※ネタバレあり
《 ちょこっと感想 》
2017年5月6日鑑賞
【評価:2.4/5.0】
【一言】
恐がらせる気ある?
続編としてストーリーは面白いけど………
目次
STORY
『リング』のラストから1週間。
死亡した高山竜司の恋人である高野舞は呪いのビデオの存在を知り、竜司の死亡原因を明らかにしようとしていた。その過程で浅川玲子の後を継いでビデオの調査をしている記者と会う。
呪いのビデオの現場に居合わせた少女が精神病院に居ることを知った2人は担当の川尻医師から、呪いのビデオに関する科学的な見解を聞く事になり………。
詳細
監督:中田秀夫
原作:鈴木光司
主題歌:今井美樹『氷のように微笑んで』
キャスト:中谷美紀,佐藤仁美,深田恭子 and more…
上映時間:95分
日本公開:1999年1月23日
配給:東宝
『リング』の感想
『らせん』の感想
『リング0 バースデイ』の感想
感想
感想外観
『らせん』とは別ルート、パラレルワールドの『リング2』ですが、『リング』ほどの怖さはなかったです。続編として内容の整合性とストーリー性を重視したのか、その部分は楽しめました。
貞子が実は井戸の中で30年間も生きていたというのには驚きました。映像による直接のホラー描写はありませんでしたが、1番ゾッとしました。
『リング2』も科学で呪いを解明するって内容でしたが、『らせん』より全然良かったです。
「人を殺すのはビデオではなく恐怖であって、それが証明されれば恐怖は消える。恐怖の開放だよ」ってセリフが良かったです。
それにしても、実験シーンなんてまさに山村静子の二の舞いというか、同じ事を繰り返していますよね。もっと貞子が怒ってもいいんじゃないですかね?
『呪いのビデオ』がきちんと学生の間で広がっていて良かったです。
あと警察。一般人を無理矢理事件に巻き込んでいきましたね。取り調べしたり、死体を見せたり、脅迫まがいの事をしたり。
出演している俳優さんが皆さん有名な方ばかり!しかもお若い!
それにしても、ポスター詐欺が酷いです……^^;
続編としては。
『リング』の続編としては面白かったです。登場人物や細かい部分のエピソードまでしっかりと一致していたので、変な心配や気持ち悪さを抱かずに観れました。
特に『リング』の1番最初に出てきた女の子2人の内、病院に入院した女の子がちゃんとした役で登場したのが個人的に良かったです。
『リング』の登場人物で『らせん』も『リング2』も構成されているというのが、やり過ぎのような気がしなくもないものの、続編として上手に作っていると思いました。
井戸のエピソード
「井戸から上がった死体が死んだのは1,2年」というセリフを聞いたときはよく分からなかったですが、「井戸の蓋が閉められたのが30年前だから貞子は30年も井戸の中で生きていた」と聞いてゾッとしました。
父親に殴られて井戸の中に入れられ、しかもその中で30年間も生きていた。這い上がろうとして爪剥がれている。
さすがにこのエピソードは怖かったです。そりゃ、怨念も溜まりますよ。
結局は科学か……
『らせん』でもそうでしたが、「呪いを科学で解明する」というスタンスは変わらないんですね。それがウイルスなのか、パワーなのかの違いで。
でも、「貞子の呪いを水に変換する」っていうのはやはりやり過ぎだと思います。
それに、小日向文世さん演じる医者が実験をしていましたが、あれは山村静子の二の舞いですよね。もちろん、暗示する様な形であえて挿入したわけでしょうけれど。
呪いのビデオ
呪いのビデオの噂、そしてビデオ自体がしっかりと学生の間で広まっていて少し嬉しくなりました。
というのも、『リング』では広まってはいるらしかったものの、そこまで言及はありませんでした。でも、今作では学生へのインタビューの場面でしっかりと「友達も見た」「知らぬ間にある」「ダビングして見せれば大丈夫」など具体的に浸透している様子が聞けたので、現実味というか、世間的に広まった“呪い”なのだと認識できました。
警察酷くない?
今作は警察の行為が酷すぎだと思いました。
変死体を一般人に見せたり、子供を化物呼ばわりしたり、取り調べで圧力をかけたり。
挙句には浅川玲子を殺してしまうという……。
そうそう、その浅川玲子が轢かれて死んだ場面、血の流れがとても良かったです。まるで意志を持ったかのように描かれていて凄いと思いました。
俳優さん
キャストさんが皆さん豪華!
名前を出せば誰でも頷くような有名な方ばかり!そして、当たり前ですが、皆さんお若い!
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