※ネタバレなし。
※画像は予告映像のキャプチャです。
2016年1月8日
傷物語 I 鉄血篇
【評価:3.7/5.0】
【一言】
シャフト全開。
違和感、恐怖、そして癒し。
これが阿良々木暦の始まりか…。
【目次】
ストーリー
全ての〈物語〉シリーズの前日譚。
『傷物語』3部作の1作目。
春休み、阿良々木暦は羽川翼から一人の吸血鬼の噂を聞く。
その夜、彼は出逢う。伝説の吸血鬼であり、”怪異の王”キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードに。
血まみれで倒れていた彼女は暦に助けを懇願し…暦は…。
まばゆいほどに美しく。
血も凍るほどに恐ろしく。
四肢を失い、痛々しくも無残な伝説の吸血鬼。
阿良々木暦の地獄の春休みの幕開け―。
予告動画
作品データメモ
監督:新房昭之
制作:シャフト
原作:西尾維新『傷物語』
上映時間:60分
日本公開:2016年1月8日
公式サイト
『熱血篇』感想
『冷血篇』感想
感想
感想外観
まず、原作を読んでおらず、“何でもは知らない”私が書いているということをご承知の上で。
去年の電撃的な映画公開発表からはや公開。
いや〜でも、ここまでが長かったです…..
楽しみにしていた今作。たった60分って短いと思っていたんですが結構長い(内容と描写が…)
まず超ショッキング。最初のシーン、そして駅地下でのシーン。
あれは地上波放送は無理ですね…。スクリーンの大迫力…ぐはぁッ!
やっぱりシャフシャフしてましたね(笑)
シャフトらしい描写で楽しませてもらいました!
このアートチックな作品、作風、好きですね。
まだ今回は序章ですね。2作目『熱血篇』からバトルシーンもあるという事で楽しみです!
ショッキング
でもこの作品、いつも通り(化物語とか)だと思っているとその裏切りが凄いですよ。
いや、自分はそれが良かったですけどね。
とりあえずショッキングなシーンが2つ。
原作を読んている方ならもう想像出来ますよね。
このポスターを見て気が付きますか?この違和感に。
※思いっきりネタバレを書くので続きは一番下に。
シャフトの映像
シャフトらしさ全開、そしてアートチックな今作。
やっぱり“シャフト”好きです!
まず驚きの背景。「えっ?これって実写?写真?」っていうくらいリアル。というかリアル過ぎてむしろ違和感が。まぁ、これもシャフトの考えなんでしょうが。
だってあの海面、地下ホーム、学習塾…。いや本当に実写ですよ(笑)
そしていつも通りお遊びも。
顔が変わったり。あの自動車事故は笑いましたね〜。
それにしてもここまで動かないアニメってあります?
登場人物よりも背景や場面転換、風景のほうが動いているとか(笑)
一方で暦が走るシーン。これはもう線も輪郭もグチャグチャになって必死に走る。これはスピード感が凄かったですよ!
そして、スタッフクレジットを見て驚き。
なにせキャストが4人。
ここまでキャストが少ないアニメなんて他にありますか?
登場人物
羽川翼とのシーン、名シーンでした!
暦と翼。出会いはこうだったんですか。
このシーンは本当に面白かったです!
そしてキスショット。冷徹ゆえか、あの美しさ。あんな体になってもその威厳は保たれたまま。
また、幼児化(?)したキスショットのあの可愛さ。なでなでしてもらう時の表情…♡
暦、化物語〜とは全く違いますね。
まだあんなに格好良くないというか…。
助けを求められたあとの行動は予想外でした。まぁ、誰でもそうなりますよね。
以降、映画本編のネタバレあり
ネタバレあり感想
さぁ、ネタバレをバンバン混ぜ込みながら感想を!
まず阿良々木くんが燃えるシーン。
初っ端からこのシーンとか驚き以外の何者でもない!しかもただ燃えるんじゃなくてなんというか……怖い!
そして今作の目玉シーン。
地下ホームで暦がキスショットに出逢うシーン。…………ヤバいです。
ここは描写も、恐怖も最高!
特に四肢(両腕、両脚)を斬られたキスショットの描写が…。これはもうホラー。
しかもそのキスショットが喚いて、転げ回って、追いかけてくるシーン。怖い怖い怖い。
ということで、このブログ記事の前半で掲載した血まみれのキスショットは、「腕がない」という違和感でした。
でも、長い髪に隠れてわかりずらいですよね。
最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました!!