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【映画】ラン・オールナイト

2015年5月26日

【評価:4.3/5.0】
     『N.Y.中に、狙われた男。』

 

目次

 
 

【STORY】

ジミー(リーアム・ニーソン)は長年マフィアのボスであり親友であるショーン(エド・ハリス)のもとで殺し屋として働いていた。
ジミーの息子マイクはショーンの息子ダニーの殺人を目撃してしまう。
口封じをしようとするダニーから逃れたマイクの前に現れたのは疎遠になっていたジミーだった。そして追ってきたダニーを殺してしまう。
復讐のためにショーンは全勢力を投入。マフィア、汚職警官、殺し屋そして報道がジミーらを追い詰める。

 

【感想】

 さすがリーアム・ニーソン!今までのニーソンの映画の中で1番好きかもしれないです! ド派手なアクションはもちろん、今作は彼の演技がとても良かったです。
 「オールナイト」というくらいですから映画のほとんどが夜のシーンなので暗いシーンが多く(というかほぼ暗いシーン)恐怖感やスリルを上手く誘ってきました。 パトカーの回転灯やNYの街の明りが暗闇の中で映えていました!
 NYのイメージに乗ったCoolな映画でした。
 
 
 今回はニーソンの演技が特に良かったと思います。
 最初はアル中のダメ人間、次に冷徹なヒットマン。そして最後に家族を想う優しい父親。
 なかでもアル中の演技はとても良かったです。今までのニーソンは格好良くて、無感情なイメージだったのですがそれを少し崩してくれるような演技でした。
 それでもその後のヒットマンが冷徹過ぎて…役にハマり過ぎです。
 それでも家族のことを第一に考えている素晴らしいお父さんですよ。
 それからマフィアのボス役のエド・ハリスがなり良かったです!彼もまた冷酷なボス役としてニーソンの相手役にぴったりでした!
 
 
 
 映画としては見どころが満載だったと思います。様々な映画の要素を混ぜ合わせていて大満足です!
 アクション映画としてはパトカーとのカーチェイス(ってなんでパトカーが追われているんや!)、火災現場での殴闘、酒場での無双。
 警察から逃げる部分はサスペンス映画。車両基地での息の詰まるような鬼ごっこはホラー映画を彷彿させました。
 
 
 
 ストーリーは始めの部分が少し難しかったというか、グチャグチャになりかけましたが直ぐに逃走劇に変わり緊迫の展開に変わったので気にならないですね。
 ただ、(自分だけかもしれませんが…)一番重要な部分が分かりづらかったです。どうして一晩だけ逃げ切ればよかったんでしょう?
 
 
 
 どうしても96時間と比べてしまうんですか…
 96時間の方は元特殊部隊員という事でその時の知識を活かした戦いや追跡が面白かったです。(96時間リベンジでコンパスと手榴弾を使って居場所を突き止めるシーンが印象深かったです。)
 で、今回はとにかく「逃げる&戦う」で普通のアクション映画といえばそうなっちゃうんですよね。ただ、そこに息子を想う気持ちと夜のNYという舞台が加わることで新鮮な映画になっていました!
 
 
 
 父親にとってどれだけ息子が大切なのかが伝わってきました。マフィアの息子を殺した。しかし自分の息子を守るため。マフィアは息子の復讐を。ジミーは息子を守るため。
 一方的な復讐劇ではなく双方が思うこと、守りたいもののために戦うから気分がいいです。(96時間も息子の復讐でしたね…)
 
 
 
 まるでゲームのような逃走劇でした! 「グランド・セフト・オート」や「ウォッチドッグス」のような感じです。
 パトカー数台が追ってくる。ヘリが出動する。特殊部隊が投入される。無理やり検問を突破するなど。

 
 
 
 
HP
 
 

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