3月20日
東京駅から歩いて少し、「GOOD DESIGN 丸の内」で開催された本展に行ってきました!
概要
展覧会内容
今回の展示は「Gマーク大全 ─ 125のデザイン、125の物語」です。
グッドデザイン賞創設50周年を記念して2007年に刊行された「Gマーク大全」は、グッドデザイン賞の歴史を通じて日本のデザインの歴史と功績を知る書籍として、各方面より高い評価を博しました。
その発刊から10年を経て、「Gマーク大全 グッドデザイン賞の60年」を2017年11月に刊行。「125のデザイン、125の物語」として直近10年を増補しました。
本展は、この「Gマーク大全 グッドデザイン賞の60年」掲載の125点より、60点を超える歴史的受賞デザインをピックアップしご紹介します。 60年にわたるグッドデザイン賞の歩みと、これまでの社会を形づくり、これからもさらに広がるデザインの可能性の一端を展示を通してご覧いただければ幸いです。
(公式サイトより・一部改変)
今回の展覧会の中心である「グッドデザイン大全」。これはなんと無料で公開されているんですよ!!
300ページを越える本なのですが、誰もが知っている製品や商品、アイデアが満載で読まなくても眺めるだけで楽しいです!!
会期:2018.3.13~21 / 5.1~13
・展覧会公式サイト
・「Gマーク大全」紹介サイト
・「Gマーク大全」(PDFファイル)
GOOD DESIGN Marunouchi
優れたデザインの商品や作品などに贈られるグッドデザイン賞を主催する組織が運営する展示スペースです。
GOOD DESIGN Marunouchiは、公益財団法人日本デザイン振興会が主催・運営する、デザインと人、デザインと社会をつなぐコミュニケーションプラットフォームです。
身の回りや社会全体のさまざまな課題に対して、私たちはデザインを使ってどのような未来を描けるのか、気軽に参加できる展示やトークイベント、ワークショップ等を通じて、みんなで考え、実践するベースとなることを願っています。
(公式サイトより・一部改変)
この「GOOD DESIGN Marunouchi」がある「丸の内 仲通り」も2014年にグッドデザイン賞を受賞しています。
場所:丸の内 新国際ビル1F
時間:11:00~20:00
公式サイト
グッドデザイン賞
グッドデザイン賞の説明と紹介を、公式ページからの引用ではありますがしておきます。
グッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動です。1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。
グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。
(公式サイトより)
以下、「理念」と「Gマーク」の説明は公式サイトのスクショで、文字が小さいので公式サイトで読むことをオススメします。
「グッドデザイン賞」紹介ムービー
全体感想
GOOD DESIGN MARUNOUCHIに行くのはこれが二度目です。ずっと行ってみたいと思っていて、前回初めて行き、その面白さを知って、今回二度目になります。
そして、運の良いことに今回の展示はグッドデザイン賞の歴史と歩みを振り返るような内容だったので、より深くグッドデザインが知られたように思いました。
受賞作品一覧とかをみたら分かるんですが、グッドデザインって意外と沢山の製品等に毎年送られているんですよね。だから実際にどんな製品が優秀賞に輝いていたとか、大賞がなんなのかとか知りませんでした。
そして今回、1950年代からこれまでの大賞のなかから何点か展示されていたので「知ることが出来た」という点で大きな収穫があったと思います。
良かったのは、「時代の流れの中にあるグッドデザイン」というような部分が大きくクローズアップされていて、とてもわかり易かったし印象的でした。
時代の変化、人々の生活の変化、技術の変化などが展示された品々を見ることで分かるのが面白かったです。その時に必要とされている物がなんなのかが浮かび上がってくるようでした。
全体的な感想としてはこのくらいでしょうか。
あ、今回私が行った時に対応してくださったお姉さんがとっても美人さんで優しくて丁寧でした(笑)
続いて、展示された品をいくつかピックアップしながら紹介していきます。
展示作品
