【2020年夏アニメ】感想まとめ«13作品»:『俺ガイル』と『食戟』の見事な青春完結に盛大な拍手を!!

 こんにちは!
 お元気ですか?

 もう秋クールが始まっていますが、ようやく2020年夏クールアニメの感想まとめです! なかなか全部を見ることができていないのですが、何とか十作品くらい見れて良かったです……。

夏クールアニメまとめ

視聴作品とランキング

作品部門

  1. GREAT PRETENDER
  2. やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完
  3. 富豪刑事 Balance:UNLIMITED
  4. 食戟のソーマ 豪の皿])
  5. 日本沈没2020
  6. Re:ゼロから始める異世界生活(2期
キャラクター部門

[ 女性 ]

  1. シンシア・ムーア(G.P.)(
  2. 由比ヶ浜結衣(俺ガイル完)(
  3. ナツメ(デカダンス)(

[ 男性 ]

  1. ヴァサゴ・カザルス(SAO AZ WoU)(
  2. 神戸大助(富豪刑事B:U)(
  3. ローラン・ティエリー(G.P.)(
音楽部門

[ オープニング ]

  1. やまだ豊「G.P.」(G.P.)(
  2. 大貫妙子&坂本龍一「a life」(日本沈没2020)(
  3. the peggies「センチメートル」(かのかり)(

[ エンディング ]

  1. F. Mercury「The Great Pretender」(G.P.)(
  2. 花譜「景色」(日本沈没2020)(
  3. nonoc「Memento」(リゼロ)(
視聴作品
  1. GREAT PRETENDER(
  2. やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完(
  3. 富豪刑事 Balance:UNLIMITED(
  4. 食戟のソーマ 豪の皿(
  5. 日本沈没2020(
  6. Re:ゼロから始める異世界生活(
  7. 炎炎ノ消防隊 弐ノ章(
  8. SAO アリシゼーション WoU(
  9. デカダンス(
  10. 天晴爛漫!(
  11. 宇崎ちゃんは遊びたい!(
  12. 彼女、お借りします(
  13. モンスター娘のお医者さん(

夏アニメの感想

 2020年の夏アニメです。
 冬・春クールがほぼ視聴できなかったので、心を入替えて何とか13作品を視聴しました。けど、まだ見たくとも録画に残っている作品がいくつかあります。

 全部まとめて、今年中には清算したいと思っているものの、ちょっと難しいですかね……。頑張ります。



 さて、夏クール。
 新型コロナの影響で、春期から延期となっていた作品が放送されていたので、シリーズ作品などのタイトルが豪華だった気がします。

 延期作品だと『SAO』『Reゼロ』『炎炎ノ消防隊』『食戟のソーマ』『俺ガイル』『超電磁砲T』とか。
 コロナ禍の延期中にも色々と改善をしたりしていたそうなので、クオリティも上がっているのでしょうね!




 あと、下ネタ系が多かった?
 いや、まぁいつも下ネタ系は多いですけど、今期は少ないながらも見ていて印象に残った作品が多かった気がします。

 例えば、『エグゼロス』とか『かのかり』とか。『モン医者』もエロに寄ってましたかね? 逆に、放送前にフェミさんが問題視していた『宇崎ちゃん』はほとんど平気でしたね。




 あとは、これはいつも言っていますが、オリジナル作品は強いなぁと強く思います。

 『グレプリ』は古沢良太さんの脚本がとても面白かったし、『デカダンス』もさすが瀬古浩司さんの強い物語! 『富豪刑事』『日本沈没2020』もほぼオリジナル作品として再構成されていたようですし、P.A.の『天晴爛漫』も物語自体は最高でした!




 夏アニメもまだまだ未視聴のものが録画番組やNetflixのマイリストに溜まっているので、なんとか見たいですね。
 溜まっているのは、『ラピライ』『ジビエート』『ピーターグリル』『ていぼう日誌』『エグゼロス』『魔王学院』など。続編ものは『銀英伝』『バキ』『フルバ』とか。頑張ります……。

ネタバレ注意
以降のアニメ感想の中には、一部本編やキャラについてのネタバレを含みます!

基本的にはネタバレを避けていますが、特に下記作品にご注意ください。
・作品部門2位『俺ガイル』
・作品部門5位『日本沈没2020』
・作品部門9位『デカダンス』
・女キャラ1位「シンシア」
・女キャラ2位「由比ヶ浜結衣」
・男キャラ1位「ヴァサゴ・カザルス」
・EDテーマ2位「花譜/景色」

作品部門TOP6作品

 夏アニメの上位6作品について、少し詳しめに感想を書きます!

1位 GREAT PRETENDER

GREAT PRETENDER
あらすじ

ターゲットは悪人のみ!騙して騙して騙しまくる!?
ロサンゼルス、シンガポール、ロンドン、上海、そして東京…世界を股にかけた壮大な<コン・ゲーム>、ここに開幕!!!
自称“日本一の天才詐欺師”枝村真人。世界を舞台に仕掛ける桁違いの騙し合いに、枝村は巻き込まれていく…!!
(公式サイトより)


 詐欺師が活躍するコンゲーム!
 物語も絵も音楽も全部最高で大好きです!

 何もかもが「洋画」っぽくて本当に最高でした!

 5話で1エピーソードの構成。
 5話まとめて一気に見たほうが面白いので、現時点では「ロサンゼルス編」と「シンガポール編」の2つだけ視聴済みです。



 何をおいてもまず物語!
 詐欺師や悪党やコンフィデンスマンがしのぎを削る騙し合い。大金をせしめるためなら味方も仲間もなく騙し、相手を手玉に取って金額を釣り上げる。舞台は世界。大掛かりな仕掛けや入念な準備でターゲットを騙す姿は、視聴者すら欺くよく出来たもので、規模も大きく、毎回超楽しいです!
 用意周到な計画には舌を巻くし、「頭の良さ」を最大限に活かした展開が本当に素晴らしい!

 騙すのは悪党のみ。
 小賢しい嘘も演技も大歓迎。悪には悪を! 悪い奴から徹底的に金を搾り取るまさに「義賊」たる姿は、見ていてスカッと爽快で清々しいから、気持ちよく見ることができます!




 本当に「洋画」みたい!

 舞台はロサンゼルスやシンガポール。
 登場するお兄さんお姉さんは皆んなイケメンで美人だし、ロケーションがいちいち格好いい! 背景の街並みは日本とは違う雰囲気だし、アーティスティックな背景美術に引き込まれる!


 あと、音楽がまた最高!
 OPは歌詞無しのお洒落劇伴で洋ドラみたいだし、EDはフレディ・マーキュリーを起用! 劇中のBGMだってトランペットやドラムが鳴り響く格好いいヤツ! これでテンション上がらないわけない!




