2018年冬アニメの総まとめです!
このクールは本当にいい作品が揃っていて、最高でした! 終わってしまったのが名残惜しいです…….。
本クールは書きたいことが多くて、少し(いや、かなり長く)なってしまってスイマセン(笑) でも、なかなか充実した感想になっているはずです!!
目次としては以下な感じです。
です。長いかも知れませんが、見た目は頑張って見やすくしたつもりです!
冬アニメ全体
総括感想
2018年の冬クールは本当に良い作品ばかりで嬉しかったです!! 物語自体が面白い作品が多かったから、最後まで楽しめたのかなぁ~と。
各作品ついてはこれから触れるので詳しくは書きませんが、私的No.1作品は『宇宙よりも遠い場所』でした。この作品は内容も物語も、台詞もキャラも音楽も何もかもが最高で、各話の放送を見る度に感動して、時には涙も流しました。
全体的な印象として、冬クールは恋愛アニメがとても少なかったと思います。ほとんどゼロに近いような…….『恋は雨上がりのように』と、強いて挙げるなら『からかい上手の高木さん』くらいじゃないですか?
『ゆるキャン△』、『三ツ星カラーズ』、『たくのみ』、『ラーメン大好き小泉さん』など日常を描いた作品が本当に素晴らしかったです。また、挙げた4作品は山梨県、上野、お酒、ラーメンと実在する場所や商品を扱っているので、余計に楽しめました。
第2シーズンに入っていた『3月のライオン』も一旦終わりを迎えました。将棋だけにとどまらず、「生きることの大変さ」を描いていたように感じられて、感動しました。
一方、可哀想だったのは『りゅうおうのおしごと』ですね。作品自体は充分面白かったけど、同じ将棋ジャンルの『3月のライオン』と被ってしまったのは痛かったです。
冬クールでは『メルヘン・メドヘン』が作画崩壊により放送休止になりました。その点について責めたり嘲笑ったりはしませんが残っている話数の放送を期待しています。
放送前から注目されていた『ポプテピピック』は、話題になりはしたけど、作品そのものの評価と価値を考えてみると「う~ん…..」って感じですかね(笑)
2018年冬クールは特に、女性キャラが本当に最高でした。外見の可愛さとか視聴者に媚びを売るようなキャラが少なくて、性格や努力など内面が充実したキャラクターが多かったです。
また、「野クル」、「カラーズ」、「女子高生南極観測隊」、「JS研」、「川本姉妹」とグループというか、集団というかの団結や友情といった“まとまり”が素晴らしかったように思います。
本当に素晴らしい作品が多くて、終わってしまうのが寂しいです!!
ランキング&視聴作品
2018年冬クールの視聴作品は全部で23作品。はじめに各部門のランキング概要を紹介して、その後に見た作品を挙げておきます。
作品部門
1位:宇宙よりも遠い場所
2位:ゆるキャン△
3位:ヴァイオレット・エヴァーガーデン
4位:三ツ星カラーズ
5位:3月のライオン
6位:からかい上手の高木さん
キャラクター部門
[ 女性 ]
1位:各務原なでしこ(ゆるキャン△)
2位:玉木マリ(宇宙よりも遠い場所)
3位:高木さん(からかい上手の高木さん)
[ 男性 ]
1位:クラウディア・ホッジンズ(ヴァイオレット~)
2位:西片(からかい上手の高木さん)
3位:カルタフィルス(魔法使いの嫁)
音楽部門
[ OP ]
1位:TRUE「Sincerely」(ヴァイオレット~)
2位:亜咲花「SHINY DAYS」(ゆるキャン△)
3位:カラーズ☆スラッシュ「カラーズぱわーにおまかせろ!」(三ツ星カラーズ)
[ ED ]
1位:からかい上手の高木さん《カバーソング》
2位:佐々木恵梨「ふゆびより」(ゆるキャン△)
3位:玉木マリ,小淵沢報瀬,三宅日向,白石結月「ここから、ここから」(宇宙よりも遠い場所)
[ BGM ]
1位:ゆるキャン△(立山秋航)
2位:宇宙よりも遠い場所(藤澤慶昌)
3位:三ツ星カラーズ(未知瑠)
視聴作品
※視聴作品は上から番号通り、面白かった順です。
① 宇宙よりも遠い場所
② ゆるキャン△
③ ヴァイオレット・エヴァーガーデン
④ 三ツ星カラーズ
⑤ 3月のライオン
⑥ からかい上手の高木さん
⑦ 魔法使いの嫁
⑧ 恋は雨上がりのように
⑨ 伊藤潤二『コレクション』
⑩ Fate/EXTRA Last Encore
⑪ たくのみ
⑫ りゅうおうのおしごと
⑬ ラーメン大好き小泉さん
⑭ スロウスタート
⑮ デスマーチから始まる異世界狂想曲
⑯ ポプテピピック
⑰ 刻刻
⑱ ダーリン・イン・ザ・フランキス
⑲ グランクレスト戦記
⑳ 博多豚骨ラーメンズ
㉑ BEATLESS
㉒メルヘン・メドヘン
㉓ おそ松さん
部門別感想
作品部門
2018年冬アニメの個人的ランキング上位6作品について、少しだけ詳しく感想を書きます。
※各作品のキービジュアルをクリックorタップで感想が表示されます。
※アニメの「あらすじ」は公式サイトのものを改変しています。
1位
作品名:宇宙よりも遠い場所
監督:いしづかあつこ
制作:マッドハウス
そこは、宇宙よりも遠い場所──。
何かを始めたいと思いながら、踏み出すことのできずに高校2年生になってしまった少女・玉木マリ(キマリ)は、とあることから南極を目指す少女・小淵沢報瀬と出会う。
高校生が南極になんて行けるわけがないと言われても、絶対にあきらめようとしない報瀬の姿に心を動かされたキマリは、報瀬と共に南極を目指すことを誓うのだが……。
PV動画
踏み出した一歩は、やがて青春を動かす。
本当に感動しました。最高に素晴らしくて、どの回も傑作で、涙が流れる強い感動を何度も味わいました。青春・友情・困難・涙・楽しさ・仲間・努力・協力・現在・過去・未来………色々なものが詰め込まれた秀作です!
まず、ストーリーが面白い!
女子校生が南極に行くというありえないような非日常の内容を描くという大風呂敷を広げていながら、13話でその物語をしっかり描ききり、スピード感とテンポ良い進行しながらも、描くべきを怠らず丁寧に描いている。
旅のワクワク感やトラブル、友達との衝突や仲間との楽しい時間。物語を面白くする「要素」が沢山散りばめられていて、オリジナルアニメとして、13話の構成をしっかりした素晴らしいものだったと思います。
何よりも凄いのは主役の4人(とその他友達や仲間たち)です。この4人だから、この物語はこんなにも面白いし、こんあにも感動するんだと思います。
それぞれが“青春”に何か“違和感”を感じていて、小さなキッカケが4人を繋ぎ、大きな物語を動かしていく。不器用な4人だから、本音で話さないと分からないし、本気だからその“友情”は力になる。
そしてこの作品、視聴者が登場人物の誰かしらに共感できるキャラクターになっていると思います。主人公の4人なのか、それとも副主役的な立場のキャラなのかはその人自身の感じ方ですが、どこかに共感できる所があって、だから余計に物語を応援したり、期待したり、感動したりすることが出来たんだと思います。
それから、自然で真っ直ぐな台詞が素晴らしいです。
会話はいたって普通です。女子高生がとりとめなくするような。でも、所々で不意打ちをするように凄い台詞が発せられるんです。しかも、それが自然で、特別感無いからズルい! 決意を感じさせる台詞、涙ながらのこ言葉、大切に想う慰め、喜びを集めた表現。
私が印象に残っていて好きなのは、第4話での「どうして南極に?」と聞かれたキマリの答え。
「決めたのは私です。一緒に行きたいって。このまま高校生活が終わるの嫌だって。ここじゃないどこかに行きたいって。(皆んなと出会って、知って、聞いて思いました。)どこかじゃない、南極だって!」
あと、南極に向かう船の中、荒れ狂う海に嫌気が差した3人にキマリが言ったも大好きです。
「選択肢はずっとあったよ。でも選んだんだよここを。選んだんだよ自分で!」
音楽、というか挿入歌が最高でした。感動しそうな良いお話のラスト、その感動を増やすように素晴らしい挿入歌がいいタイミングで入ってきて。もう、それ聴いて「うわぁぁ~~」て何度なったことか(笑)
本当に感動して、泣いたし、笑ったし。とても素晴らしい作品でした。
長くて本当に申し訳ないのですが最後に、公式PV動画の概要欄に書いてあった内容紹介が素晴らしかったので。
いつだってボクらの一歩は好奇心から始まった。
見たことのない風景を、
聞いたことのない音を、
嗅いだことのない香りを、
触れたことのない質感を、
味わったことのない食物を、
そして感じたことのない胸の高鳴りを、
いつの間にか忘れてしまった欠片を、
置き去りにしてきた感動を拾い集める旅。
そこにたどり着いたとき、
ボクたちは何を思うのだろう。
吠える40度、狂う50度、叫ぶ60度、
荒れる海原を超えた先にある原生地域。
地球の天辺にある文明を遠く離れた遥か南の果て。これは《南極》[宇宙よりも遠い場所]に向かう
4人の女の子たちの旅の物語。
ボクらは彼女たちを通して、
明日を生きるキラメキを思い出す。
2位
作品名:ゆるキャン△
監督:京極義昭
制作:C-Station
これは、ある冬の日の物語。
山梨に引っ越してきた女子高校生・なでしこは、富士山を見るため自転車を走らせて本栖湖まで行ったものの、あいにく天気はくもり空。疲れ果てて眠りこけてしまったなでしこが目覚めてみるとすっかり夜。心細さに怯えるなでしこを救ったのは、1人キャンプ好きの女の子・リンだった。
冷えた身体を温めるために焚き火にあたる2人。 ぱちぱちと薪の爆ぜる音が、湖畔の静寂に沁み込んでいく。焚き火を囲み、カレーめんをすすりながら会話するなでしことリン。
やがて2人が待ちに待った瞬間が訪れる。
「見えた……ふじさん……」
なでしことリン、2人の出会いから始まるアウトドア系ガールズストーリー。
PV動画
ゆっくり流れる時間と、まったりした“空気感”が素晴らしい作品でした!
