2017年に視聴・鑑賞したアニメの総まとめ記事です。
視聴した全アニメをランキング形式で振り返りながら、書いていきたいと思います。
ネタバレありなので注意してください。
【 目次 】
全体感想
2017年アニメ感想
2017年のアニメまとめです。
個人的都合で、冬クールが6作品しか見れませんでしたが、例年通り充実した1年でした。
新規TVアニメは全部で75作品見ました。加えて、再放送や特番なども数作品見たので、実質的にはもう少し多いです。
一応、以下の画像は再放送や映画も含めた全93作品のキービジュアル等です。
物語では「恋」を描いた作品がとても面白かったです。
平凡で素朴な中学生/高校生の純粋な恋慕を描いた等身大の『月がきれい』と『Just Because!』は、SNSでのやり取りなどが良く、現実味がありました。
(『月がきれい』より)
また、『クズの本懐』と『恋と嘘』は何人もの思惑が混じり合い、結末がとても気になる作品でした。
『ゲーマーズ』はどんどん複雑にこんがらがっていく面倒くさい恋の修羅場という意味で、結末が気になりました(笑)
大人としての世間体などが邪魔をし、ネトゲという相手の顔が分からない中での恋を描いた『ネト充のススメ』にドキドキしたし、命を懸けて相手を守ろうとする『終末なにしてますか?〜』に胸が締め付けられました。
(『ネト充のススメ』より)
続きを表示
全体を見渡した印象としては、CGアニメが多いいなぁ〜ということですかね。
私が見た作品だけでもTVアニメでは『けものフレンズ』に『正解するカド』や『ID-0』、『FAガールズ』、『宝石の国』。映画では『BLAM!』や『GODZILLA(未鑑賞)』がCGアニメでした。
「ID-0」PV
そして、これらは普通のアニメと変わらない映像だったし、場合によってはCGアニメならではの表現や演出を取り入れていたりして、今後に期待が出来そうです。
「正解するカド」メイキング
17年は『Fate』関連作品も随分と印象に残っています。
アニメの放送としては年末年始で放送されたソシャゲ「Fate/grand order」のアニメがあり、圧倒的なスケールに拡大した聖杯大戦『Fate/Apocrypha』がTV放送されました。
(『Fate/Apocrypha』)
映画では衛宮士郎が大活躍の『プリズマ☆イリヤ』と、壮大で濃密な「Fate」の原点である『Fate/stay night [Heaven’s feel]』の第一章が公開されました。
(『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower』)
今年は各話タイトル、副題、サブタイが秀逸で記憶に残っているものが多いです。
『月がきれい』
小説家を夢見る少年が主人公の本作のサブタイは、日本の有名な文豪が残した小説や詩の題名です。
作品名 |
月がきれい |
夏目漱石 |
1話: |
春と修羅 |
宮沢賢治 |
2話: |
一握の砂 |
石川啄木 |
3話: |
月に吠える |
萩原朔太郎 |
4話: |
通り雨 |
宮本百合子 |
5話: |
こころ |
夏目漱石 |
6話: |
走れメロス |
太宰治 |
前半抄 |
道程 |
高村光太郎 |
7話: |
惜しみなく愛は奪う |
有島武郎 |
8話: |
ヰタ・セクスアリス |
森鴎外 |
9話: |
風立ちぬ |
堀辰雄 |
10話: |
斜陽 |
太宰治 |
11話: |
学問のすすめ |
福沢諭吉 |
12話: |
それから |
夏目漱石 |
『Re:CREATORS』
こちらは、「創作物」という大きなテーマに合わせたのか、国内外を問わず、音楽の曲名や映画、小説などからとられているようです。
1話: |
素晴らしき後悔 |
David Bowie |
2話: |
ダイナマイトとクールガイ |
ムーンライダーズ |
3話: |
平凡にして非凡なる日常 |
EGO-WRAPPIN’ |
4話: |
そのときは彼によろしく |
市川拓司 |
5話: |
どこよりも冷たいこの水の底 |
|
6話: |
命短し恋せよ乙女 |
「ゴンドラの唄」 |
7話: |
世界の小さな終末 |
SF小説タイトル |
8話: |
わたしにできるすべてのこと |
松田聖子 |
9話: |
花咲く乙女よ穴を掘れ |
ムーンライダーズ |
10話: |
動くな、死ね、甦れ! |
映画タイトル |
11話: |
軒下のモンスター |
槇原 敬之 |
12話: |
エンドロールには早すぎる |
スピッツ |
13話: |
いつものより道もどり道 |
長渕剛 |
14話: |
僕らが旅に出る理由 |
小沢健二 |
15話: |
さまよいの果て波は寄せる |
松任谷由実 |
16話: |
素晴らしい日々 |
UNICORN |
17話: |
世界の屋根を撃つ雨のリズム |
BLUE HEAVEN |
18話: |
すべて不完全な僕たちは |
|
19話: |
やさしさに包まれたなら |
荒井由実 |
20話: |
残響が消えるその前に |
佐良直美 |
21話: |
世界は二人のために |
|
22話: |
Re:CREATORS |
アニメ作品名 |
『プリンセス・プリンシパル』
このアニメの副題は非常によく練られていました。英語のスペルが似ていて、発音が近い単語を組み合わせて、各回の物語内容に合致するサブタイにしているのですから。
|
サブタイ |
意味 |
作品名 |
Princess Principal |
重要なる女王 |
1話: |
Wired Liar |
神経質な嘘つき |
2話: |
Dancy Conspiracy |
踊る陰謀 |
3話: |
Vice Voice |
欠陥ある声 |
4話: |
Roaming Pigeons |
放浪する職務 |
5話: |
Bullet & Blade’s Ballad |
銃弾と刃の譚詩曲 |
6話: |
Rouge Morgue |
乙女の遺体安置所 |
7話: |
Loudly Laundry |
大声で洗濯 |
8話: |
Ripper Dipper |
切り裂き浸すもの |
9話: |
Pell-mell Duel |
めちゃくちゃな決闘 |
10話: |
Comfort Comrade |
同志の慰め |
11話: |
Humble Double |
二重の敗北 |
12話: |
Fall of the Wall |
戦争へ |
2017年は初の国産アニメから100年という事で大きな企画等もありました。(公式サイト)
NHKではアニメ作品やアニソンなど100作品を投票でランキングを作成したり、アニメツーリズム協会が「アニメ聖地88」を選定したりと、日本全体を巻き込んだ動きだったと思います。(公式サイト)
以下は100周年を記念して歴代の作品が一同に介したスペシャルムービー『アニメNEXT_100』です。豪華アニソン歌手を何人も起用した主題歌「翼を持つ者 ~Not an angel Just a dreamer~」も素晴らしいです。
また、「日本アニメーター見本市」で数分間の作品として発表された『龍の歯医者』が長編のTVアニメとして放送されたのも17年の冬でした。
「龍の歯医者」PV
2017年視聴アニメ一覧
※作品は、各クール毎のランキング順に並んでいます。
冬クール
・リトルウィッチアカデミア
・3月のライオン(2クール目)
・亜人ちゃんは語りたい
・この素晴らしき世界に祝福を!2
・クズの本懐
・Chaos:Child
春クール
・進撃の巨人 Season2
・月がきれい
・グランブルーファンタジー ジ・アニメーション
・正解するカド KADO: The Right Answer
・Re:CREATORS
・アリスと蔵六
・リトルウィッチアカデミア(2クール目)
・サクラダリセット
・ひなこのーと
・サクラクエスト
・冴えない彼女の育てかた♭
・ロクでなし魔術講師と禁忌教典
・エロマンガ先生
・ID-0
・終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?
