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【映画】劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス

2015年1月9日

   『正義〈システム〉に抗え。』
 
 

【劇場版の内容】

2116年、シビュラは自身のシステムとドローンを世界へ輸出し始めた。
そんな中、日本へ武装した複数の密入国者が。その一人の聴取から一人の人物が浮かび上がる。 それは常守監視官の部下だった元執行官の狡噛慎也だった。 この事態に常守監視官は1人内戦状態にある東南アジア連合のSEAUnへと乗り込んでいく。 そこでシビュラ輸出の真実と狡噛の訳を彼女のやり方で“捜査”する。

 1期で「シビュラの真実」を、2期で「シビュラのサイコパス」を、そして劇場版では「シビュラの進化」を問うことになる。

 


【概要】

 人間の心理状態や性格的傾向を、計算し数値化できるようになった未来世界。
あらゆる感情、欲望、社会病質的心理傾向はすべて記録され、管理され、大衆は「良き人生」の指標として、その数値的な実現に躍起になっていた。人間の心の在り方、その個人の魂そのものを判定する基準として取り扱われるようになるこの計測値を人々は「PSYCHO-PASS(サイコパス)」の俗称で呼び慣わした。(HPから)

 
 西暦2112年、日本はシビュラシステ厶という監視システムを導入し、人々のサイコパスを計測することで平和を保っていた。 サイコパスの数値が上昇すると「犯罪係数」と呼ばれる数値が上昇し、“犯罪者”もしくはそれ以前の“潜在犯”として公安局による処分の対象となる。

 
 主人公らの属する厚生省公安局刑事課は犯人を捕まえる実動部隊となる“執行官”と、執行官を監視・指揮する“監視官”のチームで活動する。
監視官、執行官はシビュラに接続されている特殊拳銃「ドミネーター」によって犯罪係数をもとに気絶もしくは殺処分をすることで治安維持をしていた。
 
 
 

【感想】

●これは完成形?とにかく観ていてほんとに面白かった。 近頃のアニメーション映画では断然1位! 
テレビシリーズで相当過激な内容&描写だったからアニメ映画でR15指定ということで相当の期待⇛期待通り! 最高の刑事ドラマであり、クライム・サスペンス!!
 
 
●やっぱり虚淵アニメはこうでなくちゃ! 前作の「楽園追放」が微妙だったけど、今作は虚淵玄に加えて(TVと同じく)相当実績のある脚本家などのスタッフが関わっていて、最高にCOOLな映画に仕上がっていた。……ただ、少し虚淵色が強かったかも…戦闘ドローンとかはやり過ぎたかな。
 
 
 
●カッコいい映画。発する言葉、行動、心理に思想と、とにかく“カッコいい”。 
ストーリーを大きく広げたけど、アニメ1期での世界観がしっかりとしている分、後からの付け足しは違和感無し。納得しちゃうし、面白いって思える。
 常守監視官、すっかり凛々しくなっちゃった…始めの頃を少し残しても良かったと思う。
 (もう、時効だよね…)狡噛さん、結構ガッツリ出てくる。そして、やっぱり強い!
 劇中のシーンで刑事課一係がヘリコプターから降下してくるシーンは興奮した!めちゃくちゃカッコよかった! ここがお気に入り!
あとは…ある人たちの診断をし直した結果にゾッとしたな。
 
 
●内容が内容なだけに本人も言っているように覚悟の上のあの描写。 身体が内側から蒸発して肉片になったり、ドローンによる大量虐殺、殴り合い、爆発などなど。(まぁ、TV版を過激化したと考えてOKです!) これを期待していた。そして観たかった。なかなかこんなシーンを描いてる作品は少ないから貴重。
 
 
 
●ストーリー、アクション共に素晴らしい!一応刑事アニメではあるんだけど、それ以上。 どっかの安っぽい刑事ドラマなんかよりよっぽど面白い。 倫理的な問題が関わっている分より濃厚なストーリーにする事が出来たんだと思う。
 
 
 
●毎回、ラストで常守朱がキメるシビュラへの1言。今回もしっかりと。どの言葉も今の社会へ向けられていると受け取れる倫理的に考えさせられる言葉。
今回も期待していいと思いますよ!
『 法が人を守るんじゃない、人が法を守るんです。』(1期から)
『 社会が人の未来を選ぶんじゃない。人が社会の未来を選ぶの。』(2期から)
 
 
 
●舞台が世界へと出ていったために英語のシーンが結構多かった。 なんか日本人らしい発音だったな… それから少し嬉しかったのはその英語シーンの字幕を戸田奈津子さんがやっていたこと。彼女が訳していれば確実に最高の訳にしてくれているはず。
 主題歌は変わらず「凛として時雨」と「EGOIST」。 エンディングテーマのEGOISTの歌は凄く良かった。まぁ、聴いてみてのお楽しみということで… 凛として時雨のは歌詞が聞き取れなかったけど、EGOISTほうのある1フレーズはシビュラを指してるのかな?

 
 
 

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