面白い! “ゲームらしさ”をタップリ詰めた冒険はスリルとアクションち満ちてて楽しい!! 「笑い」が最高w 台詞、行動、会話とか沢山詰めてあって笑った! 特に俳優ギャグが最高! 内容面白かったし、細工も良いけど、1作目『ジュマンジ』の方が好き。
※ネタバレなし。
※画像は予告映像のキャプチャです。
2018年4月13日鑑賞
ジュマンジ・ウェルカム・トゥ・ジャングル
(原題:Jumanji: Welcome to the Jungle)
【評価:3.5/5.0】
【一言】
面白い!
“ゲームらしさ”をタップリ詰めた冒険はスリルとアクションち満ちてて楽しい!!
「笑い」が最高w
台詞、行動、会話とか沢山詰めてあって笑った!特に俳優ギャグが最高!
内容面白かったし、細工も良いけど、1作目『ジュマンジ』の方が好き。
ストーリー
それぞれが起こした問題で居残りを命じられた4人の高校生。罰として掃除していると、見つけたのは、ゲーム機とセットされたゲーム『ジュマンジ』だった。早速TVに繋いで起動し、4人はそれぞれキャラクター選択をする。
すると突然、緑色の光が満ちたかと思うと、4人はゲームに吸い込まれていた。本の世界に戻る為、ゲームクリアを目指して4人は進み始める。
予告動画
感想
感想外観
冒険あり、友情あり、笑いあり、恋愛あり。
ただでさえ壮大な内容なのに、中身がギュウギュウに詰まってて面白い!
まずは「ジュマンジ」なのでゲーム要素から。
1作目はボードゲームとして現実世界で繰り広げられましたが、本作はTVゲームの中に飛び込んでの冒険。
“TVゲームらしさ”が至る所に散りばめられていて、楽しかったし、なるほどなぁ〜と関心したり。
そして「笑い」が最高でした!
台詞とか行動とか、ゲームらしい部分や人間らしい部分まで、色々な所に笑える要素が散りばめられていて、映画観ながら終始クスクス。
内容は上述のようにTVゲームという設定を上手く活用していて良かったです。
そもそも、『ジュマンジ』って内容&構成よりも、ゲームクリアまでの道のりとかミッションが見所だと思います。
それでも、内容も良かった!!
そんな見所のミッション・道のりは少し残念でした。
ギミックとか展開に目新しさを感じなくて、見せ場はあっても驚きは無かったです。
冒険の他、友情・恋愛・勇気・人生観……と色々と中身が濃かった本作。それでもグチャグチャにならず、むしろ軽いくらいで見やすかったです。
主人公は高校生だし、どこか日本のアニメ的な雰囲気を感じました。
新作として時代や設定を現代にしっかり合わせた本作ですが、私は1995年の1作目『ジュマンジ』の方が好きでした。
やっぱり、アイデアの面白さ&凄さがありましたし、現実世界っていう部分は魅力かなって。
やっぱりゲーム
古いボードゲームからTVゲームへ進化した本作の「ジュマンジ」。それでも、そのゲーム要素をしっかり内容に活かしていて面白かったです!
例えば、「ライフ数」や「リスポーン」、「スキル」といった概念(?)が導入されてたり、その他にも現代ゲームの要素がしっかり反映されていました。
少しでも、何かしらゲームをプレイした事がある人なら、結構楽しめると思います!
それは小さなギミックとかオプション、最初から最後まで、展開やストーリー…etc.と「あ〜わかる!」って思える部分が一杯です!
それから、ゲームプレイ経験者にとっては展開とかを予想できてしまう部分が所々あります。でも、それを差し引いても面白さが色褪せません!
笑いが最高!
いやぁ、もう、本当に笑いましたよ。
私だけじゃなくて、隣の席の人も、劇場内にいた人皆んながクスクス笑ったり、体を小さく震わせたり。下ネタじゃないから、万人が笑って楽しめます!
どんな「笑い」かと説明するのは色々と難しいですが、とにかく面白かったです。
細かい部分は本編のストーリーに関わったり、そもそも前提を説明しないと笑えなかったりするので、ここでは控えます。
最高だったのは、俳優ギャグですよ!
もう大体予想付くと思いますが、1番はやっぱりロック様ことドウェイン・ジョンソン。
まず、彼が登場するだけで、私含めて劇場内から笑い声が聞こえるという……存在が早くも笑わせてきますw
そして、今回の彼は弱虫役。あのデカくて筋肉隆々のロック様が弱虫演技とか、それだけで笑みが溢れますw
あとは、ぜひ観て、笑ってくださいな(笑)
内容は無視前提
「内容」をどの部分まで捉えるかにもよりますが、個人的な考えですけど、「ジュマンジ」ってそこまで内容・ストーリーに重点を置く話しでは無いと思います。
だって前提は「ゲームをすること」で、結末は「ゲームに沿ってクリアを目指すこと」で、その為の過程は全部ゲームの指示だけな訳じゃないですか。
そりゃ、ゲームのお題(?)ミッション(?)は内容に含まれますけど、一旦置いとくとして。
で、だから内容はゲームと同じで一本道な訳ですよ。ゴールが決まってて、ゆそれを目指すって明確な道筋が分かってるから、結構冷静な目で観てられます。
だから、内容に強い魅力を感じる事は無かったです。それでも書いたのは、面白かったからですよ!
