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【映画】アイアムアヒーロー

2016年5月2日
【評価:3.5/5.0】
 
【一言】
ヤバい、こりゃ肉料理が食べられなくなるわ。
トラウマ級のグロさ。
絶叫、いや悶絶する怖さ。
 
『ようこそ。絶叫のZQNパニックへ。』
アイアムアヒーロー
 

【STORY】

ある日の首都圏。日常が崩壊する。突如として謎の伝染病が大流行しウイルスの感染者=ZQNは人格崩壊・心肺停止の生きた屍となった。ZQNに噛まれた者は即感染。
 
 売れないダメ漫画家の鈴木英雄は逃げる途中で出会った少女と共に、唯一の避難場所と噂される富士山を目指す・・・。

 
 

【詳細】

監督:佐藤信介
制作:東宝映画
原作:花沢健吾「アイアムアヒーロー」
配給:東宝
上映時間:127分
日本公開:2016年4月23日

 
 
 

【感想】


 グロい、グロい、グロい!とにかくグロい、キモイ、怖い。ある程度グロさには耐性あると思っていたけど今作は凄かった。思いっきりスプラッター!

 
 主演の大泉洋がハマり役!かなり良い演技をしてましたね。一方でヒロインは有村架純の必要はなかったかと。
 ただストーリーとしてはもう少し欲しかった。まぁ原作が未完結ということなのでしょうがないかな?あとは伏線とか単語とかの説明も足りなかったですね。でも人の名前とかが少なくて観やすかったですよ。アニメ化して欲しいです。
 
 数年ぶりに観た邦画ということになりますが結構レベル高かったです。今作のゾンビという部分に至っては米国を凌ぐほど。
 ゾンビというとやはり米国だけれども、本作は上手く日本人の恐怖似合ったようにカスタムしていて良かったです。
 米国のはどこか他人事というか”映画”として観られるけど、今作は日本ということで怖さがより身近に感じられました。
 
 レビューをナメてました。「心臓弱い方は注意」とかってあったけど本当にその通り。
 
 
 
 

 良いですか?これは本当にグロいです。グロくて、怖くて、恐ろしいです。いくつ目を覆いたくなるシーンがあったことか……。「あっ!」って声を何度あげたことか……。
 同じスクリーンで観た人たちがみんな声をあげて怖がってくれたので、自分も声を出したりして楽しめました(笑)
 
 さて、話を戻しましょう。描写を全く妥協していなかったのでグロ描写が山ほど。下手したらゾンビ映画の大御所「バイオハザード」よりも多いですよ。
 バットで殴ったり、トンカチで頭を叩き割ったり、車で轢いたり……。今まで日本は銃が禁止だから迫力のない映画になるって思っていたけれども、それを逆手にとってましたね。確かに日用品とかで力任せに闘うほうが血が飛び散ったり、鈍い音が響いたりと怖さが増します。
 
 あとはZQNの描写も。「バイオハザード」とか「ウォーキング・デッド」、「海外の刑事ドラマに出てくるリアルな死体 」を思い浮かべて貰えればいいんですが、それと同レベルかそれ以上。上にも書いたように殴ったりするから頭が陥没してたり、顔の半分が潰れてたりっていう描写が多かったです。

 ZQNの描写、ビジュアルについてはかなり楽しませて貰いました。(笑)
 そして銃!あの『100発ZQN撃ち』のシーンは本当に凄かった!躊躇せずに頭を吹き飛ばし、ナイフを突き立てていたし、それを映してくれてます。頭が真っ赤な霧になって吹き飛ぶシーンは必見!他の人の行動も好きでしたよ(そのシーン)

 
 

 今回、主演の大泉洋がハマり役でしたね!あの無力で妄想癖のダメ人間役を見事に演じていました! (NHKの朝ドラ「まれ」でもダメ父親役をやってましたがこういう役が合うんですかね?)
 また、最後の方に出てくるシーンて、足元はZQNの肉片、背景は太陽って場面で立っているシーンがめっちゃ格好良かったです!
 