1950s – 1960s
1949年(昭和 24 年)、日本の輸出織物の意匠がイギリス製品を盗用しているという抗議が欧米先進国との外交問題へと発展、模倣防止のためオリジナリティのあるデザインを奨励すべきという動きが起こります。
この頃すでにイギリスではグッドデザイン商品の選定がスタート。この動きが様々な国で展開され、日本でもデザインの 国際交流や優良デザイン商品の展示の取り組みが行われるようになり、これらの動きが「グッドデザイン賞」誕生の契機となりました。
時を同じくして、1951年(昭和26年)年には松下電器産業(現・パナソニック)内にデザイン部門、1953年(昭和28年) には東京芝浦電気(現・東芝)内に意匠課が発足し、その後も様々な企業にインハウスデザインを設置する動きが広がります。
当時日本の輸出商品は「機能は同じでも高品質で低価格」という方針で市場を獲得。Gマークは「商品としてのトータルな質」 を追求し、クオリティの高い商品の基準を示すものとなっていきました。
日本経済は 1964年(昭和39年)の東京オリンピックを契機に、消費主導型の「いざなぎ景気」に突入。インフラが整備され、 車、エアコン、カラーテレビなどが広く普及。貿易収支が黒字基調へと転換し、日本は経済大国へと成長していきます。
電気釜 RC-10K
・1958
・株式会社東芝
・紹介ページ
「お釜」をモチーフにした清潔感あるこのフォルムは、商品としての成功以上に、日本人の基本である「お米を炊く」行為そのものを大きく変化させた。日本の生活環境から生まれたオリジナリティーある優れたデザインの一つである。
よく朝ドラとかで登場する炊飯器。普通に使ってますけど、考えてみれば電気でお米を炊く事自体が凄いことなわけで、確かにこれは時代の進展を象徴する商品かもしれないと思いました。
ファイル Gファイル
・1964
・株式会社キングジム
・紹介ページ
近代的な企業経営を背景に、古めかしい「帳簿」からの脱却をめざして開発された事務用ファイル。赤、緑、青の五センチ角のパターンによる背部の見出しは、利便性だけでなくオフィスに明るさをもたらした。
便利さを求めた結果生まれた商品だと思っていたの、で開発の理由が「帳簿からの脱却」という部分が意外でした。
一眼レフカメラ ニコンF
・1966
・株式会社ニコン
・紹介ページ
日本製品の優秀性を示す数々の神話を生み出した一眼レフ。直線を基本とした外観形状、明快な操作部のレイアウトは、グラフィックデザイナーの亀倉雄策氏のデザインによる。
現在ではもはや「カメラといえば日本」なんて風潮が感じられるくらいに代表的な製品になったカメラの始まりですか。純粋に格好いいし、憧れます!!
1970s – 1980s
1970 年代、オイルショックにより一時的に後退したものの、日本経済は順調な経済成長率を示し、貿易量も堅調に増加します。また、1970 年の大阪万博開催に象徴されるように、この頃の日本は国際社会への貢献が求められるようになり ました。これに伴って、経済および産業政策も、それまでの「生産第一主義、輸出貿易重点主義」から「国民生活の質的向上」へと目が向けられるようになります。
1970年代後半には社会的にも「物の豊かさ」に対して「心の豊かさ」への志向が高まり、物理的な充足による利便性の 向上だけではない、潜在的な「潤いある生活」への希求に対してどのような解を示すのかがデザインの主題となっていきます。
このような状況の中、1979年(昭和54年)に「ウォークマン」など、「ジャパンオリジナル」と呼ぶべき製品が数多く登場しています。 「心の豊かさ」にデザインの主眼を置き始めたがゆえに、世界に対して発信力の高い製品が数多く生まれた時代です。
しかし、「ジャパンオリジナル」が世界中を席巻した結果生じた貿易不均衡は、ジャパン・バッシングと呼ばれる貿易摩擦 問題となり、円高によって製造業、輸出産業は競争力が低下。80年代後半の日本は株式や不動産投機に端を発するバブル 経済状態となっていきます。
カッター万能L型
・1974
・オルファ株式会社
ハーシーのチョコレートをヒントとして発想されたといわれる「折る刃」式のカッターナイフシリーズの一つ。今では日常の生活に欠かせない道具であり、日本初の国際スタンダード商品となった。
今では刃こぼれしたら折るという当たり前のカッターの始まりです。これ、チョコレートから発想を得たんですね!