 脚本は古沢良太さん。
 同じく詐欺師が大活躍する痛快ドラマ『コンフィデンスマンJP』を手掛けてます。構想を練り始めたのは『GP』の方が先だとか。ドラマは50分で1話完結なのでテンポの良さが冴え渡っていた分、アニメは少し冗長的に感じたのが残念かも。ぜひ、劇場版とか作って欲しいです!

 とはいえ、『オーシャンズ11』とか『ミニミニ大作戦』のような、豪華出演陣による強盗の興奮と、最後のネタバラシの面白さとか、そういう部分が詰まっていて最高でした!

メインPV第1弾

2位 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完
あらすじ

季節は移ろい、春。
雪乃から最後の依頼を受けた八幡と結衣。3月の卒業式を控えた中、いろはからプロムの協力を求められ…。― 本物を求めた八幡は3人の関係を変えていく。果たしてこの先、彼の高校生活はどんな結末を迎えるのか!?
(公式サイトより)


 『俺ガイル』の完結。
 本当に素晴らしかった!
 青春の物語として、そこらの俗物とは一線を画する内容だったし、何より、「ラブコメ」の中でこんなにも綺麗な告白と、切ない失恋を見たことが無いと思います。傑作と呼んで過言ではないかと!!



 「たったひとつの本物」を探す青春。
 比企谷八幡・雪ノ下雪乃・由比ヶ浜結衣ら奉仕部を中心に過ごしてきた高校生活。間違いとか正解とか答えを手探りで見つけながら、色々な人とぶつかったり、あるいは自分自身を犠牲にしてきた日々。

 そんな時間が、「無駄でなかった」と本気で思えるほどに、彼ら/彼女らの姿は眩しかったし、けれども寂しげで……。これを単なる「ラブコメを描いたラノベ」として扱うのは勿体ない気すらします。




 2期終盤から3期で一気に変わったなーと。
 ずっと、偏屈な八幡を主人公に、可愛い女の子たち(若干1名は男子)が青春する姿を穿った見方で描くようなところがあったと思います。どこか傍観的で、しかも八幡の自己犠牲の行動がその印象をより強めていた気がします。

 けど、それぞれが自分の「願い/依頼」を見つけて、自分にとって大切なものや、相手が大事にしているものを考えるようになって、将来のことを考えたりして。「青春ラブコメ」という軽い響きが通用しないくらい、とても濃い内容でした。

 もちろん生徒たちの言動も大好きだし、きちんと彼らを導いてくれる平塚先生や雪ノ下姉・母など大人の存在がとても大きかったと思いました。



 第3期のメイン?の恋愛。
 凄かった……。なんかもう、見ているこっちが切なくなるし、恥ずかしくなるし、キュンキュンするしで、精神的ダメージと消耗がヤバいです(笑)

 八幡と由比ヶ浜結衣。
 だけど、それは叶わぬ恋だと分かっている。知っている。だから、なんとか距離を取ろうとしたり、けど近くに居たいと誘ったり。諦めようと決意して、見守ることに徹すると決めて、流した涙の切なさといったら……。
 彼女は気持ちを表にだすし、お菓子作りとか要所々々で近さが描かれていただけに残念だし、テンションが高かったからこそ、落ち込んだ時の寂しさがものすごい勢いで押し寄せてきました……..。


 比企谷八幡と雪ノ下雪乃。
 「お前の/あなたの人生を────」

 こんなにも美しい告白を見たことがないし、恥ずかしさとかそんなのがどうでもよくなりました。自分の気持ちと向き合って、「言葉じゃうまく伝わらない」と答えを出して、雪乃へ。これはずっと記憶に残しておきたい告白でした。

 あと、どんなに長い言葉を重ねて理屈をつけて伝えるよりも、たった一言シンプルな気持ちを想いを伝えることが、どんなに胸に響くのかと気付かされましたね。

PV第2弾

3位 富豪刑事 Balance:UNLIMITED

富豪刑事 Balance:UNLIMITED
あらすじ

ケタ外れの資産をもつ神戸家の御曹司・大助が赴任したのは、警視庁「現代犯罪対策本部準備室」。そこで大助は情に厚い男・加藤春とバディを組まされる。
人の命すら値踏みする大助に対して「世の中金じゃねぇ」と反発する加藤。対立する2人の前に立ちはだかる、様々な事件と謎。
(公式サイトより)


 大金持ちの”富豪刑事”が主役。
 常識はずれの財産を武器に、事件捜査と犯人追跡。生じた事故や被害は全て金の力で解決する型破りの刑事!

 とにかく金で解決するが面白い!
 銀座を舞台にしたカーチェイスでは被害を全て2倍で補償。容疑者の取調べでは「言い値で情報を買おう」と警察あるまじき行為。でも、それが面白い!
 正直、よく刑事ドラマだと恐喝したり不法侵入で捜査したりするのには嫌気がさしていたので、堂々と金で買収する方が何倍もスカッとします!

 そして葉巻を片手に言う決め台詞が「なるほど、いくらだ?」なのがまた最高に格好いい!




 大金持ちゆえに科学技術も活用!

 超高性能な執事AI《ヒュスク》で情報検索から捜査アシストまで全てをこなし、能力強化スーツやドローンなど最新テクノロジーやガジェットを最大限に使いこなすのが大好き!
 『007』のQも顔負けのとんでも武器や、『M:I』にも登場しないようなアイテムは、見ていて楽しい!(Gizmodo JPが監修したらしいです)

 何だか、『アイアンマン』の主人公トニー・スタークみたい。
 大金持ちで金を湯水の如く使い、事故は金で解決。さらに高性能な人工知能に補佐されて、最新ガジェットを使いこなすあたりがそっくり! スーツも格好良く着こなすし、似ている!




 ただ、後半は失速した感あったな~と。
 第6話あたりから、神戸家の過去や警視庁の古株刑事たちの未解決事件の話になって、ずっとそれが続くのは、少々疲れました…..。

 個人的な要望としては、1話完結の事件捜査をもっと神戸&加藤バディが解決していくところが見たかったな~と思います。「金で解決」というスカッと爽快な感じが見れたのは前半の数話だけでしたからね。

本PV

4位 食戟のソーマ 豪ノ皿

食戟のソーマ 豪ノ皿
あらすじ

定食屋の幸平創真は、超エリート料理学校「遠月茶寮料理學園」に入学。ライバルとの食戟、仲間との研鑽を重ね、料理人として成長を続け、創真はついに学園の頂点、遠月十傑評議会“第一席”の座へと、のぼりつめた。
そんななか、世界的な料理コンクール「THE BLUE」の招待状が遠月学園へと届く。次代の料理界の担い手を決める食戟が、幕を開ける!
(公式サイトより)


 遠月学園の物語、完結!
 生徒たちの物語で、しかし家族の物語でもあって
、とても綺麗にまとまっていたバトル系作品。見ていてとても楽しかったです!

