こんにちは!
お元気ですか?
ブログについての長い長い前書き投稿をやっと終わらせたので、これからまた今まで通りにたくさん記事を書いていけたらと思います!
さて、2020年8月9日のコトです。
この日は友達と2人、朝は始発から、夜は終電ぎりぎりまで、ひたすら多摩川を下流方面へと歩きながらいっぱいお喋りをしました。
2020年8月9日です!
先に書いたように、この日は友達と一緒に歩くのがメインでした。始発からほぼ終電まで十数時間くらい、時々休憩を挟みながらもひたすら歩きつつ、喋り続けたわけで、よくやったなぁと思います。
本当に楽しかったです! どうもありがとうございました!
この日は、とにかく歩きました。
新型コロナで遠出できないという中で、奥多摩からスタートし、多摩川を下流に向かってひたすら歩くという川下りめいた散歩をしました。緑が深く濃い上に、多摩川が夏っぽくてとても良かったです!
今年、2020年の夏は「特別な夏」ですね。
新型コロナウイルスの影響で、都民は都外への旅行について自粛することになり、感染への注意も払いながら行動する必要のある、難しい時期です。
そんな中で、夏っぽい自然の中で1日過ごすことができたのはとても楽しかったです!!
8月9日に歩いたところ
8月9日のルートはこんな感じです!
朝、青梅駅を始発でスタートし、青梅線の鳩ノ巣駅で下車。そこからはひたすら奥多摩町から多摩川下流を目指して青梅市、羽村市、福生市へと歩みを進めていった感じです。
なんと、約42.6kmほどの距離を踏破するという、ほぼフルマラソンに近い道のりを歩いた恐ろしい偉業を成し遂げた日だったと、帰宅してから知ったのでした。
Google Mapに行動ログを重ねると画像のような感じで、濃い色が電車移動です。険しい山の中から開発された街の中まできちんと歩いているのが分かります。
ちなみに、移動した高度を表示してみると下図のような感じ。スマホでの記録なので大雑把なものでしょうけど、ちゃんと下っているのは分かります(笑) 参考までに。
経緯と当日
そういう訳で、奥多摩にしました。
というか「してもらいました」が正確ですね。
久々に友達と会うので行き先を決めるために色々と話し合うも、私は日本地理には詳しくないので
候補地としては、山か川、もしくは沢・渓谷・滝・洞窟みたいな涼し気な場所がいい
という無理難題を吹っかけました。候補地と言いながら、イメージの要望しか提案していない、最悪のパターンですね。
で、この抽象的な希望に対して、友達が「奥多摩」を提案してくれたわけです。
当初は奥多摩湖に行く予定だったのですが、天候が芳しくない上に、湖周辺だと交通手段が限られてしまうので、急遽2つ手前の「鳩ノ巣駅」からスタートしました。
そこからは、風の吹くまま気の向くままに多摩川沿いをずっと歩きました。道路に詳しくない私は、友達に先導してもらう形で半歩後ろから背後霊のように付いていく格好でした(笑)(その節はお世話になりました)
「夏」を満喫した1日!!
この日、めっちゃ夏を満喫しました!
なんか、【夏成分】がギュッと濃縮されていて最高でした!
「ものは言いよう」という感じは否めませんが、当日はこんなこと👇を1日で全部体験しました。追々、詳しくは書いていきますけど。
多分、何年か経ってこの日のことを思い出す時のBGMは、久石譲さんの「あの夏へ」ですかね(笑)
この日に行った場所とその行程を、時系列に沿いながら簡単にご紹介します!
とは言うものの今回は大雑把です。
普段はGPSの記録とか写真のタグを基に書いているのですが、この日はほぼ写真を撮らなかった上に、観光地的なところは少ないのでザックリとした内容です。
朝~午前くらい
午前中は、歩きました。
始発スタートはさすがに朝早くて、歩きながら「もう9:00頃かな?」なんて思っても実際には7:30とかで、恐ろしく時間の流れがゆっくりでした。やっぱり、山奥と街中では時間の経過が違うんですね。
青梅駅からスタートです。
JR青梅線の中でも青梅~奥多摩間は「東京アドベンチャーライン」というワクワクする素晴らしい愛称がついているので、乗っているだけで冒険気分です(棒)
鳩ノ巣駅に着きました。
ようやく、ここから本格的にスタートです。
東京都が管理するダムです。
小さいですが、朝の空気は澄んでいて気持ちよかったし、水面には薄っすらモヤが残っていたし、深緑色の水の色も綺麗でした! あと、劣化したコンクリの感じとか、謎の金属駆動音とかも好きです(笑)
白丸ダムから鳩ノ巣駅あたりにかけての渓谷です。川の上流らしく、巨大な岩がゴロゴロある感じがとても良かったです! きちんと散策道が整備してあって助かりました。
奥多摩町から青梅市にかけて歩きました。
もう、自分がどこを歩いているのかも分からないのですけど、歩道が狭すぎる青梅街道を歩いたり、よく分からない林道で蜘蛛の巣の餌食になったり、延々と坂道を登ったりと、とりあえず歩きました。とはいえ、川を覗いたり、吊橋を渡ったりと、楽しかったです!
