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【映画総括】「2018年ベスト映画」:音楽が響き、アニメが光る2018年鑑賞作品総まとめ!

 2018年も最後!
 今年も、2018年に公開された作品の中で鑑賞した44作をまとめる形で、「ベスト映画」として簡単に感想を書いたり、ランキング形式で紹介したりします!

 

総括概要

鑑賞作品&ランキング

 2018年に鑑賞した作品は全部で44作。
 鑑賞した作品は毎回5点満点で点数を付けて、ブログに感想を書いているので、その点数を基にしたランキング形式で鑑賞作品を紹介します!

順位 点数 作品名
1 5.0 デッドプール2
2 5.0 ワンダー 君は太陽
3 4.9 ボヘミアン・ラプソディ
4 4.8 君の膵臓をたべたい
5 4.8 アンダー・ザ・シルバーレイク
6 4.7 ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ
7 4.6 犬ヶ島
8 4.5 リズと青い鳥
9 4.5 キングスマン ゴールデン・サークル
10 4.4 デトロイト
11 4.4 ペンギン・ハイウェイ
12 4.4 ペンタゴン・ペーパーズ
13 4.4 四月の永い夢
14 4.3 ミッション:インポッシブル/フォールアウト
15 4.2 シェイプ・オブ・ウォーター
16 4.1 グレイテスト・ショーマン
17 4.1 ヴェノム
18 4.0 あさがおと加瀬さん。
19 3.9 さよならの朝に約束の花をかざろう
20 3.9 レディ・プレイヤー1
21 3.8 リメンバー・ミー
22 3.8 スリー・ビルボード
23 3.8 若おかみは小学生!
24 3.7 劇場版のんのんびより ばけーしょん
25 3.7 ザ・スクエア
26 3.7 シュガー・ラッシュ オンライン
27 3.7 くるみ割り人形と秘密の王国
28 3.6 バトル・オブ・セクシーズ
29 3.6 トゥームレイダー ファースト・ミッション
30 3.6 続・終物語
31 3.5 ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル
32 3.4 ジュラシック・ワールド/炎の王国
33 3.3 テルマ
34 3.3 プーと大人になった僕
35 3.2 イコライザー2
36 3.2 アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
37 3.2 トレイン・ミッション
38 3.2 劇場版ポケットモンスター みんなの物語
39 3.1 ブラックパンサー
40 3.1 詩季織々
41 2.8 ニンジャバットマン
42 2.7 アントマン&ワスプ
43 2.6 Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow
44 2.2 ザ・プレデター

 

 

全体の感想

 今年も良い映画をたくさん鑑賞する事ができました!
 良い映画もあり、ちょっと残念な映画もあり。
 しかし、まぁ、映画が好きですね!(今年もほぼ洋画とアニメだけですが 笑)

今年は音楽が印象的な作品も多かったですね!

 11月から異例の大ヒットを記録している『ボヘミアン・ラプソディ』、上半期で話題となったヒュー・ジャックマンの『グレイテスト・ショーマン』、京アニが描く「響け!ユーフォニアム」のスピンオフ『リズと青い鳥』、ピクサーの南米チックな『リメンバー・ミー』、往年の名曲が流れる『レディ・プレイヤー1』などなど。

 個人的にはやっぱり「アニメ」!
 どの作品もクオリティ高いし、今年は「他の人にオススメしたい!」と思うような秀作が本当に多かったです!

 原作が有名な『君の膵臓をたべたい』は美しいアニメーションと心情描写が見事だし、京都アニメーションの『リズと青い鳥』は主人公の少女2人の絶妙な距離感と音楽感が素晴らしいです。森見登美彦先生原作の『ペンギン・ハイウェイ』は豊かな表現とワクワク感が最高です! 『あさがおと加瀬さん。』は百合漫画原作ですが予期せぬ良作ぶりで感動に泣きました。『さよならの朝に約束の花をかざろう』は美麗な映像で描く岡田麿里さんらしい成長の物語。

 沢山挙げちゃいましたが、是非1作でも気になる作品を観て頂きたいです!

 全体的な印象としては、「続編」作品が比較的下位にきたことでしょうか。
 その象徴的な部分はやはり「MARVEL作品」の没落でしょう。あくまでも個人的な印象ですが、ユニバースを広げすぎて残念な感じがしました。『アベンジャーズ/IW』も面白かったけど…..う~んって感じ。
 逆に、ユニバース未参加の『デッドプール2』『ヴェノム』は点数も順位も高めです!