なんとも言えない心地良い雰囲気が漂っていて、見ていて微笑みが漏れてきました。「キャンプ」というのがそもそも「時間を楽しむ」というアクティビティで、それを可愛いキャラクターと共に描いていてとても良かったです。
そんな優しい温かさを醸し出しているものの1つが音楽だと思いました。表現が難しいですが、良い雰囲気と味を奏でだしていました。
とにかくキャラクターが可愛いです! 本当にどのキャラクターも好きすぎます!! 自由気ままな行動と何気ないお喋り、メッセージアプリを使った会話など彼女たちの急がない、忙しくない日常が最高でした!
美味しそうによく食べるなでしこは、その存在自体が既に可愛い! 元気よく走り回る姿と、「リンちゃーーん」って呼ぶ声が大好き!
クールなしまリン、テキパキと自分のキャンプ道を貫いていて、でも段々とデレてくる様子が可愛すぎる!
千明ちゃんはボケ担当してるけど、結構しっかり者のキャラ。犬山さんは八重歯と「嘘やで~」が可愛い! 斉藤さんは何だろ?あのおっとりした感じが良いなぁ~って。
綺麗な風景と美味しそうな食べ物も良かったです。
山梨県の自然とキャンプ場の広々とした風景はとても綺麗でした。富士山とか夜景とかって絵になる景色の中に描かれたキャラクターたちが羨ましいです。
そして食べ物! 印象的なBGMと一緒に描かれる食事・食べ物・料理は美味しそう! キャンプとか外で食べるご飯は最高ですよ。でも、その“美味しさ”を増しているのは、やっぱりキャラ達ですよ。美味しそうに食べる皆んながいてこそです!
好きなことは一人でも、皆んなでも!
しまリンのソロキャン。自分だけの時間を好きなように過ごすことは貴重だし、大切。行きたいところにバイクで行って、寄り道しながら楽しむのも一興。 一方、なでしことのキャンプ、そして野クルメンバーとのクリキャンも賑やかさが加わって楽しかったです。
あと、メッセージアプリを使った会話が大好きです! 特になでしこの、元気良いどうでもいい内容の写真とメッセージが最高すぎ! 斉藤さんとしまリンのボケとツッコミのやり取りも楽しい! キャラが声で読み上げる表現が良いですね!
そうそう、松ぼっくりが喋ったり、犬が沢山出てきたりと細かい所が可愛い! 渋い大塚さんのナレーションも何故かマッチしているしで良い作品でした。
OP:亜咲花「SHINY DAYS」
ED:佐々木恵梨「ふゆびより」
3位
作品名:ヴァイオレット・エヴァーガーデン
監督:暁佳奈
制作:京都アニメーション
感情を持たない一人の少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、戦火の中で大切な人から告げられた言葉の意味を探している。
戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。
――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙
――都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙
――飾らないありのままの恋心をつづった手紙
――去りゆく者から残される者への最期の手紙
手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。
これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。
PV動画
とにかく本当に綺麗で、そして美しい物語でした!
まずその物語が非常に美しくて、儚くて淡くて、でも色鮮やかで感動しました。
およそ感情というモノを持ち合わせておらず、ただ戦場で命令されるがままに戦ってきた少女。彼女が「愛している」を探しながら手紙と、そして人々の“心”触れながら。段々と変わっていく姿は「成長」と呼ぶべきか「変化」と呼ぶべきか分かりませんが、良いなぁって。
そして、人の想いを伝える手紙に関わる仕事だったから、そしてヴァイオレットだったから紡げた物語だったと思います。「愛の意味」を探す彼女は、人々の想い”が詰まった胸のすぐ近くに寄り添って、依頼主と一緒に“大切な何か”を探しているようでした。
一人ひとりそれぞれの物語がある中で、ヴァイオレットはその物語の一端を代筆しながら色々なものを感じ、学んでいきます。その物語はどれもが感動的でした。
私が1番好きだったエピソードは第10話でした。不幸と幸せ、微笑みと涙、愛ゆえの嘘。隠す辛さ。成長を願う優しさが溢れていて、最後には涙を流しました。(ネタバレなので中身は伏せます)
ヴァイオレットの成長・変化がとても細かくて良かったです。
感情を持っていないような少女が、手紙を描くことで人に寄り添うことを学び、気持ちを考えることを知り、喜び・悲しみ・怒り・後悔など様々な感情に気がついていきます。感情が無かったのではなく、それを知らなかった。
そんな彼女の変化が丁寧に描かれていました。無表情だった彼女が微笑むようになり、涙をながすようになった変化は特に印象的で感動しました。
手紙というツールなのが素晴らしかったと思います。メールでなく、LINEでなく、手紙。書いている人の、送りたい人への想いが詰まった文章と紙の物語にしたことは本当に上手だと思います。
その間に入る代筆屋の仕事の大切さと繊細さがうかがえます。
だからこそ、第5話が印象的でした。恋を伝えるため、礼節整った文章を書くプロである自動手記人形を雇った依頼主に対して、ヴァイオレットは自らの手で書いた手紙を送ることを勧めます。やっぱり、伝えるなら自分の手でが1番なんだと思いました。
あとは補足的な感想ですけど、相変わらず京都アニメーションの作画は凄まじく綺麗で、アニメーションは驚くほど美しく、素晴らしい作品に仕上がっていました。特に光や宝石の煌めき、空気を描いたようなキラキラがとても綺麗でした。
OP:TRUE「Sincerely」
ED:茅原実里「みちしるべ」
4位
作品名:三ツ星カラーズ
監督:河村智之
制作:SILVER LINK.
上野の公園にひっそりと佇むアジト。
そこにいるのは3人の小学生の女の子たち――。 そう、彼女たちこそ上野を守る正義の組織「カラーズ」!!
結衣、さっちゃん、琴葉の3人は今日も平和な上野の平和を守るため、 日夜(嘘、夕方まで)街を駆け回るのである!!
PV動画
とにかく可愛いくて元気のいい3人組。見ていて本当に楽しかったし、笑顔が溢れましたよ!!
とにかく元気に上野公園や上野の街を走り回る3人が本当に良かった! 純粋な元気というか、小学生が仲良い友達と遊んで、いたずらして、ふざけて、事件を解決したり、事件を起こしたりとその日を過ごす3人がとにかく楽しい!!
小学生だから、どうでもいいような小さな事とか、気が付かないような街の変化とか、四季の移ろい、商店街の人達とのやり取りとかって些細なことに楽しさを見出していて良かったです!!
もう、走り回っているのを見ているだけで最高!!
3人の小学生、大好き!!
まず、性的対象とかロリコンに媚をうるような小学生像じゃなくて、単純に楽しくて純粋に面白い、素の小学生像というかが描かれていてとても嬉しかったです。
それぞれ個性がある3人は、それぞれ単体でも十分面白いけど、やっぱり「カラーズ」ってチームが最強に面白い!
元気一杯でウンコとダジャレが冴えているさっちゃん、ツッコミ駄目駄目でもボケは最高で可愛い結衣、ゲーム不得意でコメントがいちいち重い琴葉と皆んな最高!
そして、「カラーズ」はそのボケとツッコミとが見事に合わさっていて本当に最高! 個人的には、やっぱり第2話の『かくれんぼ』で置き去りにされた結衣のツッコミが冴えすぎていて印象的!