・ソード・オラトリア
・フレームアームズ・ガール
・王室教師ハイネ
・ゼロから始める魔法の書
・クロックワーク・プラネット
・信長の忍び〜伊勢・金ヶ崎篇〜
・僧侶と交わる色欲の夜に
続きを表示
夏クール
・ボールルームへようこそ
・異世界食堂
・Re:CREATORS(2クール目)
・ナナマルサンバツ
・メイドインアビス
・サクラクエスト(2クール目)
・プリンセス・プリンシパル
・ナイツ&マジック
・サクラダリセット(2クール目)
・終物語
・賭けグルイ
・アホガール
・ゲーマーズ!
・活撃!刀剣乱舞
・天使の3P!
・NEW GAME!!
・恋と嘘
・魔法陣グルグル
・Fate/Apocrypha
・徒然チルドレン
・クリオネの灯り
・バチカン奇跡調査官
・セントールの悩み
・将国のアルタイル
・ザ・リフレクション
・18if
・異世界はスマートフォンとともに。
・DIVE!!
・ひなろじ~from Luck & Logic~
・ようこそ実力至上主義の教室へ
秋クール
・宝石の国
・このはな綺譚
・クジラの子らは砂上に歌う
・Jsut Because!
・十二大戦
・3月のライオン第2シーズン
・アニメガタリズ
・ネト充のススメ
・キノの旅-the Beautiful World-
・魔法使いの嫁
・結城友奈は勇者である 第2期
・少女終末旅行
・将国のアルタイル(2クール目)
・ボールルームへようこそ(2クール目)
・ブレンド・S
・食戟のソーマ3期
・いぬやしき
・つうかあ
・魔法陣グルグル
・鬼灯の冷徹 第弐期
・アイドルマスターSideM
・Fate/Apocrypha(2クール目)
・ラブライブ!サンシャイン2期
・Wake Up, Girls! 新章
・URAHARA
・おそ松さん2期
・王様ゲーム
特番・再放送・再視聴など
※これは視聴順に並んでいます。
・龍の歯医者
・シュタインズ・ゲート
・けものフレンズ
・ラブライブ!サンシャイン!!
・空の境界
・Fate/Grand Order ─MOONLIGHT/LOSTROOM─
・Fate/Grand Order × 氷室の天地 ~7人の最強偉人篇~
ランキング紹介
作品部門
1位:リトルウィッチアカデミア
2位:宝石の国
3位:ボールルームへようこそ
4位:進撃の巨人Season2
5位:月がきれい
6位:3月のライオン
7位:このはな綺譚
8位:異世界食堂
9位:Re:CREATORS
10位:クジラの子らは砂上に歌う
キャラクター部門
[ 男性 ]
1位:桐山 零(3月のライオン)
2位:富士田 多々良(ボールルームへようこそ)
3位:エルネスティ・エチェバルリア(ナイツ&マジック)
[ 女性 ]
1位:アツコ・カガリ(リトルウィッチアカデミア)
2位:柚(このはな綺譚)
3位:川本 ひなた(3月のライオン)
[ 性別不明 ]
1位:フォスフォフィライト(宝石の国)
2位:ナナチ(メイドインアビス)
音楽部門
[ OP ]
1位:gravitywall(Re:CREATORS)
2位:その未来へ(クジラの子らは砂上に歌う)
3位:英雄 運命の詩(Fate/Apocrypha)
[ ED ]
1位:月がきれい(月がきれい)
2位:フェアリーテイル(亜人ちゃんは語りたい)
3位:JUMP’in JUMP UP!!!!(NEW GAME!)
[ BGM ]
1位:Re:CREATORS
2位:Fate/Apocrypha
3位:活撃 刀剣乱舞
劇場作品
1位:劇場版ソードアート・オンライン──オーディナル・スケール──
2位:夜は短し歩けよ乙女
3位:虐殺器官
各アニメ感想
作品部門
1位
リトルウィッチアカデミア
幼い頃に魔法ショーを見て魔女になることを夢見たアッコは、伝統ある魔女育成名門校「ルーナノヴァ魔法学校」に入学する。
新しい町、新たに始まる学校生活、そして新たに出会う友達。
アッコやロッテ、スーシィたちが大騒動を巻き起こす!
ルーナノヴァを巻きこんだアッコの魔女への第一歩が今から始まる──
PV動画
各話感想(Twitterへ)
冒険心と好奇心、期待と希望、強い意志と想いに満ちた、胸踊る・胸弾む、華麗で楽しく賑やかな「女の子と魔法の物語」。
感動とワクワクをありがとう!!
幼き頃の魔法ショーをずっと胸に抱き続けて、魔法への強い憧れと尊敬を糧にしながら、何事にも全力で立ち向かうヒロイン、アッコが本当に大好きです!