 今年はオープニングが素敵な作品がとっても多かった気がします。

 『四月の永い夢』は主人公を演じた朝倉あきさんのモノローグが本当に美しいです。それからもう一作品『犬ヶ島』の冒頭も素晴らしい世界観へ誘う導入として最高の雰囲気でした!(ネタバレ回避で、映像が公開されてる作品だけ触れました)
『四月の長い夢』冒頭映像

『犬ヶ島』冒頭映像

 今年は「スニーク・スクリーニング」という映画イベントにご招待(抽選に当選)いただきました!
 これは爆音上映で有名な立川シネマシティさんの企画。「何を上映するか秘密」という上映会。とっても楽しい映画鑑賞体験ができました!(詳しい感想はこちら)

 そんなこんなで、今年2018年の全体的な感想は終わりです!
 やっぱり、映画っていいですね!

 

 

 

 

映画部門別ランキング

 

作品部門

 2018年に鑑賞した作品から、上位10作品、「映画ベスト10」の感想を掲載します。
 「続きを読む」で各作品には各作品のブログ記事の最初に書いた感想を掲載しています。

順位:1
作品:デッドプール2
点数:5.0

材料はギャグ。過激アクションでパンチを効かせ、音楽で香り付け。下ネタを箸休めに、風味付は感動物語。
パロディ倍増、ギャグ増し増し、メタ要素を増強、自虐と皮肉がキレッキレの本作は、爆笑哄笑待ったなし!

MARVEL発、クソ無責任な最高のヒーロー映画!

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デッドプールとして世界の悪を倒していたウェイドの自宅を悪党が襲撃。彼女のヴァネッサが殺されてしまい、ウェイドは復讐心に燃える。

 ギャグ:55%
 アクション:30%(うち20%はグロ)
 物語の中身:15%
………観終わった感想はこんな感じですよ(笑)

 破天荒ヒーローのデッドプールが帰ってきた!
 さすがデップー、初っ端からぶっ飛ばしてそのままエンドロール!
 爆笑と感動と少しグロい最強の家族映画!

 

 

 まず、とにかく面白すぎですよw
 映画を観ていて、ひたすら爆笑と言っても過言ではない! 劇場でここまで心から笑ったの久しぶりです!

 普通のシーンでも、重要なシーンでも、お涙頂戴の感動シーンでも、何時何処でも“おふざけ”を欠かさないデップー映画。

 特に本作は、前作以上にパロディ、オマージュ、ギャグ、ネタ、皮肉に自虐、「アウトじゃね?」と心配になるほど過激な勢いで抱腹絶倒(笑)

 

 

 何をしても死なない不死身のヒーロー。
 前作以上にグロい描写多め。関節のエグい曲がり方とか観ていて痛々しくなってきます……。

 もちろん、そこを期待しているんですけどね(笑)

 

 

 前作も、そして本作も。何だかんだ言ってファミリー映画的な感動要素入れるから凄いですよね。

 ネタバレになるので書きませんが、“彼なりの正義?”というか“正しさ?”が、他のヒーローと違って世俗的で低レベルだから何故か引き込まれるんですかね?(笑)

 

 

 正直、各内容ってこれだけな気が……もう、「面白かったw」って感想しか浮かんで来ないです(笑)
 これは是非とも映画館で、他のお客さんと一緒に観て、笑うのが楽しいだろうな〜と思います!

 

順位:2
作品:ワンダー 君は太陽

点数:5.0

涙腺決壊、大号泣。
「悲しみ」ではなく「優しさ」の物語を観て、溢れるは喜びの涙。

誰もが主人公で、胸の中に“強さ”を宿し、“感情”を抱えている。
応援と共感に包み込まれた。

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遺伝子の病気を持って生まれたオギーの顔は、普通の人とは違う。人前にあまり出なかった彼は、学校に通うと決意。家族の助けを借り、始業式へ踏み出す。

 泣く……というか、自然と涙が溢れるこの感じ。
 嬉し泣き(?)なのか、頬が緩んで流れる涙がとても気持ち良かったです。

 多分、誰が「主人公」とかって無い作品。
 登場する人々皆んながそれぞれ主役で、それぞれ物語があって、感情があって、考えて、感じて、行動している。
 そんな彼ら彼女らの「強さ」がとても鮮明に伝わってきて、素晴らしい作品でした。

 「強さ」と「変化」が一番大きな内容だと感じました。
 考え方の変化、見方の変化、接し方の変化、受け取り方の変化。成長も変化だし、強くも弱くも変わっていく登場人物たち。

 「良い方向への変化だけじゃない」という事は、誤解の無いように、書いておきます。

 多分、この作品のストーリーはあまりにも出来過ぎた内容だし、絵に描いたような展開だし、恐らく、期待してた結末に近いものだと思います。

 それでも、応援したくなったし、悲しくなったり、嬉しくなったり、心配したり、怒ったりと、登場人物達の感情が痛いほど伝わってきたし、共感もできました。

 ナレーションとして語る部分はあれど、多くは観ていて自然と感じられたもの。その辺が上手なのかな〜と。

 非常に明るい雰囲気で描かれています。
 「悲しみ」よりは「喜び」の方が大きくて、音楽も軽快で、笑顔が満ちていて。
 観ていて安心する、そんな気がしました。

 

順位:3
作品:ボヘミアン・ラプソディ
点数:4.9

《熱狂》の渦に包まれる!
手を挙げ、足踏み鳴らす大喝采。
耳劈く大音響&興奮覚めぬ大合唱。
鼓膜震わせ、胸に響き、魂揺さぶる!