結衣「ここどこだと思ってるの!? 秋葉原だよ! 2駅分も隣だよ! どんだけ隠れるの! 照れ屋かー!」
さっちゃん「これでも最初は灯台デモクラシーだったんだよぉ」
結衣「灯台下暗しね! 明かりから離れすぎても見えないわ!」
琴葉「いっぱいすれちがったよ」
結衣「そうだね! 気持ちがね!」
あとは、やっぱり有名な上野が舞台だから知っているモノとか、行ったことある動物園や博物館みたいな場所が登場して、見ていて楽しかったです。
背景が写真みたいに綺麗でリアルだから、実際に上野公園を歩くとそのまま出し、本当に凄いと思いますよ。
OP:カラーズ☆スラッシュ「カラーズぱわーにおまかせろ!」
ED:カラーズ☆スラッシュ「ミラクルカラーズ☆本日も異常ナシ!」
5位
作品名:三月のライオン
監督:新房昭之
制作:シャフト
これは、様々な人間が何かを取り戻していく、優しい物語。
そして、戦いの物語。
主人公・桐山零は、幼い頃に事故で家族を失い、心に深い孤独を負う17歳のプロの将棋棋士。
東京の下町に一人で暮らす零は、あかり・ひなた・ももという3姉妹と出会い、少しずつ変わり始めていく──
PV動画
第2シーズンの後半である2クール目。これまで合計4クールに渡って描かれてきた桐山零とその周りの人々をめぐる物語。そして、どのクールもが違う「大切なこと」を伝えていています。
第2シーズン2クール目は「生きることがどんなに大変か」ということ。
それを感じることが出来た1つ目の物語は、島田さんと柳原さんによる棋匠戦。
長い人生を歩んできた中年と老人の勝負。そこには人生と周囲からの期待を肩に背負った2人が必死になりながら盤上を睨み、一手に全力を掛けている姿。
「まだ終われない」という柳原さんの強い想いが熱かったです。
もう1つは、川本ひなたと周囲の人間の物語。
まず、中学3年生のひなたのクラスで起きたイジメの話し。強い意志で立ち向かったひなた。一方、それは生徒たちから先生へと伝染する。イジメの問題を最後まで、細部までしっかりと描いていて凄いと思いました。
そして進路。進学に悩むひなた、そして進学先が四国に決まった高橋くん。ちほちゃんも、お母さんもお父さんも、高橋くんも、皆んな遠い場所に行ってしまう。その悲しみをしっかりと感じられるひなちゃんは、やっぱる凄いと思います。
そして、第2シーズンの終わりとして、暗い冬が終わり春の風吹く良い物語だったと、今思い返せばそう感じられます。
どんなに大変な、難しい事が起こっても、三月町の人々と『3月のライオン』の登場人物は必ず自分の力で乗り越える。それだから感動するし、大好きなんです。
それに、特に、川本3姉妹の可愛くて、元気で、優しくて、美味しそうで、温かい空気に包まれたなら、きっと笑顔になるし、幸せが溢れてきます。そんな希望に満ちた明るい幕引きでした。
OP:UNISON SQUARE GARDEN「春が来てぼくら」
ED:RUANN「I AM STANDING」
6位
作品名:からかい上手の高木さん
監督:赤城博昭
制作:シンエイ動画
「今日こそは必ず高木さんをからかって恥ずかしがらせてやる!」
とある中学校、隣の席になった女の子・高木さんに何かとからかわれる男の子・西片。
高木さんをからかい返そうと日々奮闘するが…?
そんな高木さんと西片の、全力“からかい”青春バトルがスタート!
PV動画
この作品はなんと言っても、見ているこっちが悶たくなるような恥ずかしさを見せつけられるところですよ!!(笑)
西片をからかう高木さん。2人のやり取りがイチャイチャなカップル過ぎて、見ていられないです(笑) 西片に恋心を抱いている高木さん、でもその気持ちを素直に伝えること無く、からかいの中にこっそりと込めます。鈍感な西片は気が付かなくても、視聴者は分かっちゃうから恥ずかしい…………。
そして、高木さんの何気ない(もちろん計算された)行動が本当にドキドキ。相合い傘をしてみたり、誰もいない教室で二人っきりになったり、一緒に帰ったり、休みの日の遊んだり。(もうカップルでいいだろ!)
さらには、水着選びデートや、背比べすると言いながら顔の真正面にいったり。本当に行動の一つ一つがズルい!
高木さんに限って言えば、ポロッと漏れる本心が可愛すぎますよ! 一緒に遊べた夏休みが終わって「寂しい」とか、席替えすることになって「残念」とか。
あとは、後半になっての西片によるクリティカルヒットを受けた高木さんが可愛すぎる! 特に最終話でベットにうつ伏せになって足をバタつかせるのとか最高!
OP:大原ゆい子「言わないけどね。」
ED:高木さん(カバーソング7曲)
キャラクター部門
※各キャラクターの画像をクリックorタップすると、感想が表示されます。
女性キャラ
1位
名前:各務原なでしこ
作品:ゆるキャン△
キャスト:花守ゆみり
もう、可愛くて仕方がない!! あのゆるキャラみたいなの、本当に好き過ぎる!
まず、美味しいものを食べている姿が最高! 食べ物を見つけた時のキラキラした目の輝き、頬張っている時の幸せそうな表情、ぺろりと平らげて次にいく底なしの胃袋…………いっぱい食べる君が好き!
そして、フワフワでモチモチしてそうな彼女! 何でしょう、あのなんとも言えない柔らかいオーラは!! 普通の日常や友達との時間を楽しむ「幸せの達人」さん。一緒に居るだけで幸せな気分になりそうです。
あとは、「リンちゃーーーん」って呼ぶ声が好きすぎるし、犬みたいに走り回るところとか、しっかりボケを入れるところとか。何もかもが完成されたキャラクター過ぎますよ(笑)
2位
名前:玉木マリ
作品:宇宙よりも遠い場所
キャスト:水瀬いのり
作品感想の部分でも書きましたが、『よりもい』って視聴者が登場人物の誰かに共感できる部分があると思います。で、私が1番共感出来たのはキマリだと思います。
ずっと自分を変えたくて。なんにもしない普通から抜け出したいけど、なかなかその一歩が踏み出せずにモヤモヤを抱えていた彼女。そんな姿が私自身と重なったように感じました。
でも、彼女は踏み出しました。友達と、普通じゃない日常に向かって、自分の足で前に一歩踏み出しました。その時点で見ていた私の気分としては「応援」から「期待」に変わっていたような気がします。
ポジティブで鈍感で不器用な彼女。それが吉と出る時も凶と出る時もあったけど、彼女なりに考えて、気持ちを伝えたり言葉を交わしたり、泣いたり慰めたり、応援したりしていて、そんな姿が印象的でした。
それから、作品感想で紹介した、印象に残った言葉はキマリのものでした。彼女は真っ直ぐだから、言葉も素直で、胸にスッと入ってくるようです。
3位
名前:高木さん
作品:からかい上手の高木さん
キャスト:高橋李依
とりあえず外見から…………..可愛いですねぇ!(笑) 丸い顔と長い髪、そして大きくてクリっとした目が良いです。「効果」という意味でも大きな目は意味あると思います。だって、あれで見つめられたらドキッとするでしょ。目が大きいと、TV画面通した視聴者にも伝わって来ますから。
で、とにかく行動が何から何まで最高。西片への“からかい”に込めた恋心はスケスケだから、見ているこっちが恥ずかしい(笑) ってか、こっちまでドキドキする!!
特に後半、なかなか感情をダイレクトに外へ表さなかった高木さんだったけど、西片の何気ない一言とか、さり気ない手紙とかでクリティカルヒット受けたのがッ好きです(笑)
あぁ~高木さんの変顔がみたいなぁ~~。
男性キャラ
個人的な見解ですけど、冬クールはあまり共感できるような男性キャラがいなかったです。なので、選んだ3人もどちらかというと消去法的な感じで選びました。
1位
名前:クラウディア・ホッジンズ
作品:ヴァイオレット・エヴァーガーデン
キャスト:子安武人
ま~~~あ、格好いいイケメンおじさんですよ。元軍人とは思えない綺麗さと整った顔立ち!(ま、生まれが名家なようですからね)
彼を2位の持ってきた理由は2つ。というより、ほとんどある一言がとても心に残っているからです。
まず1つめ。彼がヴァイオレットに言った「自分が沢山火傷している事に気付く」という言葉。彼女も、自らもその火傷を負っていると話す彼の例えが好きで、上手く表現したなと。
そして2つめは、9話で彼がヴァイオレットに言った一言。
「してきた事は消せない。でも……でも、君が自動手記人形としてやってきた事も、消えないんだよ」という言葉。これがとても印象に残っていて、かつ感動したんです。
2位
名前:西片
作品:からかい上手の高木さん
キャスト:梶裕貴
まぁ、羨ましいと可愛いの混じった男の子ですよね(笑)
あの美人で可愛い高木さんと隣の席で、しかも一緒に帰っているなんて羨ましすぎるぞ!! 本人は嫌がっている“からかい”だけど、あれだけ仲良くお喋りできるなんてズルいぞ!
