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アニメ映画『魔女見習いをさがして』:魔法を信じた子どもを肯定して大人に元気をくれるおジャ魔女新作!

 こんにちは!
 お元気ですか?

 11月19日に『魔女見習いをさがして』を観ました!
 とても良い映画でした! ただ、観終わってから感想を書くまで期間が空いてしまったのが残念です…。とても良い映画でした!!

アニメ映画『魔女見習いをさがして』画像

2020年11月19日鑑賞

魔女見習いをさがして
Looking for Magical-Doremi

アニメ映画『魔女見習いをさがして』画像
©東映・東映アニメーション

映画の評価
評価

3.0 / 5.0

一言コメント
  • すっっっごく元気がでる作品!
  • かつて『おジャ魔女どれみ』を見ていた子どもたち。今、頑張っている大人に向けた新作映画。
  • 力みすぎたり疲れた時に、優しく応援してくれるような魔法たっぷりでいい映画でした!

アニメとあらすじ

進路に戸惑う大学生・長瀬ソラ―名古屋
職場になじめず葛藤する帰国子女の会社員・吉月ミレ―東京
ダメ彼氏に振り回されるフリーター・川谷レイカ―尾道

年齢も性格も住んでいる場所も…なにもかもが違う三人。
しかも、それぞれ思い描く未来が見えず、人生に絶賛迷い中!
そんな彼女たちを引き合わせたのは“おジャ魔女どれみ”!?

かつて何かに夢中になったことがある人、
大人になった今でもその「好きなこと」を追い続けている人、
そしてそれを「誰かと分かち合える喜び」を知っている全ての人へ、
“ドキドキワクワク”に満ち溢れた「おジャ魔女どれみ」の新作をお届けします。
映画公式サイト|※一部略

映画『魔女見習いをさがして』予告編

監督:佐藤順一, 鎌谷悠
脚本:栗山緑
制作:東映アニメーション
音楽:水野さやか
キャスト:森川葵, 松井玲奈, 百田夏菜子 and more.
上映時間:91分
日本公開:2020年11月13日
配給:東映

映画『魔女見習いをさがして』公式サイト
おジャ魔女どれみ20周年記念作品『魔女見習いをさがして』監督:佐藤順一・鎌谷悠/脚本:栗山緑/キャラクターデザイン・総作…

感想のまえに

 『おジャ魔女どれみ』の20周年記念新作映画。
 一応、私の立ち位置というか、どんな感じで映画を観に行ったのかを書いておいたほうが良いと思ったので、メモ程度に残しておきます。



 『おジャ魔女』のTVアニメは私も見ていました。
 ────が、記憶は曖昧。

 物語の内容はほっとんど覚えてないですね。なんかカラフルで本編が騒がしかったことは強く印象に残っていますけど(笑)
 あと、どれみちゃんと主題歌、呪文が好きだったのはすごくよく覚えてます(笑)

 それから、レンタル屋でDVDを借りてシリーズを見たことは、個人的な事由もあって深く思い出に残っていたりします。

アニメ映画『魔女見習いをさがして』画像
©東映・東映アニメーション




 なので、映画を観に行く前にYoutubeで公開している第1話を見ておきましたが、やっぱり復習?予習?は大事ですね。おかげでテンションを上げて映画に臨めました!

 とまぁ、そんな感じ。
 『おジャ魔女どれみ』の新作としても見たけど、もう少し大きく広く、「子どもの頃に見ていたアニメを大人になって見る」とか、「当時好きだったファンタジーを成長してから見る」とか、そういう視点で映画を観たところが強いです。
 なので、「懐かしい!」という感想は少なめですね。

 で、めっっっっちゃいい映画でした!

おジャ魔女どれみ 第1話「私どれみ!魔女見習いになる!!」

感想あらまし

 『魔女見習いをさがして』
 まず、その物語のつくりかたに驚きました。

 主人公は「おジャ魔女を見て育ち、おジャ魔女が大好きな3人の大人」です。

 凄くないですか!?
 単なる劇中劇じゃなくて、映画を見る私たちと同じ「どれみファン」という立場でありながら、その『どれみ』の世界の中にいるという、なんと素敵な物語なのでしょう!
 これだけで夢があるし、見ていてワクワクだし、楽しいです!