伝説的で天才的な音楽。
映画館で聴く最高のライブ!

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世界中を魅了する伝説のバンド「クイーン」。そのリード・ヴォーカルにして、史上最高のエンターテイメントと讃えられたフレディ・マーキュリーの生き様を映し出す!

 単純に、純粋に素晴らしかったです。
 終盤は涙と鼻水を流しっぱなし、上映終了後も席から立ちたくないレベルでの感動。

 音楽に疎く、「Queen」も有名な曲しか知らない私でも楽しめた、むしろ知ってる曲しかなかったくらい。
 クイーンって本当に凄い!
名曲ずらり!TVスポットMash Up編

 「熱狂」とはこのことか!

 劇中で描かれるライブシーンでは、手を振り、足を打ち鳴らし、大合唱と喝采で盛り上がる会場の雰囲気に渦に飲まれます。

 レコーディングでは、互いの声と楽器を響かせながら、ぶつかり/寄り添うように曲を完成させる場面に立ち会えます。

 音楽に包まれて、揉まれながら、気分が高鳴っていく感じ、本当に最高でした!
Ay-Oh (Live Aid)

 とにかく感動しました。
 クイーンに詳しいわけでは無いので、「懐かしさ」とか「嬉しさ」とかはあまり感じず。

 しかし、物語を追うように映画を観ていき、“あるシーン”を契機に、堤防が決壊したように涙と鼻水が止まらなかったです……!

 その感動がどこから来るかと考えたら、やはり「音楽」に帰着すると思いました。

 彼らクイーンの音楽。
 天才的な発想と、心を掴むキャッチーなリズム, テンポ, フレーズ。

 映画館の大音響で聴く音楽は、文字通り、胸まで響き、感情を揺さぶります!
We Will Rock You (Official Video)

 フレディ・マーキュリーの物語。
 そして、クイーンの物語。

 彼らのことは全く知らないので、まさに「物語を観る」ような感覚で彼らの人生を追った気分でした。

 1つのバンドを組み、1つの音楽を作り上げ、新しいものに挑戦し、恋をしたり、人間関係に悩んだり、バンド解散に陥ったり。

 果たして「壮絶」という言葉を使って良いのか申し訳なく思いつつ、「天才」の物語は凄かったです。

 映画の造りも素晴らしかったです。
 2時間半弱と知り驚いていましたが、時間はライブのようにあっという間に過ぎ、むしろ名残惜しくなるほど濃密な作品でした。

 クイーンのメンバー似すぎでは!?
 詳しく知らないのはあるものの、瓜二つ!

 とにかく、最高の映画でした!
メイキング映像「フレディになるまで」

 

順位:4
作品:君の膵臓をたべたい
点数:4.8

真反対な2人だけが重ねる“日常”の日々と、何気ない会話の言葉だけで胸がいっぱい。

中性な「僕」の目に映る彼女は輝いて、綴られた文字に籠もる感情に涙して。
切ない光景と物語に心を打たれた。

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彼女は言った。
「君の膵臓をたべたい」
これは、「僕」の春の思い出。彼女の一生の思い出。

 原作が本屋大賞を受賞して話題になり、タイトルからずっと気になっていた本作。ただ、原作未読、実写映画(2018.9.2鑑賞)でした。
 今回、劇場アニメとなった本作を観て、心から感動しました。(原作も買っちゃいました!)

 病気で余命宣告された「彼女」と、彼女と過ごす「僕」。

 映画の多くの場面が、2人の会話で構成されています。その内容は、なんら特別でなく、至って普通の“日常”会話。

 でも、その会話がとても愛おしくて、聴いているだけで胸がいっぱいになりました。
 それも、決して「余命宣告された人との会話だから」という特別感が一切なかったのが良かったです。

 作品全体が「中性」だから、日々を描く物語が印象的だし、彼女が輝いて見えるのだと思いました。

 主人公の、「僕」と「キミ」こと彼女。
 容姿からしても、喋り方も、一人称や人の呼び方も、「僕」に関わる全てがとても中性でした。
 無個性とも違うし、目立たなくもない、まさに中性。

 そんな「僕」の目を通して映り、語られる彼女の姿は眩しいくらいに輝いていたし、淡々と重ねられる会話に心地良さを感じました。

 そんな会話、言葉、台詞、文章が重なって出来上がっているのが本作。
 言葉のキャッチボールをしていきながら人物像を描き出し、人生観や物語自体を編み上げてしまっており、本当に凄いと思いました。

