こんにちは!
お元気ですか?
桃、美味しいですよね。
桃太郎、面白いですよね。
暴太郎戦隊ドンブラザーズ、…ですよね。
ということで…………
’22年8月、岡山観光に行ってきました!
2泊3日の旅、2人で岡山県を満喫してきました!
「晴れの国おかやま」をアピールしている岡山県。
まさにその名の通り、夏晴れが続く素晴らしい旅日和。夏の日差しはとても暑かったけど、青空と、岡山の海の青や山の緑が映えて最高でした!!!!
さて、今回から岡山観光のことを紹介します!まずは1日目のお話から。
岡山旅行1日目
朝、東京駅です。
2泊3日の岡山旅行、ここから。
東京駅発、新幹線で西へ。
〽 汽笛一声新橋を はや我汽車は離れたり
︙
〽 おもへば夢か時のまに 五十三次はしりきて
神戸のやどに身をおくも 人に翼の汽車の恩
明けなば更に乗りかへて 山陽道を進ままし
︙
〽 播磨すぐれば焼物の 名に聞く備前の岡山に
これも名物吉備団子 津山へ行くは乗りかへよ
水戸と金沢岡山と 天下に三つの公園地
後楽園も見てゆかん 国へ話のみやげには
そんなこんなで新幹線に揺られることおよそ3時間。桃太郎の聖地・岡山に到着しました!!!!!!
岡山駅の外観。とても良い天気!
2泊3日の岡山旅行。
1日目は瀬戸内海に浮かぶ「犬島」へ。
犬島(いぬじま)は、岡山県の沖合、瀬戸内海に浮かぶ小島です。岡山市唯一の有人島で、島には観光地のほか住民の住居や海水浴場なんかもあります。
周囲約4kmで、面積は0.54km²。おおよそバチカン市国と同じくらいですね。
「犬島」ってどんなとこ?
犬島は、銅の精錬で栄えた島です。
島には近代産業遺産「犬島精錬所」跡が残されています。
この精錬所跡を活用した美術館のほか、島内の民家を活用した「犬島家プロジェクト」などがあり、少し歩けばアート作品に出会えます。そして犬島は瀬戸内国際芸術祭の会場にもなっており、会期中は関連イベントやチケットの販売などもあるようです。
犬島の概要も含めて、芸術祭のWebサイトが分かりやすかったので貼っておきます。
犬島を選んだワケ
犬島を選んだ理由はいくつかあります。
- 瀬戸内海を見たい&風を感じたい!
- どこか離島に渡りたい!
- 一度、瀬戸内国際芸術祭に行きたい!
このへんの要望を考えたとき、犬島はぴったりでした。岡山駅から手軽に行ける距離であること、そして何よりも名前が超格好いい!!! 「犬島」って!!!!
しかも2022年は「瀬戸内国際芸術祭」の開催年。メイン会場でもある直島にも行きたいけど、それでも犬島で参加できるなんて素晴らしい! 瀬戸内国際芸術祭はずっと一度は行ってみたいと思っていたところだったのでベストです!
さらに、犬島は精錬所跡があります。もう、近代産業遺産には目がないんですよ! 格好いいし文明の痕跡みたいな感じで何とも言えない魅力があります。しかもそれが小さな島にあって、煙突が伸びている光景とか最高すぎる!!!! これは見なくてはと向かいました。
あと、桃太郎の家来の一匹は犬でしたしね。
岡山駅から犬島まで
10:40に新幹線で岡山駅に到着。
そこから、まずはホテルに荷物を預けて身軽になりました! そして駅でお昼ごはんのお弁当を買い、いよいよ犬島に向けてまずはバスで移動しました。
綺麗な青色の海と空。
そして青い「瀬戸内国際芸術祭2022」の垂れ幕。
いまから島に渡るというワクワク感が最高で――!
小型船の中、小窓から見えた犬島。
映画のフィルムみたいな感じがして好きな写真!
犬島に到着、そして観光。
ここから、写真盛りだくさんで紹介します!
実際に歩いたルートはこんな感じ👇
犬島のエントランス
船が犬島の船着き場に着岸。
島の入り口は、焼杉の外壁が格好いい建物。青空だったから、余計に黒が映えたんですわ!
ここがチケットセンターになっていて、犬島精錬所美術館や瀬戸内国際芸術祭のチケットを購入できます。また中にはミュージアムショップやカフェも併設されていました。
購入したチケット。
何度も言うように、瀬戸内国際芸術祭に行ってみたかったのでこのチケットはとても嬉しい! 時期が合って本当に本当に良かったです。。。。。(あと通常が入場料2,100円のところ、芸術祭期間中は1,800円というお得仕様!)
犬島と犬島精錬所美術館
チケットセンターの外、そこはもう夏!
綺麗に整った青い芝生、真っ青な空、もくもく大きな白い雲、深い青の瀬戸内海、船が作る白波、木々の深緑の影、遠方に見える黒い煙突―――全てが完璧すぎる!!! どこを切り取っても良い画になる。素晴らしすぎやしませんか、犬島。これは夏に来て大正解でした!!
