2019年冬アニメの総まとめです!
視聴作品は全部で30作品。
いつも通り作品部門・音楽部門・キャラ部門に分けて感想を書きます!
【 目 次 】
◆冬アニメ全体概要( ▼ )
◇ランキング&視聴作品( ▼ )
◇総括感想( ▼ )
◆部門別感想( ▼ )
◇作品部門:1~6位( ▼ )
◇キャラクター部門( ▼ )
◇音楽部門( ▼ )
◆各視聴アニメ感想:7~30位( ▼ )
※「▼」をクリックで各感想にジャンプします。
冬アニメ全体概要
ランキング&視聴作品
2019年冬クールの視聴作品は全部で30作品。
各部門のランキング概要と、視聴作品を挙げておきます。
作品部門
1位:風が強く吹いている(第2クール)( ▼ )
2位:かぐや様は告らせたい。( ▼ )
3位:どろろ(第1クール)( ▼ )
4位:私に天使が舞い降りた( ▼ )
5位:盾の勇者の成り上がり(第1クール)( ▼ )
6位:ブギーポップは笑わない( ▼ )
キャラクター部門
[ 女性 ]
1位:藤原千花(かぐや様は告らせたい)( ▼ )
2位:姫坂乃愛(私に天使が舞い降りた!)( ▼ )
3位:ブギーポップ(ブギーポップは笑わない)( ▼ )
[ 男性 ]
1位:ジョルノ・ジョバーナ(黄金の風)( ▼ )
2位:ブローノ・ブチャラティ(黄金の風)( ▼ )
3位:ナランチャ・ギルガ(黄金の風)( ▼ )
音楽部門
[ OP ]
1位:嬢王蜂「火炎」(どろろ)( ▼ )
2位:わたてん☆5「気ままな天使たち」(-略-)( ▼ )
3位:美波「カワキヲアメク」(ドメカノ)( ▼ )
[ ED ]
1位:キミノオルフェ「この世界に花束を」(エガオ~)( ▼ )
2位:わたてん☆5「ハッピー ・ハッピー・フレンズ」(-略-)( ▼ )
3位:水瀬いのり「Wonder Caravan !」(えんどろ)( ▼ )
[ 劇伴・挿入歌 ]
1位:マナリアフレンズ(渡邊崇)( ▼ )
2位:ピアノの森(富貴晴美)( ▼ )
3位:どろろ(池頼広)( ▼ )
視聴作品
※視聴作品は上から番号通り、面白かった順です。
① 風が強く吹いている( ▼ )
② かぐや様は告らせたい( ▼ )
③ どろろ( ▼ )
④ 私に天使が舞い降りた!( ▼ )
⑤ 盾の勇者の成り上がり( ▼ )
⑥ ブギーポップは笑わない( ▼ )
⑦ マナリアフレンズ( ▼ )
⑧ ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風( ▼ )
⑨ 同居人はひざ、ときどき、頭のうえ。( ▼ )
⑩ 3D彼女 リアルガール( ▼ )
⑪ からくりサーカス( ▼ )
⑫ 転生したらスライムだった件( ▼ )
⑬ 約束のネバーランド( ▼ )
⑭ 五等分の花嫁( ▼ )
⑮ ピアノの森( ▼ )
⑯ ケムリクサ( ▼ )
⑰ 賭けグルイ ✕✕( ▼ )
⑱ えんどろ~!( ▼ )
⑲ レイトンミステリー探偵社(▼ )
⑳ ドメスティックな彼女( ▼ )
㉑ ソードアート・オンライン AZ( ▼ )
㉒ エガオノダイカ( ▼ )
㉓ revisions( ▼ )
㉔ サークレット・プリンセス( ▼ )
㉕ 荒野のコトブキ飛行隊( ▼ )
㉖ 魔法少女特殊戦あすか( ▼ )
㉗ ゲゲゲの鬼太郎( ▼ )
㉘ けものフレンズ2( ▼ )
㉙ 上野さんは不器用( ▼ )
㉚ ガーリー・エアフォース( ▼ )
冬アニメの総括感想
可愛い女の子が沢山でした!
『私に天使が舞い降りた!』で超キュートな幼女5人、『五等分の花嫁』では個性豊かな巨乳が5人、『えんどろ~!』は呑気なパーティー5人『マナリアフレンズ』の美しいお姫さま2人、『かぐや様は告らせたい』のラブ探偵・千花が可愛い! 『ブギーポップ』の宮下藤花はクールで、『同居人は~』では猫のハナに癒やされる! 毎回毎クールそうですが、女の子キャラのクオリティが高くて最高です!!!!
ちなみに。冬クールは男性キャラが個人的には不作でした。
2019年冬アニメを観て最初に感じたことは吐きそうなほど胸糞悪いアニメが多いという点でした。これについては”いい意味”と”悪い意味”の両方があるわけですが。
まずは「悪い意味」から。
見ていて不快になる物語や描写や登場人物がとても多かったです。
『盾の勇者の成り上がり』では差別と侮蔑丸出しの国王や他勇者たちが嫌いだし、『revisions』では主人公の大介が感情的で”ウザい”し。『SAO AZ編』でも平静さを失ったユージオは格好悪かったです。『上野さんは不器用』ではセクハラを普通に描いていたし、『魔法少女特殊戦あすか』の拷問シーンは痛々しく苦しかった。『ドメスティックな彼女』の昼ドラ展開には反吐が出そうになりました。
しかし、「良い側面」もありました。
「人間の本性を描き出す」という点で非常に高く評価できると感じました。『盾の~』は伝統と権力に流される人間の、『revisions』では災害パニック時の人々の様子がリアルに。『~あすか』は軍事事情や国際情勢を鑑みた内容が、『ゲゲゲ』はネットの功罪が描かれました。こういう観点から見れば、”胸糞悪”くても”いい評価(?)”が出来ると思います。(まぁ個人の感想とはまた別ですが)
完全に印象の話ですが、 「戦争アニメ」が多かった気がします。
まぁ、毎回一定数の作品はあるのでしょうが、2019年冬クールは戦争の悲惨さを笑顔を通して描いた『エガオノダイカ』、そして深見真氏による現代社会を風刺するような戦争が描かれる『魔法少女特殊戦あすか』。日本の戦国時代を舞台にした手塚治虫の『どろろ』もそうですし。概念を少し拡張すれば、災害パニックと対未来人戦争が繰り広げられる『revisions』や、人間対妖怪の様相を呈した『ゲゲゲの鬼太郎』も入ってくるかもしれません。
最初の「胸糞アニメ」も合わせて、冬クールにはかなり重い空気が漂っていたという印象でした。
部門別感想
作品部門
2019年冬アニメの最高だった作品ランキング上位6作品について、少しだけ詳しく感想を書きます。
1位
作品名:
制作::Production I.G
『舟を編む』の三浦しをんの小説を原作に、『ボールルームへようこそ』のProduction I.Gがアニメ制作を手掛けたスポーツアニメ。大学の陸上部を舞台に。「箱根駅伝」を目指す長距離選手らの姿を描きます。
原作が「小説」だからなのか、主人公が大学生だからなのか、「スポ根」とは違う大人な雰囲気の中に宿る“静かな闘志”が煌々と輝いていて、全24話全てがとても見応えある作品でした!
第2クールは夏季合宿と予選会、そして箱根本番が描かれます。
ネタバレですが、結論を言えば「箱根を走る」ことになります。
そんな物語に満ちる「興奮」と「緊張」が凄かったです!
中継や放送画面まで忠実に“本家”を真似た箱根駅伝のシーンでは、順位にハラハラしたし、中継所に到着すれば手を上げて喜んだし、姿が見えなければ心配したし、他選手と競れば手に汗握ったし。“本物”と何も劣らないその鮮明な興奮と緊張が素晴らしかったです!
本当に、箱根駅伝のシーンはマジで凄かった。
あの臨場感というか、画面内の選手と一緒になって応援し、悲しみ、苦しみ、楽しんだ試合は後にも先にも無いんじゃないかと思うほど、一体感やリアル感が凄かったです。
その理由に1つには、忠実な再現というものがあると思います。
箱根駅伝中継も本アニメも日テレ系が制作放送ということで、順位表や選手紹介等の画面構成、中継や実況のリアルなアナウンス、沿道の人々が振る旗の読売マークなど、細部まで見事に再現していました。
このリアルさがあったからこそ、画面のこちら側で見ている私たち観客も「真剣で本気」に応援出来たし、内容に一喜一憂したし、彼らと感情を共有したかの如く溢れんばかりの色々なものを感じることが出来たのだと思います。
「静かな情熱・闘志」が印象的でした!
目標に向かってストイックに頑張るというか、決して大きな炎を燃やすわけではないけど、身体の内側に熱い焰を滾らせる「炭」のような強さを感じました。
最初はバラバラだった選手たちが、段々とゆっくりと、しかし着実に「走る魅力」に気がつく姿。彼らがより速いタイムを目指して走り、仲間を応援し、小さ努力や成長が積み重なり、「静かな情熱」を燃やしているように感じました。
一人ひとり、それぞれの“想い”と“目標”を持って走る姿。
息は乱れ汗が流れ落ちるけど、背筋を伸ばし前を向いて一歩一歩力強く踏み出す彼らの姿が本当に格好良かった!
「どうして走る?」
その果てしない疑問の答えを探せたのか、見つけられたのか。
見失って迷うこともあったかもしれない。けれど、真っ直ぐな言葉を紡ぐその口と、真っ直ぐに走るその足の強さが、どんな作品にも負けないくらいの強さと誇りに満ちていました!
ずっと頑張るだけじゃないから最高!
紅一点の花ちゃんがめちゃくちゃ可愛いし、彼女と双子との恋?模様も楽しいし、それを見つめる留学生のムサがまた良いキャラクター!!
明るい希望に溢れた素晴らしいラスト!
素晴らしい言葉だったので、引用します。
風が強く吹いている
逆らうように走り出す
その先に探す答えがあると信じて
強さとは、
走るとは、
生きるとは、
全ては風の向こう側、
希望は僕らの胸の中。
道はほら、目の前にある
だから今日も走るんだ、
どこまでだって走るんだ!
【 #風が強く吹いている (第2期)】
箱根駅伝を目指し、襷を繋ぐ。
腹の底から湧き上がる緊張感。
応援する胸が熱く、拳に力が入る!【走姿顕心】走りに心が表れること。
彼らの背中を見るだけで涙が溢れる!好きだから、走る。
頂を目指す仲間がいる。
道は目の前、ゴールは己の中に! pic.twitter.com/vAyfegjHQf— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年3月27日
2位
作品名:
制作::A-1 Pictures
「告白した方が負け」
天才2人がプライドを掲げて相手から告白させようと知略の限りを尽くして戦うラブコメ。
「こんなにも面白いラブコメがあるのか!」と抱腹絶倒で死にそうになりながら毎回感嘆していました。本当に文句なく最高に面白くて、毎回楽しみながら見ていました!
