※ネタバレなし。
※画像は予告映像のキャプチャです。
2019年3月8日鑑賞
スパイダーマン: スパイダーバース
Spider-Man: Into the Spider-Verse
【評価:4.5/5.0】
【一言】
見事な映像表現の世界へ!
「アニメ」というメディアを活かし、アメコミ調を随所に散りばめた見ごたえあるアニメーション映画になっていた!
「街を守る隣人」たるスパイダーマンらしい、ポップでカラフルでノリの良いコミカルな展開と、「マルチバース」から集合した個性豊かなキャラが最高!
【Twitter140文字感想】
【 #スパイダーバース 】
マルチバースからスパイディ大集合🕸️
個性と特徴活かした活躍描写が最高🕷️ポップに跳ね、カラフルに踊る映像!
まるでスプレーアートやコラージュ写真!“仲間”と一緒に悪役を倒す!
パンチして「BOOOM!!」
アメコミ風の派手な演出が楽しい!豪華声優陣の吹替も完璧! pic.twitter.com/6ZOcdbYD6e
— ArA-1 (@1_ARA_1) 2019年3月9日
感想
感想外観
『スパイダーマン』のアニメ映画!
本当に素晴らしい映像が次々に映し出されて、マジ最高でした!
ファンにはたまらない映像と内容のオンパレードで、とても楽しかったです!
あ、一応宣言しておきますが、私は「にわか」なので。実写映画化されたスパイディ程度しか知らないので、あしからず。
本編映像<マイルス・モラレス編>
やはり、誰しもが目を奪われるのは、その映像!
ポップでカラフルなアニメーションが最高でした!
「アニメ」という点を上手く活かし、コマ割りをしたり吹き出しを使用したり、パンチ音等の効果音を文字で演出したり……「アメコミ」をフィーチャリングした映像がとても良かったです!
登場するキャラクターが皆んな大好き!
「スパイダーバース」と銘打たれているように、平行世界からスパイディ達が大集合する本作では、様々な彼ら/彼女らを観ることができ、本当に楽しいです!
どのキャラクターも魅力的で、皆んな大好きですが、中でもグウェンの可愛さにはメロメロです!(笑)
物語は・・・・・・良くも悪くも。
実写映画版しか知りませんが、スパイディは「何かを守るため」に戦ってて、その「何か」って凄く分かりやすいものだと思います。でも、本作はその「何か」が曖昧になり、「皆んなが集まる楽しい映画」という印象が拭えなかったです。
「黒人初のスパイディ」という宣伝や評判を聞くことが多かったのですが、本編を観た感じではその部分が特段強調されているとも感じませんでした。
スパイディ作品のメッセージは単純明快だから好き!
本作でも、「愛」とか「仲間」とか「友達」とか……etc. と色々なメッセージが登場します。
主人公が少年だからか、少年少女向けの漫画が原作だからか、そのメッセージっが非常にシンプルだし真っ直ぐだから好きです!
今回は吹き替え版でみました。
可能なら「字幕版3D」で鑑賞したかったのですが、上映劇場がIMAX等に限定されており、仕方なく「2D吹き替え版」で鑑賞。
もともと心配はしていなかったものの、声優さん最高でした!
小野賢章/悠木碧/宮野真守/大塚明夫/中村悠一……さん方と、日本のアニメ作品で主役を何役も務められているベテランさん方で、とってもお上手!
ポップでカラフルなアニメーション!
予告映像や公開されている本編映像等、放送中のCM等でも確認できますが、とにかくアニメーションの映像が凄い!
とってもポップに飛び跳ねているし、スプレーアートのようにカラフルだし、アメコミのように賑やかな画面で、何もかも本当に凄かったです!
まずは、「アニメ」という表現を最大限に活かした、アメコミらしい表現についてから。 本編のほぼ全編に渡って、アメコミやその他漫画作品に登場するような表現が随所に散りばめられていました。
もちろん全部は書きませんが、例えば、スクリーンに投影される映像を「コマ割り」して場面描写を行ったり、登場人物の台詞や心の声を「吹き出し」として表現したり、パンチや爆発等の効果音を「テロップ(?)風」にしたり。
スパイディの持つ特殊能力「スパイダーセンス」の表現を、秀逸に漫画通りに視覚化した点もとっても良かった!
まさに「アメコミが動いている」という感覚そのままで、とても楽しかったです! 日本ではTVアニメの本編やOPとかで既に多用されていますが、それとは比べ物にならないレベルでの表現でした!(これは、本国の米国人は喜ぶよ!)
