2019年6月15日訪問
PSYCHO-PASS サイコパス資料展
2112→2117 / 2120
【一言】
『PSYCHO-PASS』の資料展。
シャープな線で緻密に描き込まれた原画は美しく、細部まで綺麗な背景美術に引き込まれそう。
あの世界観は、徹底した描き込みが創造していると知る展覧会。
アニメを愛する万人が観るべき高クオリティの資料展!
【Twitter140文字感想】
【サイコパス資料展2112→2117 / 2120】
未来を描く『PSYCHO-PASS』
原画の線は細微で鋭い!
狡噛や征陸は渋く眉目秀麗!
花城や霜月は彫刻の如く容姿端麗!
テンジンが超可愛い!
ため息しか出ないほどの美しさ!夜景が映える未来都市、
異国情緒漂う外国市街、
背景美術が吸い込まれそうに綺麗! pic.twitter.com/ye7fRAFqsR— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年6月16日
【目次】
「サイコパス資料展」概要
市ヶ谷の「東京アニメセンター」にて開催!
展示のメインは「TVシリーズ」と2019年に公開された劇場三部作『PSYCHO-PASS | Sinners of the System』の原画等でした。
2012年にTVシリーズ第1期がスタートし、2019年10月からは第3期の放送も発表されている大人気アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズを紐解く企画展「PSYCHO-PASS サイコパス資料展 2112→2117 /2120」が開催決定!アニメ第1期から最新作までの様々な資料や原画、イラスト展示と共に、オリジナルグッズの販売も実施。「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズが歩んできた歴史を体感できる企画展となっております!
東京アニメセンター
会場:東京アニメセンター in DNP PLAZA
会期:2019年6月14日~7月7日(11:00~20:00)
料金:1,000円(入場特典付き)
公式サイト:こちら
『PSYCHO-PASS』の紹介
簡単に『サイコパス』という作品を紹介します!
「PSYCHO‐PASS サイコパス」PV
こちらは、私がまとめた電子ペーパーです!
『PSYCHO-PASS』の概要や見どころを紹介している電子ペーパーで、初見は「赤と緑の項」を読めば世界観が分かるはずです!(表示されない場合はクリック!)
概要
フジ系列の深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送された、公安刑事を主役にしたサスペンス・アクションが展開されるディストピア作品。シリーズ原案を『まどマギ』の虚淵玄が、制作を『攻殻機動隊』のProduction I.Gが手掛ける。
2012年に第1期、’14年に2期が放送。’15年に劇場版が、’19年1月から劇場三部作『PP|SS』が公開され、’19年秋から第3期の放送が発表されている。
世界観
舞台は厚生省の巨大監視ネットワーク「シビュラシステム」により人々を管理し、心理傾向や危険度を数値化できるようになった近未来の日本。犯罪係数が一定数値以上の人物を「潜在犯」と認定し法執行(隔離、または即時死刑)を行う公安捜査官の活躍を描き、「正義の在処」を問う物語。
物語
厚生省公安局刑事課は、犯人制圧を主とする=“執行官”と、執行官を監視・指揮する“監視官”で構成されるチームで活動。シビュラに接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いることで治安維持を行っている。
TV第1期で刑事課一係に配属された新人の主人公・常守朱は、狂気的な犯罪と潜在犯を目にし、シビュラによる管理体制を前に、自身の信条とする「正義」のカタチを探していく。
監督:塩谷直義
脚本:虚淵玄, 深見真, 冲方丁 他
制作:Production I.G
音楽:菅野祐吾
キャスト:花澤香菜, 関智一 and more.
公式サイト
『PSYCHO-PASS サイコパス』Next Project 告知映像
資料展の感想
簡単な、といっても長くなりましたが、感想を書いていきます!
感想&鑑賞のススメ
ということで、楽しみにしていた『PSYCHO-PASS資料展』に行きました!
