【映画】キングスマン

2015年9月11日

【一言】
落ち着いて高級感の漂う雰囲気なのに、アクションは超キレッキレ！
「007」+「G.I.ジョー」+「ミッション・インポッシブル」+「アメコミ」=『キングスマン』

 

 

  キングスマン

(原題： Kingsman: The Secret Service)

 

　殉職した人員の代わりにベテランエージェントのハリーによってスカウトされた新人見習いエージェントのエグジー。
　彼の訓練中に世界を滅亡へと導く計画が進行していた。秘密組織「キングスマン」は悪を倒し、世界の滅亡を阻止できるのか！？

【詳細】

監督：マシュー・ヴォーン
制作：Marv Films
上映時間：129分
出演：コリン・ファース, サミュエル・L・ジャクソン and more.

 

　ここまで興奮できて、かつ冷静に楽しめるスパイ映画は久しぶり！
　余裕でトム・クルーズの「M:I/ローグ・ネイション」を超えましたよ！

　高級テーラーを装っているだけに服装や秘密基地の装飾、備品、車に秘密武器まで全てがシックで高級感のある雰囲気をかもし出しているのがスパイ映画らしいと思いました！

　予告編にもあるように様々な映画を所々に取り入れているのがいいですね。特に、スパイ映画に関係するセリフが多くて聞いていて頷くようなものも多数。
　こういうのがあると嬉しくなっちゃいますよね！

　超特殊最新兵器を使ったアクションと戦闘はもちろん素晴らしかったのですが、素手で戦ったり、敵から武器を奪って次々と倒していくなどスピード感があり、かつそのシーンの撮り方が素晴らしいです！

　虐殺シーンが素晴らしいです！
かつて、ここまで華麗で美しい大量殺人シーンがあったでしょうか？(もちろん映像のことですよ。)

 

★
　昔からのスパイ映画の伝統？のようなストーリー。そこにアメコミをぶち込んだような斬新な映像と戦闘。
　そして全編を通して漂う高級感と落ち着いた雰囲気。
　なんて言うか…こう…食事で例えると「ファミレス」じゃなくて「本格レストラン」みたいな…(笑)

　一言で上げた方程式。
「007」の基礎基盤+「G.I.ジョー」の派手な兵器+「ミッション・インポッシブル」のスタイリッシュ+「アメコミ」の映像美=『キングスマン』！

　良い所を寄せ集めた最高のスパイ映画でした！

●
　過去のスパイ映画がチラチラと出てきていて嬉しかったです！
　予告編にあるのは「JB」でしたね。ジェームズ・ボンド、ジェイソン・ボーン、ジャック・バウアー。確かにこのイニシャルのスパイが多い！

　他には「007」の話題で共感したのは悪役が格好いいという部分ですかね？確かに007の悪役ってバカだけどずる賢いし、野望も壮大だし、何より奇想天外な作戦を練るんですよね。

★
今までのスパイ映画のいいとこ取りをして、かつ新しさを盛り込んだ作品でした。
スパイのイメージとなっている高級スーツに見を包み、秘密基地を構えて幹部とテレビ会議。表向きは店を営みら裏では干渉を受けない独立した情報機関。

一方で今までの映画のお決まりを堂々と壊したシーンもあり正直「えっ！？」となりました。「まさか本当にこうなるとは…」とね。

●
　今回登場したサミュエル・L・ジャクソン演じるキャラクター。超個性的なキャラです！
まず見るべきはド派手なファッションです。カットが変わる毎に派手な衣装に着替えているようなイメージが持てるほど個性的です。
　また、銃を撃つのに血を見るとゲロを吐いたり…。

★
　(映像面において)かつてこれほどまでに美しく、華麗な虐殺&大量殺人、暴徒化した市民のシーンがあったでしょうか？

　(言うとネタバレになるので軽く。)大勢の敵と戦うシーンが何シーンかありそのどのシーンでも超綺麗な映像が楽しめます！
　これはアメコミ映画と似ています。素早い動きや複雑な動きの多いアメコミヒーローの映画ではスローモーションやズームなどが効果的に使われて綺麗な戦闘シーンになっていますよね？
　今回はまさにそれです！
　まぁ、「キック・アス」や「X-MENファースト:ジェネレーション」の監督ですからね。

　※かなりリアルな描写でした。
　(個人的には嬉しいですが。)
　さすがR15指定の映画です。

●
　クライマックスで流れる「威風堂々」。素晴らしすぎます(笑)
　Goodな選曲でしたよ！これは笑わずにはいられません！

　主題歌もノリが良くて最高です！

　それから、キングスマンのマーク。なにをモチーフにしているのかと思ったら字幕直前になってやっとわかりました！あの文字だったんですね。(本編にはかんけいないですよ。)

HP

kingsman-movie.jp