観光地の御岳山は駅前を通過して、小澤酒造の澤乃井は庭園を通り抜ける形で、それぞれ見事にスルーしました。
段々と気温が上がってきて、およそ3時間くらい歩いたところで休憩しました。
ちょっと訳ありのツリーハウスです。ボロボロで草も生え放題ですが、ノスタルジックですね。
青梅市の「梅の公園」で休憩をして、お昼ごはんを2, 3粒食べました。
公園では、ウメ輪紋ウイルスの拡大ですべて伐採されてしまっていたので、残念ながら梅を見ることはできませんでした。
午後~夕方くらい
午後は、歩きました。
お昼休憩では「こうなったら山越え・峠越えをしちゃうか!!!!」なんてとち狂ったルートを考えたりもしました。あとで冷静になって再考して、止めましたけどね。
ずっと歩きました。
ところどころ迷子になりながら、川を脇目に、ひたすら道路に沿って歩きました。
また小休止です。
青梅市の郷土博物館に寄りました。決して「暑いからクーラーが効いた場所で涼もう」という邪な考えではなく、純粋に文化的な興味からです。
行軍を続ける中、道沿いのスーパーでアイスを買って食べました。糖分を脳に送らないと頭が溶けそうだったので(笑) 暑い中のアイスは最高ですね。
羽村市の堰です。
ググったら、ここで取水して、地下水道を通って狭山湖まで運ばれた上で、東村山の浄水場に送られるそうです。
夕方~夜くらい
夜は、歩きました。
とりあえず夜ご飯を食べて、川を目指しました。
夜ご飯を食べました。
「どこで食べようか?」「この通り沿いにあるお店にしよう」「ここ良さそうだから後で戻ってこよう」と話しながら3km近くも決められずに歩いてしまい、通り過ぎた飲食店は一体何軒に及ぶのやら……。
多摩川川下りのひとつの区切りというか、終着点として羽村取水堰に辿り着きました。江戸時代、城下町へと生活用水を引いた「玉川上水」の始まりがココになります。うまい具合に良い落とし所に着けて良かったです!
ここの河原で中学生?たちが花火をしていたので、夏の風物詩として遠くから楽しませてもらいました。あと、薄暗い神社への参道を通りながら肝試し気分も味わえた、夏の夜でした。
川沿いで話しながら、電車の時間を見つつ、帰途につきました。この日はこれで終わりです!
私も詳しくはないですが、多摩川についてちょっとだけ詳しく分かる本をご紹介します。まぁ東京都民と一部の神奈川県民なら一家に一冊は常備してあると思いますけど。
村松昭『日本の川 たまがわ』
多摩川の源流である森林から東京湾は羽田空港まで、多摩川を丁寧なイラストで描いた絵本です。
とても良くできている絵本で、多摩川が上流から河口へと移り変わる流域の様子が分かりやすいし、描かれる街の様子がジオラマみたいで楽しいのでオススメです!
今尾恵介『多摩川絵図』
上の『たまがわ』は現代の多摩川をイラストで描いたもので、こちらは江戸時代(弘化2=1845年)に描かれた絵巻「調布玉川惣画図」です。同じく源流域から羽田浦まで描かれています。
なんとこの絵巻は、国立国会図書館のオンライン上で公開されているので、誰でも見ることができます!! しかも細部まで拡大可能!
2020年8月9日は以上です!
かなり歩いたし、だいぶ日に焼けましたが、不思議と疲れは少ない楽しい1日でした。
私が普段どこかに行く時は綿密な計画を立てるので「旅行」って感じですが、それに対して9日はなんだか「旅」って感じな気がして、とても良かったです。
一緒に歩いてくれた上に、”アフターペーパー”まで送ってくださり、どうもありがとうございました! また機会があればぜひ、よろしくお願いします!
私が最初に挙げた「山か川、もしくは沢・渓谷・滝・洞窟」という無理難題に対して、山・川・沢・渓谷の4つを満たす素晴らしい行程でした!(滝は小さいのがあったけど)
加えて、白丸ダムに行き、吊り橋をいくつか渡って、見晴らしの良い梅の公園で昼休憩を取って、郷土博物館を覗いて、アイスを食べ、(他人の)花火を見て、(神社の参道で勝手に)肝試し風の体験をして……と盛り沢山な1日。
涼宮ハルヒもびっくりの充実した夏でした(笑) なお、本編同様に”最後の宿題”は次回に持越しになったので、アニメよろしく夏エピソードはもう少し続きそうです(笑)
読んでくださり、
ありがとうございます!
これからもよろしくお願いします!