 この言葉、台詞、会話、文章を文字で読みたくて、原作を買いました!
原作PV

 映画を観て抱いた感想は「感動」です。
 でも、「お涙頂戴」で泣かされた訳でもないし、「いい話だなぁ〜」と心を動かされた訳でもないです。

 切なさ、悲しさ、楽しさ、嬉しさ、色々な感情が詰まった「感動」で、心臓がバクバク鳴ったし、とても疲れました。

 言葉で形作られた本作を彩るのが、美麗な背景や風景です。
 日差しの中降り落ちる桜、寄せては返す波、夜空に咲く花火。学校も病院も、家も雨も、全てが綺麗でした。

 「余命宣告された彼女」という肩書からは、暗く重い印象を感じますが、それを吹き飛ばすくらいに明るく、元気な彼女が大好きでした。

 エンドロールで流れたsumikaの主題歌「春夏秋冬」の歌詞が本当に作品にマッチしていて素晴らしかったです!

 来場者特典は書き下ろしの短編です。せっかく原作を購入したので、原作を読んだ後に特典を読もうと思います!

 

順位:5
作品:アンダー・ザ・シルバーレイク
点数:4.8

❝悪夢版『ラ・ラ・ランド』❞
整然としたカオス、心地良い不協和音。
官能と恐怖が絶妙に混ざる物語。
映像と音楽が美しく融合する画面。

“要素”絡まる、好きな作品!

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L.A.の<シルバーレイク>へ出てきたサムは、向かいに越してきた美女サラにひと目惚れするが、彼女は忽然と消えてしまう。彼はシルバーレイクの下にうごめく闇へと迫る。

 とても楽しみにしていた作品で、とても良い作品でした!
 ミッチェル監督の作品は初めて観ましたが、他の作品も観てみたくなりました!

 なんとも形容し難い、「良い映画」でした。
 映画の上映が始まって映像を観ているとすぐに「あ、コレは良い映画!」と感じるんですが、具体的に挙げにくいというか。

・ある時は「この映像が綺麗!」と思い、
・またある時は「今の音楽耳に残るな」と感じ、
・別のシーンでは「え…何この雰囲気」とビビり、
・違う場面では「そういう事か…」と舌鼓を打ち。
 色々な要素が全部良くって、それが積み重なって『良い映画』が作りあげられているようでした。

 (GAGA配給の映画って良作が多いですよね)

 描かれた物語が凄いなぁ〜と。
 本当に、全部詰め込んでる。
 およそ考えられる映画のジャンルをミックスしたような濃密で色濃い物語に、惹き付けられっぱなしでした!

・品格高いスリラー映画、
・官能的なセクシャル映画、
・背筋凍るホラー映画、
・男女のラブストーリー、
・先が気になるサスペンス映画、
・謎に悩むミステリー映画、
 ︙

 本当に、おもちゃ箱をひっくり返したように「整然としたカオス」で、「心地良い不協和音」が凄かったです。

悪夢版『ラ・ラ・ランド』だ!!

 公式サイトの評論紹介に掲載されていたイタリア最大の新聞「ラ・レプッブリカ」のコメントです。
 ネタバレ避けつつ個人的な見解(?)を言えば、「まさにその通り」でした! 実際、映画観ながらその事を考えてて、HP見たらピッタリの言葉が!

 舞台がハリウッドというロケーションを基盤に、映像の鮮やかさとか、音楽の活き活きした感じ、俳優やセレブが関わる物語など、色々な部分で“その通り”でした。
 でも、映画の内容は「似て非なるもの」です。

 映像と音楽に浸かってた感覚が結構あります。
 ハリウッドのお膝元「シルバーレイク」が舞台な訳ですが、その街の風景や摩天楼映る夜景、それとは対照的な真っ暗い森や湖。
 よくInstagramに投稿されるような、綺麗な写真を見ているようでした。

 そして音楽。
 「やっぱり映画に音楽は必需品だなぁ」と再三思い知らされました。
 映画を構成する1つ1つの要素がとても丁寧だっと思います。

 

順位:6
作品:ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ
点数:4.7

ルール無しの麻薬戦争。
砂埃舞う空気が満ち、緊張感が漂う。

襲撃、銃撃、爆撃。
冷徹に銃を構える姿が震えるほど格好良い。
リアルな実情を背景に敷く物語は、実話と創作の狭間に。

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米国内で自爆テロ事件が発生。 メキシコの麻薬カルテルが絡むと睨んだ政府はカルテル同士の戦争を誘発させる極秘作戦を計画する。

 前作『ボーダーライン』の続編という事で鑑賞!
 「ルール無き麻薬カルテルとの戦争」を描く本作は、現実と空想の間を描くようで、映画として非常に面白かったです!