この物語の面白さの1つ目はまず単純に登場人物の可愛さ!
女の子はもちろん、男子も可愛い! そしてラブコメの“コメ”部分を上手く演出して殺伐とした空気を中和している、個性豊かなキャラクターが大好きです!!
EDが話題になった「IQ3のラブ探偵」こと藤原書紀の可愛さは常軌を逸していて、あの元気の良さとゲーム好きな天然馬鹿なところが本当に賑やかで楽しくてNo.1ヒロイン間違いなし! 彼女がいなければこの面白さは成立し得ない!
さらに、ヒロイン・四宮かぐやときたら、(変な作戦)を考案する頭は切れるのに急に無能ぶりやポンコツぶりを発揮するそのギャップが超可愛くて萌える! 普段は殺気放つほどの空気だから、突然に「乙女」になった時の破壊力が抜群すぎる!!
天才たちの勝負が幼稚園レベルなのが爆笑要因!
「学園」という舞台で、「恋愛」という勝負をする中で、そのプライドと対抗心いっぱいの戦いは白熱して凄いものの、その内容が拍子抜けするほどにお子様というか、幼稚というか、些細なことで争いすぎというか!
複雑に作戦や筋道を思考して、相手の「裏の裏」まで読むくせに、その結末が“意外”なものだったり、結局最後には全部を藤原書紀に取られたり(笑)
「オチ」が綺麗なのか、ここでも過程と結末のギャップが面白いのか、とにかく爆笑必至のラブコメで、毎回腹を抱えて笑いました!
コメディの質が非常に高いと思いました。
下ネタにも暴力にも頼らず、会話とナレーションの積み重ねで視聴者を笑わせてくるとうのがとても上手かったです!
舞台が天才の集まる学校であり、ヒロインがお嬢様ということもあり、「低俗な笑い」ではなく、若干の上品さ(?)すら感じるようなコメディだったので気持ち良かったです! それに、やっぱり藤原書記のキャラの凄さが最高ですよ!(笑)
【 #かぐや様は告らせたい 】
《いかに相手に告白させるか?》
知略とプライドを懸けた恋愛頭脳戦!爆笑と悶絶を繰り返す!
天才的心理戦で小学生レベルの喧嘩!
かぐや様がとても“お可愛い”!IQ3ラブ探偵こと藤原千花がキュート!
蕩けるようなデフォルメが最高!
底なしの明るさで輝いてる! pic.twitter.com/qFs9sPepAM— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年4月3日
3位
作品名:
制作::MAPPA/手塚プロダクション
手塚治虫の原作『どろろ』のリメイクです。
四肢も五感も鬼神に奪われた百鬼丸が、途中で出会った子供・どろろと一緒に鬼神退治する旅を描いた物語。
もともと原作が大好きで、今回のアニメ・リメイク化を楽しみにしていましたが、どこをとっても見事なアニメ化になっていて素晴らしかったです!!
人間の「醜さ」と「美しさ」を切り取る物語。
四肢も五感も失った百鬼丸の目に映る世界はあまりにも暗く辛く醜い人間のもの。しかし、どろろは違います。どろろと共に行動する中で見せてくれるのは、まさに「人間の美しさ」にほかなりません。
戦争によって家族を殺され、孤児になった少年少女。生き抜くために必死の人々。兄を探す者、母を探す者。誰もが一生懸命に必死で生きていこうとしている姿を丁寧に描き映し出します。
「戦争から奪われた分、戦争から取り返す」
この言葉が頭の中にこだまして、いつまでも響いています。逞しく生きようとするミオの姿が頭から離れることは決してないと思います。
「正義」や「道徳」を幾重にも重ねた物語を展開するのもさすが、手塚治虫。
一方的な正義を振りかざすヒーローを描くのではなく、人間の目それぞれの価値観や背景を通して描く物語は、「確固たる正義」など存在せず。その不条理さや信条の対立が作品により深みを与えていたことは間違いないと思います。
物語あそこまで“重く”した点が素晴らしいと思います。
「命」とか「生きる」とか、「戦争」とか「人殺し」とか、そういう重たい“生命”をテーマにした手塚治虫の原作をそのまま、むしろより濃く重くしたようにすら感じる内容。目を背けたくなるような残虐な行為や、人間の本性やエゴを描き出すような物語の内容や事件。
鬼神や飢饉などの(超)自然災害が描かれるも、戦争や争い等に人間自身による非情で非道な行為には怒りと悲しみが溢れ出してきました。
こうも見る者の心を痛まし、胸に訴えかける物語なのは一重に手塚治虫の原作が素晴らしから。でも、その雰囲気を決して崩すことなくアニメーションとして描写しきった点もまた秀逸だったと思います。
あとは、アニメーションとして秀逸だった点。
まず背景が超綺麗! 水墨画のように霞んだ木々や建物は戦国時代の雰囲気にピッタリだし、重々しい空気が作品いっぱいに満ちていました。さらに、過去回想では白黒映像にした点も良かったと思います。
音楽も良かったなぁ~と。
嬢王蜂の歌うOP「火炎」、amazarashiの歌うED「さよならごっこ」の主題歌どちらも最高でした! また、作品中の劇伴では、戦争シーンで鳴り響く太鼓の音や、何ともいえない不協和音的な不気味な音楽が素晴らしかったです!
【 #どろろ (第1期)】
飢饉と疫病でこの世は地獄。
鬼神と化物が跋扈する戦乱の世。四肢五感や十二部位が欠けた百鬼丸。
非情な修羅の道を征く盲目な彼の目に映る世界が残酷で胸痛い。因果の車輪が廻り巡る。
人間の醜さと美しさ双方と、正義や道理を幾重にも重ねた深い物語はさすが手塚治虫。 pic.twitter.com/zt2KJuoECs— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年3月26日
4位
作品名:
制作::動画工房
「可愛い」
何をおいても他に無いというくらいにこの言葉以外は感想に浮かばないです。それほど、超可愛かったです!!!
本当に、天使。
冗談抜きで天使だし、やっぱり「小学生は可愛くて最高だなぁ」と再認識したとても明るく楽しく元気で可愛いアニメでした!
登場する5人の小学生が皆んな可愛かった!
もう本当に、神か天使か、それ以上の存在と評せるほど最強の可愛さ!
『わたてん』の3人は“ギャップ”を持っているから余計に可愛く見える!
花ちゃん、可愛い!
お菓子が大好きな点からして既に可愛さ爆発だけれども、それ以上に時折みせる「優しさ」がめちゃくちゃ可愛い! みゃー姉に対して心を開いた時の彼女は天使! クール系なのに、ダサい“ひげろー”が大好きだったり、怖がりだったりするギャップに萌える!
ひなた、可愛い!
お姉ちゃん大好きっ娘で、あの「みゃー姉!」と元気と愛情を一杯に込めた呼びかけが本当に可愛い! 誰にも負けない威勢の良い元気が超大好き! 時折見せるダンディな格好良さとのギャップがまた最高!
乃愛、可愛い!
どんな時も「お洒落」を欠かさない彼女は自分の価値をしっかり分かっている! 大きな赤いリボンで結ばれたあの綺麗な金髪と、クリっと青く澄んだ瞳が本当に美しくて可愛い!(やっぱり金髪幼女は最高!) 気が利いて、一番しっかりしているツッコミ屋的な立ち位置なのが彼女の可愛さを高めあげている!
物語もとにかく可愛くて、溢れ出す元気が最強で本当に楽しく、毎回のように笑顔で視聴していました! 最高の天国にイルカのような幸福感が心地よかったです!
純粋にキャラクターの内面的な可愛さを描いていた点が良かったです。
裸や水着など性的な指向で描く「飾った可愛さ」ではなく、無垢な感情や行動を描く「本物の可愛さ」だったのが素晴らしいと思います。卑猥さを徹底的に排除し、その天使のような純粋さを全面に押し出した物語は推せる!
確かにコスプレシーンとかはありました。
しかし、本作に登場するキャラクターって誰もが常識人なんだと思います。(松本さんは若干アウトな気はするものの、)みやこが作るコスプレ衣装は至って普通の衣装だし、変な目線で彼女たちを見る人がいないんだと思います。
みやこだって、少し強引なところはアレど、ちゃんと花ちゃんらの意見や意志を尊重して行動しているし、そういう部分が丁寧だから、この作品には不快感や背徳感を一切感じること無く小学生を愛でるkとおができるのだと思います。
あと、みやこ十分に美人さんですよ!
【 #私に天使が舞い降りた 】
「可愛い!」
これ以上の言葉が見つからない!お菓子大好き花ちゃん、可愛い!!!!
みゃー姉ラブのひなた、可愛い!!!!
金髪お洒落さんの乃愛、可愛い!!!!溢れ出す愛々しさが超可愛くて、
元気一杯の無邪気さに癒やされる、
《ハッピー・ハッピー・フレンズ》! pic.twitter.com/o0EL8JFlaR— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年3月26日
5位
作品名:
制作::キネマシトラス
世界の危機に際して召喚された5人の勇者。
しかし誰もから忌まれる「盾の勇者」に選ばれてしまった尚文は、国王や国民から侮蔑の眼差しを向けられ、奴隷の少女ラフタリアと共に孤独の戦いに身を投じるという物語。
怒りで腸が煮えくり返る、そんな作品。
理不尽に排除され、勇者でありながら攻撃され、騙され、貶められ。庇護する立場のはずの国王ですら刃を剥き、勇者仲間は相手にせず。街を歩けば罵られ、宿に止まれば犯罪者扱い。怪物から村を救ったにも関わらずお礼はなし。
この世の何もかもに絶望して、誰も彼もに失望。どこまでも卑劣な手段で尚文を襲う人々に対して抱くのは、もはや「憎悪」にすら似た濃くどす黒い感情にまで至ってしまっているようにすら感じます。
卑怯で救いのない世界で、人間の本性を丸裸にし、遠慮なく心を土足で踏み込んでくるような無礼さすら感じる腐れきった世界には反吐が出ます。
国王より奴隷商人の方が信頼できる気すらしてくる。そんな、物語の世界観というか最初の部分があまりにも気分悪く描写されていて、素晴らしいと思いました(高評価です!)。
絶望と孤独の底に沈む盾の勇者・尚文。
そんな冷たい世界において、彼を優しい慈愛で包む存在がとても温かくて嬉しくて、涙が溢れてきました。
ラフタリア。
「私は貴方の剣」そして「貴方についていく」
生き残るための“道具”として買われた奴隷の彼女が、たくさんの愛情と慈しみで尚文を優しく包み、手を差し伸べ、時には導いていく姿には何度も感動しました。
そして、フィーロ。
純粋な好奇心で満たされ、尚文に対して絶対の忠義心を抱いている彼女は、大きな体で戦い、羽毛で暖め、可愛い姿で癒やしてくれる。その真っ直ぐな眼差しが格好良かったし、大好きです!
