
見事にやり切った後に皆が雄叫びをあげたり、ガッツポーズしたり、抱き合ったりしているシーンを見て「やっぱりスポーツは楽しんでなんぼだなぁ〜」と切実に思いました。
メイキング映像を見てみると、参加したアスリート達は全員が楽しんでいるんです。
光栄なことなんだろうし、それ以上に単純に好きなんでしょうね。
光栄なことなんだろうし、それ以上に単純に好きなんでしょうね。
●
これは『全アクションがノーCG』ということを売りにしている訳ですがこれは別に映画にしなくても良かったのかなぁ…と根本的な部分で思ってしまいました。
これは『全アクションがノーCG』ということを売りにしている訳ですがこれは別に映画にしなくても良かったのかなぁ…と根本的な部分で思ってしまいました。
理由の一つは「もっとじっくりと見せて欲しかった」という事。
本作では尺の都合などもあってか1つのXスポーツを行って、すぐに次のを行っていたんです。
本作では尺の都合などもあってか1つのXスポーツを行って、すぐに次のを行っていたんです。
これはとてももったいないと思います。だってあれだけの事をするには計算して、準備して、困難があって…とたった数分で片付けられるようなものじゃないと思うんです。自分はその準備とかを見たかった!
なのでドキュメンタリー映画的な感じだったら良かったです。
●
もう1つの理由はCGを使えば「もっと面白い作品が作れた」という事。
もう1つの理由はCGを使えば「もっと面白い作品が作れた」という事。
トム・クルーズはロック・クライミングもバイクアクションも既にやっているし、「ザ・ウォーク」の基話ではもっと凄いことをやっているし。
そもそもド海外のキュメンタリーだとこの映画に出てきたような内容は既に映してますし。
かと言ってワイルドスピード7での車の投下は本物ですからね…。