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©東映・東映アニメーション




 大人が元気をもらえる作品でした。
 悩んだり、迷ったり、ちょっと頑張りすぎちゃったりしている時に、エネルギーをくれるというか、立ち止まり方を思い出させてくれるというか。

 子どもの頃の「何でもできる」なんていう感覚に出会えるし、子どもの頃にそれを手伝ってくれたキャラクターにお礼が言えて、本当に良かったです!



 そう、子どもの頃を肯定してくれる作品だと思います。
 好きだったもの、追いかけていたもの、夢中になっていたもの……そういうのが自分を作っているのだと思えるし、いざとなったら力を貸してくれるのだと、肯定してくれる感じ。

 こういうのは、”子ども”を離れた大人の今だからこそ、心に染みるし嬉しいものなのです。(少なくとも私にとっては)

アニメ映画『魔女見習いをさがして』画像
©東映・東映アニメーション




 ハッピーでラッキーな映画でした!
 やっぱりファンタジーって魅力的だし、その中でも《魔法》って素敵だなぁと思います。持ってるパワーが大きい気がします。

 確かに、やりすぎだと思うこともあったり、物語に疑問を抱いたり、ご都合主義が気になったりもありましたが、観終わった時の【いい映画だったなぁ】という感覚と、ほろりと泣けてきちゃうあたり、ですよ。

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©東映・東映アニメーション




 まさか、このとし(年/歳)になって「おジャ魔女カーニバル!!」を映画館で聴くことになるとは思わなかったし、監督は素晴らしいし、声の演技もそんなに違和感を覚えなかったし、全体的に満足度の高い作品でした!!!

映画の感想

おジャ魔女好き3人が主人公


 映画『魔女見習いをさがして』
 題名には名前が入っていませんが、『おジャ魔女どれみ』の新作です。とてもいい映画でした!

 とはいえ、『おジャ魔女』知らなくても楽しめると思いますよ。なにせ、ほとんど覚えてない私も十二分に愉しんだんですから(そりゃ知ってたらもっと楽しいけど)。

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©東映・東映アニメーション




 物語の主人公は、子どもの時に『おジャ魔女』を見て育ち、おジャ魔女ファンになり、そしていまは大人として頑張る3人です。
 大学生の長瀬ソラ、商社で働く吉月ミレ、フリーターの川谷レイカという3人の女性たち。

 この構成が凄いなって!
 だって、『おジャ魔女』映画でありながら、その映画の世界では「TVアニメとしての”おジャ魔女”」として描かれているんです。要するに『魔女見習いをさがして』という作品は、

『おジャ魔女どれみ』(1999~)
 =魔法が本当にあるファンタジー世界

『おジャ魔女』を見て育った3人が主人公の『魔女見習いをさがして』(2020)
 =『おジャ魔女』はTVアニメという設定

『おジャ魔女』と『魔女見習い』を見る私たち
 =どっちの作品もフィクションだと知る現実世界

という入れ子構造というか、劇中劇を見ていてる感じというか、ある意味ではメタ的というか、重層的にファンタジーが描かれている作品です。

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©東映・東映アニメーション




 人気コンテンツを「実はTVアニメでした」という設定で描くのって、本当に凄いと思います。しかもそれが『おジャ魔女』だから、なおさら。

 よく漫画とかでは手塚治虫みたいにネタ的にメタ要素を盛り込んだり、デッドプールみたいに完全に理解しているヤバイやつもいますけど、それを『おジャ魔女』やるところに本気度を感じます。

 しかも、大人向けの作品。
 というか、放送当時に『おジャ魔女』を見て育った世代を直球で狙った作品です。だって主人公3人はそれぞれ20歳・22歳・27歳という設定なので、1999~2003年TV放送という時期にちょうど子どもの層でしょう。

 ひとつファンタジーの壁を壊してでも、成長した大人に向けた『おジャ魔女』という作品を作りたかったのだと切に思いました!!



 『魔女見習い~』の主人公が羨ましいですね。
 だって、当時好きだった作品やキャラが生きる世界にいるという素敵な状態。
(もちろんそれを知っているのは外部から見ている私たち観測者だけですけどね。)そんな夢見たいなことを、私としては映画としてでも見られるだけで嬉しいです。

 私自身、ファンタジーとかSFが好きだったので「こんな世界だったらなぁ」とよく思ったものです。だから映画の主人公たちの気持ちに超共感するし、見ていてとても羨ましい!!

