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【映画】『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』───勧善懲悪の希薄化と『SW』らしさの形骸化

※ネタバレなし。

※画像は予告映像のキャプチャです。

2017年12月20日鑑賞

スター・ウォーズ/最後のジェダイ
(原題:Star Wars: The Last Jedi

 

 

 

【評価:3.0/5.0】

 


【一言】

物語として成功でも、映画としては失敗。

『スター・ウォーズ』の持つ爽快感や疾走感、純粋な興奮が弱まり残念。

心情や人物の内面に時間を割いていたが、あまりに抽象的で難しく、結論もまた曖昧で、理解し難かった。

旧シリーズのように、白黒ハッキリした勧善懲悪や、希望・英雄が懐かしい。


【目次】

 

 


 

 

ストーリー

 帝国軍の残党らにより新たに台頭した「ファースト・オーダー」に対し、共和国再興を信じて反抗を続けるレジスタンス。

 戦況が厳しくなる中で、伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーを最後の希望を託し、彼の捜索をレイに託す。

予告動画

高速回転で振り返る『SW/FA』1

高速回転で振り返る『SW/FA』2

高速回転で振り返る『SW/FA』3

 

 


 

 

作品データメモ

監督:ライアン・ジョンソン
製作:ルーカス・フィルム
原作:ジョージ・ルーカス
キャスト:マーク・ハミル, キャリー・フィッシャー and more.
上映時間:152分
日本公開:2017年12月15日
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ
公式サイト 

 

 


 

 

感想

[ 省略 ]
※スター・ウォーズは『SW』
※ファースト・オーダーは『FO』 

感想外観

 

ネタバレあり

 この赤枠内にはネタバレのある内容を書いています。
 読んでくださる方は、自己責任でお願いします。

ネタバレを表示

  まず、ストーリーに入る前に一つだけ。
 お前ら、今回、なんでタイトルを赤字にした??

 そりゃ、主要キャラ全員が闇堕ちするとか、反乱軍が全滅するとか、「帝国」の復活する内容とか、希望が絶望に負け、正義が悪に屈する話しなら、この赤字タイトルで良いと思いますよ。

 でも、実際の内容って別に悪が圧勝するわけでもなく、ましてやラストで新しいジェダイらしき希望まで生まれているではありませんか。

 ルーク・スカイウォーカー本人も劇中で「私は最後のジェダイじゃない」と言っていますし、さらに「今日ようやく反乱軍が立ち上がる」というような趣旨の発言もありました。

 もし、今回のこのタイトル色が単なる宣伝のためなら、マジで怒りますよ??

 これまでの伝統と伝説を背負ったタイトルを変更したんだから、それなりの理由が映画内で明かされると思ったのですが?????

http://www.icenews.is/wp-content/uploads/2014/03/star-wars.png

 以下のポスターだって、誰もダークサイドに堕ちないのに、まるでそれを示唆するかのような雰囲気じゃないですか。

 え、何? ただのファッション?? 銀河系では「ダークサイド・スタイル」とか「暗黒面系赤」が流行っているんですか???

http://starwars.disney.co.jp/content/disney/jp/starwars/movie/lastjedi/news/201700716_01/_jcr_content/par/navi_vertical_child/navi_vertical_child_par/image_only/image.img.jpg/1500160154791.jpg

 あと、いざ映画が始まってみれば普通じゃないですか。
 今まで通りの黄色いタイトルとファンファーレ。(そりゃ嬉しいけど 笑)

 一体、なんで赤色にしたんですか?? ぜひ、理由を教えてほしいです。

 前作『SW/フォースの覚醒』がとても良かったから期待していたけれど、いざ観てみたら残念な作品でした。

 まず全体的な方向性として、主人公らの心情面や葛藤などを中心に描かれており、「宇宙戦争」らしからぬメンタル系な物語でつまらなかったです。

 また、旧シリーズにあるような圧巻の戦闘、驚きの作戦、疾走感溢れる戦闘機バトルなどが少なく、映画としての見どころが減っていて残念。
  もちろん、無くはないですけど。

 帝国や共和国の崩壊と、ファースト・オーダーなる新興悪や微勢力の反乱軍への構図変更の結果、物語が小スケール化。

 その結果、バトル場面の低下はもちろん、白黒ハッキリした「勧善懲悪」や、「英雄」の衰退、さらに「希望」の光が弱まったのが悲しいし、寂しい。

 前作で世代交代かと思ったらまだ過去の遺物さん達は居座るし、理解不能なシーンは挿入されるし、映像の綺麗さを活かさないし、文句は沢山あります(笑)

 一方で、良かった点。
 前作同様に旧シリーズの世界観のアイテムや装飾を新しくリメイクして取り入れた点は嬉しいです。

 また、2時間半以上という長丁場でも、ダラダラとした作品にせず、たっぷり内容を詰め込んでいたのも良かったです。

 あとは、映像の一部は「見せるため」に美しい撮り方で綺麗でした!!