酷い世界だからこそ、慈愛が寄り添うように灯る。
『どろろ』でもそうでしたが、物語の表面を覆う部分があまりにも暗く重たいものだからこそ、その根底にある優しさや温かさが何倍にもなって心に届くのだと強く実感した作品でした。
なにはともあれ、アニメ第2クールも非常に楽しみです!!
【 #盾の勇者の成り上がり (1クール)】
召喚された勇者。
最弱で最悪の「盾」の尚文。嫌忌の念拭えぬ蛇蝎の如く登場人物。
胸糞悪く憎悪とも劣らぬ感情が湧く。
卑怯で腐りきった世界に辟易する。絶望と孤独の底に沈む尚文。
彼を救い包むラフタリアの慈愛に涙。寒温混じり、無性に胸が苦しい。 pic.twitter.com/mgPQQ9L8Qs
— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年4月3日
6位
作品名:
制作::MADHOUSE
上遠野浩平による小説のアニメ・リメイク。
高校生たちと、「世界の敵」を倒す自動的な《ブギーポップ》とを描き出す物語。
非常に難解な作品だったというのが正直な感想です。どこが面白いのか分からないけど、凄く面白くて好き。不思議な感覚と物語自体が持つパワーを存分に感じた作品でした!
一番最初に感じたのは「小説的」だということ。
アニメ作品には珍しく、とても文学的な色が強く顕れていたアニメ作品だったと思います。そして、その点が「好き」に繋がる大きな理由の1つだとも思います。
最も顕著に感じたのは「台詞」でした。
狂言回し的な立ち位置のブギーポップによる言葉はもちろん、他の登場人物たちもどこか說明的というか、傀儡的だという印象を強く受けました。口から発せられるのが文章っぽいというか、どこか感情を数割分押し殺して喋っているような感覚。これが結構好きでどハマリしました。
物語中に「世界の敵」や「統和機構」、さらには「虚空牙」という物語=世界の背後にいる巨大な存在に操られているかのような印象を受けましたが、その点もまた凄くいいなぁ~と。
もう一点は、時系列や視点がバラバラな点。
アニメって一貫して主人公の視点から描かれることが多いので、時系列がバラバラになるというのはあり得ないと思います。でも、この『ブギーポップ』という作品では物語を映す主人公が替わり、その視点も変わるため、小説っぽい、活字っぽい印象になったのだと思いました。
その「視点」に関して。
この視点の変更によって、あとは物語の主人公の変更によって生じる時系列の混在が作品の面白さを深めていると思います。そして、視点の交換は「事件の深度」も大きく変えていると感じました。
1つの事件を複数の視点から描く。しかもそれが時系列的にバラバラで描かれるから、視聴者としては霞が晴れるように段々と事件の全貌が顕になり、不明な部分を補完するという効果があったと思います。
改めて別人の視点から、違う角度で1つの物事が描かれた時、その表面が一辺倒でなかったことが分かるし、内部の構造すら見えてくるような気がするのです。かなり登場人物の多い作品でしたが、その意味とか理由がここにあると強く感じました。
あとは単純に、「ブギーポップ」という存在が好きです。
女子だけしか知らない、世界の敵と戦う自動的な存在。
あの、浮世離れして飄々とした感じ。世界の真理を知りつつも無知を被るような素振り。“解決”は手掛けても決して答えは口にしないその姿勢。人間離れした低く単調な声で告げられる思考。
悠木碧さんの絶妙な名演も合わさり、非常に印象的なキャラクターに仕上がっていました。
【 #ブギーポップは笑わない 】
幾人もの登場人物で構築される世界。
世間の欺瞞と青春の不満が具現する。
“敵”との対峙と対話が深みを描き出す。自動的な多重人格《不気味な泡》。
ブギーポップの単調な口調と濃い台詞。
真理を刺す軽快と難解を孕んだ言葉。
泡の如く弾けるも、残響が心地良い! pic.twitter.com/vG5uyIVZn9— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年4月1日
キャラクター部門
女性キャラ
1位
名前:
作品:かぐや様は告らせたい。
キャスト:小原好美
彼女の圧倒的な可愛さは最強です!
ピンクの髪に柔らかそうな顔、たわわな胸とその外見からして最高のヴィジュアルです。そんな彼女はとにかく元気が良くて可愛くて最高だし、高い声が何とも好き!
いつも楽しそうな笑顔なのが大好きです!
会長とかぐやが恋愛合戦を繰り広げている裏で、全く空気を読まずにマイペースで楽しそうに生きている彼女の可愛さが本当に最高!
常にニコニコしていて、嬉しいと小動物みたいにパーァっと明るく花が咲くような感じがもう最高! IQ3を全面に押し出したバカ娘としての役と、頭の切れるキャラを見事に使い分けているのも天才!
あとは、時々描かれる、デフォルメ千花が、蕩けるように可愛くてもう最高!
2位
名前:
作品:私に天使が舞い降りた!
キャスト:鬼頭明星
彼女もやっぱり可愛い!
綺麗な金髪に透き通るような青い瞳が可愛いし、あざといくらいの口元もまたキュンと結ばれて可愛いし、いつもお洒落に気を使っていて可愛いし!
彼女は自分の可愛さを分かっていますよね!
劇中でも「私、可愛いでしょ」と自ら話していますが、これは偽り無く本当に可愛い! 他のキャラ達は流していますが、結構好きな台詞でもありました!
可愛くて、それでいて、恋する乙女で、しかも常識人で、気配りの出来る、本当に最高のキャラクターだと思います!
3位
名前:
作品:ブギーポップは笑わない
キャスト:悠木碧
この存在を「女性」に加えていいのか若干微妙ですが、まぁ良しとしましょう。
彼女の何が好きかって、その謎めいた存在というか、まさに「泡」の如く浮世で揺らめく自動的なところです。“格好良い”と“不気味”のその中間に位置するような、絶妙な不安定感がとても好きなキャラクターでした。
淡々と喋る彼女。
「世界の敵」と戦う中で、まるで世界の真理全てを見通しているかのような視線が鋭く光り、しかし全てを語らず囁くようにヒントを残す“あの感じ”が本当に好きです。
操られそうになるほど、聞き惚れそうなほど。淡々と単調に低く奥深い声で話しかけるブギーポップの語り口は、そのまま深淵に引きずり込まれそうな恐ろしさがあったし、違和感みたいな空気が漂っていて、それがまた良かったです。
これは一重に、悠木碧さんの演技が素晴らしかったといえると思います!
男性キャラ
1位
名前:
作品:ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風
キャスト:小野賢章
あの熱く燃え上がる情熱や信念の姿を見せられたら、惚れます。
一切ブレず、自分の目標を真っ直ぐに見つめるその瞳に映る「決意」が格好良いし、どんな時でも冷静に頭脳を回転させて解決法を導きく様子が本当に格好良いです!
覚悟とは、犠牲の心ではない!
覚悟とは、暗闇の荒野に進むべき道を切り開く事だ!
彼の有名な台詞。
これは本当に胸を打ったし、強く刻み込まれました。胸の底から湧き上がる興奮を抑え切れないほど、強い力と迫力に満ちた台詞が最高でした!
2位
名前:
作品:ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風
キャスト:中村悠一
「己が正しいと思うものを信じる」
誰にでも出来ることではないし、それを強く実行したからこそ、ブチャラティの鋭い格好良さが光ります。その強い覚悟を貫く姿は、涙が出るほど格好良いです!
やはり印象的なのはブチャラティがボスを裏切るシーン。
自身の信条に従う中、ボスを裏切る決断をする。そこまでの思考の道程もさることながら、自身の決断をチームの仲間に伝え、各々の決定を待つ場面。
もう、ブチャラティが格好良すぎて最高でした。確固たる信念を持ち、それでいて仲間を尊重する彼。彼に付いて従う仲間にかけた「敬意を表する」という言葉が本当に格好良くて胸に響きました!
3位
名前:
作品:ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風
キャスト:山下大輝
『ジョジョ 第5部』のアニメ第2クールでは一番活躍していたと言っても過言ではないと思います!
彼の強い精神力とエアロ・スミスのスタンドが強かったです!
正直、物語の最初の方は「感情的に動く」という部分が苦手だったのですが、彼の活躍を観ていくうちに、その単純な《熱さ》に引き込まれていきました!
しかも、かなり仲間を大切にする奴で、自分の身を犠牲にしても仲間を敵スタンドから守り抜こうとする彼の姿勢が本当に格好良かったです!
ナランチャの活躍って孤独が多い?
対ホルマジオ戦でも、対スクアーロ&ティッツァーノ戦でも、ナランチャたった一人で誰にも話せず相談も出来ず孤独な戦いをし、しかも仲間を守ろうと頑張る姿が本当に格好良いです!
しかも、彼は痛々しい傷ばっかりで、観ていて辛くなってきます……。
音楽部門
オープニング
1位
タイトル:
歌手:嬢王蜂
作品:どろろ(第1クール)
耳に残るメロディが耳に残る曲でした!
かなりの高音域の歌声は、とても静かなのに熱い情熱に満ちているようにも聴こえて、本当に好きな音楽でした。テンポの良い曲だし、耳障りも非常に良い楽曲です!
しかも、背景に音が沢山が重なっているというよりは、基本的に歌声一本で、その装飾に和楽器に似た音楽が奏でられている感じが、またとても綺麗で好きなポイントです。
この曲は歌詞と本編があまり関連していないんですよね。
強いて考えるならば、「焔」は多分「命」と同義なんでしょうね。確か、手塚治虫の原作でもそういう例えがされていたような気がします。
しかし、OPの映像がとっても好き!
かなり激しい映像で、雷や血飛沫が舞い、人を斬るシーンも挿入されるような濃い暗さが印象的なOPアニメーション。
ああまだ間に合う
のところで草原に立つ2人を回り込むようなシーンが描かれたり、どろろの表情が原作絵に近づいて描かれるシーンとか大好きです!
Official MV
2位
タイトル:
歌手:わたてん☆5
作品:私に天使が舞い降りた!
とにかく「可愛い」という感想しか浮かばないOP曲!
キャラソンの中でも最高級に可愛くてキュートな雰囲気がとっても醸し出されている最強の楽曲だと思います!
あなたのすぐそばにいるよ
気ままな天使たち
雨ふりさびしい時には
笑顔で手を叩こう!
とかの、キャラクターの可愛さがめいいっぱいに詰め込まれたフレーズが前向きで明るくて元気いっぱいで大好きです!
また、アニメーションも激可愛!
