こんにちは!
お元気ですか?
新型コロナの感染拡大が収まらず、緊急事態宣言が発出されています。そんな中、センター入試に変わる「大学入学共通テスト」の初日ですね。大学で好きなことを勉強するのは本当に楽しいので、受験生はぜひ頑張っていただきたいです。
ということで、2020年の展覧会まとめです。コロナ自粛期間が長くありましたが、それでも改めて振り返ると色々と足を運んでいたんだなぁと思います。
目次
まずは、2020年に訪問したところの一覧です。
数え方にもよりますが、おおよそ90件くらい。
恐らく、漏れや抜けは無いとは思うのですが、もし記載忘れがあったら教えていただけると助かります。
一応、「ハイカルチャー」と「サブカルチャー」で分けていますけど、そもそもその区分も曖昧というか微妙なので、なんとなくの目安という感じですかね。
リストはアルファベット順&名前順です。
ハイカルチャーの鑑賞一覧
ベスト10
- 未来と芸術展
- エキソニモ UN-DEAD-LINK
- 桃山―天下人の100 年
- トランスレーションズ展
- Media Ambition Tokyo 2020
- 落合陽一個展「未知への追憶」
- 古典×現代2020―時空を超える日本のアート
- STARS展:現代美術のスターたち
- May, 2020, Tokyo / A Drunk Pandemic
- DOMANI・明日2020
訪問した展示 |
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1964年 東京オリンピックと都市の交通 |
2020・春のグッドデザイン |
Buoyancy | 浮力 |
Cosmo- Eggs| 宇宙の卵 |
DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに |
Dysbiotica:ミクロからマクロへ – バランスが崩壊する世界 |
Identity XVI – My Home? – |
Inside/Out ─映像文化とLGBTQ+ |
May, 2020, Tokyo / A Drunk Pandemic |
Media Ambition Tokyo 2020 |
MOTコレクション いま─かつて 複数のパースペクティブ |
OKETA COLLECTION:A NEW DECADE |
PLAY! MUSEUM 企画展「tupera tuperaのかおてん.」 |
PLAY! MUSEUM 常設展「エリック・カール 遊ぶための本」 |
Relics of Kanto Through Time |
RK個展「NEOrient(ネオリエント)」 |
STARS展:現代美術のスターたち──日本から世界へ |
TAGBOAT×百段階段 展~文化財と出会う現代アート~ |
YouFab Global Creative Awards 2019 |
アイヌの美しき手仕事 |
エキソニモ UN-DEAD-LINK:インターネットアートへの再接続 |
オープン・スペース 2019 別の見方で. |
おさなごころを、きみに |
しながわ水族館 |
トランスレーションズ展 −『わかりあえなさ』をわかりあおう |
ヒストポリス – 絶滅と再生 – 展 |
翁 -大名細川家の能の世界- |
開かれた可能性──ノンリニアな未来の想像と創造 |
危機の中の都市 COVID-19と東京2050(β) 展 |
記憶の珍味 諏訪綾子展 |
旧前田家本邸洋館 |
古典×現代2020―時空を超える日本のアート |
鴻池朋子「ちゅうがえり」展 |
根津美術館の国宝・重要文化財 |
神宮の杜芸術祝祭 天空海闊 |
青木陵子+伊藤存 変化する自由分子のWORKSHOP展 |
石橋財団コレクション |
切手の博物館「世界の国からコンニチハ」展 |
素材―その形と心 The Material -Its Form and Spirit |
卒業生作品展 桑沢2020 × シブセイ「デザインは死なない。 New羅針盤」 |
多摩六都科学館 |
桃山―天下人の100 年 |
肉筆浮世絵名品展─歌麿・北斎・応為 |
日本美術の裏の裏 |
㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画 |
未知への追憶 -イメージと物質||計算機と自然||質量への憧憬- |
未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか |
夢の島熱帯植物館 |
名和晃平 個展「Oracle」 |
サブカルチャーの鑑賞一覧
ベスト10
