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【映画】サンバ

2015年1月4日
        

『ビザなし、金なし、住所なし。持っているのは“最強”の笑顔だけ。 彼の名は―』 

 

 

【内容】

フランスのレストランで10年間皿洗いとして働いていたサンバ。あるひ突然拘束され、収容される。移民支援協会の努力虚しく国外退去を命じられる。 職を失いながらも陽気な仕事仲間で友人となったウィルソン、支援協会の燃え尽きウーマンのアリスらとともに生活を送り始める。 そしてサンバの笑顔に救われ始める。

 

【感想】

●「最強のふたり」のコンビということでユーモアやブラックジョーク、人生に溢れた映画だと思っていたので期待からの落ち込みが少し大きかった。 

 
 
●今回の題材は「フランスにおける移民問題」。日本にいると“移民”なんて感じないけど外国では結構身近な問題なのかな? でもこの主題はブラックユーモアで語ってはいけないのかな…?(というか語れないのか。)

 
 
●こんなにも移民の生活って大変なのか。 馬鹿にされたり、見下されるのは当たり前になってしまっている。 警察に怯え、いつもビクビクしながらも、その日の仕事を探して生活するので精一杯。 こんな中で精一杯生きる人と、それを支援する人。今回の主人公はこの全員。

 
 
●サンバの笑顔は人を惹きつける力がある。 劇中の登場人物だけじゃなくて、観ている観客までをも引き込んでゆく。そんな魅力彼にはがあった気がする。 周りの人を笑顔に、窮地から抜け出させてくれる。ここは前作と変わらない魅力の一つ。

 
 
●専門用語とか、移民についての知識が乏しいのでなかなか完璧に噛み合わないところは合ったけど、こういう映画として作ることで広く知ってもらうことはできると思う。 ただ事実を伝えるドキュメンタリーだとつい暗くなったり、難しくなったりしちゃうけど、この作品のようにヒューマンドラマとして作ることで観て、興味を持つことが出来る。 こんなのが増えたらいいのかもしれない。

 
 
●新年1発目としては重い題材ではあるけども、良い笑顔を観たし、もらった。 好スタートの1年かな。
 

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