内容はとっても充実していて、1,000円の入場料に見合う素晴らしい内容でした!
ただ、混んでいましたね~。
「超」がつくほどの人気コンテンツですし、開催初週の日曜日ということもあり、混雑の要因が見事に重なった感じですね……(泣) これは空いている平日の夜とかに行ったほうがいいですよ!
そして、展示の内容に関する感想。
ざっくり分類すると、「アニメ原画」「キャラデザ原画」「背景美術」「その他資料」という感じです。そのどれもが圧倒的で芸術の域まで上り詰めそうなクオリティで恐ろしいほど綺麗でした!
オタクの端くれとしてある程度の原画展等には足を運んでいますが、この第一級の質の原画や資料は見たことがないレベルで美しいです。線の一本一本が美しくて見とれてしまいますし、作品と世界観を構築するパーツの一つ一つが徹底した創り込みで感動の域です。
これは、冗談抜きで、『PSYCHO-PASS』というコンテンツを一切知らない人でも、一度は観るべきだと私は思います。
「初見でも一度は見るべき」というのには理由があります。
もちろん、もはや日本を代表するProduction I.Gが最大資源を投じて制作し、『攻殻機動隊』と並ぶ代表作であるという点や、作品とその資料のクオリティが桁違いというのが本質的な理由です。
しかし、本展は「未見でも分かる」内容なのです!
普通、「原画展・資料展」と名のつく展示は原画等資料の他に「ストーリー紹介」や「キービジュアル展示」等の”それ以外”も展示するのが一般的な傾向だと感じます。
けど本展は「純粋に原画・背景画」等だけの展示なのです。
つまり、物語や登場人物を知らなくても、その貴重な資料を存分に楽しむことが出来るのです! ぜひ、世界でも有数のクオリティを誇る作品資料は一見の価値があるのではないかと思うし、強く推奨します!(もちろんファンならその数百倍楽しめますが)
ここで書くことは以上ですかね。
今回は感想が書きにくいんですよ……(泣) 普段は「写真撮影可能」なので大量の写真を掲載すればOKなのですが、今回は撮影NGだったので、難しいですねぇ。そういう意味でも、ぜひご自身の目で観ていただきたいです!
「原画」に関する感想
本展は「資料展」ということで色々と貴重な資料がありましたが、やっぱりメインは「原画」です! アニメの原画にキャラデザの原画とそれでも種類は多様でしたが、どれも素晴らしかったです!
その感想を、簡単に書いていこうと思います!
まずは、その「シャープさ」に驚愕します。
展示された原画はどれも、本当に細かく精微で丁寧な線で構成されていて、一部の妥協も許さない芸術品のような正確さで描写されていました。その《線》は見事な《鋭さ》を湛えていて、本当に見惚れました…!!!
これは本当に凄くて、実際に本物を自分の目で見たときに、その緻密さに驚愕して感動するはずです!
その部分が最も感じられるのは「髪」と「輪郭」です。
丁寧に整えられた髪の毛はその一本一本まで描き込む勢いでシャープな線が流れるように髪の毛を束ねています。
また、顔の輪郭は細く綺麗な線でシュッと収められていて、唯一の凹凸である鼻は称賛すべき「美形」です。
もちろん「良い原画」を展示しているのでしょうが、それでも「アニメでコレかよ!」と驚愕せずにはいられないクオリティです。
もうね、キャラの描き込みがヤバイんです。
冗談抜きで、そのまま額縁に入れて展示したいくらいに精巧に人物が描かれているんです!