テーププーレヤーウォークマン WM-2
・1981
・ソニー株式会社
・製品公式サイト
一人のエンジニアがカセットレコーダーを改良し、ヘッドホンを付けて音楽を聴いていたことが発端。「音楽をつれて歩けること」を可能にすることによって、新たな若者文化を生み出した。本機はが外観も新しくした二世代目。ウォークマンが爆発的な人気を博すきっかけとなった。
知らない人はいないほどに有名な音楽プレーヤーの始まりです。最初は一人の個人的な使い方が世界的な商品になったわけですよね…….。
小型乗用車ホンダ シビック 25i 3ドアハッチバック
・1984
・本田技研工業株式会社
・紹介ページ
アメリカ車でもヨーロッパ車でもない「日本の車」を目指して意欲的にデザインされたコンパクトカー。室内空間は広く、エンジン・サスペンションなどのメカニズム部分は小型化・高密度化を図る。この結果、台形の形をもつ居住性に富んだ車が生み出された。
車には全然興味ないし、わからないんですが、この台形の車って「日本の車」を目指した結果なんですね。
レンズ付きフィルム フジカラー 写ルンです
・1986
・富士フィルム株式会社
・紹介ページ
・製品公式サイト
カメラではなく、「レンズ付きのフィルム」。発想は十年以上前にさかのぼるが、高感度フィルム開発、プラスチック技術の進展、ラボラトリシステムの確率によって実現された。当初からエコロジーを意識したリサイクルシステムを採用している。
これはなかなか凄いアイデアだと思いますよ。旅行に行くときもこれを買えばOKですからね。最近若い人たちの間でまたフィルム写真の人気が出てきて、再注目されているらしいじゃないですか。
ビデオ付テレビカメラSONY HANDYCAM CCD-TR55
・1989
・ソニー株式会社
・紹介ページ
・製品公式サイト
「パスポートサイズ」というコピーで一世を風靡したビデオカメラ。多彩な撮影機能を充実させながら、超小型化を実現した。小型化・携帯化によって起こりがちな弊害を操作レイアウトのデザインで解決する。ビデオカメラのファミリー化、パーソナル化の方向を定める、ある種の「原形」となった。
聞いたことありますよ、「パスポートサイズ」。映像を撮影できる機械をここまで小型化して、機能と操作性を重視した商品を作れるって、やっぱり凄いです!
1990s – 2000s
バブル経済は 1991年(平成3年)頃を境に崩壊の一途を辿り、1995年(平成7年)には阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件が発生。世界でも、1991年のソ連崩壊、2001年(平成 13 年)のアメリカ同時多発テロ事件、エンロン事件など、様々 な事件が起こります。
私たちがこれまで信じてきた物事が根幹から覆された価値変化の時代の中、新しいデザインの潮流も生まれています。 1997年(平成9年)の京都議定書合意を契機に、デザインにおいても「エコロジー」や「ユニバーサル」、「サスティナブル」 といった言葉が頻繁に登場。Gマーク制度でも、日本のデザインが国際水準をリードするための次なる目標として、「インタ ラクションデザイン(使用者との対話があるデザイン)」、「ユニバーサルデザイン(使用時に差別のないデザイン)」、「エコ ロジーデザイン(地球環境を考慮した持続可能なデザイン)」が掲げられました。
2000 年代に入るとICT(Information and Communication Technology) が急速に発展。1997年には 9.2%だったインターネット 普及率は 2005年(平成 17 年)には 70%を超え、1996 年に 867 万台だった携帯電話契約数は、2005 年には約 10 倍の 8,577 万台へと増加します。 「ICT は、誰もが様々な情報源にアクセスし、全世界に向けて情報を発信することを可能にしました。
マスメディアだけでなく生活者の発言が大きな影響力を持ち始めると同時に、多様な考え方や生き方に触れることによって、さらなる価値の多様化 がもたらされました。
ノート Campus
・1991
・コクヨ株式会社
・紹介ページ
・製品公式サイト
店頭で選びやすいように、実物大の罫線や行数、枚数等のデータも正面下部にレイアウト。表紙カラーの選び方やブランドネームの出し方にも配慮が見られる。ユーザーに伝えるべきメッセージをデザイン的に解決している。
もはやノートの王様ですよね。有名でしかも実用性に優れている。そのシンプルさとか表紙のデザインもしっかり考えられていて、しかも使用者ファーストに配慮されているなんて凄い!!