 普通に料理アニメとしても楽しめるし、バトル要素強いし、学園ドラマでもあるし。本当によく出来た作品だと思います。


 遠月十傑に上り詰めた面々。
 そして、「THE BLUE」に挑む。

 常に創真たちの前の立ちはだかる強敵。彼らに勝つために試行錯誤して臨機応変に対応してお題に合った料理を完成させる。頭をフル回転させて、脳内の引き出しと培った技術をフル活用して、調理台にむかう。

 個人戦でも、団体戦の連携でも。
 第3期は、遠月学園で学び、仲間たちと共に研鑽をし、度重なる食戟で絆を磨いてきた、苦労して戦ってきた日々が無駄じゃなかったと堂々と見せつけるようで最高でした! 傲ることなく自己満足することなく、常に高みを目指して挑戦してきた泥臭さのある遠月生の背中が大きく見えるし、自信の大きさも伝わります。シリーズを詰め込んだとても良い完結編でした!




 遠月学園と家族の物語。

 今までずっと舞台は遠月学園で、主人公は幸平創真で、彼に立ちはだかる敵役は薙切家の面々。「伝説の勇者の子と魔王の一族」みたいな構図が崩れず、きちんと説得力をもって最終シーズンまで続いているのが本当に凄いと想います。

 そして、創真とえりな様の2人が積み上げてきた時間の大きさを感じる物語でもありました。2人のターニングポイントになってきた食材や料理や場所を登場させたり、創真の「この一皿はお前のために」という言葉だったり。

 最後まで綺麗にまとめられていて、見応えあったし、嬉しかったです!
 それに、「料理が持つ希望や美味しさ」を誇示することを忘れていないところも大いに評価できると思いました。




 『豪ノ皿』の敵は裏料理人《ノワール》。
 裏社会で活躍する料理人という設定はとても良いと思うけど、内容が別物になっていた…(苦笑)

 チェーンソーやギロチンを使ったり。兵器料理・血液料理・加虐残虐料理とか、完全に異能バトルですやん。まぁ百歩譲ってこれらを認めたとしても、あのピエロだけは駄目!! どう考えても手でボールを回して肉を焼くとか無理でしょ!!!

 なんか、今までは遠月学園内のモラトリアムにいたけど、外の世界は怖いなぁと想いました(笑)

放送直前PV

5位 日本沈没2020

日本沈没2020
あらすじ

2020年、平和な日常が続く日本を襲った突然の大地震。
都内に住むごく普通の一家、武藤家は、大混乱の中、家族4人で東京からの脱出を始めるが、刻々と沈みゆく日本列島は、容赦なく彼らを追い詰めていく。極限状態で突きつけられる、生と死、出会いと別れの選択。途方もない現実と向き合う中、未来を信じ、懸命に生き抜く強さを身につけていく…
(公式サイトより)


 小松左京『日本沈没』を現代版にリメイク。
 ネットでは悪評が多くて、確かにツッコミどころもあるけれど、総じて良く出来ていたと思います。

 それに期せずして、新型コロナ禍にある日本に重なる部分も少なくない作品。この「2020」を冠したタイトルとともに将来思い出すことになりそうです。
 それとは別に、やっぱり『東京マグニチュード8.0』を思い出しますね。



 日本を襲った巨大地震。
 安全な場所を目指して逃げる家族や人々を追った物語。とにかく辛くて苦しくて心の擦り減り様が尋常じゃないくら見るのが厳しいアニメでした。よくあんなに不幸を畳み掛けられるなぁ~と。戦々恐々としながら続きを見てました。

 その良し悪しを別にして、描き方が凄い。
 メインストーリーでも衝撃的な展開は多々ありましたが、それ以外が細かいです。画面の端に映る死体とか、主人公の会話に後ろで支援物資の取り合いをしていたり。そんな感じでサブな所で描かれる悲劇が、辛さをUPさせていました。

 震災の描き方もリアルだなぁと。
 何がリアルか正確には分かりませんが、被害を受けた建物や街の様子、被災下でむき出しになる人間のエゴ、ネットに拡散されるデマ、火災旋風に巻き込まれた避難所、暴力や怒号…..。
 実写とかなら分かりますが、よくアニメで描いたなぁと感心してしまいます。




 家族や人々が頑張る姿を描く。
 まぁ正直、ここは微妙というか、う~ん。

 確かに企画自体は上手いです。
 原作や実写映画が日本政府の対応を描いている行政主観な特撮作品だったのに対し、アニメ版は一般人の目線に切り替える形に。


 ここはとて良い構想だと思うけど、ご都合主義な展開とかよく分からない宗教組織の話とかデジタル化とかの要素が邪魔をして、何だかよく分からないものになっていたような。家族や人の繋がりの話を描くには、スケールが大きなものを合わせ過ぎたと思いました。



 色々な要素が混ざってました。
 災害の話は当然。他にも、第二次世界大戦の話、外国人問題や多様性・人種差別の話、宗教団体やコミュニティの話、右翼的な日本ナショナリズムの話、ネットの話…などなど。

 Netflix作品だからか知りませんが、詰め込みすぎな感じは否めないかなぁと。面白かったし私は好きだけど、まずは物語としての統一性を大切にして欲しかったです。

 あ、ラストはとても好きでした。
 「日本最高」と叫ばんばかりに、日本らしい風景を次々と映しながら、古代の逸話まで持ち出して国威を掲揚するような感じ。
さらにオリンピック開催で見覚えある制服の選手団が日章旗を振る映像。ナショナリズム大好き(笑)




 SF作品としてはとても面白かった!

 原作に登場する「D計画」や潜水操舵士の小野寺さんなどが登場したのは嬉しかったし、最終的な結末も私は肯定できます。
 小野寺さんが託した未来のデータ、そして仮想空間上に復興した日本。突拍子もないようなものに思うけど、SFの強さを感じるラストで私は好き!

