こんにちは!
お元気ですか?
友達と『FGO 6章 キャメロット』の前編を見てきました!
私は原作ゲーム未プレイということで、FGOヘビーユーザーの友達に色々と解説の手ほどきを受けながら帰宅。どうもありがとうございました!
2020年12月13日鑑賞
劇場版 Fate/Grand Order
-神聖円卓領域キャメロット-
前編Wandering; Agateram
1.8 / 5.0
- TYPE-MOONの「FGO」第6章の劇場アニメ前編。
- 駆け足の状況説明を終えた前編の物語は宙ぶらりんのまま終幕へ。攻勢に出る後編に期待をつなぐ。
- 舞台は十字軍期のエルサレム。時代と場所を活かした物語設定&登場サーヴァントの物語が上手く練られていて凄い!
遍歴の騎士、ベディヴィエールが辿り着いた旅の果て―。
そこは西暦1273年のエルサレム。
かつての祈りの地は砂の大地と化し、民は住処を追われ三つの勢力が対峙する不毛の地。
己の成すべきことを果たすため、獅子王が統治する“聖都”を目指すベディヴィエールの前に現れたのは人理を修復すべくこの地を訪れた人類最後のマスター・藤丸立香とデミ・サーヴァントのマシュ・キリエライトであった。
ベディヴィエールは藤丸たちと共に、最後の探索へと歩み出す。
映画公式サイト
劇場版「FGO 神聖円卓領域キャメロット 前編」本予告
監督:末澤慧
脚本:小太刀右京
制作:Production I.G
音楽:芳賀敬太・深澤秀行
主題歌:坂本真綾「独白」
キャスト:宮野真守, 島崎信長, 高橋李依 and more.
上映時間:90分
日本公開:2020年12月5日
配給:アニプレックス
坂本真綾 – 『独白』 Music Video
『FGO 6章 神聖円卓領域キャメロット』の劇場版・前編を鑑賞しました!
なんとなく情報は薄っすら知っているとはいえ、原作ゲーム未プレイなのでほぼ初心者と同じようなもの。
正直、前編の時点では「微妙」というところ。
物語が中途半端なところで終わっているので後編を見ないと分からないし、アニメーションも特段すごいというわけでもなかったし……。
とりあえず、思ったことを簡単に書くに留めておきます。
恐らく、原作ゲームプレイヤーとの間で感想の違いはあると思います。一応、その点だけどうかご留意ください。
FGOらしい舞台設定とキャラは好きでした!
やっぱり、歴史的事実に依拠した舞台とか、歴史や伝説のキャラを登場させるというのは素晴らしいし、その点は存分に楽しめました!
しかもこの第6章は「円卓の騎士」がメインということで、なおさら盛り上がるところだし、個人的にもワクワクしながら見ていました!
まぁ、微妙な評価になるのは仕方ないかなぁと。
「物語の深さ」とか「アニメーションの質」とかを考えると、【劇場版】として期待していたところより低かった、というのが正直な感想です。
とはいえ、制作側が悪いわけではないかも。
多分、原作未プレイの初心者である私が「微妙」と感じているだけで、原作プレイヤーからしたら感想は変わると思います。端折った部分などがありますし、90分では描けない部分もあるでしょう。むしろ、万人向けに誰もに迎合するような作品ではなくて、きちんとしたファンをメインターゲットに据えている点は評価されるべきだと思います!