特別映像~おジャ魔女トラベル!~

大人が元気をもらえる作品!


 おジャ魔女新作の『魔女見習いをさがして』。
 とにかく本っ当に大人が元気になれる作品でした!

 悩んだり、迷ったり、壁にぶつかったり、頑張りすぎてしまっていたり、強がっていたり、忙しかったり、寂しかったり、そんなもモヤモヤの中にいる時、元気をくれる作品でした。
 元気もそうだし、エネルギーをくれるというか、ちょっと立ち止まり方とか深呼吸の仕方とかを思い出させてくれるような感じでしょうか。

 主人公の3人は、それぞれお悩み持ち。
 大学の勉強が上手くいかなかったり、仕事が順調に進まなかったり、対人関係が難しかったり。そんな彼女たちにどこまで自分を重ねるべきかは難しいですが、少なくとも水先案内人的には感じました。

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©東映・東映アニメーション




 子どもの頃の「なんでもできる」を思い出せる気がします。
 子どもの頃に抱いていた大人への憧れとか、全能感とか万能感とか、そういう心強い感覚を思い出すキッカケになって、それだけでも有り難いと思いました。それから、大切にしていた思い出とか、悲しかったこととかも。
 最近はもはや忘れかけているような気がして本当に寂しい限りです。

 加えて、そんな子どもの頃を肯定してくれる作品でもあると感じました。
 というのも、好きだったものとか、追いかけていたものとか、夢中になっていたものとか、そういう自分を形作っている色々なものを肯定してくれる感じ。本当に嬉しいですねぇ……。

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©東映・東映アニメーション




 『おジャ魔女どれみ』は魔法があるお話。
 そして、『魔女見習いをさがして』は、その魔法の話に憧れていた3人が主人公。どれみちゃんや魔法を空想の産物と片付けずに、それを肯定してくれる物語を見せてくれたというのは感謝しかないです。

 「せめて映画の中だけでも素敵な話をみたい」というと卑屈に聞こえてしまいますが、そういう幼心を大切にできる物語というのは、とても優しくて大好きです!



 やっぱり、監督の凄さなのかなぁなんて。
 監督は、佐藤順一さん。

 『おジャ魔女どれみ』の第1期を手掛けるとともに、オリジナル作品『たまゆら』や『泣きたい私は猫をかぶる』で監督を務めました。また、天野こずえさんの漫画『ARIA』や『あまんちゅ!』も監督としてアニメ化されていたり。

 単純に私が好きな作品ばかりということはあると思います(笑) でもまぁそれを差し引いても、「こども」の話を描くのがとても上手い気がするのです。それはもちろん、本作『魔女見習いをさがして』でも。

きっと、魔法に出会える物語


 「ハッピー」と「ラッキー」はどれみちゃんの台詞からなので、こう使って良いのか迷いますが、とてもいい映画でした…!!
 なんだろう、単純に見ていてワクワクするし、面白いし、それ以上に「ハッピー」とか「ラッキー」と言うしかない感じがとても大切でした。

 やっぱり、ファンタジーって素敵。
 今いる場所とはまったく違う世界が描かれるけど、そこに自分を投影できるのが良質なファンタジーな気がします。
ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』とか。そういう意味で、まさに『魔女見習い~』はその最たるもの。

 そして、《魔法》がとても素敵。
 難しくなくて、純粋でシンプルで純情な気持ちが大切だと、映画を見て改めて思ったし、それを”あんな”形で教わることになるとは。多分、この映画を観ている人はみんな、魔法の1つや2つは使えるのでは??