Netflix予告編

6位 Re:ゼロから始める異世界生活

Re:ゼロから始める異世界生活
あらすじ

魔女教大罪司教「怠惰」担当ペテルギウス・ロマネコンティを打倒し、エミリアとの再開を果たしたナツキ・スバル。
辛い決別を乗り越え、ようやく和解した二人だったが、それは新たな波乱の幕開けだった。
想像を超える絶体絶命の危機、そして襲い来る無慈悲な現実。
少年は再び過酷な運命に立ち向かう。
(公式サイトより)


 大切な人を守りたい。
 その一心で「死に戻り」をするナツキ・スバルの苦しい戦いを描く『リゼロ』の第2期。第1シーズンも、第2シーズンも、やはり凄いなぁと思います。

 ゲームのリスタートに似た「死に戻り」の特徴を活かした物語の構成と、それを使ってスバルをことごとく「絶望」に追い込んでいく衝撃的な展開を用意するのが流石です



 「レムって誰のこと?」

 第2シーズンの冒頭。
 正直、第1シーズンの内容を忘れかけていた感がありましたが、この衝撃的なエミリアの一言でかなり思い出しました。それくらいインパクト強い台詞だし、よっぽど印象に深く刻まれていた台詞でした。

 そんな衝撃的な幕開けの第26話。
 それも一転、ロズ邸屋敷でメイドのフレデリカやペトラ、ベア子との騒がしい日常が描かれた第27話。なんかこういう、日常と残酷性とのバランスが上手くマッチしているから、あの独特のインパクトが生まれるのだと思います。



 スバルを襲う三重苦。
 聖域からの脱出、屋敷襲撃の回避、三大魔獣オオウサギへの対処。解決すべき事項が1つではなく、そのどれもが「死」という結論に向かう、幾重にも重なる困難。この重層性が特筆に値すると思います。
 複数の舞台でイベントを同時並行に描くのは難しいことで、失敗すると物語がバラバラになってしまいますが、『リゼロ』はスバルが上手く繋いでいますね。

 さらに、「誰かを犠牲にする」という選択肢で迷うのではなく、「いかに全員を救うか」という部分で奔走するところがスバルらしいし、物語を面白くしていると思います!




 新しく登場する「魔女」たち。
 思っていたのと違って、可愛いし個性的だし感性豊かだし、とても大好きなキャラたちでした!

 キャラ付けが本当に上手い!
 まず、エキドナを筆頭に皆んな可愛い! その上、話す限りでは普通に良いキャラに思えるし、馴染みやすい感じがとても嬉しかったです。美人だし、聡明だし、「七つの大罪」にも準拠しているところがよく練られています。
 その一方で、第37話『魔女たちの茶会』や続く第38話などで彼女たちの行動がはっきり見えてくると「魔女らしい怖さ」が浮かび上がってくるキャラの立て方が上手だと思いました。

 で、エキドナ可愛かった!
 むしろ魔女教の大罪司教たちの方がよっぽどヤバい奴らのように見えます。




 第2シーズンの感想。
 聖域の試練も良かったですね。
 個人的には、家族とのやり取りの部分は平凡すぎて微妙でした。ただ、第2の試練で「スバルの死後も続く世界」を示したものは、嘆き悲しむ皆んなの姿がとても印象的でした。「自身の死を悲しむ人」を見るのがこんなに辛いとはね。


 あとは、ロズワールとかですか。
 最初っから「只者ではない」という雰囲気を醸し出していて、その立ち位置を演じさせながら、それを分かっている視聴者をそれでも衝撃のドン底に陥れる感じ、凄すぎますよ……。

 謎を解きながら、謎を生じさせて、さらに視聴者に衝撃を与えられる物語ってそうなかなか無いと思います。

2nd season PV

キャラクター部門

女性キャラクター

1位 シンシア・ムーア

名前:シンシア・ムーア
キャスト:園崎未恵
作品:GREAT PRETENDER

 『G.P.』のコンフィデンスマン、シンシアさん!
 めちゃくちゃ格好いい魅力的な大人の女性です!

 まず、自分の仕事を一生懸命に楽しんでやっているのが好き!
 まぁ「仕事」というか犯罪ではありますけど、自分がやっていることに全力を尽くす大人の女の人ってとても格好いいと思います! よく私は『PSYCHO-PASS』の常守監視官や、『SHIROBAKO』のみゃーもりなどを例に挙げますけど、目の前のことに一生懸命に取り組む女性キャラはとても好きです!

 それに、自信満々に楽しんでいるところが良い!
 シンシアさん、自分の詐欺師としての腕や役者としての演技力、さらにはその美貌までちゃんと自分で”わかっていて”、それを最大限に使っているところがさすがだな~と思います。まさに洋画の女スパイばりの活躍で、堂々と敵の懐に入り込んで手玉に取る姿が最高!

 詐欺をしているクールな時も好きだし、案件が片付いた後のエレガントな喜びようも好きです!

2位 由比ヶ浜結衣

名前:由比ヶ浜結衣
キャスト:東山奈央
作品:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完

 『俺ガイル』の由比ヶ浜結衣さん。
 もう、彼女を見ていると本当に胸が苦しくなってきます……。
 彼女の涙を見るのが本当に辛い……。


 いわゆる「負けヒロイン」
 八幡が好きだけど、自分では雪乃に敵わないと悟ってしまった彼女。というか、分かっていたけど気付かぬふりをしていた彼女。だから、お菓子を作ったり、買い物に行ったりと、八幡と過ごすことのできる時間を大切にしている姿が本当に切ない……。

 雪乃のもとへ行くように背中を押しながらも、涙を流しつつ「大丈夫」と言って、でも隠れて泣いていたり。ネットカフェで寝たふりをしながらそっと八幡の肩に頭を寄せたり。家に帰って泣いていたり。そんな彼女を見ているのが本当に苦しかったです…。
 特に彼女の場合は、(少なくとも視聴者には分かるような程度で)自分の気持ちを表に出していたからなおさら、その失恋した時の痛みが大きく伝わってきたように思います。

3位 ナツメ

名前:ナツメ
キャスト:楠木ともり
作品:デカダンス

 『デカダンス』のナツメ。
 「バグ」としてその存在価値自体が世界に認識されないまま成長した彼女。それでも、そこで腐ったりせずに「私の可能性」を信じて、「ギリギリの限界まで足掻く」ことに真剣になって、そして「私を変えたかった」と心を打ち明ける彼女。

 こういう、逆境の中でも真っ直ぐに自分の力と可能性を信じて進んでいくキャラクターって大好き!
 それに彼女自身の中できちんと行動原理となる信条を持っているということが分かった時、とても格好良く映りました。

 また、終盤で色々なことが立て続けに起こった時。
 素直に受け入れるわけでもなく、しかし反発するわけでもなく。「見て、聞いて、感じたことは自分のもの」と悩み、落ち込み、相談し、頼り、ふさぎ込む。そんな人間らしい彼女がとても好きでした!

 色々と言っても、やっぱり元気な彼女がいちばん好きだし、困難な状況でも一生懸命なところがとても良いし、シリアスな状況でもユーモアと元気を忘れないところが最高のキャラクターです!

男性キャラクター

1位 ヴァサゴ・カザルス

名前:ヴァサゴ・カザルス
キャスト:小山剛志
作品:SAO アリシゼーション

 『SAO』のヴァサゴ・カザルス。
 もしかしたら、今まで見てきて出会った敵キャラの中でも過去最高レベルに残忍で好きなキャラかもしれません! 素晴らしかった!
 『アリシゼーション WoU』編で一番活躍していたのは彼だと思うし、一番格好良かったし、一番人々の反感を集めたし、もうMVPにしたいくらい!