彼女を取り巻く世界は、どんなに些細なことでも輝いて映るし、小さな事にも楽しみと喜びを見出すのが凄いと思いました。
「信じる心があなたの魔法」という大きなテーマにしてメッセージが物語の最初から最後までを覆っていて、私自身もワクワクしたし、そしてまたジ〜ンと感動しました。
『魔法』という非常識的で不思議な力の世界の内容だけど、物語としてフォーカスされているのは主人公達。
描かれているのは、道具として受動的に使う“魔法”ではなく、自ら能動的に用いる“魔法”。
派手さを売りにするのではなくて、用いる人の「心」や「意思」を大切にしていたのが良かったです。
色々な騒動を起こしてくれるし、学園祭やほうきレースなど催し物を楽しんだり、伝統と伝説を受け継ぐ物語を紡いだり。
笑顔や涙、喧嘩と仲直り、憧れと尊敬、努力と実力……………など本当に沢山の物語が詰まった作品でした!
出逢う人たちはとっても個性的で、明るく元気で賑やかで良いです。
影響を与え合いながら、素晴らしい学校生活を創り上げていき、伝統を守りながらも、羽目を外して騒ぎ、楽しませてくれる彼女たちが最高!
1クールOP「Shiny Ray」
1クール目ダイジェスト動画
2位以降を表示
2位
宝石の国
宝石たちの中で最年少、硬度三半とひときわ脆いフォスフォフィライトに与えられたのは、博物誌編纂という仕事。
彼はその目で世界を見、様々なことを経験する中で、しだいに大きなうねりに飲み込まれてゆく。
月から飛来する謎の敵“月人”。彼らは宝石を攫っていくが、その正体、目的とは何なのか?
PV動画
各話感想(Twitterへ)
映像が素晴らしい!
描かれた宝石たちは、CGの無機質さや人工的な雰囲気によって「人ではないキャラ」という印象がより際立っていたように感じました。
宝石や鉱物が持つ「輝き」を放っていて、光を浴びてキラキラと煌めき、カラフルに色づいた光彩がまき散らされる様子は本当に美しく、日光を浴びて放たれる光の乱反射が素晴らしかったです。
そして、「透明感」が美麗でした。
揺れる髪は言葉には表せないような、ガラスのような透明感を出していて、素晴らしいと思いました。
作品の着眼点として良いと思ったのは、宝石や鉱石が持つ自然界本来の特性を、キャラクターの性格として見事に描いていた事です。
脆い鉱石のフォスフォフィライトは戦闘に向かず、双晶という特性を持つアメジストは双子、他の鉱物の特性を活かすルチルは医者。
「割れる」という表現が斬新で、また怖かったです。
「死ぬ」ではなく「割れる」で、戦闘で手足や胴体、顔が割れて砕ける場面の「あぁ!」という、どうしようもない残念感が怖かったです。
映像の美しさに目が眩んで物語が霞んでしまいますが、宝石/月人/海人と謎多き三者の存在、神話的に少しだけ明かされた彼女らの誕生の秘密、疑惑の目が向けられる先生…………とあまりにも曖昧な内容なのに、すんなり受け入れられて、消化不良と感じないのが気持ちいいです。
また、主人公フォスフォフィライトの成長や、仲間・友情という感情、代わり映えしない生活にある楽しさ、戦う意味、それぞれの役割など詰め込まれた密度の高いお話しだと感じました。
ノンクレジットOP
すぐ分かる「宝石の国」
3位
ボールルームへようこそ
平凡な中学生・富士田多々良はある出来事をきっかけに社交ダンスの魅力に引き込まれていく。
「何か一つでいい、好きだと言えるものがあれば」
今の自分から変わるため、 多々良は社交ダンスの世界へ飛び込む。
多々良の成長を圧倒的な「熱量」で描く、 唯一無二の青春ダンスアニメ、ここに開演!!
PV動画
各話感想(Twitterへ)
「本気って格好いい」。
主人公や周りの人々から感じる真剣な熱意、真剣な情熱、真摯な興奮、誠実な気勢。これらが本当に素晴らしく、映像と物語にキラキラした輝きを加えているように感じました。
そして、素晴らしかったのは衝動的で躍動的、情動的なダンスと、踊っている彼ら彼女らの顔に浮かぶ満面の笑顔です。
背中は弓形に曲がり、足は大きく開き、一つ一つピシッと決めるダンスは本当に格好良かったし、またそれをアニメーションとして描いた映像も素晴らしかったです。
また、踊っている最中に溢れる笑顔は「心の底から楽しい」と思わせる幸せそうな笑顔。最高ですよ。
笑顔に見惚れ、演技に見蕩れました。
アニメの第一話で描かれた主人公が一晩中ステップの練習をするエピソード。「楽しかったから時間を忘れて続けてた」という本気が垣間見える出だしで最高でした。
一方、最終話で描かれた勝敗の行方。一視聴者として固唾を呑んで見守ったし、結果が分かった時には、本当に嬉しかったし、感激しました!!!
登場人物たちがダンスに懸ける強い想いに惹き込まれていきました。
「これは遊びじゃない」とか「俺の演技を邪魔するんじゃねぇ!」とかの台詞を叫ぶ眼差しは、とても真剣で胸に響きました。
1クール目は「楽しいダンス」を、2クール目はそこから大きく1歩踏み込んだ、美しい洗練された「踊る」が描かれていました。
2クール目を見て、自らのダンスを追求するだけでなく、相手との兼ね合いを考えながらダンスを向上させていく様子が描かれていて、「競技なんだなぁ~」と感じました。
5分で分かる「ボールルームへようこそ」
4位
進撃の巨人 Season2
超大型巨人の出現により人類の平和と幻想が破られたあの日から、エレン・イェーガーの果てしない戦いの日々は続く・・・・・・。
母の命を奪った巨人の駆逐を決意するエレンは、巨人化することで「女型の巨人」との激闘に辛くも勝利した。
しかし、人類に休息の時は訪れない。ウォール・ローゼに迫りくる巨人の大群に、どう立ち向かうのか・・・・・?