キャンパスノート
テレビゲーム機 プレイステーション
・1994
・ソニー株式会社
・紹介ページ
・製品公式サイト
専用のCPUにより演算速度を飛躍的に向上させたゲーム機。特にコントローラーは左右にグリップを付け、上下左右の四つのボタンを全面に配置。操作する躍動感を導くことによって、ゲームの楽しさを一層引き出すことに成功している。
こちらはゲーム機の王様ですか。プレイしたことは無いですが、よくアポロ計画の宇宙船と性能を比べられるのが個人的に好きなエピソード(?)です。…………PS4をやりたいですねぇ。
20周年記念動画
誘導灯 コンパクトスクエア
・1994
・松下電工株式会社
・紹介ページ
・製品公式サイト
非常照明具の規格改正に伴い、表示面積を縮小し、特に狭い空間での取り付けの困難さを解消した。懸念された小型化による視認性の低下は、表示面輝度のアップを図ることで解決されている。
前々から非常灯のデザインは凄く良いなとなんとなく思っていました。今回はその図柄ではなくて小型化した際のデザインですか。この誘導灯を見ない施設はないですからねぇ~。
緊急用簡易担架 レスキューボード
・1999
・安達紙器工業株式会社
・紹介ページ
・製品公式サイト
強靭な再生紙を折り畳み、緊急時の混乱状態でも間違うことなく使える単純な構造とし、わかりやすいグラフィク処理がなされている。地域メーカーが自社の技術を基に、研究機関との連携によって新しい商品分野を開発した好例である。
これは以前消防署さんが主催の救急訓練で使ったことがあるんですよ。毛布と物干し竿を使った簡易担架の作り方を教わったことがあるのですが、それよりも簡単だし分かりやすい! やっぱりイラスト説明て大切です。
無印良品
・2000
・株式会社良品計画
・紹介ページ
・公式サイト
「わけあって安い」で1980年にスタートした無印良品は、海外へも進出。日本を代表するグッドデザインへと成長した。グッドデザイン賞では2000年の時点で、そのデザイン思想とマネージメントの視点から再評価を行なった。
シンプルで良い商品がそろう無印良品。まさにナイスデザインですよ。どちらかというとデザイン性を極力まで排したようなシンプルさですが、使いやすさを考えられたデザインなんですよね。
What is MUJI?
