2018年12月31日訪問
『私たちは、いま!!』特別展示
ヴァイオレット・エヴァーガーデン原画展
【一言】
京都アニメーションの美麗な原画。
髪の毛を描く細い線、瞳で輝く虹彩、今にも動きそうに豊かな表情、キャラの心情を見事に醸し出す雰囲気。
本当に、価値ある展示を見ることが出来ました!
【Twitter140文字感想】
【『私たちは、いま!!』特別展示】
アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の原画展!
線がとても綺麗。
シュッと細く凛とした線が描きが出す人物がとても格好良い!表情が映す感情が凄い!
瞳とか口元から溢れ出す感情が本当に豊か!ヴァイオレットの、編み込んだ髪が大好きです! pic.twitter.com/EkxTG25k7b
— ArA-1 (@1_ARA_1) 2018年12月31日
概要&作品紹介
概要説明
第3回京アニ&Doファン感謝イベント「私たちは、いま!!」を記念し、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の特別展示開催決定!
原画や設定画が約80枚の大ボリューム!
文教堂ホビー
会場:アニメガ池袋マルイ店
会期:2018年12月8日~2019年1月27日
料金:無料
公式サイト:こちら
作品紹介&感想
感情を持たない一人の少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、戦火の中で大切な人から告げられた言葉の意味を探している。
戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙
――都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙
――飾らないありのままの恋心をつづった手紙
――去りゆく者から残される者への最期の手紙手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。
これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。
アニメ公式サイト
PV動画
監督:石立太一
制作:京都アニメーション
原作:暁佳奈「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
主題歌:TRUE「Sincerely」
キャスト:石川由依, 子安武人 and more.
話数:全13話
放送:2018年冬クール
公式サイト
少女は自動手記人形として手紙の代筆をしながら、「愛してる」の意味を探す。
彼女が綴り、京アニの美麗な映像で描かれる淡くて儚い物語は、色鮮やかな感動と感情に満ちている。
温もりに満ちた感謝、涙溢れる別れ。
心に寄り添い、手紙は想いを伝える。 pic.twitter.com/fJ5vg3ZaHJ— ArA-1 (@1_ARA_1) 2018年4月4日
とにかく本当に綺麗で、そして美しい物語でした!
まずその物語が非常に美しくて、儚くて淡くて、でも色鮮やかで感動しました。
およそ感情というモノを持ち合わせておらず、ただ戦場で命令されるがままに戦ってきた少女。彼女が「愛している」を探しながら手紙と、そして人々の“心”触れながら。段々と変わっていく姿は「成長」と呼ぶべきか「変化」と呼ぶべきか分かりませんが、良いなぁって。
そして、人の想いを伝える手紙に関わる仕事だったから、そしてヴァイオレットだったから紡げた物語だったと思います。「愛の意味」を探す彼女は、人々の想い”が詰まった胸のすぐ近くに寄り添って、依頼主と一緒に“大切な何か”を探しているようでした。
一人ひとりそれぞれの物語がある中で、ヴァイオレットはその物語の一端を代筆しながら色々なものを感じ、学んでいきます。その物語はどれもが感動的でした。
私が1番好きだったエピソードは第10話でした。不幸と幸せ、微笑みと涙、愛ゆえの嘘。隠す辛さ。成長を願う優しさが溢れていて、最後には涙を流しました。(ネタバレなので中身は伏せます)
ヴァイオレットの成長・変化がとても細かくて良かったです。
感情を持っていないような少女が、手紙を描くことで人に寄り添うことを学び、気持ちを考えることを知り、喜び・悲しみ・怒り・後悔など様々な感情に気がついていきます。感情が無かったのではなく、それを知らなかった。
そんな彼女の変化が丁寧に描かれていました。無表情だった彼女が微笑むようになり、涙をながすようになった変化は特に印象的で感動しました。
手紙というツールなのが素晴らしかったと思います。メールでなく、LINEでなく、手紙。書いている人の、送りたい人への想いが詰まった文章と紙の物語にしたことは本当に上手だと思います。
その間に入る代筆屋の仕事の大切さと繊細さがうかがえます。
だからこそ、第5話が印象的でした。恋を伝えるため、礼節整った文章を書くプロである自動手記人形を雇った依頼主に対して、ヴァイオレットは自らの手で書いた手紙を送ることを勧めます。やっぱり、伝えるなら自分の手でが1番なんだと思いました。
相変わらず京都アニメーションの作画は凄まじく綺麗で、アニメーションは驚くほど美しく、素晴らしい作品に仕上がっていました。特に光や宝石の煌めき、空気を描いたようなキラキラがとても綺麗でした。
OP:TRUE「Sincerely」
ED:茅原実里「みちしるべ」
展覧会感想
京アニのアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の原画展Part.1です!