- MANGA都市TOKYO
- 京都アニ「私たちは、いま!!」特別展
- 3.5Dの女の子
- 花譜展2.0
- 『ヴィンランド・サガ』制作資料展
- 『GREAT PRETENDER』制作資料展
- 『LUPIN THE THIRD』 2020展
- Paint it, Black 展
- 『アラーニェの虫籠』と坂本サク展
- EX-VISIONS by pixiv
訪問した展示 |
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3.5Dの女の子 |
BNA ビー・エヌ・エー の世界展~TRIGGERのDNA~in渋谷マルイ」 |
CONNECTED OVER THE DIMENSION |
EX-VISIONS by pixiv |
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤバースデーパーティーIN 池袋 |
GREAT PRETENDER 制作資料展~Case1:Los Angeles Connection |
HOT LIMIT 2020 |
LUPIN THE THIRD 2020展 |
MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020 |
NEMOBRAND 個展「POP OF DOPE」 |
Paint it, Black 展 |
PIECE OF PEACE『レゴ®ブロック』で作った世界遺産展 PART-4 |
PIXIV GIRL X GIRL COLLECTION 2020 MARGUERITE |
T2 ART GALLERY 2019-2020 Winter |
T2 ART GALLERY 2020 Summer |
VR能 攻殻機動隊 |
アニメセル画アートコレクション |
あやみ個展「ぼくの彼女2」 |
ヴィンランド・サガ アニメーション制作資料展 |
くろたいつ展 EXTRA |
ゴールデンカムイ 桜まつりPOP UP SHOP in 渋谷マルイ |
しゅがお「MIMI STREET」 |
フカヒレ個展「Heavenly fragments」 |
プリズマ☆イリヤ新劇場版制作記念ポップアップショップ IN 渋谷 |
一人で作る長編アニメの世界~『アラーニェの虫籠』と坂本サク展 |
映像研には手を出すな!「最強の世界展」in 有楽町マルイ |
花譜展2.0 |
京アニ&アニメーションDo ファン感謝イベント「私たちは、いま!!」特別展 |
嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたいイラスト展7 |
三輪士郎個展「Lots of Handz」 |
呪術廻戦 明治神宮前“大交流展” |
天空ノ鉄道物語 |
波よ聞いてくれ 放送記念 アニメ複製原画展&沙村広明複製原画展 |
漫画家つくみず展~『少女終末旅行』から『シメジ シミュレーション』へ~ |
2020年に観た展示の感想
2020年は本当に大変でしたね。
なんと言っても、新型コロナウイルスです。
感染拡大に伴って緊急事態宣言が出され、公立の美術館や博物館などは真っ先に休館となり、画廊・ギャラリーなども休廊になりました。
基本的にイベント系はほとんど中止。
社会的な必要性はわかるけど、やっぱりアートとか芸術とかが「不要不急」と言われるのはどうかな~と思います。むしろ展覧会なんて喋らないし感染リスクは低いと思うんですけどね。
展覧会開始後も、アルコール消毒や検温が必須となり、展覧会はネットからの事前予約制になりました。また体験型展示の多くが中止となるなど、今まで通りとはいかないですね。
他方で、新型コロナを題材にした展覧会が企画されたり、展示がアップデートされたり、新しいアートが生まれたり。あるいは展覧会や美術館をインターネットで公開することになったり。
コロナ関係の展覧会の感想はこのへんです。
そもそも、本来であれば2020年は東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される予定でした。その東京五輪に合わせて企画されたのが「日本博」でした。
「日本博《Japan Culture Expo》」は、東京五輪への機運醸成と、開催を契機に日本文化の振興や国内外への発信を目的としたもの。安倍首相直轄で日本政府一丸となったものなので予算も膨大だし、規模も内容も豪華ですごいです。
結局、五輪中止になったので少なからず影響はでたものの、基本的には延期などされてもスケジュール通りにイベントや展覧会が開催されました。つまり、「外国人がいない&事前予約制」という状況で、日本最高レベルの展示がガラガラの空いている状態で楽しめるという、いち鑑賞者としては非常に有り難いものでした。