・男性は渋さと格好良さを兼ねた眉目秀麗。
・女性はギリシア彫刻のように容姿端麗。
男性キャラクター。
その原画から溢れ出す「強さ」と「色気」が半端ないです。
狡噛慎也は魅惑的な筋肉美と機械のように鋭い目線が超クールだし、”とっつぁん(征陸智也)”はデカイ図体と年季の効いた顔から「渋さ」が溢れていて、須郷徹平はピシッとキメた髪と整った筋肉が軍人らしい雰囲気を出していました。
『PSYCHO-PASS』の男性陣は引き締まった筋肉と険しい表情が醸し出すクールでありながら熱い刑事魂が印象的ですが、それは「線画(原画)」の時点で完成形に近いのだと思いました。
一方、女性キャラクター。
流線型に束ねられた髪が綺麗で、絵になる横顔はもはや芸術品。「美しい」としか形容できない女性陣でした。
常守朱はアニメ版より原画の方が数百倍も可愛いです!冗談抜きで彼女の魅力=正義感と女性らしさが共存する素晴らしい原画ばかりでした! 霜月美佳もまた刑事としての格好良さと、子供のような無邪気さが相俟った”らしさ”が存分にありました。
展示されていた中でも最も美しかったのは、『PPSS』から登場の花城フレデリカ。彼女の細く長い髪の毛や艶やかな口元、外国系の整った顔立ちと、誘惑メイク半端ない目元……と彼女を構成するパーツ全てが美しかったです! ギリシア神話の女神か、大英博物館の大理石彫刻かと思うほどに美麗でした!
『PPT|SS』の「Case.3」で登場した幼きヒロイン・テンジンちゃん。
彼女が本当に超絶可愛かったです!
その「可愛さの源泉って?」と考えたときに思い浮かぶのは、やっぱり「シャープな線」でした。
『PSYCHO-PASS』の登場人物は基本的には細く鋭い輪郭で角ばって(?)描かれます。しかしテンジンは、少し濃く太い線で描かれ、顔の輪郭も丸みを帯びたフォルムになっていました。また、目や瞳も大きめに描かれているように感じました。
(他の登場人物と比べて)「幼さ」を描き出すためのものかもしれませんが、そこの部分の可愛さが最高でした! あとは、単純にその他のキャラよりも「表情が豊か」だし、「動作も大きい」というような点も、《可愛さ》に繋がっていたと思います!
「背景美術」に関する感想
背景美術もものすごいクオリティでした……!!
個人的にこの、フィクションでありながらリアル”すぎる”背景がめっちゃ大好きなんです!
もう、「資料」を見ている感覚ではなくて、「風景画」を観ている気分です。
原画同様に、他の作品に比べても圧倒的であろう緻密な描き込みは、やっぱり線の細かさに集約されるのかなぁと。この絵一枚一枚がそれだけで芸術品の域を遥かに超越しているとさえ思えます!
日本・東京。
夜の黒い暗さとビル群の青白い光が印象的な風景。
絶対に「夜」が映える臨海部の超高層ビル群の美しさは、その建築物のフォルムとそれを浮かび上がされる窓明かりや赤色の航空障害灯の輝きが本当に”良い”。
夜景としての綺麗さがあり、しかし無機質で硬質感が漂う風景は、まさに監視・管理体制の「ディストピア」を起想させる最高の背景だと思います!
外国。
・東南アジア諸国連合(SEAUn)
・チベット・ヒマラヤ同名王国
昼間の明るさと色彩豊かな背景が印象的。
明確に意識されたであろう、日本との対比。
物語の内容や登場人物の性格的にも「明暗」の対比は印象的に映りますが、やはり「背景」の存在が大きいです。
日本の背景は暗く硬質で冷たい空気を感じるのに対し、海外の背景は色鮮やか。東南アジアの活気と錆で色づけられた建物群や、南アジア山脈地帯のタルチョ(=旗)など鮮彩で喧騒すら聞こえてきそうなほどに明るい背景が印象的です。
個人的には両方大好きです!
日本の暗い背景はまさに「THE PSYCHO-PASS」の世界観を標榜するようなものだし、一方で海外の背景は 灰色の世界観の中で本当に鮮明に網膜に映るんですよね!