(という感じで、一応の補足というかフォローを挟んでおきました。)
前編で舞台は整い、後編に期待
前後篇ということで、物語が宙ぶらりんな状況で幕引きとなった点は致し方ないですが、難しいところですね。
先の物語を知りませんが、恐らくは、劇場版・前編の部分が登場人物紹介&状況整理パートなのでしょう。カルデアの藤丸立香らが1273年に降り立って、移動しながら仲間を探すまでのお話。
ここで勢力図が提示された上で、「さぁ攻勢に出るぞ!」というのが後編になていくのだと思います。
すると、やっぱり盛り上がるのは後編なんですかね。
ここまでで舞台と役者が整ったところなので、いよいよ大規模なバトルとか心情面での変化とかが描かれるのが後半と考えると、前半での「微妙」というのは致し方ないのかなぁと……。
正直、めっちゃ期待していました。
だって、「FGOの中でも特に面白い」とか「奈須きのこ直々の脚本執筆」とか評判上々ですから。それに、他の型月作品で度々登場した《円卓の騎士たち》が主役になるというのは、それだけで嬉しいし期待値は高まります!
いざ前編を見ると「まぁ…なるほどなぁ」というのが第一声。
物語の全体的な構図は分かった感じです。
作品初見の私にとっては「テンポ良くストーリー展開をなぞっている感じ」という感想でした。他方、一緒に観た原作ユーザーの友達は「かなり端折っているから初見で分かるかどうか」という感じだったそう。
多分、「分かった」のレベルが違うんでしょうね。私としてはザックリしたストーリーを掴めた、という域を出なかったのだと思います。
原作未プレイの私にとっては、大まかな内容が分かるだけでも御の字ですが、やっぱり細かいところも観たかったなぁ……と。
だってテキストベースのゲームが原作とあらば、やっぱり会話劇とかは重要な意味を持つと思うんです。けど、今回の劇場版でのセリフはもっぱら状況説明が多かったので…….。
どうしても先に見ていたTVアニメ『FGO 7章 バビロニア』と比べてしまいますが、『バビロニア』の方はキャラクターが深く掘り下げられていて、台詞のひとつひとつがとても胸に残ったし、サーヴァントが死んだらとても悲しい思いをしました。
けど、今回の『キャメロット前編』はそうでもなかったなぁ~と。思い返して見ると、「あぁ、離脱するのか」と冷ややかな感じだったかも……。
やっぱり、物語のあらすじを90分で追うことが重視されていたからから、キャラの関係や内面までは映画の脚本の中では掘り下げられていなかったと思います。(この点はまた後で触れます。)
とか何とか言っていますが、そもそも原作のスマホゲーム「FGO」を未プレイの私にとっては、ずっとFGOのストーリーからは蚊帳の外だったわけです。
なので、こうして一部でもその物語を見ることが、知ることができたというのは、それだけで嬉しいことなんです!!!!
物語と舞台設定が好き
『FGO 神聖円卓領域キャメロット』は、物語の内容と展開、そしてそもそもの舞台設定がとても好きでした!
絶妙な位置に、絶妙な勢力を配置するのが素晴らしいな、と。
舞台は西暦1273年のエルサレム。
十字軍遠征の失敗によってキリスト教勢力がエルサレムを放棄した頃。中東情勢が不安定なところにそれぞれの思惑を抱えた3勢力が置かれます。
- 聖都を築き獅子王の命に従う円卓の騎士
- 荒廃する砂漠に町を抱えるエジプトの太陽王
- 山の隠れ村で流浪の民を匿うアサシン一派
よく練られているな、と思います。
聖地を奪還して中東地域を制圧すべく遠征した欧州の「キリスト教」勢力の価値観を体現する代名詞である円卓騎士。そして「イスラム教」勢力としての暗殺団。さらには、当時は凋落していた「エジプト」勢力としての太陽王。さらに、東方から支配域を拡大していた「中国」勢力のスパイ的な立場での三蔵法師玄奘。
当時の時代背景や勢力図を基本としながら、『Fate』に登場するサーヴァントを活かして舞台を整えるというのが本当に上手い!