で、そんな“からかわれ”た時の反応が可愛い! 聞こえてくる心の声は明らかに動揺しているのに必死でごまかしたり、驚いた時の反応は最高だし、恥ずかしくなって頬を赤らめるのも、こっちが恥ずかしくて見てられない(笑)
でもなんだかんだで優しいし、頑張り屋(腕立て伏せ凄くね?)だし、普通の男の子って感じがして身近?に思えて好きです。
3位
名前:カルタフィルス
作品:魔法使いの嫁
キャスト:村瀬歩
最初は嫌いでした。訳わからないし、残虐な行為を楽しんでいるように思えたから。でも、彼の過去を知って印象が変わりました。
彼もまた、「忌み嫌われる存在」べくして生まれてきたわけではなく、一人の苦労する人間だったと。墓掘り少年が周囲からの恥辱や乱暴に耐えながら、ある一人を守ろうと、助けようとしていた。
でも、その優しさは実らなかった。チセを苦しめた事はダメだけど、彼もずっと「痛み」に耐えていたと思うと少しだけ同情します。(でも、これまでの行為は無視出来ないけど)
最後、チセの寛大な心によって決着がつけられ、幸せそうな顔で眠る彼を見たら、なんだか良いなって。
音楽部門
基本的には音楽をメインに順位付けしているものの、OPとEDに関してはアニメーション表現や演出などの部分も採点(?)に関わっているので、正確には「音楽(+演出)部門」ですね。
歌詞については、アニメOP/EDで使用されている部分のみです。2コーラス目とか書いちゃうとキリがないので(笑)
※各作品のジャケット画像をクリックorタップすると感想が表示されます。
オープニング
1位
タイトル:Sincerely
歌手:TRUE
作品:ヴァイオレット・エヴァーガーデン
TRUEの主題歌はその歌詞が本当に作品にマッチしていて凄いと思います。
序盤の「さよならは苦くて アイシテルは遠い匂いがした」とか、「例えようのないこの想いは とても怖くて だけど とても愛おしくて」とか。
その「アイシテルは遠い匂いがした」の部分でスミレの花を映す演出がまた上手い!!!
そしてサビ部分の「わたし なんで 泣いているんだろう」はまだ感情というものを理解しきれていない主人公ヴァイオレットの心境を表しているような気がして、とても好きです。
描かれたヴァイオレットも、そしてブローチの宝石もタイプライターも、風も涙も、何もかもが綺麗です。
MV Full Size
MV Short Size(TRUEのコメント付き)
2位
タイトル:SHINY DAYS
歌手:亜咲花
作品:ゆるキャン△
とにかく「好き」としか言えないOPです!!
まずリズム感が大好き!! 出だしの掴みから冒頭の「トゥトゥトゥ~」も可愛いし、サビも最高! 頭の中に残って、鼻歌で歌いたくなるようなメロディです!(巷ではジャクソン5の「I WANT You Back」と言われてますが)
そして何よりもアニメーションが可愛すぎる!!!
スタッフの名前などはローマ字表記にして映像との一体感が凄いし、ミニマムなキャンプ道具や音楽に合わせたテンポ良い転換、食べるなでしこ、現れるしまリン団子!
一番好きな部分は、「Right Now はじまりの」に合わせてなでしこが靴を履くカット。
Music Video Short ver.
3位
タイトル:カラーズぱわーにおまかせろ!
歌手:カラーズ☆スラッシュ
作品:三ツ星カラーズ
登場する3人の可愛さと元気さが、歌からも歌詞からも溢れてる一曲とOP!
とにかく映像が最高に可愛い!! 冒頭の手を広げるシーンとか、タイトルバック前の「カラーズぱわーで なんとかしよう!」の3人の動き、「がんばっちゃええ!」の口とか。結衣、さっちゃん、琴葉の3人をしっかりアップしたシーンが多くて嬉しい!
「だから! だから? アレだ! 備え?」と「なやむ? なやめば? でもさ! つまり?」の部分の3人の掛け合いがすごく好き! あと、大人は忙しいからカラーズに任せるって内容が良いかも。
一番好きなのは、三連続ホイッスル「ピ! ピ! ピ!」のところ!
ノンクレジットOP
4位
タイトル:ノスタルジックレインフォール
歌手:CHICO with HoneyWorks
作品:恋は雨上がりのように
恋する女子高生の心を歌った歌詞。最初の「大人のあなたに届かなくて
容易く触れてる雨に……雨になりたい」の部分が一番好きかもです。「1、子供扱いしないでください」とかの部分が西野カナみたいだなぁ~と思ったり。
最初は雨への妬み(?)みたいな歌詞だけど、後半は「虹」とか「キラリ」とか明るいイメージに変わるのがすごく良いと思います。
タイトルバックの横浜名所詰合せシルエットがお気に入り。「好きなんです」の部分の水たまりが綺麗で、あきらのステップが華麗でいイイ感じ♪
公式MV動画
(チコハニの公式動画では別の物語が展開され描かれています。主題歌にもう一つべつの話しを付与するのはどうかな?っと。)
5位
タイトル:The Girls Are Alright!
歌手:saya
作品:宇宙よりも遠い場所
この曲は、正直に言ってメロディはあまり印象に残らないな~って。イマイチ盛り上がりに欠けるというか、サビも音調が対して変化しないようなイメージなんですよね。
でも、歌詞がまさに作品にピタッと当てはまっているんですよ。最初のキマリの心境を表したような「教室でノート広げて 真っ白なページ見つめて 鉛筆でなぐり書き 『変えたいな、わたしを…』」とか、4人の友情を書いたような「一緒にいると なんだってできるんだって」。
どこよりも好きなフレーズは、最後の「広がるパノラマ わたしの青春 見つけた!」。この作品をそのまま表現したような一言で大好きです!
映像は出だしから最高! キマリが回し、南極を背景にタイトルバック。南極を最大に満喫4人の姿、結月の笑顔、ラストのダメダメ報瀬と仲良く楽しそう!!
6位
タイトル:わたしのための物語 〜My Uncompleted Story〜
歌手:fhána
作品:メルヘン・メドヘン
『メルヘン・メドヘン』のOPに関しては、前半は本編シーンの寄集めで好きじゃなかったけど、後半はオリジナルなアニメーションで良かったです。
最初の文字が降ってくるシーンは割と好き。後半は、キャラ原案のカントクによる多くのキャラをテンポよく紹介してていいと思う。
そして、やっぱりfhánaの透明感ある高い歌声は可愛いファンタジー作品に、本当によく似合いますね! 「Wow Wow」って掛け声?が大好き過ぎます‼‼‼‼ フレーズ的には「溢れるほどに宝石のような言葉 散りばめていたはずの世界」がとても心に響きましたね。 ラストの「物語の扉開こう」は主人公に重なります。
フルサイズMUSIC VIDEO
エンディング
1位
タイトル:Cover Song Collection (CDタイトル)
歌手:高木さん(CV.高橋李依)
作品:からかい上手の高木さん
『からかい上手の高木さん』のEDは、「恋」をテーマにした有名な曲のカバー。しかも一曲だけではなくて、全部で7曲という豪華さ!! 懐かしさあり、また最近からちょっと前まで幅広い年代の曲をカバーしているので、最終的には誰もが一度は聞いたことある曲ばかり。
劇中で高木さんが堂々と恋愛の姿を見せない(見せているようなものだけど……)から、EDで恋の歌を歌うのはなんだか、すごくしっくりきます。
1位の理由がなんとなく曖昧ですが、選曲って事にしておきますか(笑) ノンクレジットEDを全て公開してくれているのが嬉しい!!
エンディングテーマメドレー
気まぐれロマンティック(いきものがかり)
AM11:00(HY)
自転車(JUDY AND MARY)
風吹けば恋(チャットモンチー)
小さな恋のうた(MONGOL800)
愛唄(GReeeeN)
出逢った頃のように(Every Little Thing)
2位
タイトル:ふゆびより
歌手:佐々木恵梨
作品:ゆるキャン△
ゆったり落ち着いていていい雰囲気のED。本編がハイテンション気味なこともあってこういう感じの曲はピッタシかもしれないです。
映像も全然動かないですが、それが気持ちいいというか。暗い夜を一人楽しむしまリンと、テントで寝る皆んな。昇る朝日を皆んなで並んで眺めるカットが良い!
