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【映画】ホビット 決戦のゆくえ

 
2014年12月14日 
  「かけがえのない、仲間たちがいた。」

 

目次

 

【内容】

財宝を盗まれそうになった竜スマウグの怒りは水辺の町を襲った。
一方はなれ山ではドワーフタチが必死にアーケン石を探していた。 そんな中リーダーのトーリンは財宝への欲から“竜の病”にかかってしまう。 財宝の権利を主張するドワーフ、町を焼かれた人間、森のエルフ達、サウロンの復活によるオーク軍。 それぞれの思惑を胸に大地を揺るがす大決戦の火蓋が切って落とされた。

 
 
 

【感想】

●壮大で華大な歴史的ファンタジーの最終章であり、始まりの物語。 このロード・オブ・ザ・リング(以下LOR)とホビットは素晴らしい。風景や雰囲気を含む世界観やキャラクターが原作を忠実に再現している。 オークやドワーフといったボロボロの敵のCGやエルフ軍のきらびやかなCGは細かくて、綺麗。

 
 
●やっぱりラストは大スクリーンで見る価値が大いにあると思う。(実際、ホビットの2作目は別に映画館でなくてもいいかなと思った。) もちろん綺麗な映像もそうだけど今回は副題の通り相当入り乱れた戦争をするから大きい方が見やすいと思う。

 
 
●3部作のラストだからしょうがないと思うし、ドーンと畳み掛けるのも当たり前なんだけども今回は“冒険”というキーワードが失われてしまった気がして残念だった。
竜退治やもっとサウロンのエピソードに重点を置くかと思っていたから大戦に重点が置かれたのは意外だった。 まぁ、その分半端じゃなく、高質な合戦が観られて良かったけど。
 
 
● ドワーフのトーリン・オーケンシールドには本当にハラハラさせられた。 それでいてジンワリと感動を誘うような… 彼の行動が今作の中心になっていく。 あそこでよく克服したな…。

 
 
●ホビット庄はやっぱり平和だな〜。観ていてほんとに和む。

 
 
●LORの3部を観ている人なら至るところに伏線が張られているところも楽しめたと思う。 冥王サウロンの復活と9人の人間の王、ラストで森のエルフの王の1言などなど。 正直、LORの全てを覚えているわけじゃないからまた観たくなった。

 
 
●主要種族が大集合&大乱闘だった。
副題の原題は「 The Battle of the Five Armies」=「5種族の戦い」とかになるのかな? ホビット、人間、エルフ、ドワーフ、オークの5種族が入り乱れての大乱闘。 正直やり過ぎたと思うシーンもあったけどこのスケールがやっぱり魅力。 感情を持ず突進してくる無限とも言えるオークは凄まじかった。(ただ、一個体ずつは相当ザコい。)

●副題を原題に忠実なのは良かったけど、個人的には今作の副題は原作の副題でもある「ゆきてかえりし物語」にして欲しかった。これからフロド達の新たな冒険が始まるわけでもあるんだし。

 
 
●今回も主題歌が物語にピッタリだった。

 
 
●ミニ情報(もう、知っているかな?)日本を含め世界中で人気となった英国ドラマ「SHERLOCK」の主人公2人がホビットで共演してます!
ドラマでワトソンを演じるマーティン・フリーマンは主人公のビルボ・バギンズを、冷静なシャーロックを演じるベネディクト・カンバーバッチはなんと竜スマウグの声優です!
 
 

【過去のあらすじ】

 
 
 

《ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間 二つの塔 王の帰還》


物語は静かなホビット庄から始まる。主人公のフロド・バギンズはビルボ・バギンズから1つの指輪を渡される。  

 それは強大な魔力を持ち、冥王サウロンが世界を再び闇で覆うべく指輪を探していた。破壊するにはモルドール国の滅びの山の火口に投げ込むしかない。

 魔法使いガンダルフの支持の下、フロドは友人のサムと共に指輪を破壊するための旅へと出る。その後人間の アラゴルン、ボロミア、エルフのレゴラス、ドワーフのギムリ、ホビットのサム、メリー、ピピン、そして魔法使いガンダルフの9人で旅が始まった。

 フロドとサムは前指輪の前所持者である醜いゴラムを信じモルドールへの道案内をさせ、黒門へと辿り着いた。しかしゴラムの策略と指輪の魔力に侵されたフロドはサムと仲間割れをし置き去りにしてしまう。 ゴラムの裏切りにあい 巨大な蜘蛛シェロブに毒針を刺され仮死状態になりオークに捕まってしまう。 がサムによって救出されたフロドほ魔力で歩けなくなってしまう。そんなときサムはフロドを背負って歩き始める。

 なんとか滅びの山に辿り着いたフロドら。しかしゴラムが現れ邪魔をしようとするが…ゴラムが足を滑らせて指輪もろとも火口へと落ちていった。
目的を達成したフロドらにより冥王サウロンは葬られ中つ国は平和を取り戻し始めた。

 
 
《ホビット 思いがけない冒険 竜に奪われた王国》

ロード・オブ・ザ・リング の前日譚。 
 ホビット庄のビルボ・バギンズの元に魔法使いガンダルフが現れ12人のドワーフを連れてきた。

 目的は邪悪な竜スマウグに奪われたドワーフの王国と財宝。それを取り戻すためビルボの知恵と身軽さから旅に同行して欲しいとのことだった。平和で上品なホビット族のビルボは最初は渋っていたものの冒険への憧れと仲間の為から参加することになる。

 また、その後世界に大きな影響を及ぼす指輪を巡りゴラムとなぞなぞ対決をしはめると透明になれる魔力の指輪を手に入れる。

 様々な冒険をし、いよいよ奪われた王国へと辿り着く。しかし黄金への執着に取り憑かれた竜、スマウグに阻まれてしまう。 

 なんとかスマウグを撃退したと思いきや怒りを煮えたぎらせ報復のため水辺の町を襲いに行ってしまう。

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