 

 

 

 

メンタル・ウォーズ

 壮大な世界観で繰り広げられる「宇宙戦争」を楽しみにしていたのに、描かれたのは過剰なまでの「心情・心理」。
 なんと言うか………つまらなかったです。

 旧シリーズでも心情面は描かれていました。
 フォースという力の元で、正義を護るか、悪に堕ちるかの揺れ動く心は作品の根幹部分になってすらいます。

 では、なぜ今作が嫌いなのかと言うと、非常に分かりにくいからです。
 まず揺れ動く対象が「善と悪」という単純な2局ではない点が1つ。ここに色々と加わってくるから面倒くさい……。

 そして2点目は結論が曖昧という点。これは私が感じ取れなかっただけかもしれませんが、白黒つけず、平行線で終わった印象。あと、演技が下手なのか、表情や態度に表れないのが理解の難しさを上げている気がします。

 悪口ばかりですが、心理面が描かれるのは大賛成なんですよ。それがないと『SW』は成り立たないレベルで大切な要素ですから。

 でも、それが複雑になったり、分かりにくくなる事が好きじゃないんです。

 

 

 

 

 

映画としての失敗

 最初にも書いたように、物語としては普通の作品だと思うのですが、映画として考えると微妙なんです。
 ましてや、『SW』というブランドを考慮するとなおさら。

 何が駄目なのか?
 ────それは映画としてのワクワク感が欠如している事だと思いました。

 映画って、やっぱり観て、ドキドキしたりワクワクしたりするのが醍醐味の1つだと思うんですよ。
 しかも『SW』なんて作品はワクワクに次ぐドキドキで面白い作品じゃないですか!

 正直、上述のように心理心情面を複雑に描いても、素晴しいバトルとか好奇心そそられる惑星とかが登場すれば、一気に楽しくなるんですよ。

 ちょっと大袈裟かもれませんが……。
 今作では対立軸が変化(FOvs反乱軍)した事もあり、世界観が全体的に小スケール化 & 単純化した事で、ワクワクさも大きく減少したように感じました。

 会話が多くてバトルシーンが少なかったり、作戦が単純だったり、映像映えが弱かったり。
 色々な要素が合わさって、映画全体からワクワク感を削ぎ落としていたなぁ〜と。

 

 

 

 

魅力の欠落

 何度も書いているように、作品世界観が小スケール化し、心理面に時間を割いたことで、これまでの魅力が一気に落ち込んだように思いました。
 ただ、これは作品内での時代や情勢の変化も踏まえるのでしょうが。

 一番残念だったのは「希望」が褪せていたように感じた事でしょうか。
 もちろん、劇中では何度も登場する単語ですし、反乱軍など一途に信じている人々もいます。でも、その希望がどこか絶望に近づいているような気がして………。

 また、ジェダイという「英雄」が忘れられ、廃れていくのも悲しかったです。
 しかも、“あの人” が “あんな態度” だから余計に印象悪いし!!

 さらに、明確な区切りがついた「勧善懲悪」というものが薄くなり、観ずらくなった気がしました。
 その他、爽快感とか疾走感、上記ワクワクさとかもあまり感じられませんでした。

 

 

 

 

 

音楽と映像

 まず音楽。
 やはり、映画スタートと同時に聴き覚えのあるファンファーレが高らかに鳴り響くと、ワクワクするし気持ちいいし、嬉しいです!

 また、今作では過去作で用いられたテーマ曲や印象深い音楽が、雰囲気を残しつつ上手にリメイクされており、その点も良かったです。

John Williams – Main Title and Escape

 一方の映像。
 巨大な艦隊が現れるシーンは相当な迫力ですし、爆発も派手で良いです。細かい破片や炎の勢いが繊細でした。

 また、一部のシーンでは視覚的な効果として「色」が良かったです。赤色をカラースモークのように用いたり、一瞬だけ青白い光で覆って衝撃を表したり。

 あとは、映像作品として美しい「見せ方」だったシーンが綺麗でした!!