この緻密で綺麗な背景が大好きなので、今回は「展示」という形で印刷されたものを観ることが出来て本当に嬉しかったです!
展示資料&内容の紹介
基本的に展示内容は
・アニメ&キャラ原画
・背景美術
・本編の場面写
でした。
写真撮影が禁止だったので、基本は記憶に頼って文字での紹介になります。
というか、アニメの紹介になりそうです(笑)
塩谷直義監督の挨拶
ちゃんとメモを取ったので、一部抜粋ですが引用させていただきます。
作品が完成する為には、数多くの設定デザインが必要不可欠です。
…[中略]…
私は、それはまるで時計の内部構造とにていると思っています。
数多くの形の異なるギミックやパーツが連動し、
唯一の目的である[時間を動かす]為にのみ生きている。
そこには無駄なパーツは一切無く、其々が其々を活かす為に動いている。
アニメーション制作も全く同じです。登場人物が生き生きと動く一枚一枚も
彼らの周囲にある小物やメカにも、
そして、立っている背景美術にも、
一つ一つに創造したクリエイター達がいて作品世界が誕生しています。
作品総合的な展示
まず、台本やキービジュアルのラフ画等が展示してありました。
台本は実際に書き込みで修正や加筆等が入っていました。また、キービジュアルのラフ画に関しては、『PPSS』の3枚のもので、構成は近いものの、所々に差異があって、本当に面白かったです!
そして、「ドミネーター」の展示。
Cerevoによる変形する模型が展示してありました!
ありがたいことに、写真撮影OKでした!
電動フル可動モデル「DOMINATOR(ドミネーター)」
それから、「ドミネーター」を体験出来るブース!
実際にサイマティックスキャンを試すことができます!
モニターの前に立つと、指向性スピーカーによって、その本人だけに、いつも聞き慣れた起動音「携帯型心理診断鎮圧執行システム~」が耳に伝わってきて、凄かったです!
ちなみに、私は「064.41」と比較的セーフでした!
また、監察官のレイドジャケットを用いたジャケットが「ノイタミナアパレル」から販売された商品が、再販ということで、展示されていました!
また、会場内には大きなスクリーンが設置されており、そこでは各シーズンや映画のPVや予告編、そしてOPとEDの映像が上映されていました!
【作品別】PSYCHO-PASS
あらすじ
公安局刑事課一係に監視官として配属された主人公・常守朱は、執行官らとともに潜在犯による悲惨な事件への捜査と対処を行いながら、自身の《正義》を確認していく。
その中で、複数の事件の背後に犯罪係数が「0(ゼロ)」を上回らない特殊な免罪体質の犯罪者・槙島聖護の存在が浮かび上がってくる。
PV
【キャラ原案】
天野明氏によるキャラ原案が展示されています。
上述のようにアニメ原画が線のシャープさが印象的でしたが、天野氏のイラストは濃く乱雑な鉛筆での原案です。でもその勢いが良くって、特に狡噛慎也の独特な髪質とか似合っていました!
整頓されたアニメ原画と違って、常守朱の表情が優しく、また顔の輪郭も丸めで超可愛かったです!
【アニメ原画】
アニメの原画はもちろん何カットも展示されていました。
原画自体の感想は十二分に書いたので省略します。
【背景】
ある意味。コレが目玉かもしれません。
『PSYCHO-PASS』の代名詞とも言える、港湾地区の超高層ビル群を大きなサイズで描いた遠景が特大印刷で展示されており、その緻密さに驚きました。
【作品別】PSYCHO-PASS 2
あらすじ
槙島聖護の一件を受け狡噛慎也が失踪。
新構成された一係は、国内で多発するシビュラシステムの脆弱性を糾弾するかの如くの事件への対処に回る。そこには「存在がない」という謎の青年の姿が朧げに浮かび上がっていく。
PV
『PSYCHO-PASS 2』の展示は超ミニスペースでした。次の『劇場版』と合わせて1壁面程度。
資料の数も少ない中で特に印象的だったのは、常守朱子が敬礼するカット。
『PP1』では第1話冒頭に登場する新人の彼女による初々しい敬礼の原画が展示されており、それと比べるような感覚で見ました。(作画の変化等っもあるでしょうが、)明らかに顔つきが変わっていて非常に印象的でした!