アニメの感想は上に掲載した通りです!
美しいアニメーションと感動的な物語が本当に素晴らしくて、とても素敵な作品で、大好きです!
5分で分かる『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
京アニの作画の美しさ!
洗練された動き、圧倒的な線の細かさと多さ、構図やカメラワーク……etc.
細く美しい髪やまつげ、義手で打つタイプライター、繊細に移り変わる感情豊かな表情、戦争の描写……etc.
そのカットの場面に漂う「空気感」のようなものまでが、制作過程のエフェクト(?)のみならず、作画そのものから溢れ出ているように感じる美しさったら最高に素晴らしいですよ!
そんな美しい作品の原画展。
アニメを観て「原画を見たい!」と思ったものの、なかなか開かれず。2018年には「シャフト」や「ボンズ」、「WIT STUDIO」等の原展は開催されたものの、「京アニ」のそれは開催されず。
思い返してみれば、京アニ作品の原画展ってあまり聞かないなぁと。原画集や設定資料集などは京アニ自身が販売しているから、なおさら現実で開いてくれると嬉しいんですけどね……。
そんなこんなで、アニメ放送から早1年が経過しようというタイミングで、やっと(?)原画展が開催に!
総合商業施設(?)の中にテンポを構えるアニメ関連ショップの一角での展示だったので、決して広いわけでもないし、同時に多くの原画が展示されているわけではないですが、原画を見られただけで超嬉しいです!
原画を見てまず第一に思ったことは「線が多い!」ということ。
正直、原画の良し悪しとか素人の私にはなかなか分からないですが、それでもこの線の多さには本当に驚かされました。
やっぱり、誰よりもバイオレットなどの美しい髪に代表されますが、線1本1本が本当に細かくて丁寧で、「線だけで美しさが伝わる」ような感覚を覚えました。
あとは、自分自身がアニメのシーンや内容を知っているということもあるでしょうが、前述したように「漂う空気感」というものが彩色されていない線だけの原画から匂ってくるようでした。
背景も色もない原画から、その“空気感”を感じるという1つに表情の描写があると原画を見て思いました。
目線とか顔の傾き、瞳に映る輝きや光の粒、口の形や口角の角度、眉の動き具合とか髪の毛の乱れ具合とか……etc. キャラクターの心情を豊かに表現するような要素の1つ1つ本当に綺麗に描かれているから、その心情や雰囲気が原画という1枚の静止画であるにもかかわらず、豊かに伝わってくるのだと感じました!
ヴァイオレットちゃんの、綺麗に巻いた髪が本当に大好きです!
本当に、規模こそ小さいけれど、内容は素晴らしかったです!
会期中に原画の入れ替えがあるので、後半にも足を運べるといいのですが……。
展示の紹介
展示の紹介ということで、私が撮影した写真を掲載します!
今回は、ただ写真を貼るだけで、一枚一枚への感想を書くことはしません。
とりあえず、原画の美しさに酔いしれてください!!
