2015年6月20日
【評価3.8/5.0】
『未来を、創れ―。』
【一言】
攻殻機動隊ARISEの続編。
流れるような戦闘シーンはさすが。公安としての捜査は刑事ドラマのよう。
そして、映像が超綺麗!
攻殻機動隊ARISEの続編。
流れるような戦闘シーンはさすが。公安としての捜査は刑事ドラマのよう。
そして、映像が超綺麗!
【STORY】
企業のネットが星を被い
電子や光が駆け巡っても
国家や民族が消えてなくなるほど
情報化されていない近未来―――。
脳からネットに直接アクセスできる電脳化、全身をサイボーグ化(義体化)するといった科学技術が進歩した世界。ネットの普及とともにサイバー犯罪などが発生するようになる。
そんな特殊犯罪に特化した組織が少数精鋭の完全実力主義組織『公安9課=攻殻機動隊』。
そんな特殊犯罪に特化した組織が少数精鋭の完全実力主義組織『公安9課=攻殻機動隊』。
今作はその攻殻機動隊誕生の物語。
大使館で軍人による立てこもり事件が発生。草薙素子少佐らが圧倒的な武力で制圧。
時を同じくして別の場所では爆発事件によって現職の総理大臣が暗殺される。
この2つの事件を捜査するうちに浮かび上がったのは電脳ウイルス「ファイア・スターター」の存在。
政治的思惑が渦巻く中で少佐らは事件の解明に向かう。
時を同じくして別の場所では爆発事件によって現職の総理大臣が暗殺される。
この2つの事件を捜査するうちに浮かび上がったのは電脳ウイルス「ファイア・スターター」の存在。
政治的思惑が渦巻く中で少佐らは事件の解明に向かう。
【感想】
★
攻殻機動隊ARISEの完全な続編。これは観た人じゃないと理解できないでしょうね。
ARISEを見ていれば各シーンとの繋がりや、衝撃を受けるような事実を語られますよ。
戦闘シーンが完璧でした。本当に美しいです!
CGを使った背景や武器、電脳空間は都に書くリアルで、近未来的で。めっちゃ綺麗でした!
CGを使った背景や武器、電脳空間は都に書くリアルで、近未来的で。めっちゃ綺麗でした!
今までの攻殻機動隊のメディア毎に明らかになる素子の姿や過去。今回もありますよ!なんか、可愛くなった気がします。
感想をたくさん書きたいんですがそうするとかなりネタバレが入りそうなので今回は軽く書くことにしようと思います。
下の動画は過去のまとめです。超オススメ!!
★
大きな事件を土台に置き、事件の捜査、敵勢力との戦闘を上手くまとめています。
大使館襲撃と首相暗殺という事件。
この事件の黒幕を巡る捜査。
黒幕が操る敵とのバトル。 まるで刑事ドラマのようです。
大きな事件を土台に置き、事件の捜査、敵勢力との戦闘を上手くまとめています。
大使館襲撃と首相暗殺という事件。
この事件の黒幕を巡る捜査。
黒幕が操る敵とのバトル。 まるで刑事ドラマのようです。
事件はARISEからの電脳ウイルス“ファイア・スターター”によって引き起こされそれを仕組んだ黒幕を追う。 攻殻機動隊ではどの話もそうですが政治と深く結びついているのでかなり複雑で難しいものになっています。政治と権力が絡んでいる以上そう簡単に解決するわけじゃないですからね。
日本の政治が2つの勢力に別れて戦っている中での事であるからなおさら厄介な訳ですよ。
でも、この面倒臭さが大好きです!
でも、この面倒臭さが大好きです!
★
バトルシーンは本当に素晴らしいです!流れるような身のこなし。義体による強大なパワーでの肉弾戦。特殊部隊ならではの銃火器を使った戦闘。そしてロジコマの掩護。
今までの攻殻機動隊もそうでしたがやっぱり新しくなるにつれていいものになっていきますよ。(特に映像は。)
バトルシーンは本当に素晴らしいです!流れるような身のこなし。義体による強大なパワーでの肉弾戦。特殊部隊ならではの銃火器を使った戦闘。そしてロジコマの掩護。
今までの攻殻機動隊もそうでしたがやっぱり新しくなるにつれていいものになっていきますよ。(特に映像は。)
★
攻殻機動隊誕生の物語と言うよりは誕生前夜の事件って感じでした。
日本を揺るがし、少佐に大きな転機を与えたであろう大きな事件。
これは攻殻ファンなら観るしかないですよ!
攻殻機動隊誕生の物語と言うよりは誕生前夜の事件って感じでした。
日本を揺るがし、少佐に大きな転機を与えたであろう大きな事件。
これは攻殻ファンなら観るしかないですよ!