 敵キャラとして最高。
 人を殺めることに喜びを感じる狂った性格が土台。もちろん自分自身で手に掛けることもある一方で、人を操って扇動して殺し合いの舞台を用意することに長けた悪魔的なカリスマ性がまた凄い!

 そして、何より、容赦をしないところが素晴らしい!
 よく漫画やアニメの敵は終盤で主人公に油断することが多いです。けど彼は一切のスキも見せず、完璧に戦いを続ける姿は敵キャラの理想像そのもの! 最初のアバターが倒されても諦めず次のキャラでログインする執念とか、鬼の形相で憎悪と殺しの美を説く姿は本当に印象的でした。

 さらに、彼の出生がSAOのラフィン・コフィンであるところとか、本当に設定が上手く練られているな~と思います。

2位 神戸大助

名前:神戸大助
キャスト:大貫勇輔
作品:富豪刑事 B:U

 『富豪刑事』の神戸大助。
 雰囲気とか考え方とかがとても好きだし、かなり共感できた部分もあり、アニメを見ていて楽しかったです。

 お金で何でも解決する刑事。
 その型破りっぷりが最高だし、それを悪びれることなく堂々とやっていることろが見どころあります。
それに、財産こそが彼の能力・スキルなわけで、それを最大限に活用しているからスカッと面白いんです!
 理不尽も金の力で解決する。さながら『アイアンマン』の主人公=大富豪トニー・スタークみたいで好きです!

 あと、考え方も好き。
 とても合理的というか、一匹狼タイプというか。スーツをびしっと着こなして、無駄のない洗練された思考をするあたりがとても良い! それに、どこか飄々としているところも推せます!

 それに、単純に美形!

3位 ローラン・ティエリー

名前:ローラン・ティエリー
キャスト:諏訪部順一
作品:GREAT PRETENDER

 『G.P.』のローラン。
 普通に格好いい!単純に格好いい!
 何度も使っている言葉ですが、本当に「洋画みたい」で最高なんですよね。中でもローランの雰囲気とかはまさに洋キャラって感じ。

 ブロンドの髪がもう格好いいし、スーツの着こなしも格好いいし! それに、作戦立案者&統括者として、全てを見通している余裕な振る舞いとか、落ち着いた喋り口調とか、至る所で日本キャラっぽくない感じが存分に出ていてとても良いです!

 あとは、騙した時に楽しそうなのが良い!

音楽部門

オープニング

1位 やまだ豊「G.P.」

曲名:「G.P.」
歌手:やまだ豊
作品:GREAT PRETENDER

 歌詞がないOP。
 これがめっちゃ格好いい!
 再三書いていますが、格好いい音楽だけでクレジットを表示する感じが洋ドラっぽくて最高! アニメーションもシルエットとシンプルなイラストで好きだし、テンポよく場面がメタモルフォーゼする感じも良い! なんか『007』のOPをもっとスタイリッシュにした感じ!

 音楽がとても良い!
 音楽にはまったく詳しくないですが、トランペット系の金管楽器が高らかに音を鳴らすジャズっぽい感じとか、ドラムが叩くリズムとか、2つセッションとか、とても好き!

 フルバージョンも最高なのでぜひ!

2位 大貫妙子&坂本龍一「a life」

曲名:「a life」
歌手:大貫妙子&坂本龍一
作品:日本沈没2020

 第1話で聴いてすぐ、歌詞が気に入りました。
 冒頭から、日常の些細な仕草を歌った歌詞。『日本沈没2020』は内容が内容なだけに、OPがこういう曲なのはとても素晴らしいと思いました。なんか、下手に勇気づけるような歌よりも、シンプルだけど寄り添うような感じのこの曲の方が似合っている気がします!

 中でも、

悲しいことばかり伝えてくるNEWS
心の力で飛び越えよう
作詞:大貫妙子

という部分は、アニメ『日本沈没2020』だけでなく、今の現実の日本にも通じるところがある気がして、印象に残っています。

3位 the peggies「センチメートル」

曲名:「センチメートル」
歌手:the peggies
作品:彼女、お借りします

 the peggiesが歌う『かのかり』主題歌。
 『青春ブタ野郎』と『さらざんまい』の主題歌も好きでしたが、この『かのかり』主題歌もとても好きです!

 テンポ良いリズムと頭に残るメロディがとても良いし、高い声が綺麗だし、曲の感じからして青春の歌っぽい!
 あと、OPアニメーションでヒロインの千鶴や麻美たちがダンスをするシーンがとても可愛くて好き!

 それから、歌詞の

(会えない時間+君が笑った瞬間)÷2
のこのときめきと
不器用な僕×強がりな君
は案外プラスかもって
気付いてしまったら最後
作詞:北澤ゆうほ

という部分がたまらなく好き! 歌詞の意味が分かるかはちょっと微妙だけど、数式で足したり割ったりしたい気持ちは十分伝わります!

エンディング

1位 Freddie Mercury「The Great Pretender」

曲名:「The Great Pretender」
歌手:Freddie Mercury
作品:

 歌うのはフレディ・マーキュリー!
 いや、凄い! 正直、外国の歌とか詳しくないけど、凄いと思う! QUEENを知っていて、映画『ボヘミアン・ラプソディ』にハマった人からすれば嬉しい起用!
 いつも言っていますが、外国の作品っぽい! やっぱり英語の歌詞の曲でも、日本人が歌うのとネイティブスピーカーが歌うのとでは全然別物ですね。

 元々の歌詞はラブソングだと思いますけど、「Pretender」という部分がコンフィデンスマンの彼らとも合致するのでしょうね。

歌詞の日本語訳付きPV


 あと、アニメのEDアニメーションは一部、フレディの公式MVをオマージュしたものになっています! たぶん、猫たちが登場するのも、フレディが好きだったからでは?

Freddie Mercury – The Great Pretender

2位 花譜「景色」

曲名:「景色」
歌手:花譜
作品:日本沈没2020

 バーチャル・シンガー花譜の主題歌。
 『日本沈没2020』のグランドエンディング・テーマとして、最終話のエンドロールで使用されました。

 ものすごく上手い起用だと思います!
 本編の内容、というかラストの結末が「バーチャル」に立脚するような物語。さらに、大地震でドン底に陥った日本国の若者たちが頑張る、そんな話でした。
 そういう作品の最後を飾るのが「花譜の歌」という意味合いがとても強い気がします。彼女がネット上で活躍しているというところもだし、まだ16歳の少女だというところも。あとは、リアルとバーチャルを繋ぐような作品を発表しているところとか。

 歌詞だって、良いものだと思います。
 アニメの中で人種とか性別とか年齢とか信条とかで差別することに反対するような台詞が出てきました。そこに繋がる、とても明るい歌詞で好きです! さすがカンザキさん!