歌詞の最後の部分「あたたかい火を囲んで座ろう たわいもないこと 話しながら」はキャンプの(もしくは『ゆるキャン△』の)醍醐味の1つ。
Music Video
3位
タイトル:ここから、ここから
歌手:玉木マリ(CV.水瀬いのり)、小淵沢報瀬(CV.花澤香菜)、三宅日向(CV.井口裕香)、白石結月(CV.早見沙織)
作品:宇宙よりも遠い場所
4人が歌うエンディング。
冒頭の「長いトンネルの出口を探していた」は、アニメを見終わって聴いてみると、それぞれ抱えていたものを如実に表しているような気がしていいと思いました。
ラスト、「バカにされたってかまわない 信じてゆこう」は物語の前半の戦いと、南極に着いての一言を思い出します。
それぞれが別々のところにいたけど、見つめる空は同じというエンディング最初の部分と、サビで全員が集まるシーン。良いなぁ~って。
番組宣伝 ED視聴ver.
4位
タイトル:スキノスキル
歌手:Wake Up, Girls!
作品:デスマーチからはじまる異世界狂想曲
テンポ感が大好きな曲です! 軽い感じというか、はしゃいでない感じがとっても良いのと、馬車での旅が描かれますが、その旅の雰囲気にも合っているような。
何人も登場するヒロインたちが可愛く描かれるエンディングアニメーションは、変に飾っていなくて、シンプルでとてもいいと思います。サビ直前の「たいせつなもの」の部分で女性キャラたちが一文字ずつ言うシーンが大好き!!
歌詞で「パーティー」って言っているけど、本編だとあまりパーティー感が無いですよね(笑) あと歌詞が少し詩的すぎるような…….。登場するキャラたち、ここまで“愛”に近い感情は持ってなさそう………。どちらかというと、「スキガスギル」と“好き”って気持ちのほうが大きいんじゃないですかね?
MV short.ver
5位
タイトル:ミラクルカラーズ☆本日も異常ナシ!
歌手:カラーズ☆スラッシュ
作品:三ツ星カラーズ
思い出の写真がいっぱい詰まったエンディング! 写真だからこその、カラーズちゃんたちの可愛い表情が沢山見られて嬉しい!
最初、さっちゃんの「おつカラーズ」に琴葉と結衣が返事をする「おつカラーズ☆」の部分がたまらなく好き! 歌詞はカラーズというよりも、普通の子どもに近いイメージ?
琴葉が「ゲームクリアー!」を言えて良かったですね(笑)
ノンクレジットED
6位
タイトル:朝焼けと熱帯魚
歌手:ぼくのりりっくのぼうよみ
作品:刻刻
歌手の名前通り、歌詞の棒読みに近い?(笑) でもこのテンポ感というか、早足で歌詞を歌う丁寧で静かなラップ調は結構好みです。
でも歌詞に関しては一切アニメ本編と関係ないからなんとも言えないですけどね。
映像は良かったです!
まず、主人公のセクシーな下着姿、そして可愛いポーズが好きです! 今回のキャラ原案の担当が個人的に好きな方で、その雰囲気がちゃんと出ていたのも嬉しかったです。
そして止界を活かした演出が上手でした。一見すると止まった静止画に見えるけど、写った主人公らが少し手足を動かすから「止界」だと分かるフェイントというかが。
ノンクレジットED
ミュージックビデオ
劇伴・挿入歌
BGM曲に関しては、あまり詳しい感想書けないので短めです。
1位
作品名:ゆるキャン△
作曲:立山秋航
『ゆるキャン』の“ゆるい”空気を醸し出していた素晴らしい音楽!!
作品に流れるゆったり、まったりな柔らかい雰囲気をより一層高めていたのは、多分このBGMの存在でしょうね。なんとも言えない心地よさのような感覚(間隔)、速度、楽器にメロディと全てが良い感じ♪
個人的に好きなの(というか印象に残っているの)は、以下の予告映像でも使われている「ゆるキャン△のテーマ」と、料理のシーンで流れる「おしゃべりとマグカップ」ですかねぇ~。
予告映像(「ゆるキャン△のテーマ」使用)
2位
作品名:宇宙よりも遠い場所
作曲:藤澤慶昌
『よりもい』に関してはとにかく挿入歌が凄い!! 作品感想のところでも書きましたが、最後に流される挿入歌で感動MAXですよ!
どの曲も好きですが、「ハルカトオク」が1番ですね。挿入された話数が一番多いから印象に残っているのと、どの場面でも感動しました。
あとは歌詞がどこを読んでも素晴らしい! 出だしの「そっと記した夢 言い訳ばかりして」も、「行ってみなきゃわからない さあ一歩前に踏み出そう」も。そして、ラストであのフレーズ。
PV第1弾
3位
作品名:三ツ星カラーズ
作曲:未知瑠
ポップで軽い感じのBGMが多くて、なんというか………元気が出るような曲で見ていて楽しいし、明るいです!
3人の駆け回っている姿とか、イタズラ(?)しようとしていたりとかの場面をしっかり盛り上げてくれるし、聴いているだけで彼女たちが想像出来そう!
アニメの映像を見ていなくても、音楽だけ聴いていれば自然と笑みが溢れそうになろような、作品に合った劇伴だと思います!
ティザーPV
各視聴アニメ簡略感想
上位6作品の感想は上で嫌というほど書いやので、7位以降の作品の感想を簡単に書いておきたいと思います。
※各作品のキービジュアルをクリックorタップすると感想が表示されます。
7位
作品名:魔法使いの嫁
制作:WIT STUDIO
羽鳥チセは15歳の少女。
彼女は帰る場所も、生きる理由も、そのための術も、何も持ち合わせていない。
ただひとつ、生まれ持った特別な力を除いて。
そんなチセを弟子として、そして将来の花嫁として迎え入れたのは、異形の魔法使い・エリアス。
自然と寄り添い、悠久の時を生きる魔法使いの暮らしの中で、チセは大切な何かを少しずつ取り戻していく…。
これは、世界の美しさを識る為の物語。
PV動画
異形の魔法使いエリアスと、特異な少女チセの物語、完結。
“痛み”を背負う少女の成長。
不幸に満ちてた狭く苦しい世界で、自分の存在価値を疑い、死さえ考えていた弱々しい少女が、エリアスと出逢ったことで世界の美しさ・広さ・優しさを知ります。そんなチセの成長が良かったです。
そして、ずっとひとりだった彼女に出来た帰るべき温かい場所、心配してくれる仲間、そして愛する人。守るべき大切な存在はとても大きな宝物で、それだけで見ている世界の感じ方って大きく変わるんだなぁと思いました。
シルキーちゃんの、無言の可愛さ最高!!
そして、2クール目で描かれた「過去」。
チセの過去、エリアスの過去、そしてカルタフィルスの過去。過去が描かれるだけでキャラクターの厚みが変わるし、思い入れも随分と変化しました。
望む道を生きて、幸せになってほしいです。
OP:May’n「You」
ED:AIKI & AKINO from bless4「月のもう半分」
8位
作品名:恋は雨上がりのように
制作:WIT STUDIO
陸上部のエースだったが怪我で走ることをやめてしまった橘あきら(17歳)と、夢を諦めた過去を持つあきらのバイト先、ファミレス「ガーデン」の店長・近藤正己(45歳)。
海辺の街を舞台に、青春の交差点で立ち止まったままの彼女と、人生の折り返し地点にさしかかった彼が織りなすものがたり。
胸が熱くなる瞬間を、本当は誰だって待ってる──
PV動画
両思いのキャッキャ系ラブコメとか、強すぎる愛が鬱陶しい王道ラブストーリーじゃなくて、淡く控えめな物語だったのがとても良かったです。
年の離れた店長に恋をした少女の甘酸っぱい感じとか、中年に差し掛かる店長の人生観や諦めてしまっていた気持ちとかが丁寧に描かれていて、なんか小説を読んでいるみたいでした。
各話タイトルには色々な雨の表現が用いられていて、文学を志した近藤さんの姿がチラリと浮かびます。
本編にも雨は降っていて、その雨は主人公の心情や感情、物語の展開や進み方・演出にあった雨が描かれていて、上手だと思いました。
演出で言えば、「空気」を描いていたのがとても良かったです。キラキラした光や、フワフワした色の点などが素敵でした。
ただ、物語の内容については若干不満です。というのも、個人的にはあきらが告白するまでの片思いな微妙な距離感が好きだったので、早々に告白したのは驚きました。 あとは、その恋もあまり大きく進展することは無かったなぁ~と。
OP:CHiCO with HoneyWorks 「ノスタルジックレインフォール」
ED:Aimer「Ref:rain」
9位
作品名:伊藤潤二「コレクション」
制作:スタジオディーン
ホラー漫画家・伊藤潤二の傑作集他をオムニバス形式でアニメ化したシリーズ。
1986年に「富江」で楳図かずの賞の佳作を受賞しデビューした伊藤は、その後「首吊り気球」「双一」シリーズなどを発表。名作を世に放ち続ける。
伊藤作品の特徴は、まがまがしいだけではなく、恐ろしいのに美しい、そしてすぐ隣に存在するかもしれない異界を垣間見られること。その魅力から海外でも多くのファンを有する。
PV動画
日本のホラー漫画の鬼才・伊藤潤二の代表作をオムニバス形式でアニメにした作品。全体的にはかなり怖くて良かったです!!