 やはり特筆すべきは《戦争》のシーン。
 麻薬カルテルを潰すため、敵であれば躊躇なく引き金を絞り、射殺。

 相手がギャングだろうが、少年だろうが、汚職警官だろうが、持てる武力と戦力の全てを注いで倒す。 アクション映画のような派手さは無いけど、淡々とした“兵士”たる殺戮には目を奪われます。
Clean the Scene – Extended Film Clip(本編映像)

 ベニチオ・デル・トロとジョシュ・ブローリン。
 2人が演じる主人公の軍人2人が堪らなく格好良い!
 ちなみに、演じた2人はMCUに出演済みで、『アベンジャーズ/IW』でコレクター役とサノス役として共演してます!

 また、登場する少女を演じたイザベラ・モナーの演技が素晴らしかったです!

 《緊張》と《空気感》が最高!
 前作でもそうでしたが、「いつ襲撃されるか不明」という状況で周囲を警戒する緊張感が終始漂い、銃のグリップを握る手に力が入るのが伝わるよう。

 そして、米国とメキシコの国境に広がる砂漠地帯の乾燥して砂が舞うような空気感が映画の画面にまで現れていて、そこが個人的に好きな部分です!

 造り込み度が凄過ぎです!
 フィクションとドキュメンタリーを混ぜたような、実話と見紛うようなリアルさ(?)が本当に凄い!

 『アルゴ』とか『ゼロ・ダークサーティー』のような、実際の話を元に描く伝記的映画に似た雰囲気。
 メキシコにおける麻薬戦争のリアルな状況等を盛り込んでいるからこそ、描けるのだと思います。

 さらに、その上でアクション映画並の銃撃戦等が展開されるから、現実と空想の境界が曖昧になるように、惹き込まれていきます。

 

順位:7
作品:犬ヶ島
点数:4.6

《絵巻物》のよう!
音と装飾が生み出す“雰囲気”と、人形の“手作り感”。
視,聴,触で感じられる“疑似日本”が心地良い!

言語(=文字&言葉)を演出ツールとし、作品の修飾と登場人物/犬の様相を描き分けてて感嘆。

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日本にある架空の町。増え過ぎた飼い犬や野良犬を収容する「犬ヶ島」に連れてかれた愛犬を連れ戻すため、少年アタリは1人で島に上陸する。

 とても面白かったです!
 独特な日本の雰囲気と、見事なストップモーションアニメの感覚が最高にマッチしていて、「絵巻物」を読んでいるようでした!

 

 

 まず1番は独特の世界観でしょう!
 日本を舞台にした作品ですが、「古き良き日本」と「日本の現代都市」を融合させたような世界が面白かったです!

 

 

 そして雰囲気が抜群!
 少し暗めの画面の中で、“疑似日本”のような世界観が構築され、ストップモーションの少しぎこちない動きと、背後に響く和太鼓をベースにしたような音楽が何とも言えない雰囲気を放っています!

 

 

 さらに、特筆すべきは「台詞の言語」でしょう!
 物語を転がす狂言回しの言葉は英語ですが、作品の中では登場人物がそれぞれの国籍(日本語や英語など)で話すのが印象的でした!

 加えて、劇中の「文字」を使った演出や記述も良かったです!

 

 

 キャラクターが濃くて楽しめたけど、物語は少し難しかったです。
 登場人(犬)物は名前がとても上手く考えられてて、もちろん個々の性格やキャラも「The 物語」のように明確に別れていて、濃い世界観に負けないくらい強い主張をしていました。

 物語自体はそこまでファンタジックではなく、比較的に面倒くさい部類ですかね(笑)
 勧善懲悪とか友情とか冒険とかってキーワードが適切ですが、そこから構成された物語は少し政治色強くて面倒くさい……(日本のイメージなのかな?)

 

 
 以下の動画は、本編の冒頭3分の映像。この作品の雰囲気や世界観を一番よく、如実に写しているシーンなので、是非見て頂きたいです!
本編冒頭3分

 

順位:8
作品:リズと青い鳥
点数:4.5

対照的な2人だけの、琴線を揺らす物語。

小さな仕草や振舞いが、言葉にできなかった“気持ち”や“本音”を代弁するように丁寧に描かれる。
脆く微かな淡い作品だから、感情がより鮮明に。

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京都アニメーションによる『響け!ユーフォニアム』の新作。
陽気な少女、希美。内気な少女、みぞれ。卒業近づく高校3年生、2人の関係と想いは、その距離を変えていく。