主人公の5人の小学生がダンスをするシーンの癒やしっぷりは最高だし、歌詞に合わせて口を動かすのが可愛いし、タイミングよくクラップするのが嬉しいし! 天使の羽根みたいに手をパタパタしたり────本当に可愛くて仕方ないです!
主題歌シングルリリース記念スペシャルPV
3位
タイトル:
歌手:美波
作品:ドメスティックな彼女
暗い格好良さが強いと歌で好きでした!
心の中に閉じ込めた本音の言葉をぶつけるような、ロック調で言葉を語り羅列するような部分が本当に好きです!
かなり力強い歌声で、がむしゃら感というか、胸に溜まったもやもや感を捨て払おうとするように歌われる歌詞がとっても良いな~と。聴いていて気持ち悪くないし、格好良いです!
やっぱりサビ冒頭の
もういい
ああしてこうして言ってたって
愛して どうして? 言われたって
とおいう部分が印象的だし、好きです。水に沈むようなアニメーションの中で、それを飛沫に変えるような強さを持っていると感じました。
美波「カワキヲアメク」MV
エンディング
1位
タイトル:
歌手:キミノオルフェ
作品:エガオノダイカ
とにかく歌詞の内容が作品にピッタリで素晴らしいと思いました。戦争を主題にした『エガオノダイカ』(=笑顔の代価)というアニメにおいて、その「笑顔」を見事に歌詞に組み込んでいたと思いました。
歌詞のフレーズのどれもが、本編の物語を想起せずにはいられないものばかりで、作品を締める曲としてふさわしいと感じました。
当たり前のことが
当たり前じゃないんだと
失うことで知るよ
とか
その代価に生傷を
とか。歌詞全てが本当に胸に刺さるものになっていました。
さらに、力強い歌声で訴えるように歌う曲調も大好きです!
【試聴動画】ED「この世界に花束を」
2位
タイトル:
歌手:わたてん☆5
作品:私に天使が舞い降りた!
OP同様に、本当に可愛い!
いつもハッピー・ハッピー・フレンズ
ずっとハッピー・ハッピー・フレンズ
で始まるメロディ最高のサビが本当に楽しくて大好き!
元気に歌う彼女たちが本当に可愛いし、記憶に残ってすぐに口ずさみたくなるような、とびきり可愛いメロディも大好きです!
声はアニメ本編のキャラそのままだし、とにかくめっちゃ「可愛い」と褒めちぎることしか出来ないような素晴らしいEDです!
アニメーションも可愛い!
人形劇風?のアニメーションで、5人が可愛くコミカルに動き、登場人物が闖入してきて。小さい手足をパタパタさせて踊る姿が可愛いし、衣装に早着替えもやっぱり可愛い! なんと言っても、サビの部分のダンスがめっちゃくちゃ可愛いすぎてメロメロ!
主題歌シングルリリース記念スペシャルPV
3位
タイトル:
歌手:水瀬いのり
作品:えんどろ~!
溢れ出るファンタジー感が最高に大好きな曲!
出だし冒頭の太鼓のリズムがもう既に冒険の幕開けを予感させるし、その後の笛の音が雰囲気を一気に盛り上げます!
歌詞にも、「星」とか「月」とかの言葉もお伽噺のように挿入されているし、
いつでも月は歌い 旅人を導いて
の歌詞の部分が本当に大好きでお気に入りです!
アニメーションも、ユーシャ達がただ歩いているだけなのに、こんなにも楽しそう! 歌詞はオープニングの方が向いている気がするものの、映像はエンディングにぴったしの雰囲気です!
MUSIC VIDEO
劇伴・挿入歌
1位
作品:
音楽:渡邊崇
音楽の力が見事でした。
何というか───とても素敵な音なんです!
ファンタジーな内容にピッタリの独特な音の重なりや煌めく響きがあって、優しく包むようなメロディがあって、主人公の心を代弁するような曲になっています。
ゆっくり流れる時間そのものを「音楽」にしてしまったような、そんな素敵な雰囲気が漂っていて、ガラスのように透き通った劇伴でした!
2位
作品:
音楽:富貴晴美
第2クールはショパンの曲!
「ショパンコンクール」がメインに描かれる第2クールでは、その通りショパンの楽曲が作品を彩ります。
音楽は全く分からないものの、同じ曲でも演奏するキャラクターが違えば曲調を少し変えるなどの細かい部分が素晴らしかったです。素人でも分かるその「一流の違い」を見事に表現していたと思いました。
また、作中キャラクターと同じ出身国の有名な演奏者にピアノの音源を頼んだり、実際にショパンコンクールの会場でオーケストラ収録をしたりと、こだわるが本当に凄いです!
3位
作品:
音楽:池頼広
『どろろ』は作品全体としてはあまり深く印象に残らないBGMなのですが、いざ戦争などの戦いや、決意をにじませるような重要なシーンの音楽が印象に強く残っています。
具体的には、「和太鼓を叩く音」です。
日本を舞台にした作品らしく、低く重く軽快に響くその音が、趣たっぷりで素晴らしかったです!
各視聴アニメ感想
7位以降の作品の感想を書いておきたいと思います。
7位
作品名:
制作::CygamesPictures
とにかく細部まで美しかったのがこの作品でした。
映像はもちろん、キャラクターの仕草や表情、そして台詞が本当に細かくて丁寧に作られていて、素晴らしい作品でした。
2人のお姫さまの主人公。
無邪気な“太陽”のようなアンと、静かな“月”のようなグレア。
彼女たちの仕草からそっと浮かび上がってくる「好き」という感情がとても優しく温かくて詩のように繊細で美しかったです。彼女たちの気持ちや想いを映像として描写するその内容がとにかく綺麗でした。
中でも《台詞》の凄さが印象的でした。
寡黙なグレアがそっと絞り出すように呟く「アン……」という台詞にも、彼女の様々な感情が込められているのがひしと伝わってきます。台詞の言葉、そして演じる声優さんが本当に見事。
同時に、表情の変化も丁寧に移ろって素敵でした。特にグレアが頬を赤らめる顔が超絶に可愛いのです
また、映像や音楽その他も美しかったです。
ファンタジー世界の“空気”や、異世界らしい“光”までを映像で描き出し、心情を絡めるように奏でられる劇伴が精微でとても綺麗。凛とした線で描かれるキャラクターの輪郭や髪、重厚感ある調度品や舞台背景など、芸術品さながらの美しさでした!
【 #マナリアフレンズ 】
2人の姫の物語。
台詞と映像の隅々まで美しく綺麗!王国の姫・アン。
明朗快活で無邪気な“太陽”のよう。
感情を真っ直ぐに表現する純粋な彼女が大好き!竜族の姫・グレア。
静かにそっと見つめる“月”のよう。
小さい表情が描き出す悶々とした心は胸を撃ち抜く可愛さ! pic.twitter.com/2XQkRqhk8L— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年3月24日
8位
作品名:
制作::david production
『ジョジョの奇妙な冒険』の第5部。
ギャング・パッショーネ壊滅を目指す主人公ジョルノ・ジョバーナは、目的を同じくするブチャラティ一行と共に計画を練りつつ、ボスの指令「娘トリッシュの移送警護」の任務に当たる。
とにかく「格好良い」の一言に尽きる作品でした!
ギャングとして、それよりも「一人の漢」として、強い信念と覚悟を胸に抱く彼らの姿は、敵も味方も本当に格好良くて、激惚れしました!
「己が正しいと信じるものの為に行動する」
自分の選択に悩み、葛藤し、迷い、後悔をしながらも、「これが正しい」と決めて進む彼らの背中は本当に大きくて強くて偉大です。あの、底なしの覚悟というか、絶対的で確固たる情熱を帯びたジョルノやブチャラティの凄さは言葉には表わせまん。
「覚悟とは犠牲の心ではない!……暗闇の荒野に進むべき道を切り開くこと!」
絶望的な状況でもなお、自身の持つ力と心の強さを煌々と灯すジョルノの格好良さは本当に圧倒的!
ボスとの対峙が描かれる第2クール。
中でも第21話が最高に素晴らしく格好良くて感動的でした!
ボスを裏切る決意をしたブチャラティ。
この裏切りに乗るか乗らないかの選択を委ねます。
誰がどう選択するのか。ヴェネツィアの街並みを濃い夕日が照らし、緊張の重々しい空気が漂う中での、各々の決断。漢としての固い絆、ギャングの恩情が描かれる最高のエピソードでした!
「君の勇気に敬意を表する」
ブチャラティの一言が本当に格好良かったです!!
【 #黄金の風 (ジョジョ5部2期)】
ボスを裏切ったブチャラティ。
物語はボスと親衛隊からの逃走へ。正しいと信じるものの為に行動する。
信念と正義を貫く姿に胸が熱くなる!「覚悟とは犠牲の心ではない!」
「暗闇の荒野に進むべき道を切り開くこと!」
ジョヴァーナの覚悟と決意が強い! pic.twitter.com/ryH3l6IUgX— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年4月1日
9位
作品名:
制作::ゼロジー
ひとりぼっちの小説家が、一匹の猫と出会い始まる物語。
物語の面白さ以上に、小説家・素晴と猫・ハルの1人と1匹が段々と距離を縮め、様々なことを共有するように時に“成長”し、時に“寄り添う”姿がとても好きな作品でした。
「猫って何を考えているんだろう?」誰もが思う疑問。
普段はニャーニャー鳴いているだけなのに、飼い主が呼べば飛んでくるし、悲しんでいれば慰めてくれるし、一緒に喜んでくれたり、共に喋りあったり。
そんな人と猫との関係を描いた作品でとても温かかったです!
特にアニメのAパートを人間目線で、Bパートを猫目線で、日常を2つの目線で描く構成がとても良かったです。「猫《ハル》の考えていること」がCV.花澤香菜さんで描かれるわけで、とっても可愛らしかったです!
例えば、「ハル」と言えば猫が寄ってくる。
素晴にとっては“猫の名前”で、ハルにとっては“ご飯の合図”と勘違いしていたり。
もちろんフィクションではあるものの、世界の見え方が違う2人/匹のやり取りを見ているのがとても楽しかったです!
物語の方も、最初はなかなか進展しない感があれこそすれ、段々と素晴とハルの距離が縮まっていくにつれて楽しく賑やかな日常に変わっていくし、感動するエピソードが挿入されたりして、良い物語でした!