「あるべき自分」を決めつける必要はないさ
なんだってできる
僕らはどこにだって行ける
僕らはどこにだって飛べる
不変でいるのは僕が僕だから作詞:カンザキイオリ

3位 nonoc「Memento」

曲名:「Memento」
歌手:nonoc
作品:Re:ゼロから始める異世界生活

 正直、MYTH&ROIDが良かった…。
 このEDの雰囲気もどこかMYTH&ROIDに似ているところがあって、選んだ部分もあったりします(少し申し訳ない気持ちもあるけど)。

 歌詞がきちんと『リゼロ』とナツキ・スバルの物語になっているところが、EDを聴いてとても良かったです! 例えばサビ前のフレーズとか。

いつかこの雪も止むなら……
傷つく覚悟と君の言葉 握る
作詞:hotaru


 あと、タイトルも気に入っています。
 「メメント」って「死を忘るなかれ」とかの意味なんですよね。『リゼロ』にとても合っている! それに、クリストファー・ノーラン監督の映画に『メメント』という作品があり、それも時間を遡るような映画なんですよね。そんな感じで、良いタイトルだな~と思いました。

視聴アニメの感想

 7位以降のアニメの感想です!

⑦ 炎炎ノ消防隊 弐の章

炎炎ノ消防隊 弐の章


 人体発火現象や伝導者一派の謎に、特殊消防隊の面々が迫る『炎炎ノ消防隊』の第2期。

 だいぶ盛り上がってアクションも冴え渡っていた第1期が単なる序章であったかのように、第2期で物語が展開し、伏線回収な謎解きに奔走する物語。「真実に近づく」という探究心を燃え上がらせる物語はやっぱり面白い!
 特に1期で大きく取り上げられていた「アマテラス」や「アドラバースト」などの概念が、より強固に物語と紐付いていって楽しかったです!



 一方で、感想はそんなもの。
 第7位にのぼるくらいの面白さ。謎を解く物語の展開も面白かったし、相変わらずアクションは冴えているし、女性陣は可愛くて大好きだし、アーサーはイケメンだし、第8消防隊のネタ枠もあったし、国外への調査に出掛ける壮大さも評価できます!

 物語が普通に面白い。
 どこを取り上げて感想を特筆するようなことは無いけれど(こんなこと書いたら怒られる……)、見ていて普通によく出来ているし、面白いし、次回が楽しみになる、そんなアニメでした。

 ちょっと感想が上手く書けないので、ここら辺で手を引こうと思います(笑)

本PV

⑧ ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld

ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld

 『SAO AZ編』の完結。
 アンダーワールド大戦の決着。

 面白かった。
 けど、色々と残念なところも多くて冷めた目で見ていました。見ている時は盛り上がったりしたけど、後から冷静に思い返すと、う~ん……と。



 キリト不在の物語。
 前期では彼の不在を嘆いて「キリトのいないSAOは別物!」と思いましたけど、今期の内容を見ると「なんだキリトいらないじゃん」と思っちゃいます(笑)

 後半で帰還したキリト。
 確かに待ちに待っていたキャラです。けど、今まで大戦を必死の覚悟で戦っていたアスナ達に前で、チート級の技を連発する姿を見ると、今までの頑張りが報われない感じがして、結構否定的に見てしまいました。
 勝手に目覚めて最後の”おいしい見せ場”だけ持っていって、永久の愛を語っている姿を見ると、何だか興ざめ。

 むしろ、敵のカルザスが最高!
 妥協とか一切なし。徹底的に他人を苦しめることだけに全力を注ぐ姿は悪党の鑑! キリトが不在な中で「信条」を語りながら貫き通したキャラは彼だけでは?(笑)



 「アンダーワールド大戦」も名ばかり。

 開戦時こそ興奮したものの、結局はチート能力を持つアスナたちや整合騎士たちが各地で別々に一騎打ちを繰り広げる感じで、壮大さが感じられなかったなーと思います。
 確かに、劣勢な状況で勝利を掴むための戦術としては評価されるべきものでしょうけど、小競り合いを見せられる視聴者的にはガッカリだな~と肩透かし。

 その一方で、「SAO」や「ALO」、「GGO」などで共に戦った仲間たちが駆けつけてくれる演出は胸アツですね!(ただ『劇場版』で見ちゃっているから興奮度も押さえ気味だったけど)



 8位にしたのはコンテンツの強さでしょうか。
 アスナやリーファたち主人公級の登場人物はこれまでの長い物語の中でキャラがきちんと成立しているので、決め台詞とか満身創痍で戦う姿には説得力があります。
 それに、次々と闇から過去の亡霊が浮かび上がるようにSAO時代の存在が登場するところも、コンテンツの強さと言えると思います。

 また、バトルやアクションは群を抜いて格好いいし、梶浦由記さんのBGMはやっぱり興奮を呼び覚まします! 見知ったキャラが戦う姿はやっぱり好きだし、今期はかなり残酷な描写も多かったので、そこもポイント高いかもです。

最終章第2弾PVの

⑨ デカダンス

デカダンス

 また色々と斬新で新しいアニメ……。
 巨大な怪物ガドルが闊歩する地上で人類が築いた要塞「デカダンス」が舞台。そこで戦う人々が主人公────であり、それを運営するゲームの名前。

 物語がガラリと変わる二面性を持っている、斬新で面白いアニメ! 脚本は『BANANA FISH』や『亜人』,『進撃の巨人』などを手掛けた瀬古浩司さん。安定した面白さを持つ物語と、展開のテンポの良さと、さらに盛り上がりも欠かさないさすがな脚本です!

 正直、第1話の時点で「ゲームかな?」という予想はできました。けど、それの背後にある世界観とか、ゲームと現実世界との接続の仕方とか、ミッションの内容やガドルの設定とか、細かい部分でオリジナリティが光って面白かったです!



 アクションも良かった!
 無重力を活かした空中戦。

 アニメーション制作は『幼女戦記』で華麗かつ激しい空中戦闘を描いた制作会社NUT。『幼女戦記』の魔導部隊と『進撃の巨人』の立体機動アクションが混ざったようなバトルがとても見応えありました!
 ただ、あまりアクションが出る場面が少なかったのが残念でした。



 ただ戦うだけではなく、「バグ」という存在を中核に据えているので物語全体がスッキリとして分かりやすかったです。

 不要な存在であるとされる「バグ」の力を信じ、その強さを肯定して世界に大きな一撃を与えるという展開はどう転んでも面白いし、見ていて応援したい気持ちが湧き上がってきます。

 その上、『デカダンス』は二重になっているのが良いですね。
 まず、タンカーの「ナツメ」。彼女は自分自身がバグだとは気付かずとも、「自分を変えたい」とひとりで腐らずに頑張る姿を見たり、彼女の明るく気丈な様子を見ると背中を押されるような気がします。
 そして、カブラギさん。全てを諦めたオジサンが、ナツメの姿に希望を見出して引退生活から前線復帰するという展開がもう熱い! その上、ならず者たちの即席チームで体制に歯向かうのも最高です!