 一方でヒロインは有村架純の必要ありました?別に演技が上手いとも思わなかったですし。こういうのはあまり名前の知られていないような女優さんを使った方が良いと個人的に思います。
 そう、芸人の塚地武雅が結構良い演技をしてましたね。彼もハマり役でした!


 ストーリーの部分に関しても大きな不満はないですね。まぁ原作が未完結という事もあるのでしょうがないかと。むしろあの最後はこれからを期待させ、予想させるという点で好みの終わり方です。
 
 問題は展開と内容ですかね。
 時間が少ないというのは分かりますがもう少し単語の解説をして欲しかったです。もしかしたら原作の方でもまだ説明はないのかもしれませんが、「ZQN」の名前の由来とか「富士山の情報」の詳細とか。でもこれ以外は特に気にならなかったので、上手くまとめたんじゃないかなぁと思います。
 
 展開としては前半をもう少し削って後半に回しても良かったかな?と。確かにあの平穏な日常を見せた上での衝撃はデカいですが、少し長過ぎたかなぁと。
 
 とは言ったものの、ゾンビ映画ではテンプレになっているような事をしなかったり、むしろ裏切ったり、予想外の展開にしたりと鮮やかで楽しめました!
 
 あ、そう!登場人物の名前がほとんど無いというか、出てこないので覚える必要が無く観やすかったです!


 ゾンビ映画としてはかなりの傑作。多分世界的な作品と比べても全く劣ることはないと思いますよ。
 
 上に書いたようにグロ描写はもちろんなんですが「ホラー映画」としてのゾンビ映画となってました。……というのも米国をはじめとする最近の海外ゾンビ映画は『戦闘等のアクション』を重視している様に感じます。CG等を大量に使って爽快快感の娯楽を求めるってように。もちろんそれは大好きですよ!
 
 でも今作は『恐怖を感じさせるゾンビ映画』でした。伝統的(?)な恐怖の演出をしっかりとあちこちに使い切ってたように感じました。
 詳しくは下で書きますね。

 
 
 

 今作が日本人向けのゾンビ映画だとしたら大成功です!日本人が大っ嫌いな演出や展開が盛り沢山!
 振り返ったら後ろに……、扉を開けたらそこに……、足を切っても接近してくる……、恐ろしいスピードで追いかけてくる……、何があるか分からない暗闇……、自分で自分の……、、、。
 
 って言うように急激に来る恐ろしさや、不安に駆られるような静寂、みていて不快になるような描写。こういう”怖がらせるため”の演出がありました。日本人のためのゾンビ映画ですね!
 
 あとは外国のゾンビ映画は他人事って感じがしませんか?出演しているのが外国人だし、銃を撃ちまくっているし。でも今作の舞台は日本。上述したように武器も日用品。だから妙にリアリティがあるんです。「駅のホームがZQNで溢れてたら…」とかって妄想するのも簡単ですよ♪


 邦画、いつの間にここまで進化していたんですか?
 
 ZQNパニックに陥った首都圏、交通事故の多発する高速道路、大量のZQN、ゾンビのグロ描写……。今作は洋画に引けを取らない完成度でしたよ。
 なんだろう?邦画に特徴的な心理的描写がかなり削られていたのもGoodです!
 お遊びもしっかりと。日本ならではのゾンビ達がたくさん出てきて笑いました!ここで例を挙げるのはやめておきましょう。
 
 
 

 1つ、あの暗い劇場の雰囲気の中で自分が吹き出してしまったシーンがあるんです。でも周りの人はそのギャグを理解してないから無表情。いや〜少し感じた優越感(笑)
 
 そのシーンはタクシーの中でニュースをチェックする場面。心の中でツッコミました『おい、鈴木。お前の緊急度の判断はそれかよ!』って(笑)
 ※ちなみにあのアニメは「未確認で進行形」ってアニメです(笑)
 あとは「第9地区 (洋画)かよ!」とか「ワールド・ウォーZ (ブラピ主演の洋画)かよ!」ってシーンがいくつか。

 

 最後に一言だけ。
 『マジで軽い気持ちで観に行くなよ!』
 以上!

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