【 #同居人はひざ時々頭のうえ 】
一人の小説家と一匹の猫のお話。
大切な“貴方”への想い。
寄り添ってくれる嬉しさ。
少しずつ近づく距離と気持ち。
心がポッと温かく、涙がポロッと溢れる。「猫って何を考えてるの?」
猫目線の物語は、ホッコリ笑顔になれる可愛さと驚きに溢れて微笑ましい! pic.twitter.com/wUg7scPhOy— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年3月30日
10位
作品名:
制作::フッズエンタテインメント
余命半年と告げられた色葉と付き合うオタク男子・筒井と、彼の周りの人との関係を描いたラブストーリーで、2018年放送の分割2クール目。
第1クール目は、オタクで“陰キャ”で人との関係に苦慮する筒井の心情が誇張せず丁寧に描かれていてとても良かった作品でした。
第2クール目は文化祭のエピソードから開始。
正直、この部分は筒井ら他の“日陰者”がなぜか“陽キャ”になっていて嫌いでした。
残された時間の少ない彼らの高校生活はどんなことでも留めておきたい一方で、私が見たかったのは「素直で陰キャな筒井の姿」でした。なので、この急な変化には驚いたし、あまりいい印象は持ちませんでした。
また、筒井と色葉以外の登場人物の恋愛模様も進展。
陰キャたちが“リア充”になるわけですが、こちらには不快感を覚えませんでした。その理由としては、「心情・感情描写が丁寧」という部分に尽きると思います。ラブコメやラノベのように唐突なハーレム展開ではなく、一歩ずつ着実に積み重ねていった先の「恋人」という丁寧さが光りました。
自分の気持ちを大切にしながら、相手を尊重し、難しい距離感を手探りで掴んでいく姿が本当に見事だったと思います。
そして、ラストが素晴らしかった……。
半年間の思い出と未来が詰まったラスト3話くらいは《感動》が絶えることなく、涙ながらに物語を追い、彼/彼女らの姿を見ていました。
ネタバレになるので書けませんが、「あの展開」をして「あの終盤」を描いた上で、「あのラスト」で物語を締めるとは……。本当に心が満杯に満たされました・
【 #3D彼女 (第2期)】
彼女の余命はあと僅か。
たった半年に詰まった沢山の思い出。彼らを包む感情の波が強く溢れる。
想いは伝えるも、受け取るも難しい。
等身大の彼らが距離感を手探りする姿が飾らず、そして優しい。最終話の「感動」が大きすぎて熱涙。
心からの祝福を込めて、幸せを願う! pic.twitter.com/QaUeakO1Px— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年3月27日
11位
作品名:
制作::ツインエンジン
子供を植物状態にする「ゾナハ病」を振り撒く自動人形(オートマータ)と、懸糸傀儡(マリオネット)を繰る「しろがね」達の長きに渡る戦いを描いた物語の第2クール。
2クール目で描かれるのは、「運命の歯車」そのもの。
一人の少女から脈々と続く一本の絡繰糸が螺旋のように複雑に絡まり合う、運命の物語の語りを主題にしています。物語の前提と背景を知ったことで喜びと恐怖が波のように押し寄せて戦慄しました。
その過去と運命が素晴らしかったです!
永遠にも近い長命を持ち、「愛」を胸に刻み、「生と命」を繋ぐ「しろがね」たちの姿。その背中は非人間的な部分の中にある宝石のように煌々と温かく灯っていました。
彼/彼女たちの肩に乗ったあまりにも重すぎる使命と運命。
絶望しか残されていないような困難な状況で、命を投げうってさえ光り輝く答えを導き出しつなげるその儚くも強い姿に感動しました!
登場人物がとにかく魅力的なのがこの作品です。敵・味方・主役・非主役・人間・機械……と関係なく、誰も本当に格好良くて最高です。
主人公である鳴海は、満身創痍になりながら、身体が機械になりながらも、《守るべきもの》のために戦う姿が本当に格好いいです!
特に銀髪の髪をした「しろがね」の格好良さと美しさは絶世です。
大きな使命を背負って戦う彼らの姿は、燃え上がる炎を感じるほどに格好良く、フランシーヌやエレオノールらCV.林原めぐみさんの女性陣は纏う高貴さと美しさが芸術品のようでした。
敵も凄い。
中途半端な敵は一切おらず、人間の敵はどこまでも冷徹に、機械の敵は命令だけを忠実に実行します。行動原理が非常に鋭く研がれていて、とことん「悪」でありながら、「人間としての気持ち」を持ち合わせている点が見事でした。
【 #からくりサーカス (2クール)】
脈々と続く運命の仕掛が暴かれる。
《しろがね》と《自動人形》の戦い。《真夜中のサーカス》壊滅へ。
鳴海の満身創痍な体に滲む強い想い。
自動人形らの忠誠心も格好良く映る!「永劫の時を共に歩む」
“愛”溢れる、“生”を大切にする。
しろがねの生涯に感涙。 pic.twitter.com/Mv2Rhbyqxx— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年4月6日
12位
作品名:
制作::エイトビット
スライムに世界転生し、スキル「捕食者」と「大賢者」によってゴブリンやオーガなど森の民を友好的ぬまとめ上げ国家共同体を築いたリムルの異世界物語。
この作品が素晴らしいには「優しい」ということ。
他の異世界転生作品の“クソ”主人公たちがモンスターを狩り殺すのに対し、リムルは真逆の姿勢で接します。異種族を尊重する心を持ち、不殺生を貫き、何より「平和」を望むその姿。
自らの持つ強大な「力」の使い方をわきまえているし、優しく懐が深いし、民や種族を統治する立場の人間として尊敬に値します。人徳と道徳ともいうべき“大切なもの”をしっかり心に残した異世界転生者リムルの生活は、見ていて不快感も嫌悪感もまったく覚えません。
とても気分の良い転生作品で、良かったです!
また、第2クールでは魔王との戦いという大きなイベントがあったにも関わらず、物語を泳ぐようにスイスイ展開するエピソードが心地良かったです! また、亡きシズさんとの思い出を抱きしめるような内容は本当に感動的で心温まるストーリーでした!
男性も女性も皆んな可愛くて良いキャラクターだし、物語にドンピシャのEDが素晴らしいし、笑いも涙も忘れない構成が見事でした!
【 #転生したらスライムだった件 】
最高に気分の良い異世界転生!
心の底から応援と安心感が湧く!異種族を尊重し、
平和を願う姿勢。
“無敵で無双”でも鼻につかない!賑やかで楽しいキャラ達、
騒々しくも芯の通った物語、
人望と人徳を備えた愛すべき“スライム(=リムル)”が好意的で超大好き! pic.twitter.com/uL6FQXuJMM— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年3月18日
13位
作品名:
制作::CloverWorks
優しいママに育てられる養護施設《ハウス》。しかしその本当の姿は、子どもたちを怪物に出荷するための檻だった────。真実を知ったエマ, ノーマン, レイの3人は脱出を企てる。
「優しさ」が豹変する恐ろしさいっぱいの作品。
楽園のような優しさを降り注いできたママが、実は子供を出荷していたという驚愕の事実を知った時の衝撃は、“優しさ”に比例するように大きかったです。
さらに、主人公の3人が頭脳明晰なのも効果抜群。
無知で目を瞑り何も見なければ怖いものなんて皆無で、ハウスは夢のような場所。しかし、彼らがハウスの真実に気がついてしまったからこそ、「恐ろしい現実」が浮かび上がってくる物語。真相を探り暴けば暴くほど、どんどん恐怖の底に突き落とされていきます。
ホラー映画や推理小説のように、進むほど「恐怖」が高まっていく展開がとても良かったです!
また、「希望」と「絶望」の描き方も良かったです!
「出荷され殺される」という絶望的な状況の中、「脱出」という希望に向かって情報を集め、作戦を練り、着々と準備を続けるエマたち。しかし、そんな希望もすぐに打ち壊され、脱出計画が阻止されたり、バレる寸前に陥ったり。
「どう逃げるか?」とか「誰を連れて逃げるか?」とか、主人公3人の取捨選択の苦悩やかなり生々しく描かれ、しかもそれが子供だから余計に強くドキドキと心に残ります。そんな彼らを嘲笑うかのように立ちはだかる大人の壁がまた怖い!
優位な立場で威圧に満ちた大人の顔と、憎しみと決意に萌燃える子供の顔の対比があまりにも印象的で強烈でした。
【 #約束のネバーランド 】
ママと過す楽しい養護施設《ハウス》
──そこは子供を出荷する“檻”だった。まさに「絶望のどん底」。
寛厚で穏和な空気は一瞬で雲散霧消。
頭脳明晰ゆえの慄然。脱出計画を砕くことで希望を潰す。
刻々と迫るリミットが緊迫を詰める。
戦慄と恐怖の煽り呷り方が巧妙! pic.twitter.com/Rbq2CjihR6— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年4月1日
14位
作品名:
制作::手塚プロダクション
勉強が苦手な五つ子姉妹と、彼女たちの家庭教師役を引き受けることになった男子・風太郎によるラブコメ作品。
アニメ冒頭で結婚式のシーンが描かれ、その花嫁が一体誰なのか、物語の展開が悶々と気になった作品でした。
何よりも5人のヒロインが可愛い!
超可愛い顔に巨乳の5人。キャラクターの個性が5人とも綺麗に分かれていて、賑やかで楽しい! 元気がいい彼女たちの姿を見ているだけで癒やされるし嬉しくなります!
そんな彼女たちは本当に感情豊かというか、乙女心全開というか、「恋心」を抱える胸がとても繊細で良かったです。
風太郎という“男”を巡り、段々と芽生える恋心、好きという気持ち。距離の縮まり方や、本音を上手く伝えられない悶々とした感情。そういう心情がとても丁寧に描かれていたし、5人もいるヒロインそれぞれにしっかり焦点を当てられていたのが見事でした。
また、5人のヒロインに「キャラ」を割り当てていたのもこの作品が上手く活かしていて、その点が素晴らしいと思いました!
同じ顔・同じ巨乳という中で、「ツンデレ」や「お姉さん」,「内気な娘」など“ありがち”なキャラ性格をこの作品でも当てはめています。普段のラノベ作品とかだと(正直、)ウザったいと感じてしまうのですが、この作品は真逆でした。
似た背格好のヒロインがいる中、定番キャラを植え付けることで視聴者が彼女たちの性格を頭の中で構築出来るため、より心情描写が深いものになっていたと感じました。
詳しい說明をしなくてもいいから、より演出や描写、さらには会話やモノローグに割く時間が捻出出来るのかもしれません。(というかそもそも、この作品では「視聴者に媚びる」ためのキャラ付けじゃない気がしました。
ラブコメ要素に関しては何時も通り。
恋に疎い男主人公と、彼に好意を抱くヒロインという構図は変わらず。しかし、5人の姉妹という点や、細かい物語展開がとても面白かったです。
ちょっと『ニセコイ』に似ている部分とか、私が好きな理由なのかもしれません!
【 #五等分の花嫁 】
5つ子姉妹と繰り広げるラブコメ開幕!
魅力的なヒロイン×5という贅沢!