しかも、「十字軍遠征」という行動の背景では「聖杯探索」というキーワードが囁かれるのが常ですから、そこでも合致しているのが凄いなぁとただただ感嘆。
さらに歴史的事実から加えるなら、当時の十字軍では「聖都エルサレム奪還」を旗印に中東へ派兵した訳ですが、キリスト教徒にとって”異教徒”であるイスラム教徒に対しての蛮行が指摘されます。
財産を強奪したり、街を掠奪したり。そして極めつけは老若男女見境なく虐殺するという状態。これが彼らの掲げる「大義」を根拠にしていたわけです。
なんだか、そんな状況とも重なるような物語展開もあったりして、そのへんの構成とか考証が本当に上手く練るものだなぁと凄いなぁと。
物語としても、後編に期待です!
メインの主役は「円卓の騎士」たち。
ところが、本作の騎士たちは崇高な理想を掲げる誉れ高き円卓騎士とは違う、ともすると騎士道精神から堕ちた背徳的な行為に手を染めているとも受け取れる状態。
他方で、その行為の理由やアーサー王らの行動原理、またそれぞれの騎士らの意思を知ることが前編ではないので、後編で明かされたり、胸の内を吐露するような内容が待っているのでしょう。
やっぱり、メインはそこかな?と思います。
『Fate』作品は「人」を中心に据えて、その信念とか正義とか行為を描く作品ですから、そこまでを見ないと最終的な物語の深みや良し悪しを知ることは出来ないのだと思います。
バトルとアニメーション
物語に加えて、バトルも少なめでした。
上記の理由と同じなのかもしれませんが、今回の前編では登場人物や勢力を訪ねながら交渉をしていく様子が主だったので、あまりバトルしていた印象は少ないです。
サーヴァント同士のバトルが見どころの作品にあっては、ちょっと残念と感じてしまいました。
もちろん、バトルはありました。
けど、一方的な殺戮とか、逃亡と追撃とか、あるいは遠距離系攻撃が多かったりと、サーヴァントによる超人的な肉弾戦とか、空間を大きく使ったバトルアクションは非常に少なかったと思います。
正直、第6章配信の予告CMに見られるような戦闘を期待していただけに、ちょっとガッカリ(さすがにCMアニメは誇張もあるでしょうけど)。このへんも後編に期待するのが良いのでしょう!
Fate/Grand Order TV-CM 第6弾
加えて、アニメーションも普通でした。
これは、劇場版の名を冠す上ではガッカリでした。
スタッフクレジットを見て期待していたんです。
全体統括としての制作はProduction I.G.。アニメーション制作はSIGNAL.MD。キャラデザは細居美恵子・黄瀬和哉・温泉中也さんの3人、総作監は黄瀬和哉さんと、錚々たる顔ぶれ。
でも実際に見てみると、普通だったかなぁ…。
そもそも前述のようにバトルが少なかったことが挙げられると思います。
でも、それにもまして細かいところが普通だったなぁと。
例えば、CGがイマイチでした。
群衆の動きはCGでもよく表現されていたと思います。けど、爆炎や粉塵、あるいは宝具の演出までものっぺりとしたCGで迫力が薄かったです。やっぱりアニメのエフェクトは手描きアニメならではの迫力とか立体感とかがあると思うんです。
逆に、ufotableはCGを上手く活用している例ですよね。ufotableの「Fate作品」や『鬼滅の刃』でも、CGを活かしたからこその表現がむしろ際立っていました。でも、少なくとも今回の『キャメロット前編』ではそれが見えなかったなぁ~って。
比べるのは失礼かもですが、TV特番『FGO First Order』とか、TVアニメ『バビロニア』のアニメーションの方が素晴らしかったと個人的には思います。
戦闘シーンの迫力や疾走感もそうだし、キャラの魅力敵な描き方についても、これらのアニメの方が好きです。
長編テレビアニメスペシャル『Fate/Grand Order -First Order-』
TVアニメ「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-」
もちろん、良かったところも。
世界観の構築や背景美術の丁寧さとかは印象的でした。中東からアフリカ大陸においての乾燥した空気感とか、聖都やエジプト建築などその土地の雰囲気が感じられました。また、その土地の住民や難民も細かったと思います。
あと、アニメーションとは異なりますが、音楽が良いですね!