実写映画になったりと名前は聞いていたけど読んだことはなかったので、今回アニメとしてみる事ができて嬉しいです!
感じた怖さは、純粋な恐怖というよりも、嫌悪感とか生理的な怖さが強かったです。グロテスクとも少し違う、心の底から拒絶したくなるような怖さ。
口からナメクジ吐いたり、身体から油が染み出してきたり。穴が空いたり目が出てきたり。とにかく気持ち悪い!
怖さの表現としては動画だからこその怖さがありました。ホラー映画と同じように、急に飛び出てきたり唐突に場面が変わったり。音楽の効果も大きいし、「動いている」というのが怖さを余計に引き出しますよ。
内容としては、怖い回はものすごくビビりましたけど、ギャグ回的な話の時はかなり微妙で残念だったりと差が激しかったです。あとは、有名な『富江』の話とかもっと欲しかったです(『富江』のOVAが円盤につくようですが)。
個人的には『ファッションモデル』、『長い夢』、『なめくじ少女』、『寒気』、『隣の窓』、『グリセリド』の話が怖かったです。
(公式サイトが使い物にならねぇ→こちら)
OP:THE PINBALLS「七転八倒のブルース」
ED:JYOCHO「互いの宇宙」
10位
作品名:Fate/EXTRA Last Encore オブリトゥス地動説
制作:シャフト
それは忘れ去られたEXTRA
それは、忘れ去られた月で開演かれる”EXTRA”の物語。
月に存在するあらゆる願いを叶える力を持った霊子コンピュータ「ムーンセル・オートマトン」。ムーンセル内につくられた霊子虚構世界「SE.RA.PH」。
“聖杯”をかけた、魔術師と英霊による、新たな月の聖杯戦争、開演。
PV動画
もはや超有名コンテンツになった『Fate』の新作アニメ。「Fate」という事と、「シャフト&新房監督」ということで見ました。演出はさすがでしたが、内容は微妙でした………..。
その内容。今回は舞台が「月の電子世界」ということで、登場する用語や世界観がとにかく難しかったです。これまでの『Fate知識』は一切役に立たないし、それ以上に新しい言葉が盛りだくさん。しかもその上、物語の展開を円滑にするためか、テンポが早い/急いでいるようで、淡々とした説明は理解が追いつきませんでした。
同様に、展開が早い分、物語の厚みまでもが薄っぺらくなってしまっていました。マスターとサーヴァントの関係性や会話などは主人公を除けばほとんど無く、戦闘シーンや、さらには1番重要な各サーヴァントの真名が明かされるのもサラーーと軽くて非常に残念でした。
あとは、個人的に、『Fate』に漂う古臭い雰囲気が大好きだったので、本作の近未来的な物語は苦手でした。
しかしまぁ、相変わらずシャフトの映像表現は最高ですね!! 背景や演出それ自体が芸術作品ですよ。特に第三階層の背景やキャラを劇団イヌカレーの泥犬さんが担当で、「荒廃したおとぎ話感」が大好きでした! あとは、ネロの過去と真名を明かすシーンが、『物語シリーズ』でもキスショットの過去回想シーン同様にウエダハジメさんで嬉しかったです。
エンディングの差し掛かえイラストが超綺麗!!
ED担当しました!舞台のイラストに続きFate作品に関わることができて、いちファンとしてとても幸せです…!#FateEX_LE pic.twitter.com/netV98neFa
— 細居美恵子 (@hosoimieko) 2018年2月3日
OP:西川貴教「Bright Burning Shout」
ED:さユり「月と花束」
11位
作品名:たくのみ
制作:プロダクションアイムズ
転職のため東京にやってきた天月みちる、20歳。
上京したての彼女は、女性用シェアハウス「ステラハウス春野」に住むことに!
同居人たちは仕事も年齢もバラバラだけど、美味しいお酒と料理があれば、いつも楽しい!!
みんなでカンパイ、ほろ酔い、“宅呑み”コメディー!!
PV動画
お酒を飲む15分間のアニメだけど、なかなか中身が詰まっていて好きでした!
毎回取り上げるお酒はヱビスビールや角瓶など実際に販売されているお酒で、知っている物もあれば、初めて聞くお酒もあったりで、面白かったです。そして、放送された後には、買い物でスーパーに行くと酒類コーナーで探してみたり(笑)
で、良かったというか面白かったのは「お酒に関する知識」がとにかく語られることです。ビールの注ぎ方、美味しい泡の作り方、製造の話や歴史、おつまみの話題にカクテルの作り方まで。
別に知らなくて全く問題のないことですけど、知っていると俄然面白いし、見方が変わってきます。その知識を知り合いに披露したくなったり(笑)
お酒のビンや缶が本物と見間違えるほどリアルに描かれていて、酒造メーカーにとっては最高の宣伝ですよ(笑)
OP:内田真礼「aventure bleu」
12位
作品名:りゅうおうのおしごと
制作:project No.9
玄関を開けるとJSがいた―――
「やくそくどおり、弟子にしてもらいにきました!」
16歳にして将棋界の最強タイトル保持者『竜王』となった九頭竜八一の自宅に押しかけてきたのは、小学三年生の雛鶴あい、九歳。
覚えてなかったが始まってしまったJSとの同居生活。ストレートなあいの情熱に、八一も失いかけていた熱いモノを取り戻していくのだった。
PV動画
アニメ序盤はラノベ感がプンプンしていてそこまで評価は高くありませんでしたが、後半になって将棋の対局や主人公の苦悩が描かれ始めた辺りから印象が変わりました。
16歳での竜王タイトルホルダーや小学生の弟子入り、さらには対局中に盤上の展開を読むシーンが異能力風に描かれたりとラノベ感があって始めはなかなか好きになれませんでした。
けれど、中盤から後半にかけての展開がかなり良かったです。
親しい友達と戦わなければならない勝負の辛さを悟ったあいの涙。
奨励会退会という崖っぷちに立たされた桂香さんの話し。
名人との対局でボロボロに打ち砕かれる八一。
仲間に支えられながら、自ら勝利を掴むために藻掻く彼ら・彼女らの姿が格好良かったです。
内容はさておき、やっぱり小学生は最高です! JS研の彼女たちが最高に可愛い! 特にシャロちゃんには悶絶しそうです……..。ニコ生放送でのコメントが最高に面白かったです!!
あと、この作品が可哀想だったのは『3月のライオン』と放送が被ってしまったことですね。どうしても比べてしまうし、個人的にはやはり内容面や映像表現等で『3月のライオン』には劣ってしまうと思うので、難しいところです。
OP:Machico「コレカラ」
ED:伊藤美来「守りたいもののために」
13位
作品名:ラーメン大好き小泉さん
制作:Studio五組、AXsiZ
クールで無口。他人と馴れ合わないミステリアスな転校生「小泉さん」
彼女は日々、美味しいラーメンを追い求めるラーメンのプロだった…!?
ガツンと本格派ラーメングラフィティ、いざ着丼!
PV動画
ただひたすらに女子高生がラーメンを食べるだけのアニメ。
とにかくまぁ、よく食べますよね。普通の小柄な女子高生が一日に2杯も3杯もラーメン屋をはしごするんですから。胃袋のほうも驚異的ですけど、学生なのになかなかの経済力じゃないですか(笑)
その食べっぷりは見ているだけでお腹いっぱいになります。ボリュームある麺から脂っこいラーメンまで躊躇なく勢いよくすするのが美味しそう!
そのすすり音がなかなかリアルとうか、上品すぎず少し下品で、ラーメンをすすってる感が出ています!