PV動画
各話感想(Twitterへ)
進撃の巨人の2期目はズルいです(笑)
だって、たった12話だけなのに、1期で描かれた数々の謎や疑惑のベールが剥がれ始めたんですから。
しかも、解けた謎がまた新たな謎を呼ぶという………。
とにかく情報量が多い12話でした。
まず大きな進展として衝撃的だったのは、「超大型巨人」と「鎧の巨人」の正体が明かされた事です。(まぁ、後者に関しては外見そのままですがね……笑)
それに、人類を庇護してきた「壁」の秘密が明かされた時には戦慄しました。
他にも、「壁」を崇める宗教の存在や、巨人の正体そのものの真相に近づくなど、物語世界の根幹部分の真実に少し近づいた気がして楽しかったです。
一方で、「獣の巨人」なる新種の登場や、エレンが見せた新しい“力”など、新たに生まれた謎も多かったです。
また、1期同様に、いやそれ以上に映像と作画が素晴らしすぎました!
特に、戦闘シーン。古城の塔での籠城戦や、巨人同士の戦い、最終話での対巨人戦闘……等など。
迫力も凄いし、スピード感も圧倒的でした。カメラワークは秀逸でしたし、細かさが素晴らしかったです。
やはり、その映像を生み出しているのは、『立体起動装置』ですね!
公式アクション作画
とにかく、衝撃の展開と、戦慄の事実にとにかく驚きの12話でした。
また、感謝や思い入れなどのも描かれていて、濃密な作品でした。
5分で分る「進撃の巨人Season1」
5位
月がきれい
中学3年の春。初めて同じクラスになり、出会った小太郎と茜。
小説家を夢見る文芸部男子と、走るのが好きな陸上部女子。
運動会を通じてLINEで話すようになり、二人の距離は近づき始める。行事続きで浮ついた初夏の空気の中、茜への想いを募らせた小太郎は……。
小江戸・川越を舞台に、爽やかに弾ける思春期の恋の物語。
PV動画
各話感想(Twitterへ)
とても綺麗で静かなアニメ作品でした。
目立たずに地味で落ち着いた中学生の日常と、淡い恋模様を描いた本作、リアルな描写がとても素敵でした。
スマホの描写を特に高く評価したいです。
物理的な距離は隔てているけど、ネットを通して繋がっているという状況は今の恋愛ではリアルなもの。
悩んだりした時にメッセージを送り合う描写や、スタンプの送信などすごく当たり前な現実を描いていて良かったです。
そして淡いけども純愛!!
好きって気持ちが芽生えて、モシャモシャする時間を過ごし、勇気を出して告白。三角関係になりそうになったり、受験を通して会う回数が減ったり悩むけど、お互いに話して解決する。
プレゼントを渡したり、お祭りに行ったりと本当に清い恋でした。
東山奈央さんの綺麗なOP,EDに加えて、同じく彼女がカバーする挿入歌がとても良かったです。その場面に合わせた名曲が静かにBGMとして流れるのが素敵な演出です。
各話の副題が小説や詩の題名なのも粋な演出です。
Twitter
二人の主人公を支える周りの生徒たちがとても良かったです。モブキャラじゃなくて、それぞれにちゃんと物語があるように感じました。
部活のエピソード、両親が反対したり応援したりするエピソード、おまけアニメで描かれる生徒模様………etc.
前半ダイジェスト
第1話「春と修羅」
6位
3月のライオン
幼い頃に自己で家族を失い、心に深い孤独を負う17歳のプロの将棋棋士、桐山零。
東京の下町に一人で暮らす零は、あかり・ひなた・モモという3姉妹と出会い、少しずつ変わり始めていく───。
これは、様々な人間が何かを取り戻していく、優しい物語。そして、戦いの物語。
PV動画
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第1シーズンの後半(1〜3月)は『将棋』にスポットを当てた濃いストーリーで楽しめました。
前半(201610〜12月)はコメディタッチの強いという印象で“面白い”という感想が強かったですが、後半は“内容を楽しむ”という印象で、将棋を通した桐山零の成長が描かれていました。
そして、第2シーズンでは勝負をする桐山零が描かれました。
どんな過去を持った人でも、どんな今を抱えている人でも。盤の上でなら対等に、学んだ事を基に静かなる戦いが繰り広げられる「将棋」。
零くんや嶋田さん達から伺える『将棋に懸ける想い』と『将棋に対する思い』が色濃く感じられました。一手一手の大切さ、応援してくれる人へのプレッシャー、自分の気持ち………。
一手に込める想いの強さとか、対戦の状況・相手への苛立ちを描いたりと「勝負」としての将棋が描かれていたので、これまで以上に真剣さが滲み出ていたように感じました。
棋士が自らを掛けて戦う将棋。彼らが命を削ってまで戦う意味や想いなど色々と詰め込まれていました。
また、棋士が背負う重たいものも垣間見えました。
持病を抱えながらも、出身地の地元からの期待を背負い、戦い抜く島田さん。
桐山のライバルを自称する二階堂の生き様が強かったです。病弱な身体を抱えながらも、集中力と持久力が必要な将棋の世界で立たない抜く彼の姿が強かったです。
そして、第2シーズンで最も濃く印象に残っているのが、明るく優しくて可愛い少女に起きたイジメ。
私も大好きなひなたちゃんが、イジメに遭うというだけでも心苦しいのに、クラスメイトの様子や先生の対応が本当に酷くて、見ているこっちも心苦しくなりました。
それでも、自身の強い考えと、毅然とした態度で立ち向かう彼女の様子が本当に力強く感じたし、頼もしく感じました。
また、誰にも言えない彼女の様子を察して包んでくれる温かい家族の存在。親身に考える零ちゃん。熱く相談に乗ってくれた林田先生。
近くで支えてくれる人たちの存在が、とても優しく感じて感動しました。
彼女は、ひなちゃんは絶対に間違っていない!!!!!