フルオーケストラ……なのかは分かりませんけど、重厚感あるFGOのBGMは劇場の音響で聞くに相応しいものだと映画の最初で音楽を耳にして思いました!
Fate/Grand Order Original Soundtrack Ⅰ
キャラクターの魅力は折り紙付き!
キャラクター自身が魅力的なのが「Fate」シリーズの素晴らしいところです!
歴史上の人物や空想・架空・伝説上の英霊をサーヴァントとして召喚できるシステム。「FGO」での細かい差異は知りませんが、とても良いです!
何が良いって、キャラが負う物語です。
元々それぞれが何らかのストーリーを抱えているキャラクターたちですから、それだけで深みがでます。加えて、型月作品は原典となる関係性───例えば「円卓の騎士」とか「エジプト系」とかをキチンと結びつけて物語に組み込んでいるところが素晴らしいと思います!
また、過去の型月作品に登場したキャラクターに関しては、その物語も断片であったとしても反映されているところがファンにとっては嬉しいところ。
『Fate』という作品を俯瞰した時に、原典と各作品が持つ物語が重層的に組み上げられている点が凄いです!
今回の『キャメロット前編』に関して言えば、やっぱり「円卓の騎士」でしょう。
世界中の騎士道物語の頂点を極める騎士たちが主役であり、しかも今まではTYPE-MOON世界観の中でバラバラに別個にしか登場しなかった騎士らが一堂に会するというのは嬉しい限り!
『Fate/stay night』ではセイバーとしてアルトリア・ペンドラゴン王が主役。さらにアニメ版ではモードレット卿が剣を交え、最期を看取ったのはベディヴィエール卿でした。『Fate/Zero』ではバーサーカークラスとしてランスロット卿が登場。『Fate/EXTRA』ではガウェイン卿が、『Fate/Apocrypha』ではモードレット卿がそれぞれ主役でした。
善悪や正義などの立場・解釈は違うし、公明正大な騎士道精神から反しているとも言えるのかもしれませんけど、こうして全員が揃うというのが良いですね。
あと、Dr.ロマンの解説が印象的。
新しいサーヴァントや敵に遭遇した時には、まるで「ポ◯モン図鑑」のオー◯ド博士みたいに逐一解説をしてくれます!
ただ、どのサーヴァントが来たときも「強くて勝ち目がないぞ」とか「円卓の騎士並みだ」と言うばかりで、強さの強弱の認識が微妙というか、相対的な立ち位置がよう分からん…(笑)
とにかく、円卓の騎士たちがチート並に強いということだけは認識OKです!
今回の『FGOキャメロット』は女の子たちが皆んな可愛かった……(※円卓騎士は除く)。というか女性キャラの胸が強調されすぎでは!?(私の視線がエロいだけ???)
マシュは鎧を着ているのに身体のラインがとても綺麗。ダ・ヴィンチちゃんは二度見するほどオッパイ大きかったし、それに負けじと三蔵法師玄奘も豊かなバスト。皆さんふくよかで眼福でした……。
それに対して、ニトクリスと静謐のハサンの2人は胸を隠してお腹を出す似たような服装で、これまたセクシーだった….。ごちろうさまでした。
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以降、映画本編のネタバレあり
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特異点到着と聖都脱出
第6特異点の探索開始。
砂漠を疾走する藤丸立香・マシュ・ダヴィンチ。
そして早速、Dr.ロマンからの状況説明!