可愛く元気で賑やかな物語が楽しい!皆んな繊細な乙女心を持つ彼女たち。
揺れ動く心境や感情が鮮明で丁寧。定番“キャラ”を落とし込むことで、その性格を前提とした物語や心情がより濃く伝わってきた! pic.twitter.com/vrrt0qfmgN
— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年4月1日
15位
作品名:
制作::ガイナ
“森のピアノ”に出逢った少年が、成長し、ピアニストを目指す青年となるなかで、ライバルとのコンックールなどを戦いながら、「自分の音」を探していく物語。
分割の第2クール目は、ワルシャワで行われた【ショパンコンクール】が描かれる。
正直「ピアノ」も「ショパン」も全然わからない!
けど、それを差し引いても分かる音楽の素晴らしさと、演出見事さ、そして物語と台詞の綺麗さがとても良かったです!
中でも、ピアノの演奏は素晴らしかったです!
描かれるにが「ショパンコンクール」ということもあり、同じ曲を違う奏者が弾いたときの《音の違い》がとても綺麗に「音」として表現されていました!
音楽用語を詳しく知らないので上手く表現出来ませんが、テンポや強弱等の様々な要素がそれぞれ違って、その違いが素人でも如実に分かるように描かれていたのがとても良かったです!
さらに、「音色」の違いを視覚的に表現してくれた点がありがたかったし、見ていて綺麗でした。太陽や月や海やショパンその人など、様々なイメージに例えたり、「音を波」として描いたりと、とても見事でした。
そして、その「音色の違い」をより鮮明にしているのが「キャラクターの背景」でした。
各登場人物・演奏者のバックグラウンドが演奏の音色に影響を与え、さらにその過去や背景を描くことで、物語としても深いものになっていました。
キャラクターの過去や背景をしることで、その事を音楽と重ね合わせて見ることが出来るので、素人としても「音楽の違い」が分かりやすく映りました。
アニメの作品紹介やNHKの特集番組を見ると、「音の違い」を描き出すために、各キャラクターと同じ出身地(日本, 中国, ポーランド…etc.)の著名なピアニストを起用しているらしいです。
エンディングには、毎回その演奏者の名前と、演奏した楽曲の名前がクレジットされるのも、とても良かったです!
16位
作品名:
制作::ヤオヨロズ
監督は『けもふれ1』のたつき監督。荒廃した世界で、赤髪の姉妹が《水》を求めて生活をする中、現れた“ヒト”の「わかば」とともに、生きるための水を求め、世界の謎や敵と対峙するCGアニメ。
『けものフレンズ』はあまり好きじゃ無かったものの、この『ケムリクサ』はとても面白かったです!
一番良かったのは、丁寧な心情描写です。
りん・りな・りつたち姉妹の間にある“特別な関係”による強い絆とも家族愛とも違う気持ちで結ばれた彼女たちの姿が本当に印象的でした。中でも、別れを前にして涙を流したり、貴重な水やリソースを割く相手を選んだりするシーンでは、見ていて涙が溢れました。
そして、なんと言ったも「好き」という気持ち。
本作を見てわかりましたが、「好意」って作品として描かれると、すごく分かりやすいんですよね。胸がドキドキしたり、顔が赤くなったり、言動が明らかに変わったり。
その「恋の“こ”の字」も知らない彼女と、彼の行動は本当に純粋で、見ているこちらがニヤニヤとしつつも、ピュア過ぎる内容にほっこり救われました。
また、荒廃した世界観とその謎に関しても濃い世界観がとても良かったです。
荒廃したビルが背景に並ぶ世界はどこか日本っぽく、見たことあるような記憶の底に沈んでいるような風景。さらに、謎の敵と謎の姉妹。
回を追い物語が進むごとにその世界を包む秘密のベールは明かされるものの、その先にあるのもまた、濃い霧に包まれたかのようなモヤッとした謎が満ちている展開。もはや「伏線」なのか否かも怪しい布石。まるで底なしに引き込まれるような世界でした。
また、廃墟や灰色のビルなど無機質なものが強い主張をする作品の中だからこそ、「心情や感情」という温かい有機体の営みが優しく大きく映ったし、印象にも深く残ったのだと思います!
【 #ケムリクサ 】
遠景に廃墟や遺痕が映る黒い世界。
赤い霧が漂う中で生きる姉妹のお話。真紅の姉妹、りん・りつ・りな。
可愛い彼女たちの優しさが大好き!
無機質だからこそ「感情」が映える!霧が晴れるように謎が解ける。
伏線と布石の僅かな情報を頼りに思考と想像を巡らせる興味深さ! pic.twitter.com/PhMpW5cIsp— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年3月27日
17位
作品名:
制作::MAPPA
金持ちが通い、ギャンブルで全てが決まる百花王学園。第2期ではその学園を支配する生徒会長・桃喰綺羅莉が会長と百喰一族長の座を賭けた生徒会総選挙を開催し、学園は混乱とギャンブルの渦に飲まれる。
ギャンブルに全てを懸ける姿が相変わらず最高!
財産も金も、地位も名誉も、さらには自分の命や人生までをも掛け金の対象に投げ売ってギャンブルに興じる生徒たちの恐ろしさ!
その勝負の最中、プレイヤーの顔に浮かぶ「敗北の悲痛」と「勝利の快感」の表情があまりにも生々しく滾り、歪み融け崩れ蕩ける様が本当に凄いです!
背筋が凍るようにゾッとするギャンブルは見たことがないし、そのレベルもクオリティも圧倒的で本当に恐怖と快楽は表裏一体だと思い知らされます。
今回は「票」を賭けた生徒会選挙ということもあり、第1期と違う部分が何箇所かありました。いい部分と悪い部分の両方があったと思います。
まず良い方としては、「協力プレイ」が良い味を出していた点です。
第1期が主として個人戦だったのに対し、今回は「票集め」と「打倒綺羅莉」という目標があるため、多少の駆け引きや(不正でない)協力や工作プレイが加わります。その部分があったことで、ギャンブルの幅が大きく広がったと感じました!
一方の悪い方は、「緊張感が薄れた」という点。
今回賭けるのは「票」な為、爪や人生を賭けていた第1期と比べると恐怖や緊張感の面で若干劣ってしまうと感じました。(しかし「指切りギロチン」や「扉の塔」などしっかり補完していたので問題ないです!)
やはり2期ということもあり、第1期では見られなかったキャラクターの顔を見ることが出来たのも良かったです!
これは、生徒会選挙の結果を知らずに終わるのが残念でした……。
【 #賭けグルイ ××】
生徒会の座を懸けたギャンブル開幕!
狂気と権欲に塗れた百喰一族の恐怖!「票」を賭けた敵を出し抜く頭脳戦。
「命」を擲つ死物狂いのギャンブル。
滾る夢子の“賭け狂い”に背筋が凍る!「協力」というカードが加わる混沌。
ゲームの裏に漲る黒い思惑に痺れる! pic.twitter.com/PacJL07Fim— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年4月3日
18位
作品名:
制作::Studio 五組
手違い(?)で過去に戻った魔王《マオちゃん》が学校の先生に!
将来「勇者パーティー」を目指すユーリア・シャルデットたち4人と鉢合わせし、共に学校生活を送ることに!
とにかく、その前向きな賑やかさが楽しかったです!
「なんとかなる」と雑な精神(?)で前向きに明るく進んでいくユーシャ、元気に猪突猛進型のファイ、カード愛凄まじいメイ、不器用な貧乳ちゃんセイラ、勇者ラブなローナ姫。
未来の勇者パーティー4人と姫の5人がとっても可愛くて、とにかくポジティブな彼女たちの頑張る姿・はしゃぐ姿・遊ぶ姿・ボケる姿がとっても楽しくって最高でした!
「勇気と気合でなんとかなる」とばかりに、他の作品にはない独特な「緩さ」というか、まったりした雰囲気が流れていて癒やされました! まさに“ほのぼの異世界生活”とはこのこと!
仲良し4人の全部が楽しい!
異世界冒険作品のようにギスギスした空気や、恋愛話とは一切無縁で、ただ純粋に彼女たちの日常を楽しむことが出来たのが良かったです!
そして時々、「なんで勇者になりたいの?」や「友達って?」と少し考える物語が挿入されていて、上手く物語のバランスをとっていたと思います。
重すぎず、軽すぎず、緩すぎずな丁度いい塩梅のファンタジー・ストーリーでした!
ただまぁ、「日常系」というにはしても、内容の薄さはひしと感じたので、その点はもう少し濃くしても良かったかなぁ~と。
良い意味でも悪い意味でも、終わった後に思い返すと、物語云々ではなく、ユーシャたちの姿しか頭に残っていないので……。
【 #えんどろ 〜!】
魔王退治を目指す勇者ファンタジー!
仲が良くて賑やか楽しい4人組大好き!
互いに信頼し合う良いパーティーに!勇気と気合でなんとかなる!
全編に流れる独特の緩い楽しさ最高!
ほのぼの明るい日常に癒やされる!時間遡行した魔王・マオちゃん!
ちっちゃくなって可愛い! pic.twitter.com/Jb0WAAGPET— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年4月3日
19位
作品名:
制作::ライデンフィルム
レイトン教授の娘・カトリーエイルが開いた探偵事務所に舞い込む様々な依頼を、助手のノア君と犬のシャーロと一緒に事件解決をする!
最終シーズンの第4クールは、レイトン教授とルークによる「秘宝レリクス」の謎と、天才・アルデバランとの対決の幕が下りる!
基本的には何時も通りの感想!
「視聴者も一緒に楽しめる」のが良かったです! 事件解決や謎解明の鍵となる様々なヒントや証拠をピックアップしてくれるので、視聴者である私もカトリーたちと一緒に楽しめるのです!
しかも、Aパートで事件&捜査、Bパートで謎解きという構成だから、CMの間に考える時間をくれているという親切さが素晴らしいと思います!
そんな事件の内容が素晴らしいです!!
決して殺人事件等は発生せず。事件はどれもファンタジックで不思議で奇妙。殺人事件なんかよりも断然に面白いし、謎解きも想像力が試されるしで、楽しいです!
さらに、物語の最後には、涙と感動を誘うような温かい内容や動機を用意していて、毎回見終わった後にホッと心が温かくなるのが大好きです!
だだし、第4クールは前3クールと違った内容だった点は残念でした。というのも、個別案件を捜査するのではなく、「これまでの登場人物が友情出演」するように総出演するエピソードが多くて、少し残念でした。嬉しさはあるものの、“普通”の事件解決をして欲しいなぁ~と。
主人公のカトリーがとにかく可愛くて!
あの見た目が本当に可愛いし、頭脳明晰で冴えた格好良い少女だし、ファッションに気を使うお洒落さんだし。事件を解決する度にお菓子に例えて說明するし、「説明しましょう!」とカメラ目線で推理を話すのも楽しいです!