牛乳パックパッケージデザイン 明治おいしい牛乳
・2003
・明治乳業株式会社 + 株式会社佐藤卓デザイン事務所
・紹介ページ
・製品公式サイト
「搾りたて・新鮮なおいしさ」をシンプルにわかりやすく表現したネーミングとパッケージ。文字の開発、情報の構成など全てにわたるデザイナーの配慮が商品の熟成度を高めている。
これも分かります。店頭で牛乳の紙パックが並べられている時に、パッと目について美味しそうに思える見た目です! 素材や中身をパッケージに印刷すると良い宣伝になるんですかね。
インスリン用注射針 ナノパス33
・2005
・テルモ株式会社
・紹介ページ
・製品公式サイト
糖尿病治療で使用するインスリン注射用針。世界一細い0.2ミリ。従来より20%細い。痛くない針へのニーズと、薬剤を注入するための一定の太さの確保という相反する要素を、針の形状を漏斗状にするアイデアと、様々な生産技術の革新によって表現した。
糖尿病は毎日注射しなくてはならないから大変と聞きます。デザインによってその負担を軽くしようとする所がさすがというか、凄いというか。
小型ビジネスジェット機 HondaJet
・2007
・本田技研工業
・紹介ページ
・製品公式サイト
小型軽量のプライベートジェット機。主翼上面にエンジンを配置し、胴体容積を30%以上拡大。ボディ形状は空気抵抗を抑え、機首にポリカーボネートを用いて良好な視界を確保するなど、個人利用に求められる容積、低燃費、操作性を実現した。そこには個人所有の一大プロダクト、自動車メーカーならではのユーザビリティが発揮されている。
これは個人的に大好きです! 本田宗一郎さんはずっと飛行機を造るのが夢だったと聞いたことがあります。Wikipediaにはホンダのロゴにそれが表れているとありました。最近、格好いいCMが話題になりましたよね。
CM「Go, Vantage Point.」
初音ミク
・2008
・クリプトン・フューチャーメディア株式会社
・紹介ページ
・製品公式サイト
人間の声を元に音楽を収録しつくられたバーチャル・シンガー。ソフトウェア上で歌詞とメロディを入力して歌声を作成できる。ボーカリストとしての身体のイメージをデザインし、キャラクターを設定することで、声のリアリティが増している。ユーザーによる創作活動が活発化し、オープンソースような存在として普及した。
初音ミクの成功にもデザインが一役買っていたんですね。歌声の他に、キャラクターの設定が大きな意味合いを持っていたわけですね。
デモムービー
2010s –
ICT の進化は加速度を増し、あらゆるものがネットワークで繋がろうとしています。そればかりか、SNS やクラウド技術に よる「情報を共有する」という流れは、現実の社会でも「共有・協働」という概念となり、社会を動かす大きな力となり始 めています。
2011年(平成 23 年)の東日本大震災は、いま一度価値観を転換する大きな契機となったのは間違いありません。 デザインのあり方も、大きく変わってきています。「社会課題を解決する力」としてデザインを活用することが一般的になり、 自分たちの活動それ自体のあり方や進め方をデザインとして見立てることで、目標をよりよく達成していこうという意識を 持つ人が増えています。
「何かを変えること、新しいものを生み出すこと」がデザインのおもな役割だった時代から、「社会の課題や人々のニーズを 見通す解像度を高めて、日常の暮らしを豊かにすること」へと、デザインに対する期待は変化しています。
「G マーク」は、一つひとつのデザインそれ自体のよさを意味するだけでなく、早い速度で変化する時代にあっても、その状況 や文脈を丁寧に読み解き、人々のための「よさ」を築いていこうという意思を象徴するものであるといえるでしょう。
カプセルホテル9h
・2010
・株式会社キュービック
・紹介ページ
・製品公式サイト
1時間のシャワー+7時間の睡眠+1時間の身支度=9時間をコンセプトに、「眠りの拠点」としての滞在に特化した一泊4900円の都市型宿泊施設。カプセルホテルの不安・閉塞・不快というイメージを払拭し、光で入眠し覚醒する「寝室環境システム」を採用した、スリーピングポッドというFRP制のユニットが特徴。
実際に宿泊するとどうなのでしょう? なかなか話を聞きません……。日本に来た外国の方なんかが観光と合わせてカプセルホテルに泊まるって話はよく聞きます。一度は泊まってみたいです。
紹介動画(ニュース)
モバイル・アプリケーション LINE
・2012
・NHN Japan株式会社