エルサレムの状況を観客の私も把握。
円卓の騎士が聖杯を手にしているという説明の中でDr.ロマンが「聖杯は常に敗者が手にしてきた」と言っていて、FGOの物語ではそうなんだなぁと。本来は勝者が手にするものなので、面白いです。
「ブリーフィングは現地入りする前にカルデアで行った方が作戦上安全なのでは?」と思ったけど、劇場の皆さんにも説明しないとですからね。
なんやかんやで聖都到着。
ベディヴィエール卿とダ・ヴィンチがアーラシュから聖都の情報を入手。
どうやら、周辺の都市が一夜にして消滅し砂漠に飲み込まれて難民が発生。聖都を築いた円卓騎士らが新月の晩にだけ難民受け入れを行っているらしい。ただし、聖都から出てきたものはいない、と。(そしてちょうど、今日が新月というお決まりの展開)
路地で出会った難民の親子に携行食を分ける藤丸立香。
どこまでも優しい青年なのだなぁと思う一方で、「この子だけを特別扱いして良いのか?」という感情が払えないのは私の心が汚れているから。
夜を待っていざ、聖都城内へ。
汚れのない心を持つ難民だけが入城を許可され、残された多くの難民は聖伐と称して皆殺しにされる残酷な仕打ち。
人々を助けようと戦う藤丸立香とマシュ。2人に迫るガウェイン卿の刃を前に、傍観を決めていたベディヴィエール卿が助太刀に入り、アーラシュの援護を受けながら、生き延びた難民とともに脱出。
獅子王は、人類滅亡の危機を前に、穢れなき人間だけを集めた理想郷を作った上で、人類存続を託そうという計画のよう。「ノアの方舟」とか「人類補完計画」的な感じだということ。
正直、私が最初にアーラシュの話を聞いた時点では「難民を捕えて魔力源にでもしているのかな?」と思ったので、それよりは納得できる大義かなぁと思いました。
そして、聖徒脱出。
「太陽王の領地」を目指して進軍する藤丸らと難民たち。彼らを追撃するために獅子王が差し向けたランスロット卿による攻撃が炸裂する。
そんな中、ダ・ヴィンチちゃんの一手。
自己犠牲をいとわずにランスロット卿へと突撃し、藤丸らの逃げる時間を作った偉大な最期。
私はすでにTVアニメ『FGO7章 バビロニア』を見て、そこにダ・ヴィンチちゃんが登場することを知っているのであまり深い悲しみとか感動には沈みませんでした。
一緒に見た原作プレイヤーの友達曰く、ゲームのほうではダ・ヴィンチが消滅した上にカルデアの待機画面?からも消失して「本当に死んだと思った」と言っていました。やっぱり、原作プレイと未プレイとでは物語の厚みが違いますね。
砂漠での野営の夜。
マシュが円卓の騎士たちの虐殺を目撃しながらも「悪者だとはわかるけど憎めない」という台詞を発していて、そのあたり、心の方で感覚が働いているのだなぁと。
太陽王の王都と山の民
いざ、向かうは太陽王の領地。
先の見えぬ砂山に足を止めかけたその時───現れたのは巨大なスフィンクスと、それに連なる太陽王臣下の兵士、そしてサーヴァントのニトクリス。
ニトクリス、ちょっと抜けてて可愛い(笑)
難民を都に連れて行ってくれるとのことで一安心。でも、砂漠を歩くんですね。スフィンクスの背中とかに乗ればすぐなのに。兵隊も大変だなぁと思った砂漠の行軍でした。
太陽王オジマンディアスの王都。
「領域ごと召喚された」というのが凄いし、「古代エジプトの恵みがすべて集まる土地」という説明に対しても感嘆。ラムセス2世のピラミッドとか巨像とか精巧に描かれているし、見ごたえある街でした!(ピラミッドは墓所ではなく居城という解釈なんですね)
太陽王はオレ様系。
うん、これは見た目から予想していた通り。でも、きちんと寛大な心も持ち合わせているのが王の器とやらですか。というか、ギルガメッシュもだけど、中央の王様ってみんなこんな性格なの?
しかもどうやら、太陽王が聖杯を持っていると。
?? 藤丸くん達が探している聖杯は、獅子王のいる聖都にあるんじゃなくて太陽王が持っているわけですよね? ということは、なんで聖都の獅子王を倒そうとしているんだっけ?(ちょっとここで混乱しながらも、話の展開に飲まれました笑)
太陽王から三蔵法師玄奘を借り受け、領域外へ。
ここで難民たちも後を付いてきたのが個人的にはちょっと感動したポイント
正直、そもそも彼らは非戦闘員だし、しかも老人か子供だけだから足手まといにしかならない存在。でも、「家族を殺された怒り」を絶やさずに歩いてきた事実がとても良い!