 個人的に残念だったのは、仮想空間パート。
 『パワーパフガールズ』みたいな描写があまり気に入りませんでした。デカダンス内との差別化をしようとしなのでしょうけど、ちょっとデフォルメ化しすぎかも?

 というのも、キャラの表情が読み取り難かったです。もちろん十分に伝わってきたけど、デカダンス内の筐体が表情豊かだから、物足りなさを感じてしまいました。

本PV

⑩ 天晴爛漫!

天晴爛漫!

 P.A. WORKSのオリジナルアニメ!
 時は明治の日本。機械イジりが好きな少年・天晴が、アメリカに渡って大陸横断レースに参加し奮闘する、というのが公式の物語。

 期待していたけど、その意味では期待外れかも。



 というのも「大陸横断レース」がほぼ皆無。
 PVや事前情報を見ると、1800年代頃のアメリカ西部開拓時代を舞台に、日本の侍や少年が、荒くれ者の揃う大陸横断レースに参戦するものだと思っていました。蒸気機関を活用したスチームパンク感もあるし、期待を大きくしていたんです。

 けど、レースはほぼ皆無。
 自動車を自作して、キャラ紹介を終わらせるまでに第6話までかかります。さらに第6話以降もレースはスタートこそするものの、盗賊の邪魔が入ってレースが中断されたり、内部工作で中止の危機に陥ったりと、全く車に乗らないしレースしない!

 「レース作品」だと公式リリースがあったから楽しみにしていたのに、これは流石に宣伝詐欺も甚だしいですよ……。



 でも、作品としては面白かった!
 個性的なキャラが対立したり共闘したり。

 日本から来た侍とからくり細工少年、カンフー少女、欧州の貴公子、先住民を殺戮したアウトロー、インディアンの少年、荒くれ者のガンマン、賞金稼ぎの荒くれ者、自動車会社の社員……とまぁ多彩なキャラたちです。

 それぞれの持ち味を活かしたバトル───侍の居合斬り、ガンマンの射撃、カンフー、弓矢、剣、拳───が気合充分でバラエティに富んでいて面白かったです!

 それに作画がブレないからアクションがしっかりと決まっていて格好良かったです!

PV第1弾

⑪ 宇崎ちゃんは遊びたい!

宇崎ちゃんは遊びたい!


 ぼっち大学生の主人公を馬鹿にしてからかうウザい後輩・宇崎花。《SUGOI DEKAI》彼女が付きまとってちょっかい出して遊ぶコメディ?ギャグ?ラブコメ?アニメ。

 色々な意味で思っていたのと違う展開で、どう評価したら良いのか難しい作品でした。話が進むに連れて印象が変わっていったので、どうしたら良いか…。



 ウザい後輩。
 最初はまさに。ぼっち大学生の1人の時間に介入してくる迷惑な存在だと思っていました(事実、そうだし)。ちょっかい出したり、馬鹿にしたり。主人公が嫌がって迷惑がっているのが何より重要。相手の気持ちを無視して突き進むタイプのキャラは苦手。
 あと、遊び半分で人を愚弄するのも気分悪かったです。第1話で「ひとり映画館」を馬鹿にした時には呆れて言葉が出なかったり。視聴切りも考えたり。

 そんな、第一印象は最悪なアニメでした。
 何も言わなければ可愛いのに、イジろうとする余計な一言が彼女の魅力を下げていると思いますよ。



 けど、物語が進むと少し変化が。

 まず、宇崎ちゃんの「ウザいキャラ」が弱まりましたね。馬鹿にする回数も明らかに減ったし、むしろ普通にテンションが高いヒロインの位置に問題なく座っていました。
 それに、主人公の方も最初こそ嫌がっていやものの、楽しそうに宇崎ちゃんと遊んでいるし、まんざらでもなさそうな感じ。
 宇崎ちゃんの角が取れて丸くなり、当の本人も嫌がっていないのなら何も問題ないし、普通に見られました。

 それに、後半はむしろラブコメ展開にすんなりと移行していて、主人公の日常における宇崎ちゃんの存在感がどんどん大きくなっていたし、宇崎ちゃんも恋する女の子になっていて、もはや通い妻。



 この変化をどう評価するか。
 個人的には複雑なところ。

 性格が丸くなったのは視聴者としては有り難いけど、少し早すぎたような。もっとウザい姿を見せても良いかったし、最初の頃のトゲトゲ感がすぐに消えちゃうのも勿体ないような。後半になると初期の頃の高いテンションが懐かしくなったり(笑)

 たぶん、最初の調子で人を馬鹿にしていたら私の中の心証は下がっただろうし、でも作品としてはその路線をもう少し維持すべきだったのかな~なんて思います。



 主人公2人より、周りのキャラの方が面白かったです!

 2人がバイトする喫茶店の亜細親子は、2人の様子を見ながら白米をかきこめる強者だし、友人のいらぬ気遣いも一周回って面白い!

 それに、ネタとかパロディとかもかなり入っていて、そういう部分の方が楽しめたかも(笑)

PV第2弾

⑫ 彼女、お借りします

彼女、お借りします


 失恋の悲しみから「レンタル彼女」を借りた主人公。待ち合わせに来たのはめっちゃ可愛い水原千鶴。
 お財布と相談しながらのラブコメアニメ。

 期待を大いに外した作品。
 原作は未読だけど、表紙の女の子たちが可愛いし、レンタル彼女というテーマが気になっていたので期待度は高かったけど、蓋を開けてみたら苦手なタイプでした……。



 女の子たちは可愛い!
 うん、めっちゃ可愛い!