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©東映・東映アニメーション




 主人公3人が魔法を信じていることもだし、まったく別々だった3人が出会ったこともだし、それこそ”奇跡”みたいな偶然が描けるのがファンタジーの強さ。
 それに、この作品は『おジャ魔女』だから、ちょっとやそっとのハッピーやラッキーがまったく”クサない”のがとても嬉しかったです。

 かといって、『魔女見習い~』の世界は、『おジャ魔女』がTVアニメという設定の世界。だから魔法に頼るわけにはいかなかったり。だから、自分で頑張ったり、友達の力を頼ったり。
 そういう部分も、とても好きな作品でした。



 正直、映画の物語は「ちょっとやり過ぎじゃない」と思うこともあったり。ちょっと「え~」と思っちゃったり、若干のご都合主義が気になったり(まぁそういうものでしょうけど)。

 でも、それを踏まえても観終わった時に「いい映画だったなぁ」と思えたし、終盤にはほろりと泣きそうになったり、そんな映画でした。結局、ハッピーでラッキーなお話がとても良かった、という感想です。

ひとりと、みんなと…むずかしい


 この映画が好きだったところは、登場する人や主人公たちが、ひとりでも頑張るし、みんなでも頑張るところでした。とても心地良い感じ。

 ただ一方で、主人公3人のつながりを強く感じすぎた点はちょっと引いてしまったので、ガッカリだったり。



 まず「その人」を大事にしてくれる物語だったのが良かったなぁと。
 完全なスタンドプレーではなく、かといって団結力を強調するスポ根的な作品でもなくて。主人公それぞれが抱える悩みにきちんと向き合えた物語だったのが良かったです。

 一方で、主人公3人の”お悩み教室”と化してしまっていたというか、コンプレックスを無理やり掘り起こしているように感じる部分もあって、それは苦手でした。ここらへんはもうちょっと上手くして欲しかったなぁ……。



 それから、「私たちは仲良しこよし!」というのが押し出され過ぎていた点は見ていて悲しかったので、これまた複雑な心境。
 親しい友だちとして付き合うには最高の3人だと思うけど、それにしてはその域を超えているのではないかな、と。少し威圧的というか、主張しすぎるように感じた部分についてはう~んって。

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©東映・東映アニメーション




 もともと、『おジャ魔女どれみ』が「ひとりがあって、みんながいる」がいる感じだと思うんです。それぞれの思うところが小学生なりにきちんとあって、その上で色々と話し合いながら《MAHO堂のみんな》として頑張っているようなところ。

 一方で、今回の『魔女見習い~』は、時間の尺が限られているということもあってか、少々の強引さを否めませんでした。ちょっと無理やり感というか、主体性に欠けるというか、引っ張られている感がありました……そこがとても残念。

泣ける演出、満足度高し!


 総合的に、満足度が高い作品!
 ハッピーということもあって心は気分いいし、何より歌とか演出とか、そういうところがとても良いなぁ~と思いました。



 まず、主題歌が良いですね!

 「おジャ魔女カーニバル!!」

 まさか、この ”とし(年/歳)”になってこの曲を改めて聞けることになるとは。なんか、大人になって聞くと、また感覚が違いますね。とてもいい歌ですね!!!!!!!!
 今回の映画ではカバーver.でしたが、そのカバーもとても良かった! というか、こっちの方が好きかもしれません。いい感じ♪



 本編冒頭6分が公開されています。
 このアヴァン部分、めっちゃ好き!
 この映画は全体的にも好きですが、特に最初と最後、オープニングとエンディングがとても好きでした。

 主人公たちの紹介という部分はもちろんありますけど、それ以上に作品の位置が色々と感じられたところもとても良いです!

『魔女見習いをさがして』特別公開~本編冒頭6分アヴァン映像~


注意


以降、映画本編のネタバレあり



ネタバレ感想

「魔法」がクサくない奇跡


 3人が出逢うところが、一番好きかも。
 まさに”魔法に導かれて”と言いたくなるような偶然にばったり出逢うのは、物語の始まりには完璧だし、そのキッカケというか繋がりもいい感じ。

 「MAHO堂」のモデルになった家。
 もともと、劇中でのMAHO堂には「悩んでいる人が引き寄せられる魔法」が掛かっていたところを思うと、やっぱり主人公3人が引き寄せられたのはそれなりの理由があると”思いたい”ものです。

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 あと、その後、3人みんなが「魔法玉」を持っていたというのも、個人的にはグッときたポイント。物語的には当たり前なのかもしれませんが、こういうのって良いですよねぇ~。



 その後も、魔法はちらほら。

 特に、レイカのお父さんに会いに行く展開は、青い魔法玉が転がった先にいるというもの。面白味がないといえばそれまでだし、出来すぎだとも思うけど、なんかあの感じがむしろ好きでした。

 レイカのお父さんも、京都でのリュウイチとの出会いも、なんか「ご縁」がつながるのが魔法のような偶然というのが良いです!