そしてこの作品の凄い所は、登場するラーメン屋さんや製品・商品はほぼすべてが実在するもの。だから知っているチェーン店とかなら親近感?湧く、気になったり食べてみたくなったりしたラーメン屋さんもありました。
お店のラーメン、インスタント麺、変わり種と幅広くカバーしていて、一つ一つに説明や解説がちゃんと入っています。まぁ、細かすぎて聞き流してしまうんですけどね(笑)
OP: 鈴木みのり「FEELING AROUND」
ED:西沢幸奏「LOVE MEN HOLIC」
14位
作品名:スロウスタート
制作:A-1 Pictures
この春から高校一年生になる、人見知りな女の子、一之瀬花名。彼女はとある理由から両親のもとを離れ、いとこの志温が管理人を務めるアパートで暮らしている。
新しい高校、新しい毎日の中で起こる、素敵な出会いの数々。花名はまわりの人たちとゆっくる心を通わせて、楽しくてきらきらした時間を過ごしていく。
子供みたいにはしゃいだり、大人みたいにドキドキしたり……。かわいさ溢れ、心あたたまる、スロウな成長物語。
PV動画
きらら原作の可愛い女の子たちの日常を描いたアニメ。他のきらら作品と違うのは、主人公がある「秘密」を抱えていること。
この秘密があるお陰で、ただ可愛いだけのアニメではなく、物語として面白くなっていました。高校生活への不安や秘密を友達に伝えるかどうか悩む姿、人見知りな自分に少し嫌気が差してしまったり。
そうした少し暗い部分というか、明るくキラキラしているだけじゃないのが良かったです。
また、段々と彼女も変わっていきます。アニメの最初と最終回を比べたらその差は歴然です。でもその変化が丁寧で、少しずつ一歩ずつ丁寧で素晴らしいです。
とは言ったものの、やっぱり可愛いし、明るいし、キラキラです(笑) 上に挙げた人見知りな主人公と仲良しになってくれた3人は元気があって明るく優しい!
彼女たちが何を考えているのか、もしくは何も考えていないのかは分かりませんが、それでも優しく接してくれるのは嬉しいです。
あと、結構エロくないですか?(笑) それなりに押してくるというか、そもそも素材が良いというか……。まぁ、それは嬉しいから一向に構わないんですけどね(笑)
OP:STARTails☆「ne! ne! ne!」
ED:三月のパンタシア「風の声を聴きながら」
15位
作品名:デスマーチからはじまる異世界狂想曲
制作:SILVER LINK. × CONNECT
デスマーチ真っ最中のプログラマー“サトゥー”こと鈴木一郎。
仮眠を取っていたはずが、気が付くと異世界に…!? 視界の端には、仮眠前に作っていたゲームを思わせるメニュー画面。 レベル1の初期状態。
ただし初心者救済策として実装したばかりの「全マップ探査」とマップ殲滅ボム「流星雨」×3付。
目の前には蜥蜴人の大軍が! 助かるために「流星雨」を使用したサトゥーは、その結果レベルが310となり莫大な財宝を手に入れる―。
夢か現か、ここにサトゥーの旅が始まる!
PV動画
よくある?異世界転生チート主人公ハーレムのお話です。ただ、個人的にはなかなか好感が持てました。
まず、チートを惜しみなく使う所がいいですね。持ってるアドバンテージをうまく活用しなかったり焦らしたりする無能主人公はみていてイライラしますが、本作の主人公はそんなこと無くて、持てる力を全力で使うのが良かったです。
その使い方も考えられていて関心しました。自分がチートを使っていたり、勇者だと知られないように身分を隠したり、仲間にも能力を完全に明かさなかったと慎重な部分に好感が持てます。
そして、本作もまた一人の主人公を中心とした外見こそハーレムっではありますが、その中身は至って健全なのがこれまた好印象。そもそもお供の女性キャラたちはそのほとんどが“奴隷”という異色なハーレム。
でも、卑しさや下品さは皆無で、むしろ主人公の優しさと、奴隷たちの忠義心?に溢れていて、見ていて気持ちが良かったです。
本作の難点といえば、やはり主人公がキリトに似ていることですかね……とまぁ冗談は置いといて。「表記がみにくい」というのが1番の難点です。チート主人公が称号やスキル、アイテムを獲得した時の表示がとにかく小さい!(そもそも雰囲気だけで、読ませる気が無いのかもしれませんが)
OP:Run Girls, Run!「スライドライド」
ED:Wake Up, Girls!「スキノスキル」
16位
作品名:ポプテピピック
制作:神風動画
キングレコードのヘマにより、TVアニメ&シーズン3同時スタートの夢は潰れた….。
果たして2人は、アニメスタートまで生き残れるのか….?
PV動画
放送前から世間的な前評判と期待がとても高かった本作。確かに面白かったんだけど、冷静に振り返ってみるとどうなのだろ?
30分枠のなかで15分パートを再放送したり、A,Bパートで声優を変えてきたり。実写との融合や様々なパロディ………と色々な斬新で奇抜なアイデアと演出がたくさんで面白かったです。
でもそれは始めだけだった感も否めません。駆け出す勢いと期待に押されて、そして見たこと無いブッ飛んだ内容には最初は面白いと感じましたが、との特異性・異常性も回を追うごとにコーナー化したりと常態化してしまって面白味が随分と削がれたように感じます。
個人的には『ポプテピピック』内の新コーナー「ボブネミミッミ」を褒めたいです。内容は意味不明ですがパロディに頼った笑いじゃないし、シュールで“変”。でも、アイデアは凄いです。特に斬新な表現の紙芝居は素晴らしかったと思います。
あと、第一話はなにかとすごかったと思います。(冒頭は本当に騙されたし)
OP:上坂すみれ「POP TEAM EPIC」
17位
作品名:刻刻
制作:ジェノスタジオ
佑河家に代々伝わる止界術を使うと、森羅万象が止まった“止界”に入る事が出来る。
ある日、主人公樹里の甥と兄が、誘拐犯にさらわれてしまう。 救出の為にやむを得ず“止界術”を使うが、 そこにいるはずのない自分以外の“動く”人間たちに急襲される。
彼らは、止界術を崇める「真純実愛会」。 止界術を使用する際に必要な“石”をめぐり、 止界の謎、佑河家の謎が徐々に解明されてゆく…
PV動画
世界観と大まかな内容は面白かったけど、全体像を観た時に微妙な作品でした。
時間が止まった世界「止界」で繰り広げられる戦い。その「止界」の描写が良かったです。水も人も何もかもが停止しているなかで、主人公たちだけが動いて活動している。その「差」をしっかり物語に組み込んでいました。
また、停止した世界でも買い物には料金を払ったり、止まった人に影響を及ぼさ内容に配慮したりと主人公たちの「道徳観」がしっかりとしていて良かったです。
一方で、物語全体を俯瞰してみた時に、「少しスケールの大きな鬼ごっこ」という印象がどうしても抜けなくて、追う・逃げるだけの展開というのは少々つまらないと感じました。
また、後半の物語の展開は、前半の緻密に構成されたそれと違って、随分と飛んだ内容だったので興ざめしてしまいました。唐突すぎたというか、稚拙だったと言うか。
OP:MIYAVI vs KenKen「Flashback」
ED:ぼくのりりっくのぼうよみ「朝焼けと熱帯魚」
18位
作品名:ダーリン・イン・ザ・フランキス
制作:TRIGGER・A-1 Pictures
遠い未来。 人類は荒廃した大地に、移動要塞都市を建設し文明を謳歌していた。その中に作られたパイロット居住施設、通称“トリカゴ”。 コドモたちは、そこで暮らしている。 教えられた使命は、ただ、戦うことだけだった。
敵は、謎に包まれた巨大生命体“叫竜”。敵に立ち向かうため、コドモたちは“フランクス”と呼ばれるロボットを駆る。 それに乗ることが、自らの存在を証明するのだと信じて。
かつて神童と呼ばれた少年ヒロ。けれど今は落ちこぼれ。必要とされない存在。
そんなヒロの前に、ある日、ゼロツーと呼ばれる謎の少女が現れる。 彼女の額からは、艶めかしい二本のツノが生えていた。
「――見つけたよ、ボクのダーリン」
PV動画
テーマは非常に気になるし興味深いのですが、作品の土台と周囲を囲うのに必死になった結果、物語の面白さが大きく削がれてしまっていると感じました。
子供の男女ペアでしか動かせないロボットは、彼らの精神状態や信頼の強さによって性能を大きく変化させる。この根幹の設定はとても良いと思います。異性への意識や反抗心などが芽生える思春期を前にした彼らの成長や試行錯誤?が描けるから。
でも、実際はどうだったかと言うと、その部分の掘り下げが不十分に感じました。そもそも「疑問」を抱くことを教わらずに管理されてきた子供たちなので仕方ないのかも知れませんが、もっと感情豊かに、強い不安・疑問・怒りや喜びを描いてほしかったです。
あと、ネットの感想や考察にありますが、とにかく細かい示唆や暗示、隠喩などが混ぜ込まれています。これももう少し前面に押し出したら面白くなったのかなぁ~と。(今のままだと、わからなければ意味不明なままなので)
個人的に、ロボットのデザインが嫌いです。あの子供の玩具みたいな幼稚な外見と、顔があって表情を変えるのはロボットらしくないと思いました。
OP:中島美嘉「KISS OF DEATH」
19位
作品名:グランクレスト戦記
制作:A-1 Pictures
混沌がすべてを支配する大陸、アトランタ。人々は混沌により生じる災害に怯え、それを鎮める力“聖印”を持つ者、《君主》に守られ生きてきた。
だが、いつしか君主たちは「人々の守護」という理念を捨て、互いの聖印と領土を奪い合う戦乱へと突入していく。
その中、孤高の魔術師シルーカと、修練の旅を続ける放浪の騎士テオは出会う。主従の契約を交わすことになった二人は、戦乱の巻き起こる大陸に、変革をもたらしていく。
秩序の結晶である<皇帝聖印(グランクレスト)>を巡り繰り広げられる一大戦記 ファンタジー、開幕!