 ずっと一緒だった2人の少女の、2人だけの物語。
 お互いに触れてこなかった事が、いくつかの“きっかけ”で変わり始める様子が良かった。

 無口で気弱なみぞれ。
 活発で明るい希美。
 対照的な2人の物語が語られる本作。なんの疑問も感じずに過ごしてきた2人が出会った“すれ違い”。

 これまでずっと言葉にできず、話さず、言わなかった2人の気持ちの揺れ動く様子がとても丁寧でした。

 台詞として相手に伝えられない/られなかった心の中の“本音”や“気持ち”が、仕草や表情の変化で小さく、そっと丁寧に描かれていて印象的。

 多くを語らず、示唆や雰囲気で2人の微妙な距離感や想いの違いを見事に表していて、素晴らしいと思いました。

 特に、2人と劇中に出てくる童話『リズと青い鳥』をそっと重ね合わせる構成が綺麗です。

 そして、“音楽”が通わせる2人の心も。

 内容も、アニメーションも、色も台詞も、仕草も雰囲気も、凄く丁寧に描かれています。
 腫れ物に触れるかのように、優しく淡く描き出された物語は、観ていてとても悲しく感じたし、勇気ももらったし。

 来場者特典をしっかりと頂きました!!(表と裏の写真)

 

順位:9
作品:キングスマン ゴールデン・サークル
点数:4.5

徹底的に無駄な動きを削ぎ、磨き抜かれた流れるようなアクションが最高にキレッキレで格好良い!
一瞬も目を離させない映像がスタイリッシュ!

クールでポップな音楽がシーンを盛り上げ、狂気的で魅力的なキャラが作品を飾ります!
物語もバトルも濃い!

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世界を守る敏腕スパイ組織「キングスマン」。何者かによるミサイル攻撃によって壊滅状態になる中、事件の裏に「ゴールデン・サークル」なる正体不明の組織が隠れている事が判明。

 映画『キングスマン』が帰ってきました!
 スパイ・アクション映画の最高峰とも呼べるような、バトルも映像も徹底的に磨かれた作品を、再び観ることが出来て嬉しいです!

 まず賞賛すべきは、やはり「バトルシーン」でしょう! 《アクション》と《映像》という洗練された2つが組み合わさり、素晴らしいシーンになっていました!

 無駄を省いた動きはスピーディーで格好良く、それを描き出す映像もまた“みせる”ことに注力していました。

 その《アクション》。
 今回も、圧倒的に驚異なシーンの連続で、そのどれもが本当に華麗でスタイリッシュなアクションでした!

 銃・投げ縄・拳・その他秘密兵器……とどんな武器を使っていても、どんな状況下でもエンターテイメントとして見事なアクションでした!

 そして《映像》。
 観ていて飽きない映像というか、スクリーンに引き付けるような、一瞬も目を離せない映像でした。

 物理法則を無視したようなカメラワークをしたり、スローモーションを用いたりと、とにかく「格好良く映し出そう」としているようで、良かったです。

 そんな『キングスマン』を飾るのは、大音量で流れるクールでポップな音楽!
 今回もそれは健在で、舞台のアメリカを意識したカントリーミュージックや、派手な音楽などがシーンを飾り、最高でした!

 映画全般的に観て、「物語に重点を置いている」と感じました。 恋や尊敬……etc.と色々と混ざってたし、上映時間も長くなった事で沢山詰め込めたんだと思います。

 で、そんな内容になってもなお、アクションとか展開とかが疎かにならず、磨きがかかってるのが凄いです!

 あとは、やはり魅力的というか、狂気的というか………なキャラクター達ですね!
 今回も頭がおかしいキャラや格好良いキャラが登場します!

 

順位:10
作品:デトロイト
点数:4.4

1つの事件の契機〜展開〜結末まで経過をカットせずに詳細に描いており、その場にいるような臨場感と緊張感を感じた。

正義を背負う警官が暴行する理不尽さや、暴力への恐怖など色々な感想が渦巻いた。

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1967年にアメリカのデトロイトで発生した、黒人による大規模な暴動事件を、実話に基づき描いた作品。深夜の違法酒場に警察が乗り込み、黒人らは石を投げて抗議。これをキッカケに放火・略奪へと暴動は拡大していく。

 この事件自体を詳しく知ったのが初めてだったので衝撃的だし、とても驚きました。
 そういう意味でも、「伝える」という大きな役割を果たした映画だったと感じました。

 「暴力」が描かれる中で、色々な事を考え、また感じました。
 警官という権力を持つ者が暴力を振るう理不尽さ。その暴力に耐え、恐怖に怯える感覚。正義の象徴が暴行を行う不条理さ。

 1つの事件の始まりから終わりまでを丁寧に描いており、その小さなピースがデトロイト暴動の全体で起きていた事を想像させました。
 再現ドキュメンタリーのような細かさと、実際の映像を用いた構成が『伝える映画』としての役割を果たしていたと感じました。
体験者が語る実話