そして、とてもアーティスティックでカラフルなところも最高でした!
私個人的には、むしろこっちの方が好きなポイントでした。
「マルチユニバース」の表現方法として、多数の世界やオブジェクトをコラージュしたり、物体の輪郭を何重にもするような手法がとられていました。
映画のシーンを切り取って額縁に入れれば、それだけで飾れるアート作品になりそうでした!
Art Directors Guild Nominee
画面が色鮮やかだったのも楽しかったです!
とにかく「ポップ」と「カラフル」という表現しかなかなか難しいのですが、これまたアート作品を観ているような賑やかで勢いのある画面になっていて、めっちゃ好きです!
本編映像<サブウェイ・チェイス編>
登場するスパイディ”たち”
本作の趣旨でもある、「スパイディが集合」するという部分!
もともと、スパイディの性格は「隣人」というだけあって人懐こいというか、親密度(?)的なものが高めなので、集まるほど楽しいことに!
これがアイアンマンとかだと、自尊心と自己主張がぶつかり合って大変なことになるでしょうね……。(キャプテン・アメリカとかは上手くやりそう 笑)
本編映像<スパイダーマンは1人じゃない編>
何人も、色々な種類のスパイディが登場します。
多分、映画を観るひと毎に好きなスパイディやキャラクターが違うと思います! そして、私が一番好きなのは「スパイダー・グウェン」です!
何故かって?
答えは単純、超可愛いからです! あのキュートさは絶対!
真っ白いスーツは百合の花のように綺麗だし、柔らかく軽やかな身のこなしがまた美しい! そして何より、「中の人」がめっちゃ可愛い!
彼女はかなり最近のキャラですよね。”アメコミにわか”の私でも本屋で表紙を観たり、『マーベル展』で出会ったりしているので!
本編映像<スパイダー・グウェン編>
主人公は、黒人のマイルズ。
「スパイダー・マイルズ」、彼もやっぱりいいキャラですよ!
格好いいだけじゃなくて、少年らしい「真剣さ」が随所にあふれていて本当に大好きです!
考えてみれば、「スパイダー・マン」は大人か青年しか登場してないので、(日本のアニメばかり見ているせいか、)高校生のマイルズに親近感が湧きました!
その他のスパイディも、そして敵キャラも最高!
特に後者はネタバレになるので書けませんが、本当に個性豊かなキャラクターたちばかりで、皆んな大好きです!!
本編映像<キングピン編>
”何か”が足りない物語。
「実写しか知らない」という前置きが入りますが、スパイダーマンの物語は「何か大切なものを守るため」に戦うという内容がはっきりしているように感じます。
そのヒーロー映画にとってはもちろんですが、「隣人」を名乗るスパイディにとっては特にその「何か」の存在と意味が大事だと私は思います。
それはMJかもしれないし、メイおばさんかもしれないし、親友やクラスメートや街の住人かもしれません。
しかし、本作ではその「何か」が大きく抜け落ちていたというか、曖昧だったと感じました。
ヒーロー映画の真髄であろう「正義」には必ず「守る対象」と「戦う敵」が必要で、本作においては後者は完璧でした。しかし、前者が曖昧であったために、「戦う理由」そのものも希薄化してしまっているようにすら感じました。
正直に言えば、「お仲間で集まって慰め合う」とすら感じてしまったほど。
コンセプト的にはこれで全く問題ないだろうし、観ていても楽しかったですが、根底の「何か」が欠けているだけで物語全体の印象が全く違うものに。
それから、本作は「初の黒人スパイディ」ということで大きく評価されていた評判は耳に入ってきました。
しかし、その点についても私はあまり強く感じませんでした。
アメコミが普及している米国においては衝撃的な出来事なのかもしれませんが、少なくとも本作から如実にそのコトが伝わってきたとは思いませんでした。
白人ばかりのヒーロー業界で「黒人がなる」というそれ自体が称賛すべきコトなのか、あえてアニメーション版では削ったのか、どちらにせよ、私はその部分は感じ取れませんでした。
単純だけど心に染みる、そんなスパイディが好き!
『スパイダーマン』作品が好きなのは、メッセージが分かりやすいから!