PV動画
魔法関係の世界観が加わったとはいえ、大本の物語は最近だと『アルスラーン戦記』や『将国のアルタイル』に近しい部分がある本作。そういうこともあり期待していたのですが、なかなか…….。
物語自体は非常に面白いです。大陸のなかで繰り広げられる2つの軍事同盟の対立を主軸とした物語は、思惑や策略の交錯と、戦争や謀略に満ちた内容で良いです。
ただ、その描き方が問題なのです。というのも、とにかく話が進むスピードが早いくせに登場人物や地名などは難しい上に説明も少なくて、全容を掴むのが難しいです。一部では『ダイジェスト戦記』なんて呼ばれているくらいですから。
もう少し丁寧に描いてくれると嬉しいのですが。むしろ総集編の11.5話のほうがまとまっていてわかりやすかったです。
総集編11.5話『追想』
でも、それ以外には文句ないです。戦争で用いられる作戦や駆け引きは面白いし、登場人物たちは野望や目的をしっかりと持っていて格好いいし、ヒロインの服装はエロいし。
OP:綾野ましろ「starry」
ED:ASCA「PLEDGE」
20位
作品名:博多豚骨ラーメンズ
制作:サテライト
福岡は一見平和な町だが、裏では犯罪が蔓延っている。
今や殺し屋業の激戦区で、殺し屋専門の殺し屋がいるという都市伝説まであった。
殺し屋、探偵、復讐屋、情報屋、拷問師 etc ──
裏稼業の男たちの物語が紡がれる時、『殺し屋殺し』は現れる──
PV動画
博多の裏に潜む殺し屋や復讐屋など裏稼業に勤しむ人々を描いた作品。どちらかというと人情物語で面白かったです!
サバサバした殺し系の物語展開かと思ったら、それぞれの特技を活かして仲間を助けたり、一緒にチームプレーで仕事をこなしたり。「困った時はお互い様」の精神が根付いた人情物語で、そこは好きでした。
物語自体も、どんでん返し的な展開や、裏話のような部分があったりと面白かったです。
ただ、どうも納得できないというか。まず、もっとバイオレンスでも良かったと思います。殺したり戦うシーンがあったりするわけですが、どうも絵の雰囲気やキャラの見た目が生ぬるいようなそこがもっと突き詰められているとより一層面白かったかと思います。
物語はなかなか好きだったので、映画とかドラマみたいな雰囲気出しながら、もっと重い感じで描くと良かったです。
OP:岸田教団&THE明星ロケッツ「ストレイ」
ED:TRI4TH「DIRTY BULLET」
21位
作品名:BEATLESS
制作:ディオメディア
社会のほとんどをhIEと呼ばれる人型ロボットに任せた世界。
17歳の遠藤アラトはある日一体のアンドロイド・レイシアに出会い、オーナー契約を交わす。一見人間とそっくりなそれは、世界を驚かすほどの性能を備えた超高性能AIが生み出した、人智を越えるアンドロイド<人類未到産物>5体のひとつだった――。
5つの機体はそれぞれ意味を持ち、互いの性能を求め戦いはじめる。 その戦いを傍観することしかできない大人たちと、その存在に近づき新しい関係を試みる少年たち。 未来への選択と、人間とモノとの関係の答えを求められる――。
進化しすぎた機械と、人間世界を繋ぐのは何か? 便利になりすぎた時代で何が大事で何が必要なのか、アラトは人間よりはるかに優れたアンドロイド・レイシアと出会ったことで未来への選択と、人間とモノとの関係の答えを求められる――。
PV動画
近未来の日本を舞台に、アンドロイドと人間の関係を描く作品として、テーマはとても興味深かかったのですが、物語自体の面白さは残念でした。
人が使役するために作った機械が、その人間を越えるほど賢くなった時、人間はどうするのか。存在の上位性を求めて争うお互いの存在は、しかし互いを必要ともしていて、相反する2つが混じり合っていたのは良かったです。
しかし、一方でその戦いは『REDBOX』という高性能アンドロイド数体と、主人公ら特定の人間によるもので、物語の主役を“例外”にしたことで、議論そのものが本来有すべきはずの一般性や普遍性が削られてしまっていて残念でした。
あと、どこか幼稚さを感じさせる柔らかいキャラクターデザインは物語に合わないと思ったし、12話の中で2回も総集編を放送するのは流石に多い気がします。
OP:GARNiDELiA「Error」
ED:ClariS「PRIMALove」
22位
作品名:メルヘン・メドヘン
制作:フッズエンタテインメント
原書に選ばれた「メドヘン」と呼ばれる少女たちは一流の「原書使い」になることを目指して、世界各国の魔法学園で勉強中。
彼女たちの目標は、年に一度、各校の代表選手たちが互いの実力を競いあう魔法バトル大会「ヘクセンナハト」で優勝すること。優勝者には、なにか一つだけ願いが叶う魔法が与えられるという。
ある日、メンバー不足で出場停止が危ぶまれる日本校のリーダー土御門静の前に、読書と空想が好きな女子高生、鍵村葉月が現れた。 あまり友達のいない、ぼっち気味な葉月は、なぜか強力な力を持つ『シンデレラ』の原書に選ばれ、魔法学園に入学することになる・・・ 。
『シンデレラ』と優勝をめぐり、少女たちが一緒に特訓したり、時には温泉に入ったりなんて感じの魔法少女バトルが、いま幕を上げる!!
PV動画
※11話&12話は未放送のため、視聴していない上での感想です。
物語の内容に合わせて女の子が変身して戦うというコンセプトは好きだったので内容も期待していました。ただ、期待とは違う内容でした……。
とにかく前半が長ったらしいんです。主人公が原書使いになって戦うまでがとにかくダラダラ描かれていて、話が一向に展開しないからつまらなかったです。後半の各国対抗試合が始まってからの物語は面白かったので、もっと前半を削って後半の物語に重きをおいてもいいと思いました。
やっぱり、物語がつまらないというのは勿体無いですね。
でもその他は良かったと思います。カントクさんのキャラクターは可愛いですし、原書の物語を基にした能力と戦いも面白いです。個人的には、アメリカが財力と宣伝力をつぎ込んで『ゾンビ』お¥の原書を一から創り上げたってエピソードが好きです。
作画崩壊で放送を一時休止したり、最終的に11話と12話が放送出来なかったのはとても残念に思います。
OP:fhána「わたしのための物語 〜My Uncompleted Story〜」
ED:上田麗奈「sleepland」
23位
作品名:おそ松さん
制作:studioぴえろ
赤塚不二夫生誕80周年を記念して制作・放送されたTVアニメ「おそ松さん」。
クズでニートな大人に成長した6つ子を主人公として一話完結で描く、 笑えて、泣けて、ほっこりも出来る、 予測不能なギャグコメディで、放送開始直後から、たちまち話題に。
鮮烈な記憶を残した6つ子が、さらにパワーアップして帰ってきます!
暴走する6つ子伝説は、もはや誰にも止められない…!?
PV動画
赤塚不二夫の『おそ松くん』を原作にしたアニメで、もう2期計4クール分放送しているんですから凄いですね。そして、どんどんとつまらなくなっているww
前回の2期1クール目から既に面白さの減衰は見えたものの、下ネタでなんとか笑いをとろうとするクソみたいな抵抗をしていましたが、2クール目の今回はそれすらしなくなりましたね。
ギャグはつまらなくなり、勢い任せのゴミ話しが増え、パロディは姿を消し、下ネタすら減ったと。ただの童貞クソニートのどうでもいい日常を見せられても、面白くもなんともありません。
ただ、2クール目の今回唯一、私が大好きな回が18話の『イヤミはひとり風の中』です。これは原作の漫画にあって、感動的ないい話で私は大好きなのですが、原作をしっかりと踏襲した回になっていて、最高に素晴らしかったです!
OP:A応P「まぼろしウインク」
ED:The おそ松さんズ with 松野家6兄弟「大人÷6×子供×6」
繰り返すようですが、2018年冬クールは本当に素晴らしいアニメ作品が沢山あって嬉しかったし、毎週楽しみでした。終わってしまったのがとても悲しいです。
そして、この長ったらしい感想を読んでくださった方、本当にありがとうございましたm(_ _)m 内容紹介の部分も含みますが、今回は約29,700文字と恐ろしいことになっております(笑)
最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました!!