 メインヒロインの千鶴は、品行方正な「The 理想の彼女像」みたいな絵に描いたようなラブコメ王道ヒロインで、最初に登場した時とかインパクトが凄かった! 仕事OFFの時でも、普通の大学生として、一人の大人として丁寧で真心あるキャラだからとても推せる!
 別のレンタル彼女の2人も、恋に真剣だったり、仕事に真剣だったりと、見た目も中身も美人さん。主人公の元カノは嫌な役を演じているのが玉に瑕だけど……。

 本当に、この作品はヒロインや女性陣が可愛かったから、何とか見れていた気がします。



 男どもがクソだった。
 口を開けば下ネタだし、口を開かなくても考えているのは下ネタだし、露骨なティッシュにラッキースケベにやりたい放題。えっ、普通に最低。

 しかも、主人公がクズ。
 あの嘘に嘘を重ねて、嘘で塗りたくった会話と、口から出てくるでまかせのその場しのぎな言い訳を聞いていると腹が立つし、見捨てたくなる。

 そりゃ、そういうサービスだし、嘘くらいなら仕方ないとも思うけど、見栄のためにどんどん大きくなる嘘と設定には霹靂。本当に男がクズすぎて見ていられなかった…….。

本PV

⑬ モンスター娘のお医者さん

モンスター娘のお医者さん


 人間以外の獣人やモンスターなど魔族専門の医者グレンが、患者さんたちを診察して治療していく人外医療アニメ。

 まー、可もなく不可もなし、というところ。

 登場する魔族はケンタウロスやマーメイド、ハーピー、ドラゴンなど。そういった特殊な患者について、その生態を現実の動物たちから考察している点はよく出来ていると思いました。
 逆に言えば、そもそもこういうモンスターとかキメラは既存の動物を掛け合わせて生まれた存在ですから、その生物学的な特徴を引き継いでるのは当然で、そう思うと動物診療アニメな訳ですか……。


 動物診療アニメと違うのは「モンスター娘」なところ。
 皆んな可愛いし、キャラ強いし、良いですね。でもやっぱり『モンスター娘のいる日常』とかを見ている分、キャラの弱さも目立つかも。「異世界」と「モン娘」と「医療」を掛け合わせて成立させている点凄いんだけど、いまいちインパクトが薄かった印象でした。



 個人的に好きだったのは、マーメイドの歌姫ルララちゃん。
 単純に可愛かったし、診察の時の「鰓プレイ」がちょっとハマりました。なんか新しい性癖に目覚めそう…(笑)

番宣PV

来クール期待作品

 秋クールに期待している作品をいくつか挙げておきます!
 できれば全部見たいですが、今の調子を考えると難しそうなので、出来る範囲で早々に優先順位を決めて頑張りたいと思います!

 シャフト制作の『アサルトリリィ』は細居美恵子さんのキャラデザが好き! プロジェクト自体も長い分、期待も大きいです。 | 『フルーツタルト』は浜弓場双先生の『ハナヤマタ』が大好きだし、衣装も綺麗そうなので楽しみ! | 『呪術廻戦』はバトル系として期待だし、原作読者曰く「ポスト鬼滅の可能性大」と聞いたのでなお期待! 脚本は信頼の瀬古浩司さん、アニメはMAPPAさん! | 『神様になった日』はとにかく前評判が凄い! key作品を手掛けた麻枝准さんが脚本を手掛け、P.A. WORKSがアニメ制作のオリジナル作品だから超楽しみ! | 『魔女の旅々』は『キノの旅』に似ている雰囲気がします。旅系は面白いし、しかも魔女! 背景がめっちゃ綺麗だし、音楽も良さそうなので魔法の世界を楽しめればと期待大!

★★★★★
アサルトリリィ Bouquet
おちこぼれフルーツタルト
呪術廻戦
神様になった日
魔女の旅々
★★★★
いわかける!
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
安達としまむら
池袋ウエストゲートパーク
憂国のモリアーティ
★★★
100万の命の上に俺は立っている
アクダマドライブ
キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦
くまクマ熊ベアー
トニカクカワイイ
まえせつ!
戦翼のシグルドリーヴァ
魔王城でおやすみ
無能なナナ
★★
キングスレイド 意志を継ぐものたち
禍つヴァールハイト -ZUERST-
神達に拾われた男
シリーズ作品&継続作品
GREAT PRETENDER
One Room サードシーズン
おそ松さん(第3期)
ゴールデンカムイ(第3期)
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかlll
ひぐらしのなく頃に
炎炎ノ消防隊 弐ノ章
進撃の巨人 The Final Season
魔法科高校の劣等生 来訪者編

 という感じで、2020年の夏アニメ感想でした!
 ちょっと、まだ視聴していない作品もあるので、もしかしたら、というか確実に今後変動すると思います。 とりあえず、今は現時点での感想をメモっておくという感じです!

 秋クールも始まっているので、またどんどんと心を入れ替えて見たいと思っています!

読んでくださり、
ありがとうございます!
これからもよろしくお願いします!

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5 COMMENTS

p

記事読みました!そして、お誕生日おめでとうございます!(1日遅れではありますが。今日twitter見て初めて知ったもので…笑)

俺ガイル最高でした!11話の告白本当に美しかったです。
リゼロも相変わらず怒涛の展開続きで目が離せなかったです!

秋アニメでは「ひぐらしのなく頃に」という作品が少し気になっています。Araさんは過去作は全てご覧になっていたのでしょうか?そして既に新作の方はご覧になられているでしょうか?(サプライズがあったそうで)

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アラ氏

>p さん
読んでくださり、またコメントをありがとうございます!
さらに、誕生日祝いまで本当にありがとうございます! 嬉しいです!

『俺ガイル』は本当に良かったです!今まで過ごしてきた時間があるから、11話の告白も、12話の「好き」も最高でした!綺麗で美しかったですね~。
『リゼロ』はあれだけ苦しめてなお、視聴者に驚きと謎を与え続ける物語が本当に凄いですね!

『ひぐらしのなく頃に』は、私も注目しています! 過去シリーズも視聴済みで、背筋が凍るようなサスペンスと疑心暗鬼を誘うミステリーが素晴らしい作品です。第1期4話目までだけでもぜひ! 秋放送はまだ未視聴なのですが、サプライズ情報は知ってます!! 早く見なくちゃと焦ってます(笑)

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p

返信ありがとうございます!
『ひぐらしのなく頃に』「鬼隠し編」見ました!恐怖とミステリーが絶妙に合わさっていてとても面白いです!原作のゲームはGoogle Playの方で各章600円、1章は無料でプレイできるそうなので(選択肢などもほぼ無い、一本道のストーリーだそうで)やってみようかと思います!

そして、『planetarian』などで知られるキネティックノベルで『ひぐらし』の原作者竜騎士07さんがシナリオを担当する新作が出るそうで!こちらも発売されたら是非やってみようと思っています!

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アラ氏

>pさん
こんにちは!
『ひぐらし』の最初を楽しまれたようで、良かったです! 日常系かと思いきや、台詞の所々に感じる怖さが凄いですよね。へ~そうなんですね、1章は無料ですか!「Fate [Realta Nua]」みたいな感じですね。私はまず、『Fate』と『魔法使いの夜』をなんとかプレイしなきゃです……。

竜騎士07さんの新作、出るそうですね! 私でもキネティックノベルはやりやすいので、注目です。それにしても、『Fate』,『ひぐらし』,『神様になった日』…とPCゲーム原作が盛り上がっていますね~。

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p

そうですね!PCゲーム(特に俗に言うギャルゲー等)は物語(ルート)がたくさんあったりで中々アニメで再現するのは難しいでしょうし、大変だろうなとは思いますけど、やはりAraさんが仰ってたように盛り上がりが見れると嬉しくなります!

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