アニメ『Re:CREATORS』で劇伴を担当された澤野弘之さんによる挿入歌・BGMのサントラの曲名を解読・和訳?してみました!
『Re:CREATORS ORIGINAL SOUNDTRACK』の曲名一覧です。
サウンドトラックの宣伝PV
サウンドトラック視聴PV(Disc1)
サウンドトラック視聴PV(Disc2)
作品紹介
人は、その手で多くの物語を創造してきた。
喜び、悲しみ、怒り、感動。
物語は人々の感情を揺れ動かし、魅了する。しかし、それは傍観者としての感想にすぎない。
もしも、物語の登場人物たちに“意思”があるとしたら、彼らにとって、物語を産みだした我々は神の存在なのだろうか?
──我らの世界に変革を。
──神々の地に制裁を
主人公の前に突如として出現したのは視聴していたアニメのヒロインと、軍服を纏った少女。2人は宙を飛び、激しいバトルを繰り広げた。そこに別の物語のキャラクターも現れて──。
アニメや漫画といった創作物からキャラクター達がこの世界に現界し、戦ったり、自らの作者と接触する中で世界の崩壊『大崩潰』が起こる可能性が浮上し始めるのだった──。
原作:広江礼威
監督:あおきえい
キャラデザ原案:広江礼威
制作:TROICA
音楽:澤野弘之
放送期間:2017年4月~(全22話)
公式サイト
アニメPV
澤野弘之
アニメ『Re:CREATORS』の劇伴を手掛けるのが澤野弘之氏。
アニメでは『ギルティクラウン』や『進撃の巨人』『甲鉄城のカバネリ』などの劇伴を手掛け、NHKの朝ドラ『まれ』や映画『プラチナデータ』の劇伴を手掛ける作曲家。
ボーカルプロジェクト『SawanoHiroyuki[nZk]』を立ち上げ、mipやAimer、小林未郁らミュージシャンを起用して曲を制作。
BESTOF VOCAL WORKS[nZk] DIGEST
1st album「o1」試聴DIGEST
2nd album「2V-ALK」DIGEST
そして、澤野氏の作曲する曲のタイトルが毎回面白いんです。 本人によれば「タイトルで曲の内容を判断されたくない」と言うことらしいです。
いくつか例を上げます。
Vぉ1℃→Ki母∪ (ギルティクラウンより)
立body機motion (進撃の巨人より)
araganeekiNo@8女 (甲鉄城のカバネリより)
kill don’t 生kill-FUe (Thunderbolt Fantasyより)
Big罪罪罪罪罪罪罪 (七つの大罪)
まぁ、こんな感じです(笑)暗号なのか、文字化けなのか・・・(笑)
曲名解読
さて、『Re:CREATORS』の私なりの解読というか、日本語訳?和訳?を紹介する前にもう一つ。
澤野さんの曲名はその歌が使用されている作品に登場するキャラクターや用語を知ると簡単に解けることが多いです。
なので公式サイトなどを参考にすればすぐに解けるはずです。
そして、本作『Re:CREATORS』は原作テキストが公式公開されています。アニメの内容が難しいだけに、内容理解の参考にもなります。
では、ここから私なりの回答(&コメントからの指摘)を載せていきたいと思います。
※2018-03-05日に更新
※括弧書きの部分はコメントで指摘して下さった部分です。
以降は、各曲それぞれ1つずつ取り上げて、簡単な感想と解説を書いていこうと思います。
4GL4yu8RE:E フォーゲルシュバリエ
曲名の中に『Re:』を巧みに紛れ込ませるのは凄いと思います。
「フォーゲルシュバリエ」といえば、ヒロインのセレジアさんが乗る機体か、もしくは出身作品名の事でしょう!