私が2020年に鑑賞した展示等で、この日本博プログラムに組み込まれているのは、「DOMANI」,「MAT2020」,「MANGA都市TOKYO」,「神宮の杜芸術祝祭」,「古典×現代2020」,「桃山展」とかですかね。あとはイベントとかパブリックアートとかもいくつかありそうです。
トプ画は、展覧会のお土産に買うことにしてるポストカードや、個展のDMなどです。2020年はあまりポストカードを売っている展示が少なくて個人的にはとても残念。
- 未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか
- エキソニモ UN-DEAD-LINK:インターネットアートへの再接続
- 桃山―天下人の100 年
- トランスレーションズ展 −『わかりあえなさ』をわかりあおう
- Media Ambition Tokyo 2020
- 未知への追憶 -イメージと物質||計算機と自然||質量への憧憬-
- 古典×現代2020―時空を超える日本のアート
- STARS展:現代美術のスターたち──日本から世界へ
- May, 2020, Tokyo / A Drunk Pandemic
- DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに
これを見ると、完全に私の趣味が分かりますね(笑)
現代美術、中でもインターネット・テクノロジー・デザインとかのジャンルが圧倒的に多いです。その他もどちらかというとコンセプトががっちり固まっている展覧会が多い気がします。
そもそも2020年は海外からの作品搬入や国内移動が難しいなどで展覧会が中止になったりして、そもそも日本美術・西洋美術の展覧会を観た数が少ないですね。
① 未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命──人は明日どう生きるのか
テクノロジーの発達は、いま、私たちの生活のさまざまな側面に大きな影響を与えようとしています。近い将来、人間は多くの判断を AI(人工知能)に任せるようになり、AIが人類の知能を超え […] ると言われています。また、[…] 多様なバイオ技術は、食や医学、そして環境に多大な影響を与えることになるでしょう。私たち人間が身体機能を拡張させ […] る時代もそう遠くない話なのかもしれません。[…] 私たちは、少なくとも20-30年後の未来のヴィジョンについて考えることが必要なのではないでしょうか。それは同時に、豊かさとは何か、人間とは何か、生命とは何かという根源的な問いにもつながるのです。
本展は、[…] 100点を超えるプロジェクトや作品を紹介します。AI、バイオ技術、ロボット工学、AR(拡張現実)など最先端のテクノロジーとその影響を受けて生まれたアート、デザイン、建築を通して、近未来の都市、環境問題からライフスタイル、そして社会や人間のあり方をみなさんと一緒に考える展覧会です。
展覧会サイト
企画:南條史生 ほか
会場:森美術館
会期:2019年11月19日~2020年3月29日
鑑賞日:2020年1月13日
作品リスト:こちら
「未来と芸術展」トレイラー
3Dウォークスルーとして、WEBアーカイブが無料で公開されています!
② エキソニモ UN-DEAD-LINK:インターネットアートへの再接続
インターネットが一般に普及し始めた1990年代から、いち早くインターネットそのものを素材として扱い、ユーモアのある切り口と新しい視点を備えた作品でインターネットアート、メディアアートを軸足に、アートの領域を拡張してきたエキソニモ。[…] デジタルとアナログ、ネットワーク世界と実世界を柔軟に横断しながら、実験的なプロジェクトを数多く手がけてきました。本展では、24年間に及ぶその多彩な活動を、[…] インターネット上の会場と美術館の展覧会会場を連動させ、エキソニモの全活動の軌跡に迫ります。 新作のタイトルでもある「UN-DEAD-LINKアン・デッド・リンク」には、インター ネット上で接続できなくなった、リンク先が存在しない「デッド・リンク DEAD-LINK」の作品を再考し、「アン・デッド・リンク UN-DEAD-LINK」として、アクセス可能にするという意味がこめられています。[…]
展覧会サイト
③ 桃山―天下人の100 年