・紹介ページ
・製品公式サイト
無料でテキストチャットやインターネット電話ができるSNS。電話帳をベースにしたリアルな関係をベースに繋がるもので、よりプライベートなコミュニケーションがとれて、日常生活に変革をもたらした。SNSの中ではよりクローズな親密性が高いもの。スタンプによる言葉を超えたコミュニケーションも生まれた。
私もずいぶんとお世話になっていますよ(笑) 無料で簡単で。なにより閉塞性が高いのがいいですよね。3.11を契機に開発されたんでしたっけ。
LINEの歩み
テレビ番組 デザインあ
・2012
・日本放送協会
・紹介ページ
・公式サイト
「デザイン」という抽象的な概念をわかりやすき伝える子ども向けテレビ番組。15分と短いプログラムながら複数のコーナーが設けられ、日常的に目にしているデザインを多角的に解説。デザインとは、人やモノを繋げたり、何かを解決するための知恵や行動であることを教えてくれる。映像や音楽、紹介する視点のユニークさは大人からの評価も高い。
子供向けテレビ番組だから「分かりやすい」んですよね。シンプルに面白くて楽しくて。そしてデザインということが日常生活の身近なところに馴染んでいるということを教えてくれます。
PR動画
ジャンクション 大橋ジャンクション
・2013
・首都高速道路株式会社+東京都+目黒区
・紹介ページ
・公式サイト
約70メートルの高低差がある首都高渋谷線と中央環状線をループでつなぐためのジャンクション。騒音や排気ガスを抑えるための覆蓋を設けてトンネル化させたが、その屋上に緑地をつくり都市公園として整備した。ループの中央は多目的広場として活用。土木インフラが周辺住民を排除する存在ではなく、オープンで多くの人が活用できる場となっている。
ジャンクションのループってそれだけで綺麗ですよね。で、それを公園にしたんですね。周辺住民の憩いの場としてだけでなく、土地の有効活用って観点からも評価できるんじゃないですかね?
Google Map
文房具 フリクション
・2015
・株式会社パイロットコーポレーション
・紹介ページ
・製品公式サイト
パイロットが開発した熱で消えるインク搭載の文房具シリーズ。ボールペンやマーカー、スタンプなど受賞時点で20種類の製品ラインナップが存在し、付属するラバーの摩擦熱によりインクを消すことが可能。“何度でも消せるインク”という夢のある企画のプランディングが功を奏し、世界100ヶ国以上で使用される大ヒット商品となった。
「消せるボールペン」って凄いですよね。私はあまり使いませんでしたけど、手紙とかノートとか書く時に便利ですよね。あ、イラストレーターさんが下描きに使うって使い方が話題(?)になっていたような。
インキの秘密
世界地図図法 オーサグラフ世界地図
・2016
・慶應義塾大学 政策・メディア研究科 鳴川研究室+オーサグラフ株式会社
・紹介ページ
・製品公式サイト
地球を平面上で表現するための、新しい地図図法。世界地図には面積、形、方位、距離の四要素があり、これまでの地図はどれかが大きく狂うものだったが、球体を多面体に変換したオーサグラフはどれも大きな違和感を出さないはじめての世界地図。全方位に無理なく延長できるので、多中心の世界観を視覚化するものになっている。
学生時代にメルカトル図法とか正距方位図法とかモルワイデ図法とか習いましたが、新しい世界地図の描き方が生まれていたとは!! 挙げられた四要素はしっかり描写できても、斜めっているというのは若干の違和感です…….。
本 東京防災
・2016
・株式会社電通+NOSIGNER+株式会社電通ラック+株式会社たき工房+株式会社プレーンシップ+株式会社トランス・メディア+岡村優太
・紹介ページ
・製品公式サイト
東京用の防災ガイドブック。面倒でつまらないと捉えられがちな「防災」情報を、「読みたい」と思わせるエンターテイメント性がある。発災から避難、生活再建までの流れをまとめたり、事前の備えを挙げるなど、情報の整理が徹底されてわかりやすく、統一のとれたイラストが親しみやすい。行政の「伝える」を改善したものとして注目される。
都民じゃなくてもインターネット上で無料公開されているので、誰でも見ることが出来ます。確かに分かりやすいし、面白いし、読んでいて苦にならないんですよ。PDFをスマホにダウンロードしておけば緊急時も助かるかも(笑)
防災普及動画Part1
最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました!!