残念なアドベンチャー
ここで、先ほど置いといたゲームのお題(?)ミッション(?)についてです。
ここは本当に残念でした……。
結論から言えば、目新しさが無いです。
普通の、よく見るような、どこにでもあるようなミッションやギミックばかりで、そこを期待してただけに残念でした。
もちろん、見せ場というか、見どころはありましたが。
1作目『ジュマンジ(1995)』は動物の大移動といった驚くべき、奇想天外な災難が次々に降り掛かってくるから、予測できないし観てて楽しかったです。
でも本作は、その目新しさが一切なくて、つまらなかったです。
中身はぎゅうぎゅう!
内容が面白いとか、アドベンチャー要素は微妙とか書きましたが、中身は色々なものがたり詰まっていて濃かったです。
それでいて、物語がバラバラにならないというか、薄くならないのがこれまた凄い。適度な量って言うんですかね。
冒険はもちろんのこと、高校生4人の協力、男友達の友情、女同士の本音のやり取り。恋愛・信頼、時には怒り、慰め………と多かったです。
アクション&アドベンチャーに偏らず、そこまで重くない、フラットな感情要素を入れる事で、物語も面白いし、映像的にも面白かったです(笑)
高校生が主人公で、色々な感情を共有し合いながら成長・行動する姿は、日本のアニメを少し連想しました。
あまりアメリカ映画でそういう事を思う事はないので、意外でした。
ネタバレあり感想
以降、映画本編のネタバレあり
ネタバレあらすじ&感想
序盤
1996年。
砂浜に打ち上げられた、古びた木の箱を拾った父親は、それを息子のアレックスに渡す。彼はボードゲーム『ジュマンジ』を手にするも、それを放るとTVゲームを始めた。
その夜、部屋が緑色に包まれたかと思うと、どこからか太鼓の音が聞こえてくる事に気がついたアレックス。それが木の箱からだと気が付く。
開けてみると、そこには昼のようなボードゲームではなく、TVゲームのソフトになった『ジュマンジ』が入っていた。
タイトルバック。
舞台は現代へ。
“化け物屋敷”と呼ばれ町の人から嫌われる一軒の家の前でスペンサーはフリッジに宿題を渡す為待ち合わせた。
別日、べサニーは試験中に電話をして、マーサは先生への侮辱で、スペンサーとフリッジは宿題の写しが原因で居残りをする事に。
居残りは、地下室の清掃と雑誌の整理。そんな中、ブリッジがゲーム機とセットされたままのソフトを発見する。
試しに起動してみると『ジュマンジ』というゲームが始まり、4人はそれぞれのキャラクターを選択。
スペンサーは冒険家ブレイブストーン博士。
フリッジは動物学者のムース・フィンバー。
マーサは格闘派美女のルビー。
べサニーは地図専門家のシェリー・オベロン博士。
そして、もう一つの選択肢「操縦士・シープレーン」は選択できなかった。
キャラクターを選ぶと、不意にゲーム機が暴れだし、緑色の光を放ったかと思うと、スペンサーらを吸い込んでいった。
前半
ジャングルに落ちたスペンサーら。彼らは自分の見た目が高校生ではなく、ハゲ頭やデブ注念、セクシー衣装、チビなどに変わっている事に驚く。
そして、自分達が選択したキャラクターの姿になっている事、ゲームの中の世界にいるという事を認識する。
そんな状況把握をしている中、べサニーの後ろに大きな口を開けたカバが現れ、彼女を食べてしまった!
