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【映画】ウォルト・ディズニーの約束

2016年5月29日
【評価:4.6/5.0】
 
【一言】
感動的なメイキング。
素晴らしき前日譚。
後から観るからこそ価値のある”あとがき”。
 
『夢と魔法だけでは作れない映画がある―。』
 
ウォルト・ディズニーの約束
(原題:Saving Mr. Banks)

 

目次

 

 
 

【STORY】

メリー・ポピンズを生み出したパメラ・トラヴァース夫人と、それを映画化したウォルト・ディズニー。

 彼らの伝記映画。
 
 

 

【詳細】

監督:ジョン・リー・ハンコック
制作:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
上映時間:125分
日本公開:2014年3月21日
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ

 
 
 
 

【感想】


 映画「メリー・ポピンズ」(以下:メリポ)を観たら絶対に観なくてはいけない映画。いや、本当に素晴らしかったです!

 
 当たり前ですが、随所にメリポを散りばめているのが嬉しかった!
 
 ミュージカル映画なので、歌を考えるシーンとか好きです!
 
 エマ・トンプソン演じるトラヴァース夫人も、トム・ハンクスのウォルトも良かった!でも一番はあの運転手が好き!!
 
 本当に感動的で良い映画でした!こりぁ、原作も読まないといけないぞ…。

 
 

 作品自体は知っていたんですが、「メリー・ポピンズ」が未観だったのでチェックリストに入れたままになっていたんです。でも、先日メリポを観て、今作を鑑賞!
 
 本当に素晴らしかったです!あちこちに散りばめられたメリポが嬉しかった!
 
 冒頭を始めとしてバックで流れるメリー・ポピンズの歌や、回転木馬に乗ったり。
 
 中でも「メリー・ポピンズ」がミュージカル映画という事で歌を作るシーンが本当に良かったです!というのもそのまんまなんですよ。メリポの映画に出てきた歌が出てくるってこれほど嬉しいことはない!しかもその歌詞をどうやって考え出したのかが分かるのがポイント!
 ”スプーン一杯の砂糖”って文句や、銀行での歌など背景がわかるとそれだけ愛着も湧くし、聴き方が変わります。
 
 これは考えられてなんでしょうけれども、トラヴァース夫人が最初に「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」の歌を聞いた時に言った言葉がメリポの映画でバンクス氏や銀行家が言った言葉と同じ!『なんだ?そのスーパーカ・・・スーパー……』って言う!

 
 
 

 メリポを生み出したトラヴァース夫人、気難しい人だということは知っていましたが、ここまでとは…。
 かなり堅くて、気難しい女性。でもそれがどうしてかっていう過去もしっかりと描いていたのが良かったです。かなり厳しい過去ですね…。
 
 最初から拒み、非難し、拒否するっていうかなりの厳しい性格の彼女。でもだからこそ最後に同意して笑顔まで見せるシーンが本当に綺麗に写ってました!
 過去といえば、本作ウォルトの子供の頃の話がされるんですが、彼も結構壮絶な子供時代を過ごしたんですね……。「私は人生を愛している」ってセリフの重みが出てきました。
 でも、自分が一番の好きだったのはあの運転手ラルフ。夫人にいつも話しかけて、質問ばかりして、詩的な言葉をかけて、送り迎えといつも夫人に寄り添っている。「ここから見る景色が好きなんです」っていうラルフのセリフに夫人が返したシーンはジワッと…。あ、あとプレミアの時に迎えに来たのも良かった!「友達が必要としているような気がしたので」って紳士すぎる!


 結構笑えるシーンも多かったですね!
 
 部屋に飾ってあったディズニーのぬいぐるみを「アヒルと犬は引っ込んでいて!」と押し入れに押し込めたり、上に書いた呪文のシーンだったり。ウォルトがディズニーランドに連れ行った時「本人と行けるなんてなかなかないぞ」って言ったのも面白かった!プレミアで泣いている理由とか(笑)

 
 

 とにかく素晴らしいメイキングでした!
 アニメーションと実写シーンの融合の訳とか、バンクス氏やメリー・ポピンズの人物像とかがどうやって決められたのか。歌の生まれ方などなど。
 原作を読まなくてはいけませんね!

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