観ていて嫌な気がしないのが好きな部分だと改めて思いました。
確かに、スパイディ映画は「大切な人」が死んでしまったり、闇落ちしたりする展開が多いのは事実ですが、その反動かのように、「守るスパイディ」の存在がとても大きいなぁと。
それに、『アントマン』とか『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に通じるような明るくポップな雰囲気がたくさんなのも観ていて楽しい理由です!
本編映像<特殊能力覚醒編>
そんな『スパイダーマン』映画のメッセージは非常に真っ直ぐで分かりやすいし、それ故に心にスッと染みるような”良さ”があるなぁ~と思いました!
「愛」とか「友情」とか「仲間」とか「家族」とか。
青年が主人公であるからなのか、隣人たるヒーローだからなのか、彼らが描き出すストーリーっていつもシンプルでありながら、グッと胸に響くものがあるということは、本作でも変わらず素晴らしい部分です!
吹替版は文句なしの完成度!
本作は「2D吹替版」で観ました。
どうやら、「3D字幕版」はIMAX等の限られた劇場でしか公開されていないそうで、最初は少しガッカリしましたが、大丈夫!
正直、洋画の吹き替えは酷いものも多いので、超心配していたのですが……キャストを観た瞬間に安心しましたよ!
今回、吹き替えを務めるのは日本を誇るベテランと信頼の声優さん方!!
私自身がアニメーションが好きということもあり、皆さんアニメ作品の主役を何度も演じられてるだけに、今回はむしろ吹替版を楽しみにしていた部分もあったりして!!!
以下、キャスト名だけ挙げます。(キャラ名だとネタバレの可能性も否めませんからね)
・小野賢章:芥川龍之介『文豪ストレイドッグス』
・悠木碧:鹿目まどか『魔法少女まどか☆マギカ』
・宮野真守:岡部倫太郎『シュタインズ・ゲート』
・大塚明夫:バトー『攻殻機動隊SAC』
・高橋李依:エミリア『Re:ゼロから始める異世界生活』
・坂本真綾:忍野忍『<物語>シリーズ』
︙
(敬称略)
と、とにかく豪華!
むしろ、この共演を観られるだけでも感謝では!?
もちろん、クソ芸人の演技と違い、さすがプロ、役以上にはまり役でした!
スパイダーバース特別授業~小野くんと悠木さんと宮野先生!~
それから、日本吹替版の主題歌も最高でした!
担当したのは、「TK from 凛として時雨」。これもまたアニメ主題歌を担当されていて、『PSYCHO-PASS』とか『東京グール』とか!
AKBとか乃木坂とかが歌うクソみたいな主題歌と違って、歌詞の1つ1つがしっかりと映画作品に根ざしたものになっていて、大満足でした!
この吹替えや主題歌はやはり配給会社の違いでしょうか?
ディズニーとかユニバーサル作品は芸人やアイドル歌手が起用されるイメージが多いですが、ソニー配給の作品はそうでもない!?
TK from 凛として時雨 『P.S. RED I』
アクションシーンは見応えたっぷり!
さすがアメコミ、アクションは最高ですね!
まず、なによりも、「能力の魅せ方」が最高ですよ!
スパイダーマンといえば「糸を出す」のが一番の能力で、その糸の使い方で様々なアクロバティックなアクションを披露してくれるわけです!
惜しみなく繰り出される糸と、レパートリー沢山の戦い方は、観ていて一向に飽きることないし、楽しいです!
Another, Another Dimension
それから、最初の感想で書いたように、「アニメ」だからこその表現がアクションを盛り上げていました!
パンチの瞬間に「Booom」と効果音が文字で現れたり、「Woooooooo」と叫び声が現れたり、衝撃波が漫画風に描かれたり。あとは実写と違い、どんなに無茶なことをしても骨が折れたりしないのも、アニメだからこそ!
何というか……何も心配せずに、画面に構成されていくアクション・シーンを心の底から楽しめるのは、アニメならでは!!
本当は色々とシーンを挙げて語りたいものの、ネタバレになるのでここでは抑えておきます(笑)
ただ、唯一残念だったのは、「疾走感が少ない」という部分。
実写版だと、ビルから飛び降りて摩天楼を飛び抜けるときに疾走感とか足元を掬われるようなゾクゾク感を感じられたものの、アニメではその部分が一切なかったのはつまらない……(3Dで観たら変わるかも!)
冒頭9分の映像が公式で公開されています!!
First 9 Minutes of the Movie(冒頭9分映像)
以降、映画本編のネタバレあり
映画の感想
※ネタバレあり
たくさんのスパイディたち!