政治史における安土桃山時代は、1573年の室町幕府の滅亡から1603年の江戸幕府開府までの30年間をさします。この30年間に花開いた、日本美術史上もっとも豪壮で華麗な「桃山美術」を中心に、室町時代末から江戸時代初期にかけて移り変わる日本人の美意識を数々の名品によってご紹介します。
[…] 安土桃山時代を中心として、日本は中世から近世へ、戦国武将が争う下剋上の時代から、江戸幕府による平和な治世へと移り変わります。本展は、室町時代末から江戸時代初期にかけての激動の時代に生まれた美術を概観し、美術史上「桃山時代」として語られるその美術の特質を、約230件の優品によってご覧いただこうというものです。
激動の時代に、「日本人」がどう生き、どのように文化が形作られていったのか、約100年間の美術作品を一堂に集め概観することで、日本美術史のなかでも特筆される変革の時代の「心と形」を考える展覧会です。
展覧会サイト
④ トランスレーションズ展 −『わかりあえなさ』をわかりあおう
「翻訳」ということばは、ある言語を異なる言語に変換すること、そしてそのプロセスを経て意思疎通を図る行為などを連想させます。[…] 日々進化するテクノロジーによって翻訳機能がめざましく発展し、言語の垣根を超えて「いつ」「どこ」にでも繋がることが可能となった昨今、かつては未知の世界であったものさえも身近に感じられるほどコミュニケーションのあり方は大きく変化しています。
「翻訳」を介したコミュニケーションは、文字による言語だけではなく、視覚、聴覚といった感覚や身体表現などを用いて、送り手と受け手をつなぐ「架け橋」の役割を担っています。[…] 本展では、ドミニク・チェンの「翻訳はコミュニケーションのデザインである」という考えに基づき、「翻訳」を「互いに異なる背景をもつ『わかりあえない』もの同士が意思疎通を図るためのプロセス」と捉え、その可能性を多角的に拓いていきます。
ここでは、[…] さまざまな「翻訳」のあり方を提示する作品を紹介します。本展が、「翻訳」というコミュニケーションを通して、他者の思いや異文化の魅力に気づき、その先にひろがる新しい世界を発見する喜びを感じていただける機会となれば幸いです。
展覧会サイト
⑤ Media Ambition Tokyo 2020
今年で8回⽬を迎えるMedia Ambition Tokyo [MAT]は、最先端のテクノロジーカルチャーを実験的なアプローチで都市実装するリアルショーケースです。渋⾕、六本⽊、上野を中⼼に、恵⽐寿、飯⽥橋、台場、御茶ノ⽔など、都内各所を舞台に最先端のアートや映像、⾳楽、パフォーマンス、トークショー等が集結。国内外のさまざまな分野のイノベーターや企業、イベントが参画することで、多彩なプログラムが都市のあちこちに有機的に増殖し、拡⼤し、つながり、MATはこれらを包括する活動体として成⻑をつづけています。2020年、そしてその先の未来を⾒据えて移動や通信、情報を含んだ都市システムのありかたが⼤きく変化している今、都市の未来を創造するテクノロジーの可能性を東京から世界へ提⽰し、ジャンルやカテゴリーの枠を超えたボーダーのない⾃由な実証実験により、未来を変⾰するムーブメントを実体化するようなテクノロジーアートの祭典を⽬指します。
展覧会サイト
会場:渋谷キューズほか
会期:2020年2月28日~3月8日(日)
鑑賞日:2020年2月28日
作品リスト:こちら
MEDIA AMBITION TOKYO 2020 teaser
⑥ 未知への追憶 -イメージと物質||計算機と自然||質量への憧憬-
「未知への追憶」は、2017年から2020年までの落合陽一の活動を俯瞰した展覧会となっている。[…] コンセプトである「映像と物質」や、[…]「計算機と自然」、[…]「質量への憧憬」「民藝・霊性」といった4年間の表現コンセプトを軸に構成した展覧会だ。
写真や立体物、映像を通じて、落合陽一の持つ新しい自然観と老荘思想との接続、バーチャルとの邂逅、民藝との接近に至る背景を読み解き、鑑賞可能にすることをめざした、 落合陽一はアーティストステートメントに「物化する計算機自然と対峙し、映像と質量の間にある憧憬や情念を反芻する」と書いている。 「未知への追憶」は […]、4年間の表現コンセプトを昇華させ、新しい日常から新しい自然の再発見に至るための探究活動だ。
探し、吟味し、新しい文脈を練り上げることで未知を目指す喜びや感動へと変換するために、過去作品の再構成、研究や社会活動としての膨大な活動をスナップ写真として切り出すことによって作品に昇華するプロセスを内包している。 ぜひ何度か反芻して感じて欲しい。
展覧会サイト
会場:渋谷MODI
会期:2020年7月23日~9月27日
鑑賞日:2020年8月23日
作品リスト:こちら
2020年の今、展覧会について考える 個展「未知への追憶」によせて