【作品別】劇場版 PSYCHO-PASS
あらすじ
シビュラシステムの試験的な海外輸出と運用が行われている東南アジア諸国連合(SEAUn)で、失踪した狡噛慎也の存在が目撃される。常守朱は単身SEAUnに乗り込み、初めて日本国外の状況───紛争と格差が人間の尊厳を踏みにじる姿───を目撃する。
PV
【背景】
『劇場版PP』での展示は、原画。背景美術・場面写です。
やはり、背景から感じるのは異国情緒溢れるSEAUnの風景の空気感です。日本の統一された色調と違い、乱雑に色が混じり、錆が侵食している感じが本当に大好きです!
【原画】
原画の中でも目を引いたのは、SEAUnのニコラス・ウォン大佐。美男子の美貌とは対照的に冷たい氷のような目線が強く印象に残っています。
他には、傭兵デズモンド・ルタガンダと狡噛慎也との対決シーンは、「肉弾戦」という観点で、他の原画にはない《熱さ》があったように感じます!
【作品別】PSYCHO-PASS
Sinners of the System
あらすじ
《現在・過去・未来》を舞台に、『PSYCHO-PASS』コンテンツの世界観をより深化させ、来る第3期へと繋がる劇場三部作。
PV
PP|SS Case.1 罪と罰
あらすじ
舞台はSEAUn事件を経た《現在》
青森の潜在犯更生施設の職員が公安局に突っ込む事件が発生。監視官の霜月美佳監視官は宜野座と六合塚とともに捜査へ向かう。
PV
【背景】
まず1番凄いと思った資料は、「サンクチュアリ」の外観や設計図的な資料です。
劇中では夜や雪に覆われていましたが、資料として施設概要や墓地の構造等を見られたことで、その特徴的な形状や細かな設定を知ることができました!
【原画】
まず、女子。
これまでもそうでしたが、このセクションで感じたのは「女子がイケメンすぎ!」というところです。「霜月美佳」と「六合塚弥生」というクールタイプ(?)の二人は本当に格好いいですね!
この『Case.1』は霜月が主人公なので当然ですが、カット1つ1つがキマってます! 六合塚さんの方は、あの長い髪の毛が本当に綺麗でした……!
あと、花城フレデリカさんが超絶美人!
もちろんこの後で大活躍するわけですが、『Case.1』で初登場。立っているだけで美しいとは、本当に凄いです!
あとはその他のキャラとしては───渡辺直美(サンクチュアリの職員・玄沢愛子のこと)が原画でもめっちゃ渡辺直美で笑いましたww
PP|SS Case.2 First Guardian
あらすじ
舞台は常守朱が公安配属される前の《過去》
無人ドローンによる襲撃事件の捜査のため沖縄の国防軍基地を訪れた征陸智也。そこで、敏腕操縦士・須郷徹平と出会う。
PV
【背景】
背景に関しては、アニメ本編の場面写がメインだったので、「本編を見てください」でOKです。
基本的に基地内の風景は特筆することは皆無ですが、征陸智也の母親が暮らす家の設計図やイラストが丁寧に公開されていました。
劇中でも、温かいオレンジ色の光が印象的でしたが、それは設定の時点でそうなのです!
【原画】
原画を見て思ったのは、「Case.1に比べて男らしさが凄い」ということ。
恥ずかしながら鑑賞中はまったく気づいていなかったのですが、そもそも登場人物の男女比が違うわけですけどね。
それでも、原画という状態のものを見たお陰か、結構如実に感じられた事でした。
具体的な感想としては、やっぱり征陸さんの《渋さ》が圧倒的です。ガタイの良い身体、堀の深い顔と険しい表情が《渋さ》に繋がる”人生の鍛錬度”を現しているようでした!