 そして、その「事件」の臨場感がとても凄かったです。
 細かく展開を描いているから、その現場に居合わせたような感覚に陥りました。また、迫真の演技から導かれた緊張感が私を支配しました。

 この映画はドキュメンタリーとして良く出来てると思います。ただ、最終的な善悪の判断は事実に基づいているとしても、警官や黒人らが「どう考えていたのか」は曖昧な印象でした。

 それでも、こうした状況で誰も皆んなが悪人ではないという事を心に留めておく必要があると思いました。

 私個人的に、ここまで黒人、または非白人の俳優さん方が出演している映画を初めて観たかもしれないです。

 もちろん無くはないでしょうが、一人ひとりが主人公として現実を生きていて、思考や物語を背負ってる個人としては初めてかもしれないです。
 あと、白人警官役のウィル・ポールターの演技が素晴らしかったです!

 

※10位は点数が「4.4」です。
次点というか、同じ点数の作品は以下になります。作品を比較して以下の順位に決めました。
・デトロイト
・ペンギン・ハイウェイ
・四月の永い夢
・ペンタゴン・ペーパーズ

 

 

 

映像部門

順位:1
作品:リズと青い鳥

 アニメ作品はどの作品も本当に綺麗な映像ですが、『リズと青い鳥』は群を抜いて美しかったです。

 京都アニメーションはその美しさで定評がありますが、その美麗さが惜しみなく発揮されていたというか、画面から滲むような空気感まで映像に閉じ込めているように感じました。

 スカートの揺れや瞳の動きなど本当に丁寧な主人公ら少女たちの映像がたまらなく好きでした。特に、長い髪の毛が揺れるシーンとか愛おしかったです。

 

順位:2
作品:シェイプ・オブ・ウォーター

 映画館の闇の中で観る作品は、映画に漂うダークで古臭い雰囲気を醸し出す映像がとても印象的。影や水の巧みな描写は息を呑むほど綺麗でした。

 監督はギレルモ・デル・トロ氏。彼の独特な世界観が惜しみなく発揮され投影された映像はそれだけで素晴らしい価値があると思います。

 グロテスクでありながら美しい、そんな映像でした。

 

順位:3
作品:くるみ割り人形と秘密の王国

 宝石箱とおもちゃ箱を覗き込んだような、綺麗で華麗で荘厳な装飾に満ちた映像は圧巻でした!
 着飾ったドレスや、ファンタジー色満載のお城、おもちゃの兵隊や雰囲気が違う4つの王国の描写など、「さすがディズニー」と褒めたくなる素晴らしい映像。

 “こてこて”の装飾というか、“きらきら”と輝き煌めく世界の描写が凄かったです!

 

 

 

演技部門

 演技部門は男女俳優合同で3人選びました。

順位:1
俳優: ジェイコブ・トレンブレイ
作品:ワンダー 君は太陽/ザ・プレデター

 ジェイコブ君は本当に素晴らしい子役さんです!
 映画『ルーム』の演技で一躍有名になりましたが、今回の2作でも素晴らしい演技でした!

 『ワンダー』では遺伝の障害で顔に傷がある少年を、『ザ・プレデター』では発達障害のある少年を見事に演じていました。風貌や喋り方や行動、表情や心情などまじまじと伝わってくる演技は、涙なしでは観られません。

 

順位:2
俳優: 朝倉あき
作品:四月の永い夢

 正直、ずるい部分はある気がします。試写会という色眼鏡が入ってそうだし、単純に私が“好き”な俳優さんでもあるし。しかし、それらを抜いても素晴らしい演技だと思います。

 彼女の喪失感と背徳感を背負った寡黙な女性を演じた、少し触れただけで壊れそうな繊細な演技が素晴らしかったです。淡々と気丈に、しかし優しく、笑顔が素敵。そんな綺麗な演技でした。

 

順位:3
俳優: エマ・ストーン
作品:バトル・オブ・セクシーズ

 『ラ・ラ・ランド』でも大きく話題になりましたが、全く違う女性像を描いていて驚きましたし、その演技も素晴らしかったです。

 とても地味な女性でありながら、静かな闘志を抱いてテニス界の男女格差に挑む彼女。そんな戦いの裏で見せる“私的”な顔。そのギャップがとても見事で印象的でした。

 

 

 

キャラクター部門

 今年はアニメのキャラクターが多いです。
 これまた、単純に私が好きということもありますし、日本人に合ったキャラなのかもしれませんし。

男性キャラクター

順位:1
人物:アオヤマ君(CV.北香那)
作品:ペンギン・ハイウェイ

 物語の「ワクワク感」を醸し出しながら、現実世界との間を繋ぐようなキャラクターが彼です。そして単純に、可愛い!