⑦ 古典×現代2020―時空を超える日本のアート
古い時代の美術と現代美術の対比を通して、日本美術の豊かな土壌を探り、その魅力を新しい視点から発信する展覧会を開催します。
展覧会は、江戸時代以前の絵画や仏像、陶芸や刀剣の名品を、現代を生きる8人の作家の作品と対になるよう組み合わせ、一組ずつ8つの展示室で構成します。[…]
現代作家たちの仕事と過去の名品との関係はさまざまです。展覧会では、世界観や主題、造形、制作方法の類似を示すだけでなく、先達から得たインスピレーションや、誰もが知るイメージに基づくパロディ、古い作品を取り込んだインスタレーションなど、過去の偉業に積極的に関与していく現代の作家たちの姿にも焦点を当てます。今日の優れた表現と、今なお私たちを惹きつけてやまない古の名品の比較を通じて、単独では見えてこない新たな魅力を発見する機会になれば幸いです。
展覧会サイト
⑧ STARS展:現代美術のスターたち──日本から世界へ
戦後の高度成長期、日本ではオリンピック、万国博覧会といった国家規模のイベントが続き、国際化が推進されました。その間、現代美術の世界でも、脱植民地主義、多文化主義などさまざまな議論が重ねられ、ビエンナーレやアートフェアなど新たな場が拡がりました。
本展では、この間に日本という枠を越えて広く国際的に活躍し、今日、多様な地域や世代から高い評価を得るアーティスト6名を選び、その活動の軌跡を初期作品と最新作をつなぐかたちで紹介します。彼らの実践は世界からいかに評価されてきたのか。国境や文化を越えた普遍的な課題の追求、伝統や美学、テクノロジーやサブカルチャーなど、日本固有の社会的、文化的、経済的背景をふまえて探ります。また、1950年代から今日まで、海外で開催された主要な日本現代美術展に関する資料も展示し、それぞれの時代の評価軸や系譜を検証します。
展覧会サイト
⑨ May, 2020, Tokyo / A Drunk Pandemic
Chim↑Pomによる本展「May, 2020, Tokyo / A Drunk Pandemic」は、その展覧会タイトルが示すとおり、2つのプロジェクトで構成されます。
まず「May, 2020, Tokyo」は、世紀の祝祭イベントとなるはずだった東京2020オリンピックが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け延期となり、その後発令された緊急事態宣言下の5月、東京を舞台にしたプロジェクトです。常に街中でプロジェクトを敢行してきたChim↑Pomですが、「Stay Home」という自粛要請が謳われた首都東京で、改めてその瞬間の街に目を向け制作した作品によるインスタレーションです。
また、もうひとつのインスタレーション「A Drunk Pandemic」は、2019年イギリス・マンチェスターのヴィクトリア駅地下にある巨大な廃墟のトンネルで展開したプロジェクトに依るものです。[…] Chim↑Pomは、コレラで亡くなった人々が埋葬されたマンチェスターの地下(現在のヴィクトリア駅地下)の廃墟に「ビール工場」を設置し、オリジナルビール「A Drop of Pandemic」を醸造。コレラや酵母といったバイオロジカルなプロセスを可視化し、それらと下水道などの街のインフラにまつわる歴史的な関係を文脈とした、Chim↑Pomの「都市論」として展開されます。
展覧会サイト
⑩ DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに
文化庁は、[…] 1998年から「ドマーニ・明日展」を開始し、[…] 国立新美術館を会場に、天井高に恵まれた空間での大規模なグループ展で、文化庁による新進作家育成プログラムで海外に送り出した人材を、日本のアートシーンにプレゼンする機会になることを目指してきました。
今回は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック年の冒頭にあたるため、国が展開する「日本博2020」のプログラムに参画する特別版となりました。「日本博」関連展に共通するテーマ「自然」を受け、「傷ついた風景の向こうに/ Landscapes in Our Age: Scarred and Reborn」をサブタイトルに、多世代から精選した11名の作家によるグループ展とします。2010年前後に研修を終えた作家に加え、芸術選奨やメディア芸術祭など文化庁が関わる事業からも招き、いまの日本のアクチュアルな、かつ国際的にひらかれた自然観を浮かび上がらせます。