1期OP:BUMP OF CHICKEN「アンサー」(2016年)
7位
このはな綺譚
神様に遣える狐っ娘たちが働く温泉宿「此花亭」。
「このはな綺譚」は此花亭に奉公にきた新人仲居の柚と、 柚を取り巻く仲間たちとの心温まる物語。 仲居たちの想いはひとつ。
「正体が何者でも、 どなたさまでも、お客様は神様です。」
PV動画
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相手を想いやる、優しさと気遣いに溢れる、「おもてなし」に満ちた作品でした。
旅館の仲居さんというお仕事の中で、お客様の要望や頼み事を快く引き受けるのは当然。
そして、それに加えて、相手の気持ちを推し量ったり、要望の裏にある本当のお願いを汲み取って、少しだけ手伝ってあげるような、優しさが良かったです。
旅で疲れてたら足湯を用意し、仕事で忙しい客にはおにぎりを用意する。
些細な気遣いなんですが、それがとっても嬉しいんです。
また、相手の心に寄り添った色々な事がとても感動的でした。
想いを伝える手助けをしたり、心残りを和らげてあげたり、時には相手を想って涙して、または一緒に明るい笑顔を見せてくれて。
「心」という目に見えないものだから、考えたりすれ違ったり、想いやったりする様子が本当に優しいなぁ〜と思いました。
主人公の柚ちゃんが懇切で、親切で良かったです。とにかく可愛くて、優しくて、楽しくて涙もろくて。
新人ゆえの不慣れな部分や、慌てた姿、失敗などは見ていて微笑ましい。また、相手の隣に立って一緒に涙し、笑うその距離に感動しました。
彼女の言葉がとって心に染みました。どこか詩的でありながら、大切なことをしっかりと言っていて。
四季の変化についても。
物語の中で、春の桜、梅雨の雨、夏の怪談と夏祭り。秋の紅葉と、年の瀬、そして新年。
四季折々の景色の変化や、文化の変化、心情の変化などを登場人物たちの言動や服装などで綺麗に表していて、美しかったです。
8位
異世界食堂
老舗食堂「洋食のねこや」。
どこにでもありそうなこの洋食屋の扉は、週に一度“特別営業”の土曜日だけ「ある世界」とつながる。
異世界の様々な場所に現れる扉を通じてやってくる、生まれも文化も種族もバラバラなお客たち。
この店で生まれる異世界と現代、食堂に集う人々と店主、そして料理との一期一会を描く、温かい出会いの物語。
PV動画
各話感想(Twitterへ)
ご飯アニメはとても美味しそうだし、幸せ感が至るところに溢れるので大好きなジャンルです。今回、舞台が異世界という事で若干心配していたのですが、心配して損しました!
ご飯アニメ特有の視覚的,感覚的な幸福感と満腹感がやはり今作も素晴らしかったです。
メニューはなんら特別な食べ物ではなく、私達がごく普通に食べたり、外食したりするもの。
でも、それをご馳走のように美味しそうに食べる異世界のキャラクター達の姿を観ていると、普段食べているご飯が、いかに素晴らしく、美味しいのかを再認識しました。
「普通の料理でも、こんなにご馳走なんだなぁ~」って。
肉,魚,野菜……“調理”という魔法で食材が料理になり、それを美味しそうに食べる笑顔が本当に最高に素晴らしいです!
どの回でもキャラ達がご飯を食べた後、味や食感、香りなどを事細かに食レポしていましたが、それだけ異世界の住人にとっては珍しくて美味しい食事なのでしょうね。
どの料理も美味しくて最高でしたが、やっぱり女性キャラが食べる姿は良いです! なによりも、溢れる笑顔が最高に可愛いです!(もちろん、男性のお客さんだって笑顔が美味しそう!)
スイーツを食べる姫様や妖精さん、それから食いしん坊なアレッタさんの回は最高!
ご馳走さまでした!
9位
Re:CREATORS
人は、その手で多くの物語を創造してきた。
喜び、悲しみ、怒り、感動。
物語は人々の感情を揺れ動かし、魅了する。
しかし、それは傍観者としての感想にすぎない。
もしも、物語の登場人物たちに“意思”があるとしたら、彼らにとって、物語を生み出した我々は神の存在なのだろうか?
PV動画
各話感想(Twitterへ)
残念ながら1クール目はただのプロローグ───舞台と設定、キャラを描き出すための序章、前日譚、イントロ、序幕。
そして2クール目、舞台が整いようやく物語が動き始めて、どんどんと展開をしていって、次々に面白くなっていきました!
我々人間が創造した物語の中のキャラクターが現実世界に出現して、様々な感情や想いを抱いたり、話し合ったり、現実世界の法律や物理規則に縛られながら、被造物たちが2陣に分かれて戦うという設定と物語がとても面白いです。
また、設定上の『多くの人に見てもらえば改変ができる』という部分が特によく考えられていると思いました。
「現実世界と創作物世界の融合」という意味でも、大勢の観客とSNSを用いたフェスの様子が作品の主題に合致してましたし、声優の本人役登場やまさかのネタバレ発言など一視聴者として楽しめたフェスでもありました。
「会話」に関して。
物語のキャラクター《被造物》という性質なのか、台詞回しが印象的な部分がありました。
1期は世界観の設定&世界観を構築する説明為なこともあり、仕方ないことではあるんですが、説明台詞や登場人物モノローグが長すぎな気が。
ただ、2クール目では会話が作品に魅力を付加するという本来の役割を演じていました。特に、キャラクターの“別れ”が何度も描かれていたので、感情が沢山込められていて良かったです。
【最期まで騎士であった彼女】
「私を信じた者がいる限り……黄金の結末を信じる者がいる限り……物語は終わらない!」
【大団円を願った彼女】
「私は…私達は知ってるの。私達の世界は酷い戦いが続く世界だけど私とあなたで、最後まで戦い抜いた私とあなたの力でいつか大団円を迎えるためにこそ彼があの世界を創ったことを……」
澤野弘之氏の音楽が最高でした!
まずOPで興奮度が最高頂になり、劇中に流れる最高に格好いい劇伴。
本来音楽は場面を盛り上げたり雰囲気を作る役割ですが、もはや主役級の位置づけです。
そしてクールなBGMを背景に描かれる戦闘映像はとにかく格好いいの一言につきます。
劇伴アルバムver. アニメ版SP EDIT
10位
クジラの子らは砂上に歌う
砂の海に覆われた世界の中、小島のような漂泊船「泥クジラ」の上で暮らす人々がいた。
超能力“情念動(サイミア)”を有する代わりに短命な「印」と、能力を持たないが長命の「無印」からなる彼らは、小さな共同体として穏やかに過ごしていた。
記録係である少年は、ある日謎の少女と出会う。それは新世界を開く福音なのか、破滅の始まりなのか───
PV動画
各話感想(Twitterへ)
この作品は、何よりもまず美しい背景に目を奪われます。
まるで色鉛筆で描かれたかのように優しく柔らかい線と、淡く霞むように溶け合う色が美しいです。
今までにないような、芸術的な背景で驚いたし、凄いと思うしかないというか、ただただ感嘆してました。
あと、滑らかに波をたてる砂の海が綺麗でした!