もう本当に大好きですよ!!!!
第4クールでは、以下のエピソードが面白かったです!
40話『ジェラルデイン・ロイヤーと最後の客』
42話『名探偵シャーロ・ックホームズ』
47,8話『大富豪アリアドネの陰謀』
【 #レイトンミステリー探偵社 (終)】
レイトン教授の娘カトリーの謎解き。
頭脳明晰でお洒落で可愛くて大好き!奇想天外で謎めいた不可思議な依頼。
毎回事件の動機が感動的だから良い!ヒントとシンキングタイムあり。
皆な一緒に楽しめる推理ショー!❝現実はいつも稀有なものなのです!❞ pic.twitter.com/Zqdbkw8gOM
— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年4月3日
20位
作品名:
制作::ディオメディア
高校生の夏生がずっと恋心を寄せている、教師の陽菜先生。しかし成り行きで見ず知らずの瑠衣とセックスしてしまう。そのある日、父親が再婚して家族となったのは、その陽菜と瑠衣だった───。
一つ屋根の下で繰り広げられる、色情を描き出す。
普通にエロい昼ドラみたい。
セックス等は当たり前のように描くし、血の繋がっていない家族=兄妹での関係や、学校の先生との関係、浮気に修羅場とその内容が本当に生々しくて非常に濃かったです。
「ラブコメ」とは完全に一線を画します。
明らかに《恋》を超えた《愛》に近いものだし、登場する高校生の顔はもう「大人」そのもの。艶めかしさと背側感とが一緒になって襲ってくるから、物語もアニメそのものも非常に濃密なエロさに包まれていました。
しかし、私は苦手だったかなぁと。
ドロドロした関係は見ていて辛いし、煮え切らない態度の登場人物にはイライラしたし。そもそも一般常識でアウトな内容を、あたかも良いことのように描かれるのも、う~んと。
物語の濃密さは素晴らしかったものの、それを演出している内容が、若干の不快感すら抱くようなものだった点は、私の好みとは相容れないと思いました。
【 #ドメスティックな彼女 】
ひとつ屋根の下で描かれる色恋痴話。
再婚相手の姉妹との濡事, 艶事, 情事。退廃的で背徳感が修羅場で苦く薫る。
ラブコメとは一線を画す重さが凄い。
誰もが高校生とは思えぬ大人の顔。接吻、性交、自慰、不倫……とエロい。
艶めかしい描写と内容が昼ドラみたい。 pic.twitter.com/HrB6kYh0Ot— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年4月3日
21位
作品名:
制作::A-1Pictures
仮想世界「アンダーワールド」でユージオと共に、アリスを助け民を救うため、セントラル・カセドラルの天蓋でまつ最高司祭にして支配者・アドミニストレータの元へ向かう。
第2クール目は大きく減速した印象が強い『SAO AZ』編。
まず、12話の物語が一辺倒な内容になってしまった点が「減速」の大きな理由だと思います。
100階建ての「セントラル・カセドラル」や各階層にいる整合騎士の存在は、まさに『SAO』を象徴するような構成になっていて好印象。しかし、「騎士と対決→上昇」だけを繰り返して12話が終了するというのは、あまりにもつまらないです。
しかも、『SAO』のボスモンスターとい違い、騎士は会話するので、やっぱり似たようなことの繰り返しだった点は大きな負担だと感じました。
ただし、この点に関しては良い点も。
まず、最強と謳われる騎士たちとの戦いを描くアニメーションは超絶に美麗で滑らかだし、梶浦由記さんのBGMもあって、めちゃくちゃ素晴らしい映像を体験させて頂きました!
キャラクターに関して。
まず言いたいのは、「ユージオが嫌い」という事。
第1クールで純粋にアリスの心配をし、彼女を助けるという志を持って練習に励む彼は正義に溢れていて格好良かったです。しかし、第2クールでは怒りで我を忘れ、冷静さを欠く惨めな醜態が晒されます。キリトが格好良い分、余計にユージオの残念な姿が目立ってしまうんですよね……
そんなキリトは相変わらずに最強!
遂に解禁した二刀流はやっぱり格好いいし、各騎士へ語る「正義」への信念とも呼べるべき強い思いが本当に濃くて素晴らしかったです!
また、女性陣も良かった!
アリスは金色の髪と甲冑にあう金木犀の剣がとても格好良く、可愛らしい一面も見せてくれました!
対するアドミニストレータは、冷徹で残酷。その性格をより強調するように、美しい裸体が完璧な美貌を醸し出していて、彼女もまた素晴らしかった!
分割の3クール目以降、また楽しみにしています!
【 #SAO AZ編 (第2クール)】
支配者にして管理者=アドミン。
人理を超越した無慈悲さに背筋凍る。
そして、氷のような美しさが魅力的!CC階層、整合騎士との対決。
剣術と騎士道精神で対峙するキリト。
誇りの信条と強さへの尊敬が溢れる!一方のユージオ。
憎悪と怒りで平静を失う彼はお粗末。 pic.twitter.com/GdpzWx1nSg— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年4月3日
22位
作品名:
制作::タツノコプロ
王国と帝国の戦争を描くアニメ。
王国の姫ユウキと、帝国の兵士ステラを主人公に、悲惨な戦争を描き出す。
残酷な戦争を「笑顔」で描くのが効果的だったと思います。
まさに平和の象徴ともあろう「笑顔」を用いることで、戦争の辛さがより強く強烈に感情に訴えるようでした。「偽りの笑顔」や「造花のような笑顔」とはまさに言い当て妙ですが、辛い中だからこその「笑顔」が余計に生々しかったなぁと。
純粋な姫様・ユウキの笑顔が恐怖で歪むシーンは見ていて辛かったし、自分の身を守る鎧として笑顔を作るステラの過去も本当に悲しかったです。
また、洋画等を見ると「帝国=悪」という構図で戦争等が描かれる作品が多いのですが、本作は帝国も王国もどちらの視点も中立に描き、両国の人間を通して戦争を描いていたので、「理不尽に展開する戦争」や、「犠牲者の命の重さ」を平等に描いていた点が良かったと思います。
戦争を理想論で語り描くことは出来ませんが、一人の少女が喋る“思い”としての理想は数話らしいものだし、それを語るための舞台も戦争の犠牲も描く覚悟があったように感じました。
ただし、物語の部分に関しては結局有耶無耶に進展していったし、ロボットが登場する意味も不明だったし。作画が若干乱れるところもあったし、作品を俯瞰すると粗が目立つ部分も多々あったかな~と。
また、OPとEDが素晴らしかったです!
物語の内容を見事に歌詞に組み込まれていて、とっても良かったです!
【 #エガオノダイカ 】
残酷な戦争を前にした少女2人の物語。
姫と兵、理想と現実、王国と帝国。
隔たりが描き出す惨禍が胸を抉る。優しい笑顔が絶望に歪み影を落とす。
救いのない大禍の齎す代価は“造花”のように冷たい彼女達の笑顔。
傷が癒え、笑顔の大花を咲かせる平和が訪れますように─── pic.twitter.com/VaSXV4YxA7— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年3月25日
23位
作品名:
制作::白組
2017年、渋谷が突如300年後の未来に転送。
謎の敵「リヴィジョンズ」と戦うため、高校生の大介らは戦闘機械「パペット」に乗って街を守る!
物語としては非常に良く出来ていました!
この作品も脚本を深見真さんが手掛けているのですが、「渋谷転送」という災害時における人々のパニックと混乱の状況や、警察等の治安維持機構の動作、市役所等の統治機構に関する内容など、「リアルな世界」を描くための設定構築が本当に見事でした!
危機に対応する人々の動きや、接敵時の対応など、災害シミュレーションを映像化したような丁寧さと細かさが素晴らしかったです!
しかし本作は主人公が大嫌い!
物語の主人公・大介は、「自分が選ばれた」と強く信じて独断で行動。皆んなを危険にさらすことも厭わず、まるで自分の戦力を誇示するかのように敵に猪突猛進で迫る様子は見ていて「残念」というか、危険を考えない無鉄砲さが本当に嫌でした。
また、仲間の絆を平気で壊すような言動をとったり、「自分一人が正しい」と振る舞ったり、忠告を無視したり、独断で行動したり。目に余る蛮行というか、“イタい”行動が本当に多くて、見ていて「ウザかった」です。
まぁ確かにパニック状態であれば、頷ける内容ではあるものの、改めてこうして映像として見せられると、引いてしまいます。
あと、CGが凄かったです!
渋谷の街をそのまま全てCGで作ったのか、駅周辺とかは建物やビルが現実と寸分たがわずに構築されていて驚きました! EDのシーンとか、本当に渋谷の街並みを移動しているみたいでした!
【 #revisions 】
渋谷が300年後の未来へ転送。
高校生が謎の敵から街を守る!市民のパニックと統治機構の混乱。
大災害を前にした人間の本性が丸裸。
強い不快感を感じるのは、主観(=当事者)でなく、客観視点(=視聴者)だから。嫌悪感を抱かせる主人公が嫌い。
CGで描写された渋谷の街が超凄い! pic.twitter.com/LdAVzSpClr— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年3月28日
24位
作品名:
制作::SILVER LINK.
複合現実(MR)を使った新しいスポーツ「サークレット・バウト」に熱中する女子高生たちを描いたスポーツアニメ!
正直、CBの内容やアニメの物語展開はよくある内容で、正直に言えば「つまらない」に分類される内容だと思います。
新入生の新人が驚異的な潜在能力を開花させたり、一度挫折しながらも再起したり、強豪との戦いで決戦を繰り広げたり、土壇場での逆転があったり。
アニメの絵も「クオリティ高い」とは言い難いし、バトルシーンもそこまで派手で格好良いとは思いませんでした。
これだけなら、よく言っても「普通のアニメ」程度でしょう。
しかし本作は主人公の魅力が最高でした!
とにかう真っ直ぐに頑張る佐々木優佳の姿が大好き!
私自身が“頑張っている女の子”が好きということもあり、本作でも「頂点を目指す」とCBの楽しさに目覚め、一心不乱に練習し、笑顔を絶やさず、ひたむきに頑張る姿が特に印象的でした!
なによりも、常に「笑顔」なのが見ていても楽しかったし、仲間の絆を強くして、個人戦を団結力で戦うような、「全員で!」という姿勢も本当に良かったです!
【 #サークレット・プリンセス 】
MR(複合現実)の新スポーツ《CB》。
仮想空間での戦いに少女が飛び込む!物語もバトルもまた“よくある”内容。
でも、優佳の魅力がそれをカバー!純粋な瞳と挑戦的な笑顔が眩しい!
楽しく真っ直ぐに頑張る姿が大好き!