CHARACTERS FILE
Hey39-udn 閉鎖区underground-darknight-
最初はまったく意味不明でしたが、『Hey39=閉鎖区』だと分かればこっちのもの。
こちらは弥勒寺優夜さんの出身作品ですね。
CHARACTERS FILE
RE:3343 さみしさ
こちらの『RE:』は接頭語的な意味なのかと。数字をそのまま日本語読みして『さみしさ』です。
God of ink 創造主(?) 原作(?)
直訳では『インクの神』で、被造物らにとっての神は作者である創造主の事でしょう。もしくは、その原作の事ですかね?
BRAVE THE OCEAN
直訳で良いのか分からなかったので保留にしました。でも、直訳以外に意味が取れませんよね。
rE:CRe@T0RS レクリエイターズ
作品のタイトル『Re:CREATORS』の別表示というか、澤野コード版だと思います。
Re:3$penS サスペンス
頭の『Re:』は『Re:CREATORSの〜』という意味だと解釈しました。なので、そのまま『サスペンス』ですね。
2109-a8Ru件 追憶のアヴァルケン
『件』とか出てきて分けわからなかったですが、『2109=追憶』と分かれば大丈夫!
なんでも知ってる委員長、メテオラの出身作品です。
CHARACTERS FILE
AL:Lu アルタイル
最初はまったく解読出来ませんでした………でも、アニメ5話を見て“軍服の姫君関係”だと分かりました。
個人的に、「:」を「タイ」と読ませるところにセンスを感じます!
高度8b6n code・Babylon
「高度」とか入っているし、飛行業界用語なのかと思いましたが……『8b6n』は『バビロン』なのですね。
ダンディな彼、ブリッツ・トーカーの出身作品です。
CHARACTERS FILE
8sawOGRE6 夜窓鬼録
正直に言います。『OGRE』はGoogle翻訳しました。あとは公式サイトのキャラ紹介と照らし合わせて完成です。
ちょっとブッ飛んだ女の子、築城院真鍳の出身作品です。
CHARACTERS FILE
Layers コスプレイヤー
「レイヤー」ということでコスプレイヤーのことを指し、被造物たちのバトルテーマとなっています。
※コメントより、訂正させて頂きました(2017年9月18日)
∞GodMachine 無限神機モノマギア
『∞』と『God』の組み合わせってなんだか格好いいですね! これはかなりスラッと答えが出てきました。
可愛い少年、鹿屋瑠偉の出身作品です。
CHARACTERS FILE
SawElephant4ゅ 創造主
『Elephant』を用いるとは…。初めは『象を見た4』って意味不明でしたが、他の曲名を解読していくうちに分かりました。
「4ゅ」を「しゅ」と読ませるなんて常人の発想じゃないですよ………。
○DA-world2HEN火90 我らが世界に変革を
軍服の姫君の台詞です。前半の「◯DA」は意味不明ですが、後半は確実に軍服の姫君の台詞なので、『○DA=我らが』と訳しました。
※コメントより以下の解説を追記させて頂きました(2017年9月18日)
「◯=輪=わ」で、「DA」は西洋音階で読むと「D=レ」と「A=ラ」となるので、「◯DA=我ら」です。
God々-ground2SAY310 神々の地に制裁を
こちらも姫君の台詞。なんだろう、凄く格好いい感じが……(笑)
以下の画像は公式の原作テキスト「レクリエイターズ ネイキッド」からです。
ABYSSwaltz アビスワルツ
解読不能、全くわかりませんでしたが、コメントから確定しました。ありがとうございます。
「ABYSS」は深淵という意味、「waltz」は円舞なので和訳すると「深淵の円舞」ということですかね(直訳ですが)
※コメントより追記にて訂正させて頂きました(2017年9月18日)
HERE I AM
煌樹まみかのテーマ曲です。名前からは想像出来ないのですが、澤野氏のインタビューや公式のPV動画から分かります。
※コメントより追記にて訂正させて頂きました(2017年9月18日)
PV映像(アルバムver.)