上手くいかないことを抱きしめて


 登場人物はみんな、上手くいかないことばかり。
 完璧なハッピーエンドにしないところが、とてもニクいなぁ~なんて思います。


 ちょっと調整がすぎる気もしますが、やっぱり現実が完全に上手くいかないということも含めて、ファンタジーとして良い物語だと思います。

 でも、考えてみれば『おジャ魔女どれみ』の頃からそうかも。なにせ、魔法を使えるどれみちゃんが”世界一不幸な美少女”なわけですから、



 長瀬ソラ。
 教師を目指すも、自分の意思ではないと悩む彼女。さらに、教育実習で出会った子を前にして自信を失くしてしまう。

 最終的に、個性を認めながら勉強や成長に寄り添っていくということを学んだ彼女。自分が”やりたいこと”に向かって歩もうとする明るい未来が垣間見えてとても嬉しかったです。
 個人的に、私もソラさんに近い、引っ込み思案で悩むタイプなので、そういう面でも共感できたなぁなんて思います。

 一方で、彼女の恋は叶わず。
 リュウイチへの告白は本当に勇気を出したと思うし、それを口にできるようになったことが素晴らしいと思うのです。その辛さを感じることも大切なのだと。
 (正直、あの展開でカップルになったら、物語の展開がやりすぎて辟易してしまったかも)

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 吉月ミレ。
 帰国子女としてフェアトレードに尽力するも、日本の大企業商社の社内雰囲気に腹を立てる彼女。努力が報われず、嫌な上司に手柄を横取りされる状況にウンザリの様子。

 だからこそ、踏ん切りをつけた上で、MAHO堂を開くことに。
 辞表を叩きつけるという暴挙にでる!

 まぁ、彼女の場合は最初こそ理不尽な状況にあったとはいえ、魔法の力がなくてもいつかやっていそうな気がしますけどね(笑) でも、背中を押したのは3人の出会いがあったからでしょうから!

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 川谷レイカ。
 絵画修復師になりたいと思いつつも、離婚した両親やダメダメ彼氏との間で揺れる気持ちを持ちながら、日々のアルバイトに励む19歳。

 父に会い、彼氏と話をつけ、自分の夢を改めて確認したり。色々と抱えていた中でもちょっとずつ他2人の手を借りながら気持ちの整理をつけていった彼女。
 明るくて威勢がいいだけに、重たい話が出た時は身構えてしまったのが申し訳ない……。

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魔法と物語のラスト


 「魔法はみんなが持っている」

 結局、ここに落ち着くんですね。
 でも、それを望んで映画を見ていたところも大きいので、そういう結末を温かく迎えることができたのはとにかく嬉しいし、感謝でいっぱいです。

 それぞれの個性を認めて、互いが羨むようなものを持っているのだと気がつく。それってとても大切なものだと思います。それを改めて教えてくれたのが、この『魔女見習いをさがして』という作品の一番大切にしたいところかもしれません。



 京都の公園。
 「どれみちゃんにお礼が言いたい」

 これは本当に泣けた……。
 そうやって、キャラクターにお礼をいう機会を持つことができたということが嬉しいし、羨ましいし、とても大切にしたいです。

 月が明るく光って。
 結局、どれみちゃんには会えなかったけど、みんなで魔法玉をかかげて感謝の言葉を口にしたことがとても大切なのだと思います!!!

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 MAHO堂をつくった3人。
 場所を決める時に「もしかして~」なんて言っていましたけど、鑑賞中の私も一緒になって「あっ」っと思っていたので、単純ですね(笑)

 新装開店のMAHO堂。
 そこにどれみちゃん達が出てくるという演出はとても良かったし、さらに子どもの頃の3人が仲間入りしているというのが泣けました…….


 ということで、『魔女見習いをさがして』の感想でした!
 感想を書くのが遅くなってしまったし、個人的にはあまり上手く感想を書けなかった気がするのが残念です…….。

読んでくださり、
ありがとうございます!
これからもよろしくお願いします!

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