………するとすぐに、食べられて死んだはずのべサニーが空から降ってきた。
わけが分からぬまま、追ってくるカバから逃げる一行はそこで1台のジープに拾われる。乗っていたのはナイジェルと言うなのNPCで、彼はこのゲームについて説明を始める。
ゲームの目的は、島「ジュマンジ」にかけられた呪いを解くこと。そうすれば元の世界に帰れる。
何年も前、ヴァン・ペルトという悪人が島の神聖なるジャガー像から大きな宝石を盗み出し、凶暴な動物を操るようになった。
島の呪いを解くには、ナイジェルが命懸けで持ち去ったその宝石をジャガー像に戻す事。
そしてナイジェルは1枚の地図を渡すと、市場で欠片を見つけるよう助言して去ってしまった。
地図の読み取りに苦労してたスペンサー。すると横から覗いてたべサニーが解読する。彼女のキャラクターは地図専門家だったから。
安心もつかの間、何処からか地響きが聞こえてきたかと思うと、森の茂みから現れたのはバイクに乗り武装した集団。
スペンサーは必死に逃げ回り、最終的に滝壺に飛び込んでなんとか追跡を撒いた。
しかしマーサが胸に銃弾を浴びて死んでしまう。するとすぐに空から彼女が降ってきた。
この事から、スペンサーは「ライス」がある事に気がつく。そしてそれは腕に彫られたタトゥーが表していて、1人3つのライフを持っていることになる。
中盤
危機を乗り越え、一行は市場を目指す。
途中、マーサとべサニーは女の子同士本音を話し合い、少しだけ距離が縮まり、お互いに認め合えるように。
一方、スペンサーとフリッジはお互いにどう思っているかで衝突してしまい、最後にはフリッジがスペンサーを崖から突き落としてしまう。もちろん、スペンサーはすぐに空から戻ってくるのだが。
そんなこんなで市場に到着。
腹ごなしをする中、フリッジは弱点と設定されていたケーキを食べてしまい死亡。空から降って復活した。
「失われた欠片」を探す彼らは、市場のNPCに導かれるままに、とある部屋へ辿り着く。そこには1つの容器が。
地図の破れた部分を取り戻す為にも、全員が力を合わせ協力して謎を解かなければならない。
いざ、蓋を開けると中から出てきたのは毒蛇。抜群のチームワークで蛇を退治すると、中のモノヲゲットする。
安心をつく暇もなく、今度は先程のバイク男らと同じ武装した男たちが市場にやってきた。
スペンサーは自慢の筋肉と素早い動きで敵を次々倒していくも、敵が銃を構えると逃げるしかなかった。
逃げる彼らを助けたのは、1人の青年。彼はシープレーンといい、操縦士キャラクターだった。彼こそが「失われた欠片」であり、これで仲間は全員揃った。
全員が揃った所で、ジャガー像を目指すため輸送庫へ5人は向かう。
そこでシープレーンが20年前に失踪した“化け物屋敷”の息子である事が判明。
一方、武器庫は敵がしっかり見張りを立てており容易には近づけない。そこでマーサの美貌で敵を誘惑することに。
マーサの見た目と格闘スキルで敵を倒し、ヘリコプターを奪った一行はジャガー像を目指す。
しかし途中でプロペラのトラブルにより上昇・下降が出来ず、大きな谷底ギリギリを低空飛行する事に。そこには現れたのはサイの大群。
体当たりしてくるサイたち。スペンサーは逃げる為にもヘリコプターの修理を危険承知で行い、無事ヘリは復活、見事谷を抜け出した。
谷を抜け、小休止。その休憩中、シープレーンが彼の弱点である蚊にさされてしまい、死亡。ライフが残り1つだった彼はそのままゲームオーバーかに思われたが、シープレーンに好意を抱いていたべサニーが自分のライスを譲渡した。
後半
少しばかりの空き時間、スペンサーはマーサと二人きりになる。そこで彼は自分の気持ち、マーサへの恋を伝える。
マーサもスペンサーの事を好いていて、二人は初めてのキスをするのだった。
そして一行は終に、ジャングルの向こうにジャガー像を発見する。ここからは時間と、敵との勝負だった。
ジャガー像までの道のりを邪魔するように現れたのは何頭ものジャガー。加えて、バイクに乗った悪党たちも続々と現れた。
スペンサーたちは、囮作戦や分岐作戦などで巧みに敵を交わし、ジャガー像の足元まで辿り着く。
しかし、そこでべサニーがヴァン・ペルトに捕まり、銃を突きつけられてしまう。
ヴァン・ペルトは宝石の返却を要求。その時、森の奥から現れたのはゾウに乗って突進してくるフリッジ。
べサニーは救出出来たが、宝石が遠くへ飛んでいってしまう。
マーサは、スペンサーにジャガー像の頂上まで登るよう指示。宝石は自分が見つけて何とか渡すつもりだった。
そしてマーサは宝石を発見すると、驚くべき方法でスペンサーに届ける。それは、わざと自分を毒蛇を噛ませて一度死に、空から落ちて、ジャガー像の頂上に行くという方法だった。
スペンサーは落ちてくるマーサを無事にキャッチし、そして緑色に輝く宝石をジャガー像の元あった場所にはめた。
そして最後、全員で大きく「ジュマンジ!」と叫び、呪いは解かれた。
終盤
「ジュマンジ」の呪いは解け、再びナイジェルが皆の前に現れた。彼は5人の活躍を讃えながら、一人ひとり握手をして、元の世界に返していった。
舞台は現実世界に戻る。
ジュマンジでの冒険を通して、学校ではそれぞれ、皆が新しい自分の姿を見つけていた。
そして4人はシープレーンこと、アレックス・ヴリークの家を訪ねてみる。そこはもうボロボロの化け物屋敷ではなく、綺麗な家になっていた。
そして現れたのは、大人になったフランク。もちろん彼は皆の事をおぼえていた。フランクは結婚し、2人の子供に恵まれていた。その娘の名前はべサニー。命の恩人の名前を付けたのだった。
エンディング。
最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました!!