以降は恐らく、BGMの複数バージョンなのだと思います。あえて訳してはいませんが、『Re:CREATORS』に形を合わせている所が凄いと思います。
音:9RE:eita-zu
re:pianohi1tars
Pf:Creators
Pf:CreatorsII
Pf:CreatorsIII
Pf:CreatorsIV
Pf:CreatorsV
Pf:CreatorsVI
E:verydaytor1
E:verydaytor2
E:verydaytor3
E:verydaytor4
※一部、追記にて訂正させて頂きました(2017年9月18日)
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最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました!!
追記
※2017年9月18日
id:taisei913さんがコメントで指摘,及び解説を教えて下さいました。本当にありがとうございます。
今現在(2018.3.6)で本記事の訂正部分は全てid:taisei913さんからの指摘・解説によるものです。
まみかのテーマはLayersではなく、澤野さんのインタビューなどで確認出来ますがHERE I AMですね。
Layersはコスプレイヤーを表してると思うので、被造物達のバトルテーマって感じでしょうね。
○DA-world2HEN火90は◯=輪、D=レ、A=ラ、こちらは西洋音階の読み方ですね。
ABYSSwaltzはアビスワルツで良いのではないでしょうか。
物語の序盤、アルタイルが拠点にしている空間でオフボーカルが、物語の後半でも同じ空間でフルボーカルが使われましたね。
音 :9RE:eita-zuはネ:クリエイターズもしくは、サウンド:クリエイターズといったところではないでしょうか。
曲が4展開することから、そういった曲名の意味合いも感じ取れるのかと思います。
こんな古い記事に今さらコメントだけどレイヤーズはcos-playでなくlayer層のこと。描画するときに用いる画層。歌詞の内容では彼女の反逆を表す歌詞から始まり各キャラクターが自己世界の回想をしつつ想像主へ、また二つの世界の葛藤が書かれていると読み取れます。キャラクターたちがレイヤー層として重なり物語となる(製作現場的にも物語的にも)ことと思います。
>木天蓼さん
コメントありがとうございます!
「Layers」が承認力の積み重ねというご意見、なるほど、そうも解釈出来るのですね。
訂正したところすぐで申し訳ないですがLayersのところただ単にコスプレイヤーという表現でまとめちゃうとなんか違くね?ってなるんで少しだけ書かせてもらうと
承認力や創造主という言葉
、主だった登場人物はマンガとかから産まれた者等なのでLAYERSとは承認力の層が重なって厚みを増した者たちという見方も取れるのでは?と
いや訂正しなくていいよ!
たまたま通りがかってただ単にそう思っただけですので。
しかし澤野ワールドはいいですね
>id:ara-meosto さん
いえいえ。とても丁寧に追記、引用までしていただき大変恐れ多いです。
こちらこそありがとうございました。
>id:taisei913 さん
コメントと訂正,解答などを教えてくださりありがとうございます。
まみかのテーマに関しては、更新をサボっていたというのが正直なところです。
「◯DA」はなるほど、そのような解読法だったんですね。全くわからなかったので、スッキリしました。
「ABYSSwaltz」、「音 :9RE:eita-zu」についてもありがとうございます。
今日中に追記という形で訂正と更新をしたいと思います。
本当にありがとうございました。
まみかのテーマはLayersではなく、澤野さんのインタビューなどで確認出来ますがHERE I AMですね。
Layersはコスプレイヤーを表してると思うので、被造物達のバトルテーマって感じでしょうね。
○DA-world2HEN火90は◯=輪、D=レ、A=ラ、こちらは西洋音階の読み方ですね。
ABYSSwaltzはアビスワルツで良いのではないでしょうか。
物語の序盤、アルタイルが拠点にしている空間でオフボーカルが、物語の後半でも同じ空間でフルボーカルが使われましたね。
音 :9RE:eita-zuはネ:クリエイターズもしくは、サウンド:クリエイターズといったところではないでしょうか。
曲が4展開することから、そういった曲名の意味合いも感じ取れるのかと思います。