※若干、色味や明度等を調整しているものがあります。
「制作風景」by 京アニ
2019年9月1日・追記。
「 id:majiuji 」様からコメントを頂き、その返信で触れた動画です。
今回の展示は「原画」という形での制作の紹介でしたが、京アニがYouTubeで公開しているこの「制作風景」という動画では、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』といい作品が完成するまでを、順を追って映像で紹介しています。
あの美しい世界が構築されていく様子も素晴らしいですし、「静止画がアニメになる」という基礎を知る上でも基調なものだと思います!
制作風景 第1弾「総作画監督」
制作風景 第2弾「動画(中割り)」
制作風景 第3弾「ペイント」
制作風景 第4弾「美術」
制作風景 第5弾「3DCG」
制作風景 第6弾「撮影」
今回の感想&レポートブログは以上になります!
本当に、ため息がでるほど美しい原画をみると、眼前にアニメが蘇ってくるようで、とても感動しました!
2018年の作品の中でも特に大好きなアニメの1つなので、こうして原画展に行くことができてよかったです!
アニメの公式ガイドブックは購入したし、原作も買って読んでしまいました。次は、2020年公開の劇場新作を待つのみです!
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン クロニクル』
素敵で美しい一冊!
作品の紹介が丁寧。
物語は第10話が大好き。
“ひとりの人間”としての登場人物説明。国や世界観の案内を見て「作品の美しさはここにもあった」と。
作品と“彼女”を考え語るインタビュー(特に監督とTRUE)が素晴らしかった! pic.twitter.com/VzitPEWRiM
— ArA-1 (@1_ARA_1) 2018年10月19日
暁佳奈『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
“殺戮道具”だった少女は戦争後、代筆業に就く。還らぬ人を待ち、“愛”を知る為に。
春夏秋冬。綺麗な言葉と美しい比喩で紡がれるのは、鮮やかで温かな時間の経過と成長の物語。
想いを言葉で綴る《手紙》を文字で読む。溢れる感情の豊かさに圧倒される。 pic.twitter.com/eHnwbaoHjl
— ArA-1 (@1_ARA_1) 2018年4月11日
最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました!!
[…] ☆ […]
> id:majiuji さん
ご返信ありがとうございます!
こちらこそ、押し付けがましく情報を投げてしまいましたが、どういたしましてです。
「作品を楽しむ」ということ、何よりも大切だと私も思います!
ありがとうございます!
id:ara-meostoさん
たくさん情報いただきありがとうございます。
早速チェックさせていただきました。violet snow素敵ですね。作画風景なども見ると複雑な気持ちも出てきてしまいますが、自分はひたすら作品を楽しませていただこうと思います。映画も楽しみです。
これからもブログ情報参考にさせていただきます!よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
> id:majiuji さん
こんにちは。
読者登録とコメントをありがとうございます!
返信が遅くなり大変申し訳ございません。
『ヴァイオレット~』は素晴らしい作品でしたよね!
TRUEさんの主題歌は作品と歌詞がマッチしていて本当に感動です。
あとは、告知CM( https://youtu.be/0CJeDetA45Q )や挿入歌で使用されている、結城アイラさんの「Violet Snow」という曲が素晴らしいです。歌の綺麗さに加えて、歌詞の日本語訳がとっても素敵です!
・日本語訳①: https://pcoroom.com/post-4818/
・日本語訳②:https://twitter.com/hidakamitali/status/954721044446588929
制作に関しては、京アニさんが「制作風景」と題した動画を投稿されていて、あの美しいアニメが出来上がる過程が分かるのでオススメです!
動画▶ https://youtu.be/gAsLPqVvLsQ
長文を失礼しました!
劇場版の公開も楽しみですね!
こんにちは、自分にとっては、最近全て観終わった作品です。まだまだ、TRUEさんの曲を聴きながら思いにひたっておりますが、原画展の内容を拝見させていただくことで、更に作品を作る上での大変さが改めて理解できました、ありがとうございました。