頂を目指す熱意が皆なを動かす力が魅力! pic.twitter.com/Lgrpg9bfRi— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年3月26日
25位
作品名:
制作::GEMBA
荒野が広がる架空の世界「イジツ」を舞台に、雇われ用心棒の「コトブキ飛行隊」の活躍を描く3DCGアニメーション。
とにかく空戦が凄かったです!
機銃をぶっ放して敵機を撃墜し、急降下や宙返りを繰り返すドッグファイト。狭い峡谷を風のように飛び抜けて、狭い市街地を縫うように逃げ追いかける!
まるで『スター・ウォーズ』のミレニアム・ファルコンのように、映像そのものがメチャクチャな迫力を持っていて、TV画面を見ているだけで酔いそうになるほどの圧巻の臨場感でした!
戦闘機が飛ぶ音とか、風を切る音とか、操縦士の怒号とか、戦闘を彩り飛び交う様々な「音」もまた素晴らしかったです!
これは本当に見ものだし、映画館とか大画面&大音量で見てみたいと強く思いました!
一方で、物語の方は微妙かなぁと。
基本的には空賊やライバル商会との戦闘が繰り広げられるわけですが、やっぱりメインは空戦で、物語は二の次感が否めませんでした。 なんというか……深みがないというか、のめり込む程の魅力を感じませんでした。
確かに「自由に飛ぶ」とか「なんで飛ぶ?」ということを問う部分はあったものの、全体としては細切れの個別案件を別個に解決していくだけという印象。空戦シーンが素晴らしかった分、物語が劣ってしまったのかなぁとも。もっと言えば、そもそも「物語の意味」があまり感じられなかったなぁと。
【 #荒野のコトブキ飛行隊 】
用心棒「コトブキ飛行隊」の活躍劇!
戦闘機を繰る6人の敏腕少女たち!弾丸のように鋭利に風を切り、
鳥のように自由に空を翔け、
猛禽類の如く敵を撃墜する!迫力満点の一人称視点な空戦は大迫力!
以心伝心で繰り出すコンビネーション・アクロバット飛行が超最高! pic.twitter.com/PAzw81DJsp— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年4月3日
26位
作品名:
制作::ライデンフィルム
地冥界との戦争で人類に勝利をもたらした「魔法少女」。しかし彼女らの戦いは終わらず、彼女たちを待ち受けていたのは、テロ犯罪に対処する“新しい戦い”だった。
とにかく残虐な“犠牲”としての魔法少女たち。
そこには童話も希望もなく、ただ「平和」を守るための防衛道具に成り下がった魔法少女の姿が描かれる。誰からも感謝されることなく、自身の身を犠牲にして「日常」の崩壊を防ぐために戦っている彼女たちの姿を見ると涙が溢れてきます。
綺麗事は一切なし。
魔法少女だって人を殺すし、捕らえた捕虜を拷問する。脚色も飾りもなく、ただ世界を守るために戦う彼女たちの悲痛で辛く重い活躍の姿を描かれるだけで胸が痛くなりました。
「誰かに守ってもらっている」というそのことを魔法少女を通して訴えられているようで、胸に刺さりました。
そして、日常生活との「差」がまた凄い……。
残酷な戦いが描かれる一方で、平和な高校生活や日常が楽しそうに描かれるから、そのコントラストがより鮮明に浮かび上がってきて、強烈な印象を残しました。
脚本が深見真さんということで、その点も凄い!
『PSYCHO-PASS』が代表作ですが、軍事情報や国際情勢などの要素をしっかりと物語の中に挿入していたので、「魔法少女」というファンタジーの物語に付与された「リアルさ」が凄かったです。
【 #魔法少女特殊戦あすか 】
軍事的防衛戦力としての魔法少女。
硝煙と血煙に塗られ絶望が纏わる。対敵の物理的な勝利と精神的な敗北。
平和に隠れた魔法少女の犠牲が辛い。
楽しい日常風景との対比が尚更刺さる。残忍な戦闘/拷問描写や軍事情勢、組織図と指揮系統の脚本は、さすが深見真さん! pic.twitter.com/ueIc5eEbcb
— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年4月3日
27位
作品名:
制作::東映アニメーション
ゲゲゲの森の鬼太郎と、人間の娘・まなによる物語が一段落する第4クール。
遂に、「まな」と「名無し」の対決が描かれる。
物語全体はいつも通り。
特に第4クールは現代世界の中でも「ネット」に関する状況が描かれていて、その点が本当に凄いと思いました。
人間に嫌われていた妖怪が、SNSや動画投稿サイトでバズって一躍人気者に。しかしすぐに「妖怪は人間を殺す」とデマが流れ、人間たちは手のひらを返したように、妖怪への憎悪をため始まる。
ネットに扇動される人々と、どんどん高まる集団心理の恐ろしさをまじまじと見せつけられました。
妖怪と人間の間で高まる軋轢と、衝突の緊張は本当に怖かったし、憎しみや怒りが渦巻く真っ黒な社会を描き出すアニメーションが本当に辛かったです。
そして、何より残念だったのは、その「対立」が、人間と妖怪を代表するような「鬼太郎とまな」の間にも生じてしまったことが本当に残念だったし、悲しかったです。
物語としての、「まなと名無し」。
「まな=真名」という漢字はなんとなく予想していたものの、こうして壮大な物語の一部に最初から組み込まれていたと思うと、凄いです。
ただ、ガッカリしたのは、「名無し」の正体?目的?があまりにも拍子抜けするほどのもので、この点はもう少し頑張って欲しかったなぁと。
【 #ゲゲゲの鬼太郎 (6期4クール)】
「まな(=真名)」と「名無し」の対峙。
人間と妖怪の間に亀裂と分断が生じる。ネットの功罪。
デマと煽り、集団思考の恐ろしさ。
現代を鋭く抉る物語はやはり凄い!4クール分も下準備した「黒幕」。
そこまでの過程は完璧も、決着部分が最高につまらなかった。 pic.twitter.com/aEkP2aOQ3p— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年4月1日
28位
作品名:
制作::トマソン
『けものフレンズ』の続編。
サーバルとカラカルは、「家」を探す人間のキュルルと出会い、スケッチブックを頼りに家を探してパーク内を移動する。
正直な感想を言えば、『けものフレンズ』は第1期も微妙だと感じたし、今回も「とりあえず続編だから見よう」程度のもの。
まず内容が大したことなかったな、と。
家を探してパーク内を動き回り、様々な動物と触れ合うというのは大きな魅力の1つであるものの、それ以外の物語が一切含まれないから、ただただ「進展しない珍道中」を見ているだけ。
特殊セルリアンという事件はあったものの、「気がついたら事件収束」というテキトーな終わり方だったし、物語の密度がとても薄かったと思いました。
また、第1期では少なからず「パークの秘密」に関する情報や世界観が少しずつ公開されていったために、謎解きに近い魅力がありました。しかし今回は、「世界の状況」に関してはほぼ公開済みで、新規性が全くなかった点が残念と感じた要因の1つだと感じました。
一方で、モデルとした動物の特徴や特性を活かしたフレンズの活躍は面白かったし、そもそもフレンズは可愛かったし、生態に関する知識も少し増えました。そういう点は良かったと思います。
ネットを見ると過度な非難を受けているようですが、私自身はそもそも、思い入れが一切ないので、ただの「普通につまらないアニメ」として見ていた感じでした。
【 #けものフレンズ2 】
キュルルとサーバルのお話。
フレンズたちの登場と活躍。
動物の特徴や習性を活かした内容は、可愛さと相まって面白かった。“物語”というより“行脚”の思い出日記。
1期で「世界の様相」と「かばん」の両点を描き切った為か、2期の物語と世界観の薄さは否めない。 pic.twitter.com/3Q9lKdMpyD— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年4月3日
29位
作品名:
制作::レスプリ
後輩の田中に好意を寄せるも、不器用で恥ずかしがり屋の上野さん。彼女が様々な天才的発明品によって、彼の気を引こうとするラブコメ作品。
見ていて不快になりました。
一人の女子高生が「パンツを食え」だの「尿を飲め」だの、デリカシー皆無のセクハラやパワハラに近い変態行為を繰り返す作品。
いくら「ギャグ」と言っても、これはアウトな気がする。私自身が下ネタ苦手ということもあるけど、嬉々としてパンツを見せようとしたりとか、「頭おかしい痴女かよ」と呆れ返ります。所謂「生理的に無理」って奴ですね。
確かに、「下ネタだけど下品ではない」部分は評価できます。
「尿を飲む」という行為も、上野さんの発明した濾過器で飲料水にしたり「パンツ食べる」という点も食用パンツを開発していたり。
この点は素直に凄いと思ったし、これだけの変態行為をしていてもアニメを見るのがそこまで苦にならなかったのは、この部分の功績が大きいと思いました。
【 #上野さんは不器用 】
後輩の田中に好意を寄せる上野さん。
天才的な発明品は素直に凄いと毎回関心!下ネタなのに下品じゃない点は花丸!
でも、デリカシーに欠けセクハラじみた変態的行為の強制は如何なものか?パンツを食わせる、尿を飲ませる。
ギャグと分かっていても、正直苦手。 pic.twitter.com/iFMfTot5HV— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年3月25日
30位
作品名:
制作::サテライト
謎の敵《ザイ》を倒すため、日本の自衛隊に配備されている戦闘機型の生命体《アニマ》の少女グリペン。彼女に命を救われた少年とともに、敵を倒し、日本と人類を守る戦いに身を投じる。
本当に中身がない作品でした。
ラノベで定番の展開を貼り付けただけの作品というか、ストーリーは面白くないし、キャラも量産型の性格だし。何より、物語の軸というのが一切見当たらないというか、何がしたいか目的がよく分からない作品でした。
「選ばれた少年」と「可愛いヒロイン」がいて、ライバルもいるけど友達になるし、敵との戦闘も大したことせずに終わるし。
物語の中では主人公が悩んでいるように描かれるシーンがあるけど、テキトーな悩みをそれっぽく苦悩ししているフリのようにしか思えませんでした。
可愛いヒロインが入れば胸が踊ったり、格好良い戦闘シーンがあれば興奮したりするものだと思うのですが、本作ではそういう感情の起伏は一切感じませんでした。
ひどい言い方をすれば、「とりあえず絵が動いている」ものの、そのストーリーは一切面白くないという……。そんなわけで、2019年冬作品の最下位でした。
【 #ガーリー・エアフォース 】
少女型戦闘機構《アニマ》と共に、少年は空を翔ける。
・定番の「選ばれた少年」設定
・定石通りなヒロインのキャラ
・取り敢えず映える空戦シーン教科書のような展開と、量産型に追従する筋書きで、内容が全く印象に残らず。
「非人間」の部分も活かせておらず。 pic.twitter.com/HxjkNFJ3Gv
— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年3月30日
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最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました!!