そこで思いがけぬ発見。
難民の少年が騎士に殺された母から手渡されたペンダントを受け取った藤丸が、太陽に透かすと見えた地図。いざ、指し示す先へ!
(ここはご都合主義すぎるなぁと少し幻滅。なぜ一般民の母親が持っていたのか? なぜ母親自身が直接、山の隠れ家に向かわずに聖都に向かったのか? とか疑問がいくつか。)
歩き歩いて、山の民の隠れ村。
東の村を守る呪腕のハサンに迎え入れられ、アーラシュとも再会。
聖都への攻撃を決めたハサン。彼らが考える作戦は、山頂の霊廟に眠るハサン一派の始祖「山の翁」の力を借りること。
「山の翁」のことは知っていましたけど、そういう設定だとは知らなかったので、ここは純粋に興味深かったです。
戦闘と宝具と最期
聖都攻撃への心が決まった矢先。
西の村が襲撃され、静謐のハサンが連れ去られる。
藤丸を筆頭に救出部隊を組織して、聖都へ。
仲間を助けるという点は理解できる。
けど、たった一人だけの仲間を助けるために、少人数で聖都を襲うのは無謀だと思うし、そんな感情的に動いていいものだろうか? そもそも暗殺教団なら、仲間の犠牲を無視してでも目的遂行を優先するものでは? 下手に聖都に乗り込むより、慎重に事を運んだほうが成功率高そうだけど……。
そんな心配をよそに、聖都の牢獄へ。
捕縛された静謐のハサンを無事に救出。
思わぬハプニング!
私が「あっ!キスした!!/////」とかバカみたいに喜んでいいたら、どうやら場違いな雰囲気(笑) なるほど毒があるのですね……。でも藤丸くんは毒耐性があるのですね…..。
聖都脱出のための戦闘。
立ちふさがるアグラヴェイン卿。
容赦なしのモードレット卿。
ベディヴィエール卿が振るう右腕。
このシーンの戦闘は格好良かったです!
特に三蔵法師玄奘の嬉々としたバトルと、分身を取り出して戦う時の躍動感がとても良かった! 「これぞFateだよな~」と。
場所は変わり、西の村へ帰還。
山の民討伐に遠征していたランスロット卿とトリスタン卿の騎士団によって焼かれる村と殺される村民。
盲目のトリスタン卿が放つ矢を前に、盾を振るって防ぐマシュ。村の上空に迫る獅子王の宝具「ロンゴミニアド」に対して、一矢報いようと決死の矢を放つアーラシュ。
ロンゴミニアドはあまりにもスケールが大きくて拍子抜けしました…..。でも、堂々として美しくて嫌いじゃない!!
そんなこんなで前編終了。
次ぐは後編「Paladin; Agateram」へ。
そんな感じで、映画『FGO6』の感想でした!
後編「Paladin; Agateram」は、2021年春公開とか!
どーでもいいですけど、第6章「キャメロット」も、第7章「バビロニア」も、どちらも中東の砂漠地帯が舞台なんですね。そこでしっかり差別化した物語を展開していることが凄いです。
今回、前編を見終わったので、だいぶ前に購入した『FGO material』をきちんと読みます。とはいえ後編のネタバレも心配なので、まずは前編で離脱したサーヴァントたちのページからですね。
また、来場者特典をいただきました!
2週目の来場者特典は、イラスト&テキストカードVol.2「兄と妹」というものだそう。ちょっと性別と兄妹関係が原典と違いますが、ガウェイン卿と妹?弟?のガレスのショートエピソードです。
読んでくださり、
ありがとうございます!
これからもよろしくお願いします!