※ネタバレなし。
※画像は予告映像のキャプチャです。
2016年8月19日
傷物語 Ⅱ 熱血篇<
【評価:4.8/5.0】
【一言】
委員長ちゃんのパンツで構成されています
【目次】
ストーリー
高校2年の春休み。地下鉄のホームで阿良々木暦が目にしたのは、四肢を失くした美しく女性。
彼女こそ怪異の王にして最強の怪異であり「怪異殺し」の異名を持つ “ 鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼 ” 、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードであった。
彼女を救うため自らの血を差し出した暦は彼女の眷属として吸血鬼化してしまう。人間に戻る方法はただ一つ。吸血鬼ハンターに奪われた四肢を取り戻す事だった。怪異の専門家である忍野メメの助言を受けて彼の戦いが始まった。
以上、前作「鉄血篇」
以下、今作「熱血篇」
暦の前に立ちはだかるのは3人の吸血鬼ハンター。巨漢の吸血鬼、ドラマツルギー。巨大な十字架を操る半吸血鬼のエピソード。寡黙な人間ギロチンカッター。
果たして勝負やいかに・・・?
予告動画
作品データメモ
監督:新房昭之
制作:シャフト
原作:西尾維新『傷物語』
配給:東宝映像事業部
上映時間:69分
日本公開:2016年8月19日
公式サイト
『傷物語Ⅰ 鉄血篇』感想
『傷物語Ⅲ 冷血篇』感想
以降、映画本編のネタバレあり
感想
感想外観
ヤバイよ、ヤバイよ!(@@;)
めっちゃ面白い!!これが60分だとは到底信じられない。ギュッと詰め込んであるし、「物語」の面白さも、『傷物語』のバトルも、シャフト描写も、キャラも、羽川も…………全部詰め込まれていた!
まず、「またかよ…」って一言が劇中で漏れそうになりました(笑) だってまた腕が千切れてのたうち回るんですもん!
そして羽川。なんていうか…興奮したw 羽川の優しさとか頭の良さとかも出ているけれど、それ以上にエロかった…(笑)
もちろんバトルシーンは目を見張るような凄さだったけど、それ以上に今回は羽川と暦のやり取りが面白かったです!(こういうのはやっぱり「物語シリーズ」なんだなぁ。)
シャフト描写も健在。最初とか思わず声を上げてツッコミそうになりました(笑)
ってか、上映前のあの重大情報発表はなに?マジかよ!(詳しくは下で。) 来場者特典の「混物語」もゲット。
圧巻のバトルシーン
……というか、バトルなんてものじゃないです。一方的に暦がヤラれるだけ(笑)。腕を切られて、殴られて、叩きつけられて、十字架を当てられて……。
悲鳴をあげて逃げる暦。そう、暦の逃げ方の描写が凄い好きです(笑) 他のどんなアニメよりも“必死”で逃げているので。
最初に暦の腕が切られて宙に舞ったとき、「あ、またか。この作品は腕を切るのが好きだな笑」ってニヤリ。
暦と羽川の“楽しい”お喋り
前作「鉄血篇」ではあまり見られなかった雑談のシーン。今回はこれが多かったです!やっぱり「物語シリーズ」といったらお喋りがなくちゃ!(≧∇≦)b
とは言え、内容は相当でしたね(笑) 楽しくお喋りしてたかと思うと険悪な雰囲気になり、いきなりエロ話かと思ったらラブラブトーク…。
暦がキツイことを言って「あ、こりゃ嫌な雰囲気になるな〜」って思っているとすぐにギャクが挿入されるんですよ。これが何とも形容し難い雰囲気を醸し出すんですねぇ〜。
そして、連作なので当たり前ですが前作からの繋がりが多いので、見る方は復習しておくといいですよ!
委員長ちゃんのパンツ
さぁ、お待ちかねのパンツトークです(笑) 最初に書いたように第二部の「熱血篇」は7割が委員長ちゃんこと羽川翼のパンツで構成されていると言っていいでしょう。
化物語で顕になり、「鉄血篇」でもお姿をお現しになった彼女のパンツ。しかも今回は3回見れますよぉぉ!!( ゚∀゚)・∵.グハッ!!(ヤバい、変態みたいだ笑)
バサ姉、結構肉食系なんですね(笑) 今回はそうとうガツガツ行きます!ただ化物語とかの羽川はなんだか生気が無いというか、人形みたいだったので生き生きしているこっちの方が好き!
主人公、阿良々木暦
「傷物語」の小説のキャッチコピーを知ってますか?『青春は、「いたみ」なしでは過ごせない。』………いやいや彼の場合はレベルが違うって(笑)
見ていて痛々しい傷を負うのはもちろんなんですが、その描写と加えて声が凄い。見るも無残な傷。気持ちのいいくらいにスパッと飛ぶ腕、腹から飛び出す腸 etc。 そして声というか悲鳴。この悲鳴をよく出してますね神谷さんは。
そうそう、彼に関して大好きなのは「エロ本の流れ」。傷物語や終物語(確か)でもそうでしたがテンプレ過ぎます(笑) エロ本を本屋で買う➔羽川翼や臥煙さんに似ている➔案の定本人にバレるw 凄くgood!
キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード
今回の事件の原因となった彼女。個人的にはあの和風の古めかしい喋り方が大好きです。
「鉄血篇」で四肢を奪われ、体力温存のため幼女の姿になっていた彼女。今回は、手足を取り戻す度に能力を取り戻し姿も段々と成長(?)していきます
(以下は小説での表現)
①四肢を奪われた後
十歳くらいの女の子の姿
⬇
②右脚奪取後
十二歳くらいの女の子の姿
⬇
③左脚奪取後
十七歳
⬇
④両腕奪取後
二十七歳 (完全体)
⬇
⑤傷物語のラスト
八歳の金髪少女(今となっては通常の姿=化物語等)
ポスターの姿は②の状態ですね。さて、問題は何番が一番好きかってこと。(あくまでキスショットに限りますよ)
個人的には①と②、④と⑤が好きですね(笑)
①はとにかく幼い可愛さ抜群。頭撫でられていたシーンとか最高!
②はめちゃくちゃ綺麗で美しかったです。透き通るような真っ白い肌と髪、細い腕そしてレース調の肌着!
④は強い、大人の魅力がプンプン。あの強い目つきがポイントかな〜と。
⑤は不可抗力。TVアニメ何十話分もあの可愛い姿を魅せられたら惚れるしかない。
それから今回はキスショットのサービスショット&シーンも満載。いや〜エロかった、綺麗だった…。(ま、ここでは書きませんけど。)
あ、そうそう。眠っているキスショットがめちゃくちゃ可愛い。
シャフトの描写
「物語シリーズ」におけるシャフトの描写の代名詞は旧字体の羅列&フラッシュカット。ただでさえ難しいのに今回またやりました…。とうとうモールス信号を使い始めました(笑) まぁ冒頭だけだったですが。心の中で「これに至っては誰も読めねぇよ!」とツッコんだのは言うまでもなく。
あと驚いたのは暦の通う直江津高校ですかね。TV番と違って新しいデザインなのですが、高校生陸上部員ならすぐ分かります!…あの憧れのブルータータン、駒沢競技場&オリンピック公園でした!
今回も笑ってしまった…。スタッフクレジット、あれはギャクなんですか?たった7人。あっという間にスクリーンから消えていきます(笑)
声
キスショットを演じているんですが、その演技が本当に凄い!演じているのは一人のキャラですが、声の使い分けが巧み。
上にも書いたように同じキャラとは言え年齢が全く違うシーンを見事に演じ分けていました! 幼さとあどけなさの残る幼女口調、ハキハキとした少女口調、厚みのある大人口調…。
他の作品でも自分の好きなキャラをたくさん演じられていて、しかも演技が素晴らしくうまい、好きな声優さんの一人です!
そう、声優といえばギロチンカッターの声。大塚明夫さんなんですがあの独特の低さ。洋画俳優のS・セガールまんまです(笑)
鉄血篇の復習鑑賞
「熱血篇」を見る前に前回の復習として「鉄血篇」をレンタルして見たんです。時間もないので居間でご飯を食べながら……。
見た人は予想つきますよね?案の定「これ、食事中に見るモノじゃないでしょ」と(笑)
そりゃそうです。冒頭から主人公が火だるまになって断末魔の悲鳴をあげ、中盤では両手足の切り落とされた女性が狂ったように叫ぶわけだから。自分だって恐怖を覚えましたからね。
で、今回もキャラクターコメンタリーがついてました!副音声に切り替えると登場キャラが裏トークしているっていうヤツ。………めっちゃ面白い!!!やっぱり西尾さんは天才だって思いますよ(笑)
特に前半の忍野メメとキスショットの掛け合いが最高!爆笑&抱腹絶倒です! それから、中盤に坂本真綾さんの演技が素晴らしいなぁ〜って思わせるセリフがありました。
その他復習鑑賞
今回、吸血鬼ハンターのエピソードが登場ということでTVシリーズの方で彼が出てきた話を見ておくことにしたんです。……これが大正解!! その話を見て、傷物語を見た事で一期に時系列が整理されました!
まず『終物語』。ここで彼の「お前にとっちゃ馴染みのある場所だよ。俺にとっては因縁の場所って感じだが。私立直江津高校のグラウンドだ。」ってセリフが。
また、『猫物語 白』では羽川に向かって「この間俺にぶっ殺されかけた奴だよな?ちょーウケる」というセリフが。
なるほど、この2つのシーンは傷物語からのセリフだったんですね。しかもエピソードのあのチャラさの理由(?)もキスショットが傷物語で言ってましたし。
最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました!!