 ただ、今作は心情描写の増加に比例して会話シーンが多く、その結果として人物を映すシーンが圧倒的に多く、映像面での美しさという観点も少なかったです。

 

 

 

 

 

良かった点

 改めて良かった点として挙げるとなると、直ぐには思いつかないんですが………。
 いや、決して無かったわけではないんですよ。

 まず旧シリーズに登場したアイテムや装飾具などを新版として装い新たに登場させたのは嬉しかったです。

 「あ〜アレをイメージしてるんだなぁ〜」とか分かるし、それが象徴的な物なら無意識的に重要性とか役割を感じ取れるので良いと思います。

 また、2時間半を超える長丁場の作品で、しかも心情描写が多いとなると危険な香り(つまらない)がしますが、全然そんなこと無かったです。

 むしろ、内容が濃いわけではないけれど、2時間半があっという間過ぎていったので、純粋に凄いと思いました。

 それから、生き物さんたちが超絶可愛かったです!!

 

 

 

 

 

その他、文句

 まず一番に思ったのは、「爺婆はさっさと去れ」です。これを言ったら元も子もないような気がしますが、旧シリーズの登場人物が長居しすぎと感じました。

 年老いてもなお作品に出演し続けるのではなく、新しい世代に引き継いで良かったんじゃないかなぁ〜と。

 それから意味不明なシーンもチラホラありました。
 具体的にはネタバレになるので言いませんが、「は?」と理解不能なシーンから「なんだこれw」と必要性を疑うシーンまで数箇所あり、困りました。

 極めつけは、絶対に必要ないであろうキャラを登場させたり、謎の死に方をさせたり、逆に無敵だったりとクオリティ面でかなり問題があったように思います。

 ここまでくると、ただの言いがかりに聞こえますが………構成的に少々面倒くさかったなぁ〜と。
 場面や人物がコロコロと切り替わるから映画を観ているときは問題ないけど、後から思い出そうとする子ゴチャゴチャに混ざってしまいます。

 

 

 


 

 

 

以降、映画本編のネタバレあり

 

 

 

 


 

 

 

ネタバレあり感想

 

序盤

 まず『ルーカス・フィルム』のロゴが静かに現れ、高らかなファンファーレとともにタイトルバック。

 そしていつも通り、映画世界観説明の文書ロールが流れます。
 やっぱり、この部分の嬉しさと興奮はヤバイです!!

 物語の始まりはレジスタンスの基地にFOが迫るところから。
 脱出をするため、敏腕パイロットのポーとBB-8が敵艦隊に単身で突撃する!

 相変わらずの操縦技術と恐れを知らぬ無鉄砲さで楽しまされます(笑) 本当に格好いいなぁ〜!

 敵艦のレーザーを破壊し、反乱軍の爆撃機が出動。あの船の形が既視感あって嬉しかったけど、次々に撃墜されて………弱い。

 たった一機だけ奇跡的に残り、さらに奇跡が重なって放出リモコンを手に入れ、奇跡的にピンポイント爆撃に成功。

 なんか、すごく出来過ぎてるし、たった一機の爆撃であれだけの破壊力を得られるものなんですかね………。

 

 

 

 

 

前半

 ルークが隠居している例の島。
 レイはルークに出逢うことが出来たが、頑なに拒むルーク。

 描かれたのは島での楽しいサバイバル生活が面白かったです。変な生き物の乳を飲んだり、小さな可愛い鳥さんたちがいたり。

 で、大きな樹木の内部にある、ジェダイ最古の書物を納めた空間にレイが引き寄せられるわけです。

 一方、FO内。
 艦船を破壊され、反乱軍を逃がしたことで最高指導者スノークは激おこ(怒)。

 艦隊司令官(?)は反乱軍の尻尾を掴んだことでその場をしのぐも、カイロ・レンは罵詈雑言を浴びせられ(笑)

 ………そしてエレベーター内でまた物に八つ当たりww ヘルメットがベイダー卿みたいになってますよ。

 反乱軍はハイパージャンプをする事で逃走成功かと安堵したのも束の間、FO艦隊が普通に追ってきたじゃありませんか。

 反乱軍に向けて攻撃を再開し、レン自ら戦闘機で攻撃。彼自身は躊躇するも、放たれたミサイルは反乱軍司令室を直撃し………。

 …………………え、え、え、レイア将軍が死んだぞ、そんな簡単に殺しちゃうのかよ!!