もうひとりの主人公・須郷さんの方は、まずバッチリとキメた髪の毛が綺麗! あと、体格も綺麗に鍛え上げられた彫刻のような形で凄かったです!
PP|SS Case.3 恩讐の彼方に__
あらすじ
第3期=《未来》へ繋がる志向の物語。
PV
『PPSS』の3作中で最も好きな作品です!
【背景】
『劇場版』のSEAUnと同様に、後進的なアジアの雰囲気が随所に溢れていて凄かったです。
特に『Case.3』は自然が綺麗で、その部分も見事でした。驚いたのは、背景の山までちゃんと「◯◯mm」と名前や高さを指定していたことです!
また、山岳地帯に吊るされ、風にたなびく赤青黄と色とりどりの「タルチョ」が、大雑把なラフ画の時点でもう美しい!
【原画】
まず、テンジンの可愛さがヤバイことについて!
上の感想部分で書きましたが、他のキャラに比べて丸いフォルムなので可愛いし、表情が本当に豊かで、中でも笑顔が太陽のように明るくて本当に可愛いです! ”大人”には無い無邪気な元気さが原画の時点で伝わってきます!
彼女がご飯を頬張っているカットは美味しそうだし、大粒の涙を流しながら泣くカットは嗚咽が聞こえそうなほど迫真だし、狡噛を慕う彼女の姿が可愛いし!
本当に、大好きなヒロインです!
それから、狡噛慎也と花城フレデリカ。
この二人は、真横を向くカットが両者とも展示されていたのですが、その美しさが古代のレリーフのように最高傑作が如く美しくて見とれました。
フレデリカさんに関しては、ライフル銃のスコープを覗く仕草が超格好よかったです!
その他のキャラに関しては、傭兵部隊=停戦監視団のギレルモ・ガルシアが凄かったです。
劇中でも、冒頭の酒場での登場と、終盤で本性が割れたところとの豹変が恐ろしかったですが、それが原画で「静止画」として見られました。
(一般的には)悪者である彼に関しては、一度観ているので先入観があるものの、表情やシワ等の変化が凄かったです。
そして、ラスト。
狡噛の「日本へ」
「復讐」とのケジメをつけ、真正面を向いたシンプルな彼の姿がとても憂いに満ちた優しく悟りの境地のような眼差しで、 ここまで第1期から連なる濃密な原画を観てきた中でも1番穏やかでした!
【作品別】PSYCHO-PASS 3
あらすじ
『劇場版』と『PP|SS Case.3』を経た日本は、長らく鎖国政策で閉ざしてきた重い扉を開く、開国政策へと舵を切っていくことになる。
PV
第3期の展示に関しては、まず発表されているキービジュアルと、新キャラでありキーパーソンである二人の人物───慎導灼と烱・ミハイル・イグナトフの設定画等がメインでした。
メッセージボード
展覧会場のラストに、付箋を貼るタイプのメッセージボードがありました。よく見ると、監督やスタッフさんのものもありました!
展示内容の紹介は以上です!
私が引き当てた来場者特典は「狡噛慎也」でした!!!
以下、関連記事です!
あと、まとめペーパーがTwitterで見てくれる方がいてくれて嬉しいです!
PSYCHO-PASS
Sinners of the SystemCase.1 罪と罰
Case.2 First Guardian
Case.3 恩讐の彼方に___劇場三部作『PPSS』のまとめです!
頑張ったのでせっかくTwitterにも!初見の方は「赤」と「緑」の部分を読んでいただければ、概要が分かるかなぁと!#PSYCHOPASS#pp_anime pic.twitter.com/cmF2Ksd1Tm
— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年6月15日
最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました!!