「傷ついた風景」「風景に生きる小さきもの」「庭へ」「自然の摂理、時間の蓄積」などのテーマ設定で、展示を構成します。
展覧会サイト
- MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020
- 京アニ「私たちは、いま!!」特別展
- 3.5Dの女の子
- 花譜展2.0
- 『ヴィンランド・サガ』 アニメーション制作資料展
- 『GREAT PRETENDER』制作資料展
- LUPIN THE THIRD 2020展
- Paint it, Black 展
- 一人で作る長編アニメの世界~『アラーニェの虫籠』と坂本サク展
- EX-VISIONS by pixiv
サブカルの方は、アニメとイラストとでバランスが良い気がします。こっちのジャンルは個展に似た形が多いので、そもそも作品やアーティストの好き嫌いがランキングに大きく影響しそうです。
① MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020
国立新美術館は、2015年開催の「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」(2015年6月24日~8 月31日)を皮切りに、同展をタイ、ミャンマーに国際巡回するなど、日本が誇る独自のカルチャーを世界に発信する取り組みに力を入れてきました。2018年は「ジャポニスム 2018:響きあう魂」の事業の一環として、フランス・パリにて『MANGA⇔TOKYO』展(2018年11月29日~12月30日)を開催し、来場者が3万人を超えるなど現地の人々をはじめ多くの皆様より高い評価を頂きました。このたび、「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」と題しまして、装いも新たに凱旋展示を実施いたします。
展覧会サイト
会場:国立新美術館
会期:2020年8月12日~2020年11月3日
鑑賞日:2020年8月23日
作品リスト:こちら*PDF
8/12開幕『MANGA都市TOKYO』展(六本木・国立新美術館)PR映像
② 京都アニメーション「私たちは、いま!!」特別展
京アニ&Doファン感謝イベントにて展示する原画などを、全国各地の京都アニメーショングッズ取扱店舗でもお楽しみいただけるミニイベントです。
展覧会サイト
③ 3.5Dの女の子
2017年インターネット上に突如出現したグラフィックアーティスト「PANASONY™」。
自身のネーミングのインパクトもさることながら、有名ブランドのロゴや世界中で知られる日本発のキャラクターなどを用い、パロディに昇華した作品がコアなファンから熱狂的な人気を博している。
数多くのセンスの光る作品をインターネット上に展開するグラフィックアーティスト・Panasony™とKAMITSUBAKI STUDIOとのコラボレーション展示「3.5Dの女の子」展をこの度3.5Dで開催します。
展覧会より
会場:3.5D by KAMITSUBAKI STUDIO×PARCO
会期:2020年3月10日~2020年3月25日
鑑賞日:2020年3月18日
④ 花譜展2.0
会場:3.5D by KAMITSUBAKI STUDIO×PARCO
会期:2020年9月11日~2020年10月28日
鑑賞日:2020年9月16日
花譜 #39「開幕花譜展」
⑤ 『ヴィンランド・サガ』アニメーション制作資料展
TVアニメ「ヴィンランド・サガ」の実際に使用されたキャラクター設定や原画、背景美術などの制作資料を多数展示します。
原画は実際の作品制作で使用された貴重な生原画を特別に公開。
展覧会サイト
⑥ 『GREAT PRETENDER』制作資料展~Case1:Los Angeles Connection
TV放送が開始となったアニメ『GREAT PRETENDER』で初の制作資料展の開催が決定しました!キャラクター設定や「Case1:Los Angeles Connection」の原画や背景美術などの制作資料の数々を展示するほか、オリジナルグッズの販売も行います! この機会にぜひご来場ください。
展覧会サイト
⑦ 「LUPIN THE THIRD」2020展~ハードで危険。ヤツらが帰ってきた…!~
小池健監督陣頭の元、原点回帰の「LUPIN THE THIRD」シリーズ、「次元大介の墓標」・「血煙の石川五エ門」・「峰不二子の嘘」の3作のアニメ資料をふんだんに展示した「LUPIN THE THIRD」2020展を、7月23日(木/祝)より有楽町マルイにて開催いたします! 大人向けルパン三世、ここに極まれり!