 …………………は、は、は??? なんで宇宙空間に放り出されたレイア将軍が生きてるんだよ!
 普通、宇宙空間に出た瞬間に水分が蒸発して凍結ミイラ状態になって身体が膨れるんじゃないんですか?

 どうやら、この宇宙空間にでた生身の人間の死に方は誤解みたいです。NASAの公式見解がありました。こちらの記事)


 奇跡的にたった一人だけ宇宙空間から生還したレイア将軍は治療室へ。
 新たに任命された紫髪臨時将軍が高らかに演説を。

 反乱軍は銀河中で抑圧されている人々にとっての消えてはならない希望の火であると。

 

 

 

 

 

中盤

 舞台はレイのいる例の島。
 ルークは師弟関係を結ぶことを拒むが、ミレニアム・ファルコン内で懐かしき友人R2-D2に出逢い、彼が店たのは若かりし頃のレイア姫のホログラム映像。

 いやぁ〜これはズルいなぁ!!嬉しいなぁ!!

 そしてレイの訓練開始。
 まずフォースとは何かを学ぶ。目を閉じ、感覚を研ぎ澄ませると見えてくるのは「バランス」。
 そして、さらに見えたのは………フォースの暗黒面。強い光には強い闇が。

 この前後、レイとカイロ・レンはフォースでお互いに繋がりあう。そう、まるで『ハリー・ポッター』のように。

 意識だけの接続なら違和感無いんだけど、実際に手を触れ合えるっていうのはどうなの………?

 反乱軍にて。
 フィンは中国系整備士とともに、FOの追跡トラッカーを切ることを思いつく。(中国市場を狙った露骨なキャスティングが見るに耐えない)

 FOのシールドを破れる人材を探して、彼らが向かったのはカジノの惑星。

 カジノの惑星。この星のモデルはローマですかね?
 ありとあらゆる種族がギャンブルに興じていて面白いし、会場を縫うようなカメラワークがとても良かった!

 運悪く逮捕されるも、運良くコード破りの名人を牢獄で発見し、レース用生物に乗って脱出! この時、レジスタンスの印が彫られた指輪を見せるのが超良い!!

 BB-8が大活躍で、可愛すぎる! 体内に溜まったコインを撃って敵をひるませ、最後には銃口(?)をフッって!!

 コード破り名人の「この銀河で金になるのは戦争」っていう真実がとても心に残った。

 こちらは例の島。
 カイロ・レンから真実を聞かされたレイ。

 だって、彼は自分から暗黒面に堕ちたのかと思ってたら、まさかルークが原因なんて! いくら強すぎるフォースとはいえ、師匠なら弟子を正しき道に導く役割あるだろ? それは単純にルークの力不足だぞ。

 そして出てきたのは我らがジェダイ・マスターのヨーダ!!
 さすがヨーダ、言う事がとても深いしいいこと言ってる。諭すような言い方なのが好きでした。

 あと、パペット人形(?)みたいに古い感じで出演させたのが超嬉しい!!

 

 

 

 

 

 

後半

 島から脱したレイはカイロ・レンを救う為に一人でFOの艦隊に乗り込む。
 脱出用ポッド(?)で上手く船の中に入るけど、あっけなく捕まりました。

 一方のフィンらもコード破り名人のお陰で難なく敵艦へ侵入。

 敵の服を着て偽装するのは頭いいし、なんの障害もなく追跡トラッカーのある部屋へ。ここで中国系整備士のネックレスを返す辺りが格好いいんだよなぁ〜!

 ……………が、作戦は読まれてて、ファズマ姉さん達に捕まる。

 時間を少し巻き戻し、反乱軍の話。
 作戦が船を捨てて逃げることだと知ったポーは怒りを向けるが、準備は着々と進んでいく。

 なんとかフィンらのために時間を稼ごうと反乱を起こす! 司令室に立て籠もるも、復活したレイア将軍のおかけで反乱失敗。

 無事、反乱軍は船を捨てて輸送船で逃げる。最後、紫髪さんが「彼のこと嫌いじゃない」と言ったの好きだなぁー!

 話をもとに戻し、捕まったレイ。

 最高指導者スノークの元に連れて行かれ、ルーク・スカイウォーカーを事を聞き出す為に拷問されるも、不屈の精神で耐える彼女。それどころか、ライトセーバーで戦おうとする勇敢さ!

 彼女の姿を見て、心揺れた(?)カイロ・レン。遂に、「やるべき事をしっかりやる」発言が飛び出す。

 そして………え、え、え、最高指導者スノークさんはあれでお亡くなりですか!? 嘘でしょ、威厳とか尊厳とか強さとかはどこに霧散したんですか?