そして、全く新しい世界観であるという点と、その世界観が私は大好きです!
異世界ファンタジーや、if戦記などと違い、これまでに無い世界を創り上げたのが凄いです。
(例が変ですが)『ロード・オブ・ザ・リング』のように、世界をまるまる一つ創り上げてしまっているんですよ!
その中でも特に、文化面が素晴らしいと思いました。
死者を砂の海に流す葬式、涙を流してはならないという風習、砂を掛け合うお祭り…………。人々が生きる拠り所にする文化を産むって難しいと思います。だからこそ、凄いなぁ〜と。
淡くて壮大な砂の海を背景に、小さな島で紡がれる人々の生活が丁寧でした。
そんな美しい世界観・背景とは裏腹に、世界は残忍さと秘密を秘めていました。
「泥クジラ」という船の真実、砂の海の果てにある国、殺戮と侵略を糧とする“帝国”………。
仲間が殺される悲しみと、武器を取って戦う怖さ。ぶつけようのない怒りと、やり場のない悲しみ。
ここがとても印象的でした。
そして、物語の中核を成すのは「感情」と「生死」だったように感じました。
感情を有する民と、感情を排した民の二者が対比され、それぞれの違いが描かれました。 また、“能力”の有無により短命/長命と命の長さが比べられ、それぞれが抱く想いが描かれました。
さらに、先程挙げたように、人の死を戦争や葬式という観点から描いていました。
こうやって、色々なパーツが物語を深くしているんだと思いました。
オープニング映像
キャラクター部門
男性キャラ
1位
桐山 零
(3月のライオン)
1期2クール目、2期1クール目はどちらも「桐山 零」という、プロ棋士としての姿が見られたと感じました。
周りの人に触発されたり、自ら「勝ちたい」という強い想いを抱いたりして、勝敗に強くこだわる将棋が描かれていました。
また、ひなちゃんがイジメられていると知ると、何とかしようと一人悩んだり、側に寄り添ってあげたりと、優しい姿も見られて良かったです。
2位以降を表示
2位
富士田 多々良
(ボールルームへようこそ)
情熱、熱意が本当に凄いキャラクターだったのが大好きなポイントです。最初の方の「一晩中踊り練習し続けた」という部分には衝撃と感動でした。
彼の“本気さ”と“熱量”がとても格好良かったです。
そして、踊っているときの笑顔は評価できない程にいい顔で、見ていてとても気分よくなりました。「本気って格好いいし、楽しむって大切」だと思いました!
彼の原動力は「楽しい」だから、どんな状況でも楽しめるし、誰が相手でも笑えるんだろうなぁ~と。
3位
エルネスティ・エチェバルリア
(ナイツ & マジック)
好奇心の塊みたいなキャラクターでしたねぇ〜。ロボットへの飽くなき探求と、新しい技術への興味、苦境を次々と打開する奇想天外なアイデアには本当に驚いたし、楽しかったです!
キラキラと目を輝かせて、楽しそうに喋る彼は本当に良かったです!!!
女性キャラ
1位
アツコ・カガリ
(リトルウィッチアカデミア)
キラキラとした輝きを放つ彼女が最高です!!
夢と希望を信じて、自分の憧れに会い、また近づく為に真剣に取り組む姿が凄いし、応援したくなります。
絶対に「無理」だとは言わず、不可能に見えても諦めずに全力で当たっていく彼女を見ていると、元気をもらえます。
彼女を中心にして、色々な騒動が起きるし、問題も事件も頻発するけれど、本当に楽しそうなのが何よりも最高です。
仲間や友達、学校まで巻き込んで自分の夢を追う、その一生懸命さが大好きです!
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2位
柚
(このはな綺譚)
可愛さと同時に優しい「おもいやりの心」を持つ彼女を見ているとこちらまで心温まるし、色鮮やかな季節の移り変わりや文化を目にする事ができて大好きです。
相手の心に寄り添うように行動したり、気持ちを汲んで話しかけたり、自分の事のように涙を流したりと「優しい」の一言では片付けられない程に丁寧で親身な彼女が本当に好きです!
また、どんなことに対してもキラキラとした好奇心を抱いた眼差しを向けていたのが本当に印象的でした!
3位
川本 ひなた
(3月のライオン)
良い娘すぎて、可愛すぎて好きです! 零くんを家族みたいに大切に思って、差し入れしたり、心配したり。
細かいし、丁寧だし。和菓子のアイデアを出すシーンとか良かったです!!
イジメを受けている友達を見て無視する事が出来ず、なんとか助けようと1人で闘う彼女。自らがイジメの的になってもなお、毅然とした態度と強い意志を持って立つ彼女の姿。
そんな彼女の“強さ”に心を打たれたし、応援したくなったし、彼女の涙も笑顔も受け止めてあげたくなる気持ちになるような、そんな思いになりました。
性別不明キャラ
1位
フォスフォフィライト
(宝石の国)
宝石たちは誰も彼も素晴らしいですが、ここは主人公のフォスを。雌雄の区別がないので、別枠です。
宝石として見た目、特に髪の毛の透き通るような美しさや細長く繊細そうな手足など容姿の美貌が素晴らしいと思います。
そして、物語前半では「ドジっ子」として色々やらかすし、迷惑だけど皆んなに愛されていて、行動も面白く、愚痴のような台詞にもまた笑わされました。あと、表情の変化が大きい気がします。
一方で物語後半では強への憧れや葛藤などが描かれており、表情も口調も大きく変わった姿が。それでも彼女の性格を隠しきれていないのが大好きです(笑)
2位以降を表示
2位
ナナチ
(メイドインアビス)
アニメの10話で初登場で、たった3話しか描かれなかったのに、こんなにも心を奪われたキャラクターは初めてかもしれないです。
モフモフの体毛に耳,尻尾、頬から生える毛、大きな目…………と愛らしい見た目が最高に可愛いです! それに、照れる姿がまた良いんですよねぇ〜。
そして、その見た目とは裏腹に、衝撃的で残酷な過去が苦しかったです……。ミーティへの想いとか、 リコ&レグへの親切とかって抱えているものを感じさせない優しさがまた悲しいです……。
音楽部門
オープニング
1位
gravitywall
SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle & Gemie
(Re:CREATORS)
もう、「格好良い!」の一言に尽きます。澤野弘之さんとボーカルのSawanoHiroyuki[nZk]のクールさの素晴らしさといったら言葉では表せないくらいです。
今回の『gravitywall』の最高な所はサビが2段階あるという事!