犬島精錬所美術館
犬島精錬所美術館は、銅製錬所の遺構を保存・再生した美術館です。既存の遺構を残しつつ、新しいアートやシステムを取り入れた作りになっているそう。概要などは下記から。
犬島精錬所美術館の内部は撮影禁止。
でも価値ある美術館でした!
館内に入ると、長い通廊は真っ暗。微かに見える太陽光を頼りにつたいながら進むと、太陽光が差し込む窓の通って室内への入り口に辿り着く体験型アートがお出迎え。
他には三島由紀夫の家を移築して再構成した作品が展示してあったり。小さな美術館ながら見どころ満載だし、精錬所としての歴史や文化や物語や建物の魅力が強いので面白かったです!
美術館は素晴らしかったのですが、三島由紀夫を引用しているのは受け入れられず。
そもそも彼を引っ張ってきた背景には、犬島精錬所の歴史と関係があるそう。1909年に操業を始めた精錬所でしたが、銅価格の急落によって僅か10年で廃業に追い込まれます。そんな精錬所の姿と、日本の近代化に警鐘を鳴らした小説家・三島由紀夫を重ね合わせたとのこと。
写真三島由紀夫の「檄」をまるごと引用した作品もありました。作家の解説は下記。
《精錬所》は日本の近代化における「廃墟」に、戦後日本文化を表象した「廃屋」をコラージュし、建築の機能と一体となった六つの作品により構成された、「日本」へのメッセージである。
柳幸典
う~ん、言いたいことは分かる気がする。
けど、犬島との関係は一切ない三島由紀夫。そこにまず違和感を抱きました。温厚とはいえない思想なのだから、それを無関係の土地に置く意義や意味ってどうなのだろうと考えざるを得ません。さらにいえば「近代化に警鐘を鳴らした」とはいえ、それは少しベクトルが違うものであろうと。そもそも檄文を置いている時点で、犬島に根ざしたサイトスペシフィックな作品とはいえないと思いました。
その他、犬島精錬所の遺産を巡りました。
レンガが積まれた遺構があったり、小高い山があるのでそこから産業遺産を見下ろしたり、林の中にまた廃墟が出てきたり。これらを巡るのとても楽しかったです!!!
お弁当で小休憩
犬島精錬所美術館を見て、休憩。
実はこの日、めちゃくちゃ暑かったんです。強い日光が照りつける中、島の中を歩いてもう汗だく。日陰が少ないし、風もないのでとにかく暑くて暑くて……歩くだけで疲れるし、思考力も低下するし……。
ということで、お昼休憩。
木陰のベンチに座って、岡山駅で買ったお弁当を食べてエネルギーを摂取して身体を休めて。おかげでかなり元気になったので、引き続き島の散策に向かいました!
犬島のアートを巡る
犬島にはアートプロジェクト「家プロジェクト」というのがあり、犬島の集落の民家や空き地にアート作品が設置してあります。島を巡り、狭い路地を通ったり小高い山への道を抜けたり、海辺の港を歩いたりしながらアート作品を巡ります。
暑くてヘトヘトになりながらではあったけど、楽しかったです!!
犬島の風景
岡山旅行1日目、8月6日(土)。
この日、総社市で花火大会がありました!
なんというベストタイミング! コロナ禍もあり、なかなかお祭りや花火大会というものにお目にかかれなかったのでこの機会は貴重です。ということで、犬島を離れた足でそのまま総社市へと向かいました。
伯備線からの車窓。段々と日が落ちる時間、田園風景の夕暮れはいいものです。
花火をよく見れる場所がなく、車が通る橋の上での撮影になってしまったのであまりいい写真がなく……。いくつか貼っておきます!
花火が終了したのが21:00。
その後、総社駅に戻ったものの次の電車は21:50ということでかなり待ち時間が……。しかも大勢の客が一斉に買えるので小さい駅はキャパオーバーに。かなり混雑していて大変でした……
1日目に泊まったホテルはこちら。
岡山駅から徒歩数分の「後楽ホテル」です。
評価がかなり良かったのと、値段もお手頃な上で綺麗な部屋だったので良いところでした! ホテルに帰ったのが23:00近かったので、1階にマツモトキヨシがあったのは何かと助かりました(笑)
岡山旅行の1日目、終了です!
朝に東京駅を出て、はるばる岡山へ。そこから犬島に行って最高のロケーションでアートを見ながら島を散策して、そこからさらに花火大会まで!!
この日だけでなんかもう全てを満喫し尽くした感があり、大満足。お世辞抜きで「岡山県、いいところです」とコメントしたくなるほど。とても良い1日でした!!!
1日目の徒歩移動距離は約13.2kmでした!
犬島をあちこち歩いたのと、総社市の花火大会を見に行った際に駅から離れた会場だったのでだいぶ歩きました。いやはや、すごい。
この日の移動ログは下の地図でどうぞ!
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ではでは!!