 そりゃ確かに、ライトセーバーの使い方としては賞賛に値する素晴らしい方法ですが、殺し方としてはダサ過ぎる……。

 しかも、スノークの正体は明かされないんですか?

 で、部屋にいた赤色の鎧を纏った守護者たちとの戦い。
 まずスノーク殺されてしまったのに手出ししなかったのに対して、「お前らなんの為にいたんだよ」とツッコミたくなりますが、抑えましょう。

 で、いざ戦うんですが、「お前ら無駄な動き多すぎなくせに、弱すぎ!」とツッコミました。いや、だってクルッと回ったりジャンプしたりする必要あります?

 で、一段落してレイとカイロ・レンの会話。
 レイの両親が明かされますが、ただの、普通の人だったみたいですね。良かったです、これ以上面倒臭い構図にならなくて(笑)

 反乱軍とFO。
 輸送船の脱出に気がついたFOは直ちに攻撃目標を変更し、無慈悲にも砲撃を浴びせる。
 しかし、母船に残った紫髪の突撃により、ハイパージャンプを直撃して爆発するFO艦。
 この場面、静寂に包まれて、青白い光が満ちて綺麗だった〜!

 爆発の混乱に乗じて、捕まっていたフィンと中国系整備士も拘束を逃れる。
 ファズマ姉さんと戦うけど、彼女が弱すぎて怒りしか沸かない……。もっと強く描いてあげても良かったじゃん!!
 で、ここでもBB-8が大活躍!! 有能すぎるだろ!

 

 

 

 

終盤

 舞台は反乱軍の基地がある岩の惑星へ。
 フィンらも帰還して合流し、最終決戦の火蓋が切って落とされる!

 塹壕に反乱軍が並び、砲台を準備、古びたポッドも総動員。

 そのポッドが飛ぶシーン、真っ赤な塩を地面から巻き上げて飛ぶから、まるでカラースモークのように映り、映像的にとても美しかったです!

 FOの圧倒的な戦力に苦戦する中、現れたのはミレニアム・ファルコン!
 窮地を何度も救うファルコン、本当に格好いいです!

 チューバッカの操縦能力とレイの射撃で次々に敵を撃墜。レイの「私これ好き!」って台詞が可愛い(笑)

 岩の惑星内部に広がる赤い塩の結晶に満ちた洞窟内でのチェイスが凄かったです。やっぱりミレニアム・ファルコンの見せ場は狭い場所を高速で飛ぶことなんですね。

 敵の小型デス・スター兵器を破壊しようと、突撃するフィン。いままで逃げてきたフィンが勇気を振り絞って立ち向かう、その姿に興奮しました!

 …………で、なんで中国人のお前は邪魔するんだよ! 今は愛とか言ってる場合じゃねぇだろ! フィンを救ってお前が死ぬなら、フィンが死んだほうが数億倍価値ある死だと思うぞ!

 まぁ、小型デス・スター兵器の威力が意外と弱く、破壊されたのが扉だけで済んだので良しとしましょう。

 ヒーローは遅れてやってくる! 来たのは伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカー。堂々と敵軍の前に姿を現し、圧倒的な集中砲火を浴びるも無傷な彼。

 この時は「は? いくらなんでも無敵すぎるだろww」と思いました。

 ルークとレンが戦い、ルークがホログラム的な念力投影による姿だと判明。
 まぁそれなら死ななかったのは許せます。でも、金属の飾りをレイア姫に渡したり、ライトセーバーを操ったりしたのはどうして????

 しかも、「私は最後のジェダイではない」とタイトルを否定。

 ルークの行動に意味を見出したポー。
 キツネ的生物を追って脱出路を辿るも、なんと岩で塞がれてる! しかし、レイがフォースでどけます。

 なんか、ここのシーンの岩があまりにも丸くて軽そうで、すごく違和感を覚えました。

 そしてルークは自然消滅するかのように死亡。
 なんで消えるんですか? 寿命とか力を使い果たしたとかの死因なら良いけど、なんで身体が消えるの???

 最後に描かれたのは、この時勢でもなおジェダイとフォースの伝説を信じて、憧れを抱く一人の少年。

 あれが、新しいジェダイになるなのですね。………つまり、次作タイトルは『スター・ウォーズ9/新たなる希望Ⅱ』ですね!(笑)

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 最後まで読んでくださり、
 本当にありがとうございました!!

 

 


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