まず「♪gravitywall 口づけを」から入る1つ目の部分。そして一瞬の間を置いての「♪Break your stereo days」からの2つ目のサビ部分。この一瞬の間がとてつもなく素晴らしい!
MV動画
2位以降を表示
2位
その未来へ
RIRIKO
(クジラの子らは砂上に歌う)
まず映像。色鉛筆で描かれたような泥クジラや草木,ヌース・ファレナなど美しいい物がギュッと詰まっていてたった1.5分なのに芸術作品の域です。
(下の「オープニング動画」を見て!)
また、『クジ砂』の世界観に見事に合った歌詞が本当に大好きです。
「♪儚き印よ 砂上に この地に 生き続けたのなら」とか「♪運命を 感情を 抱くべき子たちよ」とかって登場人物らを想像させるような歌詞が素晴らしいです。
そして、最後に「♪砂の海の譚歌〜バラッド〜」で歌詞を締めるのが本当に見事!
オープニング動画
フルサイズMV
3位
英雄 運命の詩
EGOIST
(Fate/Apocrypha)
まず曲名がめちゃくちゃ『Fate』っぽい(笑)
恐らくジャンヌ・ダルクが歌のイメージなのだろうと歌詞から伝わってくるのが好きです。「♪Lead us Lord of light」とか「♪人は叫んだ正義を その旗を高く掲げ」とか。
「♪恐怖よ平伏せ」のようにサビの力強さも凄いですよね。
最初に赤と黒のチェスボードが描かれる場面、それから各マスターとサーヴァントかシルエットで描かれるカットが好きです!
あとは、chellyさんのかすれるような声も素晴らしいです。
オリジナルムービー
エンディング
1位
月がきれい
東山奈央
(月がきれい)
歌詞が詩的で恋文みたいです。
「♪いつもどうしていいのかわからなかった 君への想いはこぼれるほどあるのに」とか、「♪今日も君からもらった言葉を抱きしめている」とか。
そしてED背景の絵。淡くて丁寧な絵と四季が描かれているのもいいですが、やはりLINEの画面。トーク内容が他愛もない内容ですがそれが良いし、トーク相手の名前が『夫』『彼氏さん』『ダーリン』と毎回変わっているのも丁寧だなぁ〜と。
東山奈央さんの澄んだ綺麗な歌声もとても素敵です!
リリックビデオ
2位以降を表示
2位
フェアリーテイル
三月のパンタシア
(亜人ちゃんは語りたい)
歌っているのが好きな三月のパンタシアって言う事が一つ。そして、三パンの歌は歌詞が作品にあっているので好きです。
今回も出だしの「♪おとぎ話で聞いたような〜」やサビの「♪くだらないと〜」が作品を表していると思いました!
MV動画
3位
JUMPin’ JUMP UP!!!!
fourfolium
(NEWGAME!!)
まず出だしの「♪さぁ、SKIP by STEP & 大JUMP」の部分が1期,2期のOPを混ぜた感じがして良かったです(skipとstepの部分)!
お仕事系アニメだけあって、歌詞に1週間の曜日と一言歌詞が入っているのが本当に好きです。青葉の歌う「♪やる気・元気・無敵だって金曜日だもん!」の勢いと元気が好きです(笑)
試聴動画
BGM
1位
Re:CREATORS
澤野弘之
格好良さ満点、クールさ抜群!
悲しい場面でも、バトルの場面でもとにかく格好良くて、作品の主人公がストーリーなのか、音楽なのか分からなくなってきます(笑)
特に2クール目の今回はバトルシーンが多く、そのためボーカル入の格好いい劇伴を沢山聴くことが出来て嬉しいし、興奮しました!
戦闘シーンだけでももちろん凄いですけど、音楽が流れた瞬間に「おぉぉぉぉぉぉ!!!」と一気に盛り上がるし、テンションも上がります。音楽って凄いんだなあ〜と。
試聴PV:Disc1
試聴PV:Disc2
2位以降を表示
2位
Fate/Apocrypha
横山克
曲調が違っても、雰囲気が違っても常に現れる同じメインテーマ的なメロディが耳に残っていて、音楽を聴くだけで「あぁ、Apocryphaだ」と分かるのは劇伴としての役割をしっかり果たしていると思います。
どこか、映画音楽みたいですね。
戦闘シーンでの激しさや、優しいシーンでの柔らかい曲調など、明らかな変化がこの作品には合っているように感じました。
物語自体が緩急の差が激しいですからね。
試聴映像
3位
活撃 刀剣乱舞
深澤秀行
「音楽良いなぁ〜」と思って見たら深澤さん。『Fate/sn[UBW]』で劇伴努めた方です。アニメのBGMではありますが、聴いているとことらも「映画のBGMみたいだなぁ〜」と思います。重厚感あったり、場面の雰囲気との相性が映画みたいです。
和風な楽器と激しい曲調との組み合わせが、和風でバトルな作品にぴったりだと感じました。
試聴動画
劇場作品感想
劇場で公開されたアニメ作品のまとめです。
ここでは数作品しか触れていないので、詳しくは2017年に鑑賞した映画をまとめた以下の記事「2017年映画ハイライト」をご覧ください。
作品部門
1位:
劇場版ソードアート・オンライン─オーディナル・スケール─
拡張現実を用いた没入型ゲームが流行する日本で発生する不可解な事件に、「デスゲーム=SAO」から生還した英雄キリトが挑む。
「あぁ、SAOが帰ってきたんだな」って頷ける脚本、映像、セリフとキャラが嬉しいし、楽しいし、面白い!
TVアニメ版SAOを彷彿とさせ、それを上回る展開、まるで元から伏線があったかのような緻密な設計、キャラ総出演の豪華さ、“らしさ”を活かす構成が良かったです。
疾走感,迫力,激しさを兼ね備えたバトル場面は大スクリーンと大音量でより素晴らしくなっていました。
終盤のラストバトルに感激で感嘆で感動!