展覧会サイト
⑧ Paint it, Black 展
アニメ『よむタイツ』や人気同人誌シリーズ『がんばれ同期ちゃん』などで著名なイラストレーター、よむ先生の初画集『Paint it, Black』の発売を記念したイラスト展です。
期間中は、画集に掲載されているイラストの中から選りすぐりのカットの展示の他、新作タイツイラストの初お披露目もございます。さらにイラスト展オリジナルグッズの販売や、複製イラストの受注販売も予定。タイツ・フェティシズムの最高峰とも言えるよむ先生の美麗イラストを、間近でご覧いただけるチャンスです。
展覧会サイト
会場:とらのあな秋葉原店
会期:2020年9月28日~2020年10月11日
鑑賞日:2020年10月5日
⑨ 一人で作る長編アニメの世界~『アラーニェの虫籠』と坂本サク展
坂本サク監督はいかにして、一年半という短期間で、“個人制作の長編アニメ映画”を完成させたのか。
その知られざる舞台裏を、坂本監督による原画や絵コンテ、美術、キャラクター、3DCG、台本、メイキング映像などの秘蔵資料や技術的背景、過去の作品を通して、明らかにします。
会場のシアタールームでは『アラーニェの虫籠』本編と、坂本監督の過去のアニメ短編『摩訶不思議』『フィッシャーマン』を無料上映。
展覧会サイト
会場:Room_412
会期:2020年1月5日~2020年1月19日
鑑賞日:2020年1月13日
⑩ EX-VISIONS by pixiv
アートブック「VISIONS 2021 ILLUSTRATORS BOOK」の発売を記念して東京・池袋で企画展「EX-VISIONS by pixiv(エキシビジョンズ バイ ピクシブ)」を開催いたします。
イラストレーター170名それぞれの作品のほか、表紙イラストを飾った米山舞氏のドローイングムービー等を設置した特別コーナー、イラストレーター6名による企画展限定の特別描き下ろし作品も展示します。
様々な個性を持った170名のイラストレーターのイラストを一挙に見ることができ、今までに知らなかったイラストレーターや作品に出会える場です。
展覧会サイト
会場:西武池袋本店
会期:2020年11月13日~2020年11月25日
鑑賞日:2020年11月19日
各展示とかで撮った写真を1枚ずつ載せておきます。これも抜けはないと思いますけど、漏れていたらゴメンナサイ。
ハイカルチャー展示写真
サブカルチャー展示写真
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しゅがお「MIMI STREET」 -
T2 ART GALLERY -
嫌パン展7 -
『アラーニェの虫籠』と坂本サク展 -
天空ノ鉄道物語 -
映像研「最強の世界展」 -
『レゴ®ブロック』で作った世界遺産展 -
漫画家つくみず展 -
アニメセル画アートコレクション -
3.5Dの女の子 -
京アニ「私たちは、いま!!」特別展 -
『BNA ビー・エヌ・エー』の世界展 -
PIXIV GIRL X GIRL COLLECTION -
プリズマ☆イリヤ新劇場版制作記念 -
『ゴールデンカムイ』桜まつり -
「波よ聞いてくれ」アニメ複製原画展 -
LUPIN THE THIRD 2020展 -
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』バースデーパーティー -
フカヒレ個展「Heavenly fragments」 -
GREAT PRETENDER 制作資料展 -
HOT LIMIT 2020 -
T2 ART GALLERY -
くろたいつ展 EXTRA -
NEMOBRAND「POP OF DOPE」 -
CONNECTED OVER THE DIMENSION -
MANGA都市TOKYO -
花譜展2.0 -
Paint it, Black 展 -
ヴィンランド・サガ アニメーション制作資料展 -
あやみ個展「ぼくの彼女2」 -
三輪士郎個展「Lots of Handz」 -
呪術廻戦 明治神宮前“大交流展” -
EX-VISIONS by pixiv -
山手線謎めぐり
2020年の展覧会まとめでした。
とても素晴らしい作品や展示を色々見れた一方で、新型コロナの影響で中止になってしまったり、会期短縮で見れなかった展示も少なくないので残念です。
2021年も面白い展示が観られることを期待していますし、延期などにならず素晴らしい作品に出会えることを祈っています!
読んでくださり、
ありがとうございます!
これからもよろしくお願いします!