ただ一人でさえ楽しいのに、何人ものスパイディが登場するとか最高!
原作の『スパイダーバース』では90人近いスパイダーマンが登場するそうですが、120分の映画に収めるには、本作はちょうどいいチョイスだったと思います!
かなりバラエティに飛んだ彼ら、彼女らがとても良かったです!
一番好きなのは、グウェンです!
なぜかと言われれば、それはやっぱり可愛いから!
日本のアニメに慣れているというのも大きな要因かもしれませんが、高校生でヒーローをやっていて、少し強気で、容姿がめちゃくちゃ可愛いとなれば、これはもう「最高」以外の何者でもありません!
スパイダーマン状態の彼女も可愛いですが、やっぱり制服姿の彼女が大好き!(彼女を主人公にした『グウェンプール』という作品もあります!)
あと、スパイダーマン・ノワールも良い味だしてました!
特に、白黒を上手く用いた演出は、カラフルな作品全体の中で見事なスパイスになっていました! ルービックキューブのネタも最高!
声は大塚明夫さん。あの野太く強い声がピッタリ一致していて、大好きな声優さんだけに、超嬉しかったです!
その他のスパイディ達も最高!
ペニー・パーカーは小さく可愛い女の子!
見た目は日本のアニメ風だし、ロボット「Sp//dr」に表示される文字や記号が日本語だったりと、リスペクトしてくれていて嬉しい!
スパイダー・ハムもいいキャラ!
彼は漫画らしく、コミカルな動きと空気を読まない言動でいつも笑わせてくれました!
本編映像<ペニー・パーカー編>
Special Features Clip – “Caught In A Ham” Preview
スパイダーマン:MMの成長と覚悟
アメコミヒーローの名前は同じアルファベットと使うというのがお約束ですが、今回のマイルス・モラレスも例に漏れず!
まさに、「王道の主人公」という感じで、私は好きです!
ヒーローは誰しも様々な問題を抱えますが、彼の場合は家族の問題ですかね。
「今は選択の余地はない」という厳格な警官の父親に育てられる中で、アーロン叔父さんの自由さに憧れるように親むマイルス。
彼の言葉を借りれば「思春期」だからなのか、それとも生活環境の変化が嫌だったのか、息苦しかったのか。でも、そんな気持ちも少し分かる気がします。
さらに、本作では父親の気持ちが正直に描かれるから素晴らしいです!
「愛している」という言葉に要約された父親の心の中をドア越しに語る、後半のシーンはとても印象的で心に染みました。
それから、アーティストなところがとっても好き!
これもまた単純に私の好みですが(笑)
スプレーアートやペインティングが上手くて、「大いなる遺産」を完成させた時にはとても嬉しかったし、最後のレポート提出の表紙に写真を貼り付けたのが嬉しかったです!
スパイディは自分のスーツを自分で作るのがお決まりですが、今回のマイルスもそう! 自分で塗った黒いスーツが超クール!
そして、これは彼自身の成長と覚悟の証でもあるのだと思います。それまでは市販のコスプレ衣装で「ごっこ遊び」をしていた彼が、真剣に「守ること」を考え、その決意の現れとして、自分だけのスーツを作ったのだと思います。
本作が描く”大事なもの”
「大切なものは目に見えない」なんて有名な言葉がありますが、本作ではそれを上手く「目に見える形」にしていたと思いました!
作品によって、大切なものを「全て描く」か「観客に考えさせる」かは分かれると思いますが、本作は前者の立場で、それで正解だったと強く思います!
私が一番印象に残っているのは、「仲間」でした。
グウェンの「この痛みは私たちにしか分からない」という台詞が頭の中にいつまでも響いています。
誰か大切な人がことごとく”悪”に奪われていく中で、その辛さや悲しみを分け合える人は誰もいない。そんな正体を隠さなければならないヒーローの痛みを分け合えるのは、同じ体験をした「スパイダーマン」たちだけなのかもしれません。
いつも一人で悪に立ち向かい、陽気に倒している姿しか観ていないから、彼らの心の中にある痛みに気がつくことが出来ませんでした。それを教えてくれた映画でした。
それから、最後の言葉も力強くで大好きです。
マイルス・モラレス。
「誰にでもマスクは被れる」
このたった一言が、MARVEL作品の世界観の中ではとても重い言葉であるように感じます。誰もが様々な経験をし、誰もがヒーローになれる。そんな事を語りかけられているようでした。
そして、スタン・リー。
「困っている人がいたら、迷わず救いの手を差し伸べるのが、真のヒーローだ」
この言葉。もう、この言葉だけで感無量というか、感動の容量限界というか。これを、読めただけで、大満足でした。
先程も少し触れましたが、「家族」も。
誰よりも厳しい父親は、マイルスのことを誰より愛しているから。
多分、すぐには気づかないかもしれないけど、いつか必ずわかる時がくると思います。そんな成長の一端を最後に見れた気がして、とても嬉しくなりました!