感想はこちら
2位以降を表示
2位:
夜は短し歩けよ乙女
先輩こと“私”と、私”が恋心を寄せる“黒髪の乙女”が巡り歩いた、短い一夜の一期一会ファンタジー。
観ていて、本当に、心の底から楽しい映画。優しく温かい人々との出逢いが温かくて賑やか。
たくさんの人たちが繋がる“ご縁”が視覚できる映画でした!
テンポ感が素晴らしく、“長くて短い”たった一晩の出来事が本当に色濃く感じました。前半に散りばめられた伏線や小ネタが繋がる様子が見事。
黒髪の乙女を始めとする魅力的なキャラクターと、作品の世界観を描く柔らかでミニマムな絵調が好きです!
感想はこちら
3位:
虐殺器官
先進国が高度な情報管理社会を築き上げた近未来。突如として発生した複数後進国での大虐殺の解明と、背後に隠れる米国人を追うアニメ映画。
言葉で描かれた作品。
“映像で見せる”じゃなくて、“会話で考えさせる”映画でした。映像化であるものの、小説を読んでいるような感覚。
近未来のアイテムや世界観が格好良く、でも街並みや映像に古さを感じて、その雰囲気が良かったです。
クールな映像やグロ描写が格好良かったです。
感想はこちら
キャラクター部門
1位
黒髪の乙女
(夜は短し歩けよ乙女)
「魅力」を集めて具現化したようなヒロイン!!
具体的には、優しくて、温かくて前向きな所が何よりの魅力だと思います。
彼女が歩くと自然と周りを巻き込んで大きな“ご円”を作っていくのが凄い。彼女を見ていると元気になってくるというか、時間がゆっくり進むようです。
好奇心に満ちるクリッとした目も好きですし、予想外の行動をするから面白いし可愛い!
2位を表示
2位
間桐 桜
(Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower)
何よりも、とにかく彼女の「声」が好きです。
本当に弱々しくて、かすれ消えてしまいそうな彼女のこえは、低くてハスキーで、聴いているだけで胸が苦しくなりそうです。
そして、劇中では序盤にも関わらず、先輩である衛宮士郎に甘えたり、意味深な台詞を残したりと、「儚いヒロイン」として素晴らしかったです。
音楽部門
1位
花の唄
Aimer
(Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower)
この主題歌ほど作品の内容・世界観を表した歌は無いように思います。歌詞も、歌い方もピタリと合っているように感じました。
歌うAimerの弱々しくて力強い、掠れそうに太い声が最高に綺麗です。劇場の音響で聴く歌声は、息継ぎや息漏れ音が本当に綺麗。
フルMV
2位を表示
1位
Catch the Moment
LiSA
(劇場版 ソードアート・オンライン─オーディナル・スケール─)
格好いいというのが聴いた第一印象です。
LiSAの力強くて高い歌声を、劇場の音響で聴いた時の迫力が凄かったです。エンディングで聴いて、「SAOだなぁ~」と思いました。
あとは、色々なメディアで流れていたからか、サビ部分が随分と耳に残っています。
Music Clip
Lyric video
Mステ × 劇場版SAO別映像
特別賞(BGM)
Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower
劇伴
(劇伴を聴ける公式のがこの動画しかなかったです)
梶浦由記氏による妖艶で濃く強い劇伴が、暗く激しい作品の世界観・バトルに迫力と魅力を加えていました。
異国情緒が漂って、「心地よさを感じる違和感」が凄いです。映画を盛り上げるだけでなく、現実とはちょっと違う、魔術の存在する世界観の匂いを漂わせてきました。
この長い記事を、
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました!
本当に、ありがとうございました。
ラストに、お礼というか、おまけといか………。
今回ランキング上位10作品に入っていないけど、面白かった作品を10作品挙げて本記事の締めにしたいと思います。
『プリンセス・プリンシパル』
霧煙るロンドンを舞台に、少女たちが暗躍するスパイ×スチームパンク作品。この世界観がとても好きだし、武器を使ったアクションも、騙し合いのスパイ戦も見事!! もちろん、可愛いし、面白いです!
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『サクラダリセット』
完全記憶能力を持つ少年と、“リセット”能力をもつ少女の物語。異能力アニメなのに、淡くて優しくて無機質な印象を受けました。予想のつかない謎解きや、裏をかきあう天才たちの静かな戦いに引き込まれました。
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『将国のアルタイル』
中東に似た架空の大陸を舞台に、帝国と騎馬民族国家との乱世を描いた架空戦記。頭脳明晰であるとともに、圧倒的なカリスマ性を誇る主人公が格好良かったです。交渉・計算・利益損得など策略に満ちた物語が濃かったです。
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『サクラクエスト』
P.A.Worksのお仕事アニメ。寂れた町を振興するため、観光協会の主人公らが無い知恵振り絞って頑張る!! 常に前向きで、町のためにどんなに小さなことでもやろうとする姿がとても良かったです。
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『正解するカド』
東京に謎の巨大な正方形が出現し、現れたのは超知的な宇宙人。めちぇくちゃフィクションなのに、外交官による交渉や、日本政府の政治的対応などが丁寧に描かれており、妙なリアル感があった。(『シンゴジラみたい』)
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『ナナマルサンバツ』
高校生たちが「競技クイズ」に熱を上げる作品。クイズを解くためのテクニックや理論などが詳しく語られていて、勉強になった。TVのバラエティ・クイズ番組の見方が変わりました(笑)
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『キノの旅』
主人公とバイクが旅して国を巡る話し。社会矛盾や生活問題・想像や空想の世界を、非常識な風習や規範・伝統や統治体制を有する1つの国として具現化し、主人公の客観的な視点から指摘して、警鐘を鳴らしているよう。興味深かったです。
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『ひなこのーと』
とにかく可愛いというのが理由です(笑) キャラクターの容姿はもちろん、服装や性格とかも可愛い!! しかも、サービスカットが沢山なのがこれまた嬉しい!
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『賭けグルイ』
全てを賭け事で決める学校が舞台。常識からかけ離れた大金を掛けてギャンブルに狂う様は異常。でも、勝敗の結末がすごく気になるし、一発逆転があると見ていて面白いです。とにかく、賭けるものが非常識なので、より一層勝敗が気になります
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『アニメガタリズ』
アニメ好きの為の作品と言っても過言ではありません。至る所にアニメネタやパロデ、オマージュなどが散りばめられていて、終始楽しみながら、ニヤつきながら見てました。後半は、“アニメならでは”の演出が光っていました!
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