 とても大人びた小学生だから、逆に子供っぽい様子を見せるギャップが最高です! 冷静に物事を分析したり、ノートに細かく書き込んだりする彼の性格が好きですし、言葉遣いがまさに森見登美彦さん風です!

 

順位:2
人物:アレハンドロ(Cast:ベニチオ・デル・トロ)
作品:ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ

 とにかく渋いキャラクター!
 鋭い目つき、シワが刻まれた顔、堂々たる体格、漂う冷徹なオーラ、苦悩と疲労が交じる表情。 「渋い」というか「手強い」ような、映画の雰囲気を抜群に醸し出すとにかく凄い人です!

 

順位:3
人物:デッドプール (ウェイド・ウィルソン)(Cast:ライアン・レイノルズ)
作品:デッドプール2

 もう書くことは無いくらい。
 強烈な印象と最高の爆笑を届けてくれた彼、やっぱりランクインです!

 とにかく「面白い!」の一言に尽きます。

 

 

女性キャラクター

順位:1
人物:鎧塚みぞれ(CV.種崎敦美)
作品:リズと青い鳥

 とても美しかったです。
 言葉にできない気持ちや本音を心に秘めた彼女の様子が、丁寧に描かれる表情の変化や仕草、息づくなどで描かれます。そういう1つ1つが本当に綺麗で、美しかったです。

 か弱くか細い彼女でありながら、彼女の奏でる音楽は様々な“想い”がこもった強さがあり、印象的でした。

 

順位:2
人物:関織子(おっこ)(CV.小林星蘭)
作品:若おかみは小学生!

 彼女の頑張りの物語を観ていると、涙が出てきます。
 旅館の若女将として沢山の仕事を頑張る姿はたくましく、しかし時折みせる子どもの表情がぐっと胸に響きます。 小林さんの演技も素晴らしく、生々と活き活きした感情の溢れ出す様子は素晴らしいです!

 もちろん、明るい笑顔を見せる彼女も大好きです!

 

順位:3
人物:イライザ・エスポジート(Cast:サリー・ホーキンス)
作品:シェイプ・オブ・ウォーター

 発話障害のイライザ。
 そんな彼女を主人公にした映画の物語は、どこか違和感があるような、不思議な雰囲気になりました。落ち着き払い、人間味あふれる彼女でありながら、「禁断の恋」へと足を踏み入れる。

 怖いような、美しいような。そして愛のためなら強くなれる女性。なんだか不思議な感覚がとても印象的なキャラクターです。ダークなラブストーリーに主役にピッタリの登場人物だと思います。

 

 

 

(アニメ作品)主題歌部門

 「主題歌部門」に関しては、日本の作品だけにします。
 まぁ、映画や外国語だとエンドロールに流れる曲の雰囲気は良くても、その意味が分からないので…。
 ───つまり、ほぼアニメ作品に絞られる訳ですが。

順位:1
楽曲:rionos「ウィアートル」
作品:さよならの朝に約束の花をかざろう

 とても静かで丁寧な歌声が美しく、か細くも力強い歌の雰囲気はまさに、映画で描かれる主人公らの心情を映すかのよう。(映画館の音響で聴くからまた素晴らしいんです!)

 歌詞の

歩き出す 愛になって
光の中へ
大丈夫 どんな未来でも
太陽は昇るから きっと

という部分がたまらなく好きです。とっても前向きで、映画を観て、エンドロールの最後にこのフレーズを聴くだけで感無量です。

公式動画がなかったので、参考に別の曲を載せておきます。
rionos「ハシタイロ」

 

順位:2
楽曲:sumika「春夏秋冬」
作品:君の膵臓をたべたい

 この歌は、歌詞を観て泣きました。
 エンドロールで流れた主題歌なのですが、画面の端に歌詞が映し出されて….。もう、作品の内容と合いすぎて、本当に最後まで号泣でした。

ありがとうも さようならも 此処にいるんだよ
ごめんねも 会いたいよも 残ったままだよ
嬉しいよも 寂しいよも 置き去りなんだよ
恋しいよも 苦しいよも 言えていないんだよ

この、このフレーズがとにかく印象的だし、涙を誘いました。

sumika 「ファンファーレ / 春夏秋冬」
(前者は映画OP、後者が主題歌です。)

 

順位:3
楽曲:nano.RIPE「あおのらくがき」

作品:のんのんびより ばけーしょん

 この曲も、映画を観終わったエンドロールで聴いたからこそ素晴らしい曲でした。それに、単純な話として「のんのんびより」といえば「nano.RIPE」さんってイメージが自分の中にあります。

 サビ部分、歌詞、

スケッチブック一面に描き始めたストーリー

から始まる部分が大好き。まぁ、映画を観ればわかりますよ。

nano.RIPE「あおのらくがき」

 

 

 

 

 

映画感想リンク集

 

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 最後まで読んでくださり、
 本当にありがとうございました!!

 

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