ヴィランズとネタが最高!
ファンなら嬉しい要素が沢山で良かったです!
何度も言うように、私は「にわか」なので、お手柔らかに……。
まず、大切なヴィランズ!
『スパイダーマン』、果ては『MARVEL』を代表するような悪役たちが勢揃いで、本当に楽しかったです!
黒幕を務めるのは巨漢のキングピン、研究にはドクター・オクトパス、叔父さんが正体だったプラウダー、怪獣のようなグリーンゴブリン、蜘蛛に対し蠍のスコーピオン、灰色の怪人トゥームストーン……。
右を見ても、左を観ても、ヴィランたち!
キングピンの背景とかまでしっかり描きこまれていて素晴らしかったです!
ネタというか、ファンサービスというか?
「もう一度だけ説明するよ」と始まる『スパイダーマン』の説明では、サム・ライミ版のキスシーンをそのままアニメーションにしたり、これまでの戦いをサッと振り返るだけでも嬉しいもの!
詳しくは語られないから、初見のに人にとっては説明になるし、ファンにとってはサービスシーンになるし、いい事ずくめです!
ネタ……というか。
エンドクレジット後のシーンは、「アニメ版のパロディ」ということは分かったものの、詳細は解説ブログを観たほうが早そうだったり(笑)
物語の展開と感想
個人的には、最初の出だしから最高でした!
ソニーとマーベルの企業ロゴが投影されますが、その時点でアニメ調にしている時点で心はガッツリ掴まれました!
“I Love You, Miles”
マイルスが放射性の蜘蛛に噛まれてから。
学校で色々なものがくっついちゃうコミカルなシーンが最高に面白かったです!
グウェンの髪の毛をくっつけてしまった時は、女の子なのに可愛そうに……と。髪を引っ張っているシーンとか、観ている私も「痛い痛い痛い」と叫びそうに(笑)
マイルスとスパイダーマンの出会い。
地下鉄の下で、キングピンが行っていた量子加速器の実験場で出会った2人。この世界のスパイダーマンは結構軽めですね(笑)
そして、なんの躊躇もなくスパイダーマンを殺してしまう辺り、本当に恐ろしい物語だとゾクゾクしましたよ。
平行世界のスパイディとの出会い。
まず最初に出会ったのは、落ちぶれたピーター・B・パーカーが。彼を糸で引きずりながら町中を疾走するシーンの面白さと痛々しさが凄かったです!
そして、いざキングピンの研究所へ。
ここでもP.B.Pの活躍がヤバすぎ(笑) もはや笑わせにきているとしか思えないその行動がとにかく面白くて、笑いっぱなしでした!
森の中を糸で駆けるシーンの疾走感が凄かったし、ここで助けに入ってくれるグウェンが超絶に格好良かったです!
本編映像<ピーター・パーカー編>
メイおばさんの家へ。
地下に研究所を持っているなんて『バットマン』みたい! そしてスーツのディスプレイは『アイアンマン』みたいですね(笑)
ここで、平行世界からきたスパイディ達と集合です!
物語を飛ばし、ラスト。
量子加速器内でのスパイディ VS ヴィランズの対決は、鮮やかで激しい背景アニメーションと、ビルや車が飛び交う舞台を秀逸に活かしたバトルが繰り広げられて見応えたっぷり!
キングピンとの対決を終える直前、スパイディ嫌いだったマイルスの父親が「頑張れ!」と応援したこと、そして「この街を守ってくれた」とお礼をいったのが心の底から嬉しかったです!
素顔は隠したままだけど、マイルスも「愛してる」を言えて本当によかった! 次はマスクを外して言ってほしい!!
最高のアニメーション映画に仕上がっていました!
これまで観たことのない、まさに「新しい映像”体験”」でした!
それから、二枚綴のポストカードを来場者特典に頂きました!
最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました!!