●
少佐が可愛くなっていて驚きました!これ、嫌いじゃないかも… 初期の作品では無感情(少なくとも無表情)だった彼女がARISEでは完璧に恋。そして今作ではフワッとした笑顔を見せるんです!
少佐が可愛くなっていて驚きました!これ、嫌いじゃないかも… 初期の作品では無感情(少なくとも無表情)だった彼女がARISEでは完璧に恋。そして今作ではフワッとした笑顔を見せるんです!
それから「お前たちは最高の部品〈パーツ〉だ。」というセリフ。映画の中で何度が出てくるんですがその度に微妙に意味が違って聞こえるんです。これは自分の耳で確かめてもらいたいです。ちなみに自分は彼女が褒めているだろうなぁ。と思いました。
少佐のセリフっていちいち格好いいんですよね。困っちゃいます。
少佐のセリフっていちいち格好いいんですよね。困っちゃいます。
他のキャラも活躍していましたよ!
バトーはやっぱり少佐を守るために。
サイトーはどうしても人を殺したいんですね。
パズはTVシリーズでもなかなか描かれなかったんですが今回は活躍していました!
トグサはARISEでは見られなかった笑いを誘うシーンがちゃんと入っていたので良かったです。
意外と活躍していたのがロジコマなんですよね。
バトーはやっぱり少佐を守るために。
サイトーはどうしても人を殺したいんですね。
パズはTVシリーズでもなかなか描かれなかったんですが今回は活躍していました!
トグサはARISEでは見られなかった笑いを誘うシーンがちゃんと入っていたので良かったです。
意外と活躍していたのがロジコマなんですよね。
★
一方でやっぱり攻殻機動隊にはもっと難しいテーマを盛り込んで欲しかったです。哲学的な要素が多いからこそ面白い作品だったので。
一方でやっぱり攻殻機動隊にはもっと難しいテーマを盛り込んで欲しかったです。哲学的な要素が多いからこそ面白い作品だったので。
過去の映画でもTVシリーズでも「自我」とか「命」など電脳化したからこそ考えられる問題があったり、過去の哲学者の言葉や文学を引用したりとただのアニメではなかったんですよ。
でも今回はそこの部分がとても薄く感じてただの映画になっちゃったなぁ…という印象を受けました。
でも今回はそこの部分がとても薄く感じてただの映画になっちゃったなぁ…という印象を受けました。
★
ラストシーンに超感激しました!
まずあの映像を見たらあのシーンを思い出しますよ!過去に全く同じ構図で、ほとんど同じセリフの場面がありましたよ。 このシーンが出てきた瞬間に「おぉ!」と。
ラストシーンに超感激しました!
まずあの映像を見たらあのシーンを思い出しますよ!過去に全く同じ構図で、ほとんど同じセリフの場面がありましたよ。 このシーンが出てきた瞬間に「おぉ!」と。
そしてもう一つ。
原作にあるんですか?読んでいないので分からないんですが…でもTVシリーズのあるのラストと同じような部分が描かれます。「ある物の24時間監視」っていう任務らしいですが(笑)
原作にあるんですか?読んでいないので分からないんですが…でもTVシリーズのあるのラストと同じような部分が描かれます。「ある物の24時間監視」っていう任務らしいですが(笑)
●
英語の副題が欲しかったです。毎回楽しみだったんですが…
その話をまとめるような副題が映画にも、アニメ1話毎にもついていたんですがね。特に 『STAND ALONE COMPLEX』は大好きでした!まさしく内容を表していますよね。……ちなみに意味は『個としての集団』とかになるんですかね。
英語の副題が欲しかったです。毎回楽しみだったんですが…
その話をまとめるような副題が映画にも、アニメ1話毎にもついていたんですがね。特に 『STAND ALONE COMPLEX』は大好きでした!まさしく内容を表していますよね。……ちなみに意味は『個としての集団』とかになるんですかね。
なので今回もつけて欲しかったです。
せめて「NEW ORDER(=新体制)」とか『NEW CHAPTER(=新章)』とかでも良いので次こそは…
せめて「NEW ORDER(=新体制)」とか『NEW CHAPTER(=新章)』とかでも良いので次こそは…
●
今回の来場者特はA4サイズの原画複製3枚でした。まさかここまで大きいとは思っていませんでした。
映画の攻殻機動隊GHOST IN THE SHELLと新劇場版の原画でした。
今までの来場者特典の中で一番嬉しいかもしれないです。
今回の来場者特はA4サイズの原画複製3枚でした。まさかここまで大きいとは思っていませんでした。
映画の攻殻機動隊GHOST IN THE SHELLと新劇場版の原画でした。
今までの来場者特典の中で一番嬉しいかもしれないです。
HP